LINE公式アカウントとは、利用者数が9,900万人(2025年5月末時点)を超える国内最大級のコミュニケーションツール『LINE』で、企業と顧客が直接やり取りできるサービスです。
LINE公式アカウントは従来のLINEアプリのようにコミュニケーションがとれるので、まるで友だちとやり取りをしているかのように顧客とやり取りできます。
そのため気軽な質問の受け答えができることはもちろん、親身になって話を聞くこともできます。
その結果、メールなどの従来の手段よりも顧客からの信頼を獲得しやすいことが特徴です。
信頼を獲得する1つの手段として、LINE公式アカウントの機能の1つであるチャットなどを利用するのも有効だと思います。
顧客から信頼を獲得したいときは、このLINE公式アカウントを積極的に用いるとよいでしょう。
しかし中には「LINE公式アカウントにはどういった機能があるんだろう?」「開設に必要なものはあるのかな?」と気になる人もいるはず。
そこでこの記事ではLINE公式アカウントの基本機能20個・メリット・開設方法・活用事例・うまく活用するコツを解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
・LINE公式アカウントと個人LINEの違い
・LINE公式アカウントの基本機能20個
・LINE公式アカウントの運用のコツ
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、企業と個人が『友だち※』という関係になり、LINEのチャット機能を介してコミュニケーションをとるツールを指します。
※個人(顧客)が企業側の『友だち追加ボタン』をクリックし、『友だち登録』を済ませることで『友だち』という関係性が出来上がります。
LINE公式アカウントは昔からあるLINEアプリを通じて互いに質疑応答ができます。
そのためまるで友だちと話しているかのように、企業と個人間で情報交換をできるのが大きな特徴です(商品販売や決済も可)。
従来であれば企業と個人間ではどうしても距離感があったり、なかなかコミュニケーションを取る機会を設けられなかったりしたもの。
しかしこのLINE公式アカウントの登場により、企業と個人の距離感は一気に縮み、活発なやり取りが行われるようになりました。
個人側からすれば企業から信頼性のある情報を、企業側からすれば個人から貴重な意見や生のデータを獲得できるわけですから、当然の流れかもしれませんね。
もしあなたもビジネスをしているのであれば、顧客の意見を直接聴取できるLINE公式アカウントをぜひ使ってみてください。
その結果、ニーズに的確に応える商品を作りやすくなり、売り上げUPにもつながるかもしれません。
なお、LINE公式アカウントの利用を開始する最初のステップは、LINEビジネスIDの作成です。LINEビジネスIDはLINEのビジネス向けサービスを利用するために必要なIDで、以下の記事で作成方法を詳しく解説しています。
LINE公式アカウントとLINEの違い
皆さんがよく使っているであろうLINEは、友人や家族とやりとりをしたい個人向けのサービスで、メッセージは相手と1:1でやり取りをするのが基本です。また料金についても無料で使用できます。
一方でLINE公式アカウントはビジネス利用を目的としたサービスで、多くの人に向けてメッセージを配信し、料金プランによって配信数の上限が変わります。
LINE公式アカウントとLINEは一見似ていますが、使用目的やサービス内容は大きく異なります。
LINE公式アカウントの種類(認証/未認証)
LINE公式アカウントには、主に以下の2種類があります。
- 未認証アカウント
- 認証済みアカウント
未認証アカウントは審査不要で手軽に開設できるのが特徴です。一方、認証済みアカウントの開設や、未認証アカウントからの変更には所定の審査が必要です。
この2種類のアカウントでは、利用できる機能に違いがあります。
認証済みアカウントになると、LINEアプリ内の検索結果に表示されたり、店舗向けの販促用ポスターが利用できるなど、集客や認知拡大に役立つ機能が追加されます。
認証済みアカウントと未認証アカウントの違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。

