LINE公式アカウントとは利用者数が8800万人(2021年7月15日時点)を超えている、国内最大級のコミュニケーションツール『LINE』で企業と顧客が直接やり取りできるサービスを指します。
LINE公式アカウントは従来のLINEアプリのようにコミュニケーションをとれるので、まるで友だちとやり取りをしているかのように顧客とやり取りができます。
そのため気軽な質問の受け答えができることはもちろん、親身になって話を聞くこともできます。
その結果、顧客からの信頼を従来よりも獲得しやすいことが特徴です。
詳しくは後述しますがLINE公式アカウントを実際に利用しているとある飲食店は「LINE公式アカウントのチャット機能を使うことで、お客様との信頼関係を構築できた」と語っています。
したがって顧客から信頼を獲得したいときは、このLINE公式アカウントを積極的に用いるとよいでしょう。
しかしそうはいっても「LINE公式アカウントにはどういった機能があるんだろう?」「開設に必要なものはあるのかな?」と気になる人もいるはず。
そこでこの記事ではLINE公式アカウントの基本機能20コ・メリット・開設方法・活用事例・うまく活用するコツを解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、企業と個人が『友だち※』という関係になり、LINEのチャット機能を介してコミュニケーションをとるツールを指します。
※個人(顧客)が企業側の『友だち追加ボタン』をクリックし、『友だち登録』を済ませることで『友だち』という関係性が出来上がります。
LINE公式アカウントは昔からあるLINEアプリを通じて互いに質疑応答ができます。
そのためまるで友だちと話しているかのように、企業と個人間で情報交換をできるのが大きな特徴です(商品販売や決済も可)。
従来であれば企業と個人間ではどうしても距離感があったり、なかなかコミュニケーションを取る機会を設けられなかったりしたもの。
しかしこのLINE公式アカウントの登場により、企業と個人の距離感は一気に縮み、活発なやり取りが行われるようになりました。
個人側からすれば企業から信頼性のある情報を、企業側からすれば個人から貴重な意見や生のデータを獲得できるわけですから、当然の流れかもしれませんね。
もしもあなたもビジネスをしているのであれば、顧客の意見を直接聴取できるLINE公式アカウントをぜひ使ってみてください。
商品開発時に生のデータを取り入れることができます。
その結果ニーズに的確に応える商品を作りやすくなり、売り上げUPにもつながることでしょう。
LINE公式アカウントとLINE@との違い
両者は似て非なるものです。
具体的に言いますと、LINE公式アカウント(旧)とLINE@の違いは利用対象者に違いがありました。
LINE@は中小企業および個人店舗向け、LINE公式アカウント(旧)は大企業向けのサービスだったのです。
しかし2020年4月にLINE@は『LINEビジネスコネクト』『LINEカスタマーコネクト』と統合され、改めて『LINE公式アカウント(新)』に生まれ変わりました。
その結果、LINE公式アカウント(新)の対象者は個人・中小企業・大企業問わず、すべての人が幅広く利用できるようになりました。
そのため現在では、LINE@とLINE公式アカウント(新)に違いがあるというよりも、LINE@のパワーアップした姿がLINE公式アカウント(新)といえるのです。
ややこしいところではありますが、もしもLINE@の文字を見かけることがあれば「要するにLINE公式アカウントのことを言っているんだな」と思えばOKです。
LINE公式アカウントをビジネスに使うメリット
LINE公式アカウントを利用することで得られるメリットは3つあります。
多くのLINEユーザーとつながれる
LINEユーザーは2021年7月13日時点で8800万人いると公表されています。
これだけ多くの人が利用しているツールを介してアプローチできるのは、やはり大きなメリットです。
より多くの人に対してマーケティング活動を行いたいときは、ぜひLINE公式アカウントを使ってみてくださいね。
店舗およびサイトへの送客率が高い
LINE公式アカウントは店舗やサイトへの送客性が高いといわれています。
LINE公式アカウントであればリアルタイムで最新の情報を配信できるからです。
例えば『今日と明日の2日間に50%OFFで利用できるクーポンを配布いたします』というメッセージを配信した場合、普段に比べて多くの顧客が訪れるのは想像に難くないですよね。
それに付け加えてLINE公式アカウントはチラシやサイトページのような事前準備をそれほど必要としません。
30分もあれば宣伝用のメッセージを作成できます。
つまり宣伝するために必要とする手間暇が圧倒的に少ないということ。
送客率が高いだけでなく用意する手間もかからないわけですから、利用しない手はありません。
無料で使い始められる
何といってもLINE公式アカウントは無料で利用できるのが大きなメリットです。
先ほどご紹介した20機能のほとんどが、なんとフリープランでも利用できるのです。
従来のメルマガであれば、あれらのような機能を使用するには何万円ものコストがかかっていました。
しかしLINE公式アカウントであればタダで利用できるのです。
これも大きなメリットと言えます
ちなみに、LINE公式アカウントのメリットに関する詳しい情報は『LINE公式アカウントのメリット・デメリット|メルマガより効果的?』でも紹介しています。
LINE公式アカウントが集客やマーケティングに最適な理由を解説していますので、チェックしてみてくださいね。
LINE公式アカウントのデメリット
メリットがあればデメリットもあるもの。
LINE公式アカウントにおけるデメリットは以下3つがあります。
友だち追加されないとメッセージを配信できない
LINE公式アカウントの場合、友だち登録をしている人にしかメッセージを配信することができません。
もしも友だち以外にもアプローチをしたいのであれば、友だち登録者にタイムライン投稿をシェアしてもらうしかありません。
その際は友だち登録者に意見を聞いたり、協力を依頼したりするのが解決の意図口となります。
1,000通/月を超えると有料になる
詳しくは後述しますが、LINE公式アカウントのフリープランでは1月のメッセージ配信数が1,000通までになっています。
そのため1,001通以上のメッセージを配信したいときは、有料プランに切り替えなければなりません。
友だちの数が増えてきたときは、プランを変更することを検討してくださいね。
LINE公式アカウントの料金に関しては以下の記事で解説しています。
ブロックを簡単にされてしまう
LINE公式アカウントは簡単にブロック、つまりはメッセージの受信を拒否されてしまうという欠点があります。
そのため友だち登録者の期待を裏切るような配信を続けていると、ブロックの数がどんどん増えていくので気を付けましょう。
配信をするときはアンケート機能などを使い、登録者が何を望んでいるのかを把握してくださいね。
そういったデータをもとにメッセージを作成すれば、ブロック率を下げることが可能です。
ブロック率を下げる具体的な対策法は以下の記事で紹介しています。
LINE公式アカウントの活用事例を解説
メリットを聞いたところで、多くの人は次のように思うハズです。
「本当かな?」と。
そこで次からはLINE公式アカウントを採用した結果、顧客との信頼性アップ・客単価向上などを実現した事例をご紹介します。
販促物にQRコードを記載する→再来店を促進!
販促物にLINE公式アカウントのQRコードを張り付けましょう。
そうすることで多くの人にPRできますよ。
実際に、あるスポーツジム店では販促物にQRコードを張り付けたことで、店内の壁・ロッカー・掲示板・レジなどあらゆる場所でPRすることができたと語っています。
したがってLINE公式アカウントをアピールしたいときは、販促物にQRコードをドンドン張っていきましょう。
なお、QRコードは以下の手順で発行できます
- ホーム画面左『友だち増やす』をクリック
- 『友だち追加ガイド』をクリック
- QRコードの横に表示された『ダウンロード』をクリック
この手順で発行できます。
ぜひ試してみてくださいね。
QRコードに関しては以下の記事で解説しています。
チャットで顧客とやり取りをする→客単価上昇!
チャットで顧客と密接なやり取りを行いましょう。
コミュニケーションを積極的にとることで、友だちの信頼を勝ち取りやすくなるからです。
現に、とある飲食店はLINEチャットでコミュニケーションをとることで信頼関係を構築することに成功し、来店頻度および客単価が上昇したと語っています。
この事例からチャットが売り上げアップに貢献することが良くわかりますよね。
したがって、チャットを使って個別のやり取りをすることはとても大事であると断言できます。
積極的に活用してくださいね。
チャットで予約受付を始める→生産性向上!
チャットで予約をできるようにしましょう。
そうすればスタッフの生産性を上げることができます。
例えば、とある美容室の例でいえばLINEチャットで予約を受け付けることによって手書きのはがき作業がなくなり、スタッフ1人あたりの生産性が非常に高まったといいます。
スタッフの生産性がイマイチ物足りないときはLINEチャットでの予約受付を開始し、改善を試みてくださいね。
LINE公式アカウントの基本機能20選
ここまでLINE公式アカウントのメリット・活用事例を解説してきました。
そうなると「どういった機能を使うことで、これらの結果を得られたのか?」と気になる人も多いハズ。
そこでここでは、LINE公式アカウントの基本機能20個を解説していきますね。
メッセージ配信
LINE公式アカウントはメルマガ従来のメルマガのように、メッセージ配信(一斉配信)を行うことができます。
友だち登録してくれた人に対してメッセージ配信を行うことで、あなたや商品に対して興味を持ってくれるかもしれません。
友だちにPRしたい場合はどんどんメッセージ配信を行ってくださいね。
なお、メッセージ配信の詳細に関しては『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や使い方を解説』で解説しています。
一斉配信や基本的な使い方を紹介していますので、確認してみてくださいね。
セグメント配信
セグメント配信とは送信先をあらかじめ絞る機能を指します(別名絞り込み機能)。
通常のメッセージ配信だと友だち全員に対して送信しますが、セグメント配信は特定の人物に対してピンポイントでアプローチできるのです。
つまり、相手に応じて内容の異なるメッセージを送れるわけですね。
その結果、反応率を上げることも可能になります。
もしもメッセージの反応率が悪い場合は、このセグメント配信を試してみてくださいね。
なお、LINE公式アカウントのセグメント配信に関しましては『LINE公式アカウントのメッセージ絞り込み(セグメント配信)とは』にて詳しく紹介しています。
セグメント機能のメリットや注意点を解説していますので、参考にしてくださいね。
自動応答メッセージ
自動応答メッセージとは友だちからのメッセージ(チャット)に自動返信する機能を指します。
自動応答メッセージを使うことで、手動による変身を毎回しなくても済むようになるのです。
もしも顧客対応に追われるのが嫌なのであれば、この自動応答メッセージを使ってみてください。
そうすれば顧客に使う時間が減少し、営業や商品開発などに専念できるようになりますよ。
なお、自動応答メッセージに関しては『LINE公式アカウントを応答メッセージで自動化!使い方や設定方法』で解説をしています。
ぜひチェックしてみてください。
AI応答メッセージ
AI応答メッセージとは友だちからのメッセージをAIが判定し、自動返信してくれる機能を指します。
先ほどご紹介した自動王とメッセージと似た機能なのですが、決定的な違いが1つだけあります。
それは『キーワード設定の有無』です。
というのも実は、自動応答だと全自動返信もしくは自分が設定したキーワードを含むメッセージにしか返信できないのです。
しかしその一方で、AI応答メッセージだとキーワード設定をする必要がありません。
AIがメッセージの内容を理解し、それに対しておおよそふさわしい返信を自動でしてくれるからです。
もしもキーワード設定をするのも面倒に感じるのであれば、AI応答メッセージを使ってくださいね。
なお、AI応答メッセージに関する詳しい情報は『LINE公式アカウントのAI応答メッセージとは?使い方や設定方法』にて解説しています。
AI応答メッセージのせて言い方法や利用例を紹介していますので、確認してみてくださいね。
あいさつメッセージ
あいさつメッセージとは友だち登録をしてくれた友だちに対して、最初に自動送信するメッセージのことを指します。
要するにウェルカムメッセージみたいなもの。
このあいさつメッセージがユーザーに対してささるか否かで、ブロック率が変化します。
友だち登録直後のブロック率を下げたい場合は、ぜひ設定をしておきましょう。
なお、あいさつメッセージの設定方法は『LINE公式アカウントのあいさつメッセージ|設定方法と事例を紹介』にて紹介しています。
もちろん設定方法だけでなく、上手に活用する4つのコツやテンプレートもご用意しています。
画像を使って解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
ステップ配信
ステップ配信とはあらかじめ設定しておいたメッセージ群を、決められた日時・順番で配信することを指します。
いわば従来でいう『メルマガ機能』みたいなものがステップ配信に当たりますね。