LINE公式アカウントをビジネスに使う5つのメリット
LINE公式アカウントは、多くの企業や店舗が導入しています。ここでは、ビジネスでLINE公式アカウントを活用する主要なメリットを5つにわけて詳しく解説します。
また、このほかにもメリットはたくさんあります。詳細は以下の記事でLINE公式アカウントのメリットやデメリットをご紹介していますので、ぜひご確認ください。
1. 国内最大級のユーザー数で幅広い層にリーチできる
LINEは2025年6月末時点で9,900万人以上の利用者を抱える、国内最大級のコミュニケーションプラットフォームです。10代から70代以上まで幅広い年齢層に利用されており、他のSNSと比較しても圧倒的なユーザー数を誇ります。
総務省の調査によると、10代から60代までの利用率は90%を超えており、国民的なインフラとして定着しているといっても過言ではありません。
参考:令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
この広いユーザー層を活用することで、企業は年齢や性別を問わず多くの潜在顧客にアプローチできます。とくに他のSNSを使わない層にもリーチできるため、マーケティングの幅が大きく広がります。
さらに、従来のマス広告では難しかった詳細なターゲティングも可能で、効率的な集客が実現できるでしょう。
2. メールマガジンを凌駕する高い開封率と即時性
LINE公式アカウントのメッセージは、メールマガジンと比較して圧倒的に高い開封率を誇ります。
メールマガジンの開封率が一般的に20%程度なのに対し、LINEメッセージは約60%の友だちが開封するといわれています。これは、LINEアプリが日常的に使われているコミュニケーションツールであり、プッシュ通知によってメッセージの到達がすぐにわかるためです。
また、配信したメッセージは即座に友だちのスマートフォンに届き、リアルタイムでの情報発信が可能です。急なキャンペーン告知や在庫情報、イベント開催の案内なども、タイムリーに伝えることができます。
この即時性により、ビジネスチャンスを逃すことなく、効果的なマーケティング活動を展開できるのです。
3. リピート促進に繋がる機能が無料で始められる
LINE公式アカウントには、リピート促進に効果的な機能が豊富に用意されており、さらにほとんどが無料で利用できます。
たとえば、ショップカード機能では、デジタルスタンプカードを簡単に作成でき、来店促進やリピーター獲得に活用できます。また、クーポン機能を使えば、友だち限定の特典を配信し、購買意欲を高めることも可能です。
さらに、ステップ配信機能により、友だち追加のタイミングから段階的にアプローチし、関係性を深めることができます。これらの機能を組み合わせることで、一度きりの顧客を継続的な顧客に育成することが可能です。
このように、初期投資を抑えながら本格的なCRM(顧客関係管理)を実現できる点は、とくに中小企業にとって大きなメリットといえるでしょう。
4. 顧客と1対1のコミュニケーションが取れる
LINE公式アカウントのチャット機能を使えば、友だちと1対1の個別コミュニケーションが可能です。
まるで友人と話しているかのような気軽さで、顧客の質問に答えたり、相談に乗ったりできます。この密接なコミュニケーションにより、顧客との信頼関係を築きやすくなり、満足度の向上にも役立つでしょう。
従来の電話やメールでの問い合わせと異なり、LINEなら画像や動画も簡単に共有でき、より具体的で分かりやすいサポートの提供が可能に。また、顧客側にとっても使い慣れたLINEで気軽に連絡できるため、問い合わせのハードルが下がります。
このような双方向のコミュニケーションにより、顧客満足度の向上と長期的な関係構築が実現できるのです。
5. データの収集・分析でマーケティング施策を改善できる
LINE公式アカウントには充実した分析機能が搭載されており、友だちの属性や行動データを詳細に把握できます。
メッセージの開封率やクリック率、リッチメニューのタップ率など、さまざまな指標を数値で確認することが可能です。これらのデータを活用することで、どのようなコンテンツが効果的なのか、どの時間帯に配信すべきかなどを科学的に分析できます。
また、アンケート機能やチャットでのやり取りを通じて、顧客の生の声を収集することも可能です。従来のマーケティングリサーチと比較して、低コストかつリアルタイムで顧客の反応を得られるため、迅速な施策改善にも繋がります。