設定するのに時間と手間がかかるのがネックですが、一度設定してしまえば顧客に対して自動セールスできるようになります。
つまり、あなたが寝ているときも遊んでいるときも、LINE公式アカウントのステップ機能が顧客に対してアプローチし続けてくれるわけですね。
これは大変便利なことですので、ぜひ使ってみてください。
なお、ステップ機能に関する詳細は『LINE公式アカウントのステップ配信とは?使い方、利用するメリット』にて紹介しています。
ステップ配信のメリットについてだけでなく、その作成方法や活用事例も解説しています。
作成に関しては画像をふんだんに使用していますので、わかりやすいはずですよ。
テスト配信
LINE公式アカウントではテスト配信を行うこともできます。
そのためこの機能を使うことで、配信後に「あれ、なんかイメージと違う」といったことを防げるようになります。
そして何より、内容がおかしいメッセージは友だちを不安にさせるおそれがあります。
そういった不信感を買わないためにもメッセージ内容はテスト配信機能を使って、しっかり確認をしておきましょう。
なお、テスト配信に関する詳細は『LINE公式アカウントはテスト配信が大事!下書きメッセージを送信する方法』で解説しています。
テスト配信の送信方法や注意点をご紹介していますので、参考にしてみてください。
カードタイプメッセージ
カードタイプメッセージとは1つのメッセージで複数の商品やコンテンツを送信できる機能を指します。
実はLINE公式アカウントの場合だと従来のメールのように、複数のファイルやコンテンツを1つのメッセージにまとめて送信することができないのです。
しかし、このカードタイプメッセージを使えば複数のコンテンツも問題なく送信できるようになります。
それだけでなく、送信した複数のコンテンツは左右にスライドさせるだけで表示させることができます。
つまりメールのように添付ファイルをわざわざ開く必要がないわけですね。
カードタイプメッセージは送信者だけでなく、友だちにとっても利便性のある機能ですのでぜひ使ってみてくださいね。
なお、カードタイプメッセージの詳細に関しては『LINE公式のカードタイプメッセージとは?作成方法、使い方、活用例』で解説しています。
カードタイプメッセージの種類や作成方法を載せていますので、チェックしてみてくださいね。
リッチビデオメッセージ
リッチビデオメッセージとは動画を用いるメッセージのことを指します。
動画だとテキストよりもより多くの情報を伝えることができます。
そのためたくさんかつ濃い情報を送信したいときは、このリッチビデオメッセージを用いるとよいでしょう。
なお、リッチビデオメッセージは『LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージとは?動画活用と作成方法』で紹介しています。
作成方法や活用方法を紹介していますので、チェックしてみてくださいね。
リッチメッセージ
リッチメッセージとはテキスト・画像・リンク・クーポンなど複数の要素を組み合わせて、1つのメッセージで送信できる機能を指します。
通常のメッセージだとテキストと画像は分けてメッセージを送らなければならないのですが、リッチメッセージであれば1つのメッセージにまとめて送信することが可能なのです。
その結果、1か月あたりの送信数を節約することができますよ。
もちろんそれだけでなく、テキストのみのメッセージに比べて視覚効果の高い画像を使うわけですから、友だちの反応率が向上することも期待できます。
普通のテキストメッセージだと反応率がイマイチなときは、このリッチメッセージ機能を使ってみてくださいね。
なお、リッチメッセージに関しては『LINE公式アカウントのリッチメッセージとは?作成方法と活用事例』で解説しています。
作成方法や使い方、注意点、活用事例など幅広く紹介していますので、確認してみてください。
リッチメニュー
リッチメニューとはチャット画面の下部に常に表示させられるメニュー一覧のことを指します。
このリッチメニューを使うことで、メッセージ以外にも情報を発信することが可能です。
ちなみに、このリッチメニューと先ほどご紹介したリッチメッセージは似たような機能ですが、異なる点が1つあります。
それは配信形式です。
リッチメッセージだと単体で配信することができるのですが、リッチメニューだと単体での配信ができません。
リッチメニューはあくまで、ほかのメッセージに付与させる機能だからです。
そのためリッチメニューを使うときは、他のメッセージも作成し、配信する必要があるわけです。
つまりほかのメッセージタイプに比べて、実際に使用する際の手間が1つ多くなるわけですね。
しかしリッチメニューは一度でも作ってしまえば、どのメッセージでも常に表示されるようになります。
その結果、広告のような効果を期待できますよ。
したがって新商品や人気メニューを友だちに宣伝したいときは、このリッチメニューを使うとよいでしょう。
なおリッチメニューに関する詳しい情報は『LINE公式アカウントのリッチメニューは無料で作成可!活用事例もご紹介』で解説しています。
作成方法やテンプレートをご用意していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
アンケート(リサーチ)
LINE公式アカウントには何とアンケート機能もあります(LINE公式アカウントではこの機能のことをリサーチといいます)。
このアンケートを使えば友だちの趣味嗜好はもちろん、LINE公式アカウントに登録した理由や求めていることがわかります。
そしてそのアンケート結果をもとに改善を繰り返していけば、LINE公式アカウントに対する顧客満足度は必ず向上します。
その結果、顧客からの信頼を獲得することが容易になりますよ。
なお、LINE公式アカウントのアンケート機能に関しましては『LINE公式アカウントのアンケート機能|リサーチは無料で作成・配信できる』で詳しく解説しています。
活用事例や効果的に使う方法をご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
LINEコール
LINEコールとは登録者が運営側に電話を掛けられる機能を指します。
しかもこのLINEコール、通話料がなんと無料!
これはお得ですよね。
それに付け加えてビデオ通話も可能。
つまりメッセージでLINEコールに誘導すれば、内容の濃いやり取りを友だちとできるわけです。
その結果、顧客からの信頼を勝ち取りやすくなりますよ。
LINEコールは便利な機能ですので、使ってみてくださいね。
なお、LINEコールの詳細に関しては『LINE公式アカウントのLINEコールは無料で使える通話機能のこと』で解説しています。
設定方法や使い方、注意点をまとめていますのでチェックしてみてください。
チャット
LINE公式アカウントはメッセージの送信だけでなく、チャットでやり取りを行うこともできます。
チャット機能とは従来のLINEアプリのような1対1のやり取りをできる機能を指します。
つまり1対多がメインとなるメッセージ配信に比べて、より密接なコミュニ―ケーションがとれるわけですね。
そのため、メッセージよりもチャットの方が、友だちの悩みを聞き出せる確率は高いといえます。
友だちの悩みや欲求を聞き出したいときは、このチャット機能をぜひ使ってみてくださいね。
ちなみに、チャット機能に関する詳細は『LINE公式アカウントのチャット(1:1トーク)とは?使い方と機能を紹介』で紹介しています。
チャットの活用事例やグループチャットのことを解説していますので、参考にしてください。
クーポン・抽選
LINE公式アカウントにはクーポン機能もあります。
このクーポン機能を使うことで来店動機もしくは購買意欲を強めることができます。
「商品への誘導が弱いな」と感じたときは、このクーポン機能を使うとよいでしょう。
なお、クーポン機能に関しては『【抽選機能も!】LINE公式アカウントのクーポンとは|作成・配信方法を解説』で細かく解説しています。
クーポンの配信方法はもちろん、停止のさせ方も紹介しています。
クーポンの使い方を知りたいときは、この記事を読んでみてくださいね。
ショップカード
ショップカードとは簡単に言うとスタンプカードみたいなもの。
このショップカードを使うことで、継続来店および購買を強めることができます。
先ほどのクーポンは新規客に対して有効なアプローチ方法でしたが、このショップカードは既存客に対して効果的な施策といえます。
もしも「リピーターが少ないな」と感じたときは、このショップカード機能を使うとよいでしょう。
定期的に購入してくれる人が増えるかもしれません。
また、ショップカードに関しては『LINE公式アカウントのショップカードでリピーター増!作成方法や成功事例を紹介』で解説しています。
QRコードの発行方法や特典チケットの作成方法、成功事例を紹介していますので、ショップカードをうまく運用したいときの参考にしてくださいね。
タイムライン投稿
タイムラインとは友だちが投稿したメッセージやコンテンツをいいねもしくはシェアできる機能を指します。
簡単に言うとTwitterなどのニュースフィード機能みたいなものですね。
そのためタイムラインに投降したコンテンツが友だちにシェアされることで、友だち以外のLINEユーザーにもアピールできるわけです。
LINEは多くの人が利用しているツールですから、コレはとても大きなメリットといえます。
もしも既存の友だちだけでビジネスを回すことが難しくなったのであれば、このタイムライン機能を使い、新規客にPRするとよいでしょう。
あなたのメッセージや商品に興味を持った人が友だち登録をしてくれるかもしれません。
ちなみに、タイムライン機能に関しては『LINE公式アカウントのタイムライン|機能・投稿手順・活用事例を紹介』で詳しく解説しています。
タイムラインで効果的に集客する方法や企業の活用事例を紹介していますので、参考になるハズですよ。
分析機能
LINE公式アカウントには分析機能があります。
具体的には以下7つの分析ができます。
- 友だち
- メッセージ
- ステップ配信
- チャット
- タイムライン
- クーポン
- ショップカード
これらを分析することでより効果的な施策を実行できるようになります。
LINE公式アカウントでマーケティングを行うときはこの分析機能を利用し、ビジネスを加速させていきましょう。
なお、登録済みの友だち(ターゲットリーチ)分析に関しましては『LINE公式アカウントのターゲットリーチとは?友だち数との違いは?』で紹介しています。
ターゲットリーチを増やしたいときの参考にしてください。
他方で流入分析に関しては『LINE公式アカウント登録者の流入を分析する方法』で解説しています。
Googleアナリティクスとの連動のさせ方などを紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
予約機能
LINEにはなんと予約機能もあります(この機能を『LINEで予約』といいます)。
この機能を使うことで顧客からの予約をLINE公式アカウントでこなすことができます。
これは大変便利ですよね。
ただし、『LINEで予約』機能はオプションです。
利用するためには別途手続きが必要ですのでご注意ください。
なお、LINEで予約に関する詳細は『LINE公式アカウントでオンライン予約を受け取る・する方法|ぐるなびとの連携方法も紹介』で紹介しています。
この記事にはオプションを申し込まなくても、ぐるなびに連携しなくても予約機能を実装させる裏技を解説しています。
ぜひ読んでみてくださいね。
LINE広告との連携
LINE公式アカウントを開設すると、LINE広告を利用できるようになります。
LINE広告とは読んで字のごとく、LINEで広告を流す機能を指します。
LINEは非常に多くのユーザーが利用しているわけですから、多くの人に宣伝できるわけです。
自社商品をPRしたいときや友だちを多く獲得したいときなどは、LINE広告を利用するとよいでしょう。
また、友だち追加を目的としたLINE広告に関しては『LINE公式アカウントの友だち追加広告|配信方法・出稿先・活用事例を解説』で解説しています。
広告の出稿方法や事例を紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
LINE公式アカウントの料金プランは3つ
LINE公式アカウントには多彩な機能がありましたね。