このデータに基づいた施策により、ROI(投資対効果)の向上とビジネスの成長を実現できます。
LINE公式アカウントの注意すべき3つのデメリット
LINE公式アカウントには多くのメリットがある一方で、運用する上で注意すべきデメリットも存在します。
これらの課題を事前に理解し、適切な対策を講じることで、より効果的な運用が可能になります。
1. 手軽にブロックされやすい
LINEの特徴でもある手軽さは、同時にブロックされやすいというリスクも抱えています。
友だちは簡単な操作でアカウントをブロックでき、一度ブロックされると相手がブロックを解除しない限り、こちらのメッセージは届きません。
とくに、興味のない内容や頻繁すぎる配信は、ブロック率上昇の主要因となるため注意が必要です。
配信頻度や内容が友だちのニーズと合わない場合、メールマガジン以上に簡単にブロックされてしまう可能性があります。また、友だち追加時の期待値と実際の配信内容にギャップがあると、短期間でブロックされることも少なくありません。
せっかく獲得した貴重な友だちを失わないよう、配信内容の質と頻度には細心の注意を払う必要があります。ブロック率の監視と改善は、LINE公式アカウント運用における最重要課題のひとつといえるでしょう。
2. 配信数が多いとコストがかかる
LINE公式アカウントは基本的に無料で始められますが、メッセージ配信数が増えるにつれて料金が発生します。
| コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
| 月額固定費(税別) | 0円 | 5,000円 | 15,000円 |
| 無料メッセージ | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
| 追加メッセージ(税別) | 不可 | 不可 | ~3円/通 |
コミュニケーションプランでは月200通まで無料ですが、それを超えると有料プランへの移行が必要です。そのため、友だち数が増加し、配信頻度が高くなると、月額費用も上昇する可能性があります。
とくに、スタンダードプランでは30,000通を超えた場合、1通あたり最大3円の追加料金が発生するため、大規模な配信を行う企業では相当なコストになるでしょう。配信数が多くなると、従来のメールマガジンと比較しても、コスト面で劣る場合があります。
効果的な運用を行うためには、配信数の管理やセグメント配信の活用により、無駄な配信を削減し、コストパフォーマンスを最適化する戦略が不可欠です。
3. 友だちが増えるまで効果を実感しにくい
LINE公式アカウントの効果は、友だち数に大きく依存するため、開設初期は効果を実感しにくいという課題があります。
少ない友だち数では、配信したメッセージの反応も限定的で、投資対効果が見えにくい状況が続くでしょう。友だち獲得には時間と継続的な努力が必要で、即効性を求める企業には不向きな場合があります。
また、友だちを増やすためには、他の集客チャネルとの連携や、魅力的な友だち追加特典の設計が必要です。これらの施策も一定の投資が必要で、効果が出るまでの期間はコストのみが発生する状況になります。
長期的視点での運用計画と、段階的な目標設定が重要になるため、短期的な成果を重視するビジネスモデルには適さない場合があることを理解しておく必要があるでしょう。
LINE公式アカウントの基本機能20選
ここまでLINE公式アカウントのメリット・活用事例を解説してきました。
そうなると「どういった機能を使うことで、これらの結果を得られたのか?」と気になる人も多いはずです。
そこでここでは、LINE公式アカウントの基本機能20個を解説していきます。
- メッセージ配信
- セグメント配信
- 自動応答メッセージ
- あいさつメッセージ
- ステップ配信
- テスト配信
- カードタイプメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- リッチメッセージ
- リッチメニュー
- アンケート
- LINEコール
- チャット
- クーポン・抽選
- ショップカード
- タイムライン投稿
- 分析機能
- 予約機能
- メンバーシップ機能
- LINE広告との連携
メッセージ配信