これだけ多くの機能があるとなると、使わなければ損といえます。
しかしそうなると「LINE公式アカウントの利用料金はどれぐらいかかるんだろう?」と気になるかもしれません。
しかしそんな心配はご無用です。
なぜなら、先ほどご紹介した機能のほとんどは何と無料で利用できるからです。
そもそもの話になりますが、LINE公式アカウントには3つのプランがあります。
詳しくは以下の通り。
異なるポイント | フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|---|
月額費 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
メッセージ追加料金 | 利用不可 | 5円/1通 | 3円から/1通 |
つまりフリープランを選べば、先ほどご紹介した機能のほとんどを無料で使えるわけです。
ただしフリープランは無料で利用できる分、送信できるメッセージ数が1000通しかない上に追加メッセージの利用は不可になっています。
仮に1人の友だちのやり取りに3通/月のメッセージが必要だとすると、約333人としかコミュニケーションをとれないわけですね。
これはかなり不便です。
したがって、友だちの数が300人を超えたあたりから有料プランに切り替えることを検討したほうが良いでしょう。
なお、LINE公式アカウントの利用料金に関する詳細は『LINE公式アカウントの利用料金とは?プラン変更や安くする方法』にて解説しています。
有料プランへの切り替え方などを知りたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
LINE公式アカウントを開設(作成)する方法
LINE公式アカウントが無料で使えることがわかりましたね。
しかしこの記事を読んでいる人のほとんどは、LINE公式アカウントをまだ持っていない人のハズ。
「LINE公式アカウントはどうやって作ればいいんだろう?」と途方に暮れてしまうかもしれません。
そこでここからはLINE公式アカウントの開設方法を解説していきます。
以下の手順に沿って行えば、数分でアカウントを作成できますよ。
- LINE公式アカウント|ログインページにアクセスする
- 『アカウントを作成』をクリックする
- どちらかの方法で登録をする
- メールアドレスを入力する
- LINEから届いたメールを開く
- 名前およびパスワードを入力する
- 表示された『サービスに移動』をクリックする
- 画面中央『LINE公式アカウントを作成』をクリックする
- 必要事項を入力する
- 入力内容を確認する
- 『あとで認証を行う(管理画面に移行)』をクリックする
- 利用規約に同意をする
LINE公式アカウント|ログインページにアクセスする
最初に『LINE公式アカウントのログインページ』にアクセスをしましょう。
『アカウントを作成』をクリックする
ログイン画面の中央に表示されている『アカウント作成』をクリックしましょう。
もしもすでにアカウントを所持しているのであれば、『LINEアカウントでログイン』もしくは『ビジネスアカウント』でログインをクリックしましょう。
どちらかの方法で登録をする
『メールアドレスで登録』または『LINEアカウントで登録』をクリックしてください。
今回はメールアドレスで登録をしますね。
メールアドレスを入力する
表示された入力欄にメールアドレスを入力しましょう。
なお、ここに入力できるメールアドレスはgmailなどのフリーアドレスも使えます。
都合の良いものを使ってくださいね。
LINEから届いたメールを開く
LINEから届いたメールを開封してください。
そして『登録画面に進む』をクリックしましょう。
もしもメールがいつまでたっても来ないときは、迷惑メールフォルダの中身を確認してみてくださいね。
そこに届いているかもしれません。
名前およびパスワードを入力する
表示された入力欄にそれぞれ名前とパスワードを入力しましょう。
そして『登録』を押してください。
表示された『サービスに移動』をクリックする
切り替わった画面に表示された『サービスに移動』をクリックしましょう。
するとLINE公式アカウントの画面に移行します。
画面中央『LINE公式アカウントを作成』をクリックする
画面が移行しましたが、この時点ではまだアカウントは作成されていません。
『LINE公式アカウントを作成』をクリックし、引き続き手続きを済ませましょう。
必要事項を入力する
必要事項を入力していきましょう。
ここでは以下の3つを入力すればOKです。
- アカウント名
- 会社もしくは事業者名
- 業種
これらを入力すればOKです。
なお、もしも個人で使うのであれば会社名もしくは事業者名は入力しなくてもOKです。
入力内容を確認する
入力内容を確認したら『完了』を押しましょう。
完了のボタンを押すと画面が切り替わります。
『あとで認証を行う(管理画面に移行)』をクリックする
切り替わった先には2つの表示がありますが『あとで認証を行う(管理画面に移行)』をクリックしましょう。
もし『アカウント認証をリクエスト』を押してしまうと、LINE社に認証されるまで開設を待たなくてはなりません。
そのため「今すぐにアカウントを開設して運用したい!」というときは、『あとで認証を行う』を選ぶことをおすすめ致します。
認証に関しては後々に行うとよいでしょう。
ちなみに、認証アカウントと未認証アカウントの違いに関しては『LINE公式アカウントの認証済みとは?開設や審査方法、未認証の違い』で解説しています。
それぞれのメリットやデメリットを紹介していますので、参考にしてくださいね。
利用規約に同意をする
最後に利用規約に同意をしましょう。
これでLINE公式アカウントを開設できました。
ここまでの工程を見ると手順が多いように感じるかもしれませんが、開設するのに10分もかかりません。
手間もかかりませんので、ぜひ使ってみてくださいね。
ちなみに、LINE公式アカウントの開設に関する詳しい情報は『LINE公式アカウントを個人や法人で開設!その方法とメリットは?』で紹介しています。
個人もしくは法人で開設する際の注意点を記載していますので、参考にしてください。
LINE公式アカウントのアプリは必須!
もしもLINE公式アカウントのアプリを持っていないのであれば、以下のリンクからインストールをしてくださいね。
デバイスのOS | アプリのインストールページ |
---|---|
iOS | App Store|LINE公式アカウント |
android | Google Play|LINE公式アカウント |
アプリをインストールしておけば、スマートフォンで顧客対応をすることができます。
その結果、外出先や店舗に不在なときでも接客が可能となります。
コレはとても便利なことですので、ぜひインストールをしておきましょう。
【アプリ版】検索をして自分のLINE公式アカウントを確認!
LINE公式アカウント開設後は、検索をして表示されるかを確認しましょう。
検索の手順は以下の通りです。
LINEアプリをインストール
もしもLINEアプリを所持していないのであれば、インストールをしておきましょう。
なおインストールすべきLINAアプリは、あなたが使用しているデバイス・OSによって以下のように異なります。
デバイス | android&Windows系 | iOS&macOS系 |
---|---|---|
スマホ | Google Play | App Store |
PC | Microsoft Store | Mac App Store |
基本的にApple製品であればApp系のアプリStore、その他デバイスを使用しているのであれば、各自のアプリストアからインストールできます。
使用デバイスに応じて、アクセスおよびインストールしてくださいね。
LINEアプリをタップ
インストールしたLINEアプリをタップしてください。
ちなみに『L』と大きく表示されているアプリがLINE公式アカウント、『LINE』と記載されているのが一般のLINEアプリです。
間違えないようにご注意ください。
『ホーム』をタップ
画面左下の『ホーム』をタップしましょう。
検索バーをタップ
画面上部の検索欄をタップしてください。
検索をする
ここで自分が作成したアカウント名を入力し、検索をしましょう。
注意点としては、検索で表示されるには認証済みアカウントにならなければならないこと。
未認証アカウントだと検索結果に表示されませんので、ご注意ください。
【Web版】検索をして自分のLINE公式アカウントを確認!
実はLINEはWeb版もあります。
スマホ操作が面倒なときは、そのままPCでLINE公式アカウントを検索するのがおすすめです。
その際の手順は以下の通り。
友だち追加マークをクリック
まずは画面左に表示されている友だち追加マークをクリックしましょう。
友だち検索をクリック
最上部に表示されている『友だち検索』をクリックしてください。
ID・電話番号を入力
表示された入力欄にIDもしくは電話番号を入力しましょう。
すると該当するLINE公式アカウントが表示されます。
LINE公式アカウントの検索方法はたくさんある!
自分のLINE公式アカウントを検索したときに気づいたと思いますが、検索方法は1つではありません。
主に以下の方法があります。
ID検索
LINE公式アカウントを検索するときは、ID※が使われます。
※IDとはすべてのLINE公式アカウントに設定されている、@マーク以降の英数字のこと。
検索欄もしくは友だち追加欄にIDを検索することで、該当するLINE公式アカウントが以下のように表示されます。
ただし以下2つに該当するアカウントは、IDを入力しても表示されません。
- LINE公式アカウント:『検索結果とおすすめに表示』が非表示になっている
- LINEアプリ:『IDによる友だち追加を許可』がオフになっている
もしも自分のアカウントが表示されないときは検索表示を、LINEアプリの場合は追加許可を確認してみてください。
アカウント名
LINE公式アカウントの名称で検索することもできます。
IDがわからないときは、アカウント名で検索するのがおすすめです。
アカウント名であれば覚えやすいからです。
そもそもLINE公式アカウントのIDはデフォルト設定だと、不規則な英数字の羅列のため覚えにくいもの。
そのため検索時に「なんだったかな?」と忘れがちに。
しかしアカウント名であればビジネス名・ツール名・店舗名で設定することがほとんどですよね。
IDに比べてアカウント名の方が非常に覚えやすく、検索しやすい・されやすいといえます。
ただし、アカウント名があまりにも長いと覚えてもらいにくいかもしれません。
したがってアカウント名を設定するときは、短く端的に設定するのがおすすめです。
電話番号
実は電話番号でLINE公式アカウントを検索することができます。
もしも「IDだけでなく、アカウント名もわからない……」というときは、電話番号で検索してみてください。
ただし、電話番号で検索するには年齢確認が済んでいなければなりません。
そのため電話番号による検索は、ID・アカウント名に比べてハードルが高いといえます。
自分で検索する分には問題ないかもしれませんが、検索および友だち追加をされるには非効率ですよね。
電話番号検索は、あくまで最終手段と覚えておくとよいでしょう。
キーワード
キーワードでLINE公式アカウントを検索することもできます。
以下に該当する場面では、キーワード検索がおすすめです。
- ID・アカウント名・電話番号何1つわからない
- 特定のキーワードに特化したLINE公式アカウントを探す
例えば『飲食店』と検索をすると、アカウント名およびプロフィールに『飲食店』と言う単語が入っているアカウントが表示されます。
それだけでなく『飲食店』のジャンルに入っているアカウントも、検索結果に表示させることが可能。
これは、LINE公式アカウント作成時に設定した『業種』が作動しているためだと考えられます。
そのため今回のケースでいえば、業種を『飲食店・レストラン』を選択しているアカウントであれば、『飲食店』というキーワードで検索表示される可能性があります。
ただしキーワードで検索をしてみるとわかると思うのですが、自分のアカウントが表示される確率はかなり低いです。
IDやアカウント名などの『完全一致型の検索』に比べて、キーワード検索は該当するアカウントが非常に多いから。