LINE公式アカウントは従来のメルマガのように、メッセージ配信(一斉配信)を行うことができます。
友だち登録してくれた人に対してメッセージ配信を行うことで、あなたや商品に対して興味を持ってくれるかもしれません。
友だちにPRしたい場合はどんどんメッセージ配信を行ってくださいね。
なお、メッセージ配信の詳細に関しては以下の記事で解説しています。一斉配信や基本的な使い方を紹介していますので、確認してみてください。
セグメント配信

セグメント配信とは、あらかじめ送信先を条件によって絞り込む機能を指します(別名絞り込み機能)。
通常のメッセージ配信だと友だち全員に対して送信しますが、セグメント配信は特定の人物に対してピンポイントでアプローチできるのです。
つまり、相手に応じて内容の異なるメッセージを送れるわけですね。
その結果、反応率を上げることも可能になります。
もしもメッセージの反応率が悪い場合は、このセグメント配信を試してみてくださいね。
なお、LINE公式アカウントのセグメント配信に関しては次の記事で詳しく紹介しています。セグメント機能のメリットや注意点を解説していますので、参考にしてくださいね。
自動応答メッセージ

自動応答メッセージとは友だちからのメッセージ(チャット)に自動返信する機能を指します。
自動応答メッセージを使うことで、手動による変身を毎回しなくても済むようになるのです。
もしも顧客対応に追われるのが嫌なのであれば、この自動応答メッセージを使ってみてください。
そうすれば顧客に使う時間が減少し、営業や商品開発などに専念できるようになります。
なお、自動応答メッセージに関しては以下の記事で解説をしています。ぜひチェックしてみてください。
あいさつメッセージ

あいさつメッセージとは友だち登録をしてくれた友だちに対して、最初に自動送信するメッセージのことを指します。
要するにウェルカムメッセージのようなものです。
このあいさつメッセージがユーザーに対してささるか否かで、ブロック率が変化します。
友だち登録直後のブロック率を下げたい場合は、ぜひ設定をしておきましょう。
なお、あいさつメッセージの設定方法は以下の記事で紹介しています。もちろん設定方法だけでなく、上手に活用する4つのコツやテンプレートもご用意しています。
画像を使って解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
ステップ配信

ステップ配信とはあらかじめ設定しておいたメッセージ群を、決められた日時・順番で配信することを指します。
いわば従来でいう『メルマガ機能』みたいなものがステップ配信に当たりますね。
設定するのに時間と手間がかかるのがネックですが、一度設定してしまえば顧客に対して自動セールスできるようになります。
つまり、あなたが寝ているときも遊んでいるときも、LINE公式アカウントのステップ機能が顧客に対してアプローチし続けてくれるわけですね。
これは大変便利なことですので、ぜひ使ってみてください。
なお、ステップ機能に関する詳細は以下の記事にて紹介しています。ここではステップ配信のメリットについてだけでなく、その作成方法や活用事例も解説していますので、ぜひご覧ください。
テスト配信

LINE公式アカウントではテスト配信ができます。
この機能を使うことで、配信後に「あれ、なんかイメージと違う」といったことを防ぐことが可能です。
そして何より、内容がおかしいメッセージは友だちを不安にさせるおそれがあります。
そういった不信感を買わないためにもメッセージ内容はテスト配信機能を使って、しっかり確認をしておきましょう。
なお、テスト配信に関する詳細は次の記事で解説しています。テスト配信の送信方法や注意点をご紹介していますので、参考にしてみてください。
カードタイプメッセージ

カードタイプメッセージとは1つのメッセージで複数の商品やコンテンツを送信できる機能を指します。
実はLINE公式アカウントの場合だと従来のメールのように、複数のファイルやコンテンツを1つのメッセージにまとめて送信することができないのです。
しかし、このカードタイプメッセージを使えば複数のコンテンツも問題なく送信できるようになります。
それだけでなく、送信した複数のコンテンツは左右にスライドさせるだけで表示できます。
つまり、メールのように添付ファイルをわざわざ開く必要がないわけです。
カードタイプメッセージは送信者だけでなく、友だちにとっても利便性のある機能ですのでぜひ使ってみてくださいね。
なお、カードタイプメッセージの詳細に関しては以下の記事で解説しています。カードタイプメッセージの種類や作成方法を載せていますので、チェックしてみてください。
リッチビデオメッセージ