キーワード検索は『部分一致型の検索』のため、表示されるアカウントがどうしても多くなってしまうのです。
したがってキーワード検索では、自分のアカウントが埋もれてしまい表示されないリスクがあります。
LINE公式アカウントを検索するときは極力、ID・アカウント名・電話番号で検索するのがおすすめです。
友だちを獲得する際に使う6つのアイテム
LINE公式アカウントの友だちを獲得する際に役立つアイテムは、主に6つあります。
友だち追加URL
友だち追加URLを使うのが、もっともポピュラーな友だち獲得方法です。
張り付けるだけということもあり、誰でも簡単に実行できるからです。
具体的に言いますと、LINE公式アカウント管理画面『友だち追加ガイド』の『URLを作成』にて表示されるURLを、以下のような媒体に張り付ければOK。
- Webサイト
- YouTube
- SNS
- 電子書籍
上記媒体に貼られた友だち追加URLをクリックすると、デバイスがスマホであれば『友だち追加ボタン』が表示されます。
友だち追加ボタンをクリックしてもらえば、友だちを獲得できます。
ちなみに、友だち追加URLをクリックしたときのデバイスがPCだと、友だち追加ボタンではなくQRコードが表示されます。
これはLINEアプリの仕組み(電話番号が根幹となるシステム)上、スマホからでないと友だち追加ができない仕様になっているからです。
これはURLに限った話ではなく友だち追加ボタン・友だち追加広告でも同じことですので、ご注意ください。
QRコード
作成したQRコードをスマホで読み取ってもらうことで、友だちを獲得することもできます。
QRコードの活用法としては、以下のやり方が考えられます。
- WebサイトのサイドウィジェットにQRコード画像を張り付ける
- オフラインの販促物に張り付ける
要するに、自分のLINE公式アカウントにスマホ以外で遭遇されたときでも、友だち追加をしてもらえるようにしてもらうのがQRコードの役目ということ。
Webサイトおよびオフラインで表示されているQRコードをスマホで読み取ってもらうことで、スマホに友だち追加ボタンを表示させられます。
そして友だち追加ボタンをタップしてもらうことで、友だちを獲得できます。
なお友だち追加のQRコードは、画像のダウンロード・HTMLコードタグのコピーのどちらかから選ぶことが可能。
Webサイトに張り付けるのであればHTMLコードタグを、オフラインの販促物に張り付けるのであればダウンロードを実行してくださいね。
友だち追加ボタン
友だち追加ボタンを張り付けることでも、友だちの獲得を狙えます。
利用方法はURLと同じで、Web媒体に張り付ければOK。
注意点としては、友だち追加ボタンはHTMLコードタグであるということ。
そのため例えば、WordPressの投稿画面がビジュアルエディタである場合、文中にそのまま張り付けると以下のようにコードがむき出しの状態で表示されてしまいます。
コードがむき出しのままではクリックしても友だち追加はできないため、よくありません。
もしもビジュアルエディタモードのWordpressにて、投稿記事に友だち追加ボタンを表示させたいのであればカスタムHTML※に張り付けてください。
※HTMLコードを張り付けるための特殊な入力欄のこと。この入力欄にHTMLコードタグを張り付けることで、友だち追加ボタンが正常に表示されます。
そして張り付けた後は、ボタンが正常に表示されるかを必ず確認してくださいね。
なおLINE公式アカウント管理画面に表示されるHTMLタグをそのまま使うと、ボタンの位置が左端になってしまいます。
もしもボタンを中央に表示させたいのであれば『友だち追加ボタン』タグを使ってくださいね。
上記タグに『ボタンを中央にセットする』というHTMLコードタグを張り付ければ、下記画像のようにボタンが中央に表示されるようになります。
ちなみに『center』を『right』に書き換えれば、ボタンは右端に表示されます。
参考にしてくださいね。
友だち追加広告
友だち追加広告※を利用することで、友だちの獲得を期待できます。
※友だち追加広告とは、友だちの追加を目的(CV)としたWeb広告のこと。
集客力のある媒体を持っていなくても、ユーザーにいきなりアプローチできるからです。
正直な話をしますと、友だち追加URLやQRコードだけで友だちを増やすことは簡単ではありません。
上述しましたが、そもそも友だち追加URLはWebサイトに、QRコードはオフラインの販促物に張り付けて使いますよね。
つまり友だち追加URL・QRコードを通じて友だちを獲得するには、ユーザーにWebサイトおよびオフライン店舗に訪れてもらい、それらを見つけてもらう必要があるということ。
Webサイト・オフライン店舗ともに一定の集客力がなければ、張り付けても意味がないということですね。
仮に友だち登録率を1%としますと、月間アクセス数が50,000のWebサイトであれば月当たり500人の友だちを獲得できる計算になります。
しかし月間アクセス数が100だと、獲得できる友だち数は1人と一気に減少しますよね。
このように集客力が乏しいWebサイトや開店したばかりの店舗だと、友だちをドンドン獲得することは難しいのです。
しかし友だち追加広告を利用すれば、問題は一気に解決します。
広告を使えば集客力がなくても、ユーザーにPRできるからです。
もしも『1か月に数万人を集客できる媒体』を持っていないのであれば、友だち追加広告は是が非でも使うべきです。
広告ということで出稿コストがかかりますが、友だちを面白いように獲得できますよ。
ただし、友だち追加広告を使えるのは認証済みアカウントのみです。
未認証アカウントは利用できませんのでご注意ください。
ポスター
オフライン店舗であればポスターを作成するのも、友だち獲得の有効施策と言えます。
気づいてもらえる確率が高くなるからです。
そもそもオフライン店舗にて友だちを獲得するには以下2つをクリアする必要があります。
- LINE公式アカウントをしていることに気づいてもらう
- その場でLINE公式アカウントに登録できることを気づいてもらう
ここで一番重要なのが『LINE公式アカウントをしていることに気づいてもらう』です。
当たり前の話になりますが、LINE公式アカウントに登録してもらうには、あなたがLINE公式アカウントを始めていることを知ってもらう必要があります。
人間は『自分が把握していることしか選択肢に含められない※』生き物だからです。
※例えば『LINE公式アカウント専用ツールであるエルメを使う』という行為は、エルメという存在を知っていなければ選択できません。
つまり『登録』という行為は、『気づく』というアクションの先にあるということ。
気づいてもらえなければ、登録は絶対にしてもらえないのです。
そのためオフライン店舗においては『少しでも多くの人に気づいてもらう確率をより高める』ことがマストになります。
そして、その手段の1つがポスターのダウンロード・設置です。
ポスターはチラシなどといった販促物よりもサイズが大きいですよね。
したがって『少しでも多くの人に気づいてもらう確率をより高める』ことが可能。
オフライン店舗にとっては、非常に強力な武器となり得ます。
もちろん、ただ単に設置するのでは意味がありません。
目立つ場所・顧客が立ち止まるポイント・必ず通過する箇所などに大々的に展示することで、ポスターは初めて威力を発揮します。
ポスターを張り付けるときは店舗の隅などではなく、出入り口・レジ・休憩場所などに張り付けてくださいね。
そうすれば顧客の目にとまりやすくなり、どんどん登録をしてもらえますよ。
ノベルティ
ノベルティ※を使用することも、友だちを獲得するうえで有効な手段となります。
※ポップ・シール・名刺などの小物系アイテムのこと。
ポスターを張り付けられないケース・場所でもPRできるからです。
例えば飲食店などであれば、全テーブルにポスターを張り付けるのは少々煩わしいですよね。
PRするためとはいえ、やりすぎはよくないです。
下手をすると顧客は嫌気がさし、意図的に『登録をしない』という選択を取るかもしれないからです
これでは本末転倒です。
そんなときに役立つのがノベルティ。
ノベルティは小物アイテムということで、目立ちません。
それを逆手に取り、全テーブルに設置してしまうのです。
ノベルティであればポスターを全席に張り付ける場合に比べて、悪目立ちすることがありません。
その結果、顧客の機嫌を損ねることなく健全にPRすることが可能です。
ノベルティに記載した文言が魅力的な内容であれば、料理が運ばれてくるまでの間に登録をしてもらえるかもしれませんよ。
なお認証済みアカウントであれば、LINE公式アカウントの管理画面からノベルティを購入することができます。
予算に余裕があるのであれば、利用してみてくださいね。
LINE公式アカウントを上手に運用する方法
LINE公式アカウントを開設し、アプリもインストールし終えたら準備は万端。
あとは運用していくだけです。
しかし「売り上げにつなげるためには、一体どうやって運用をすればいいんだ?」と悩む人もいるかもしれません。
そこでここでは、LINE公式アカウントを上手に運用するコツは4つあります。
多くの人に検索してもらえるようにする
多くの人に検索をしてもらえるようにしましょう。
そうすることで探し出してもらえる確率が上昇します。
この時に考えられる施策としては、検索をするときに用いられるIDやアカウント名をわかりやすいものに変えるなどが該当します。
例えばIDの例で言いますと、以下の2つでは後者の方が覚えやすいですよね。
@se344tg
@lme1
その結果、検索してもらえるチャンスの増加を期待できます。
ぜひ試してみてください。
多くの人に友だち登録してもらう
より多くの人々に登録してもらえるようにしましょう。
自社のLINE公式アカウントを見た人の大半が登録するようになれば、友だちは一気に増えます。
そうなれば売り上げのアップも大いに期待できますよ。
そしてこの場合に考えられる施策としてはクーポンなどといったプレゼントを用意するとよいでしょう。
例えば『今登録するとクーポンがもらえます』などといったPRをすることでCVR(この場合だと友だちの登録率)の上昇が期待できます。
「友だちの増加率が悪いな」と感じたときは、ぜひプレゼント作戦をしてみてくださいね。
なお、友だちを大きく増加させるコツに関しては『LINE公式アカウントの友だちを飛躍的に増加させるたった一つの方法』にて解説しています。
ぜひ確認してみてくださいね。
お得で有益な情報を発信する
LINE公式アカウントで発信する情報は友だちにとって有益なものにしましょう。
そうすることでブロックされる確率が減少します。
有益な情報を発信することで「このLINE公式アカウントは自分にとって必要だ!」と認識させられるからです。
逆に言えば、どうでもよい知識や誰にとっても当たり前な情報を発信することでブロックされる確率が上昇するということ。
注意してくださいね。
自社ページに誘導する
ただメッセージを送信するのではなく、自社ページのURLを張り付けて誘導をしましょう。
そうすることで自社のことをもっとPRできるようになります。
そもそもLINE公式アカウントのメッセージは1つにつき500文字までしか入力できません。
そのためPRできる情報量は非常に限られています。
しかし自社ページへの誘導をすれば、伝えられる情報量は圧倒的に増加します。
したがって、自社ページへの誘導も積極的に行いましょう。
まとめ|LINE公式アカウントは使うべきです
LINE公式アカウントの基本機能や開設方法がわかりましたね。
LINE公式アカウントには約20種類もの機能があり、そのほとんどが無料で使えます。
開設する際に必要なものもあまりなく、数分でアカウントを作成することができます。
LINE公式アカウントを使うメリットもたくさんありましたから、使わない手はありません。
実際にLINE公式アカウントを利用している店舗をのぞいてみると、顧客の信頼を勝ち取ったりスタッフの生産性が増加していたりしていましたよね。
こういった効果が欲しいときは、ぜひLINE公式アカウントを使ってみてくださいね。
LINE公式アカウントを利用して、ビジネスをどんどん加速させていきましょう。