リッチビデオメッセージとは、動画を用いるメッセージのことを指します。
動画だとテキストよりもより多くの情報を伝えられます。
そのため濃い情報をたくさん送信したいときは、このリッチビデオメッセージを用いるとよいでしょう。
なお、リッチビデオメッセージは次の記事で紹介しています。作成方法や活用方法を紹介していますので、チェックしてみてください。
リッチメッセージ

リッチメッセージとはテキスト・画像・リンク・クーポンなど複数の要素を組み合わせて、1つのメッセージで送信できる機能を指します。
通常のメッセージだとテキストと画像は分けてメッセージを送らなければならないのですが、リッチメッセージであれば1つのメッセージにまとめて送信することが可能なのです。
その結果、1か月あたりの送信数を節約できます。
もちろんそれだけでなく、テキストのみのメッセージに比べて視覚効果の高い画像を使うわけですから、友だちの反応率が向上することも期待できます。
普通のテキストメッセージだと反応率がイマイチなときは、このリッチメッセージ機能を使ってみてくださいね。
なお、リッチメッセージに関しては次の記事で解説しています。作成方法や使い方、注意点、活用事例など幅広く紹介していますので、確認してみてください。
リッチメニュー

リッチメニューとはチャット画面の下部に常に表示させられるメニュー一覧のことを指します。
このリッチメニューを使うことで、メッセージ以外にも情報を発信することが可能です。
ちなみに、このリッチメニューと先ほどご紹介したリッチメッセージは似たような機能ですが、異なる点が1つあります。
それは配信形式です。
リッチメッセージだと単体で配信することができるのですが、リッチメニューだと単体での配信ができません。
リッチメニューはあくまで、ほかのメッセージに付与させる機能だからです。
そのためリッチメニューを使うときは、他のメッセージも作成し、配信する必要があるわけです。
つまりほかのメッセージタイプに比べて、実際に使用する際の手間が1つ多くなるわけですね。
しかしリッチメニューは一度でも作ってしまえば、どのメッセージでも常に表示されるようになります。
その結果、広告のような効果が期待できます。
新商品や人気メニューを友だちに宣伝したいときは、このリッチメニューを使うとよいでしょう。
なおリッチメニューに関する詳しい情報は次の記事で解説しています。作成方法やテンプレートをご用意していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
アンケート(リサーチ)

LINE公式アカウントにはアンケート機能もあります(LINE公式アカウントではこの機能のことをリサーチといいます)。
このアンケートを使えば友だちの趣味嗜好はもちろん、LINE公式アカウントに登録した理由や、サービスや商品などに求めていることも調査できるため大変便利です。
そしてそのアンケート結果をもとに改善を繰り返していけば、LINE公式アカウントに対する顧客満足度は必ず向上します。
その結果、顧客からの信頼を獲得することが容易になります。
ただし、LINE公式アカウントのリサーチ機能(アンケート)では、匿名での情報収集しかできず、友だち1人1人の個人情報と紐付けることはできません。
もしも匿名ではなく友だち1人1人の情報をしっかりと収集したい場合は、LINE公式アカウントの拡張ツールを利用して「回答フォーム」を作成しましょう。
回答フォームは無料で作成できるので、気になる方は以下の記事を参考に設定してみてください。

LINEコール

LINEコールとは登録者が運営側に電話を掛けられる機能を指します。このLINEコールは通話料が無料です。
音声通話に加えて、ビデオ通話も可能。
つまりメッセージでLINEコールに誘導すれば、内容の濃いやり取りを友だちとできるわけです。
その結果、顧客からの信頼を勝ち取りやすくなります。
LINEコールは便利な機能ですので、使ってみてくださいね。
なお、LINEコールの詳細に関しては次の記事で解説しています。設定方法や使い方、注意点をまとめていますのでチェックしてみてください。
チャット

LINE公式アカウントはメッセージの送信だけでなく、チャットでのやり取りも可能です。
チャット機能とは従来のLINEアプリのような1対1のやり取りをできる機能を指します。
つまり1対多数がメインとなるメッセージ配信に比べて、より密接なコミュニ―ケーションがとれるわけです。
そのため、メッセージよりもチャットの方が、友だちの悩みを聞き出せる確率は高いといえます。
友だちの悩みや欲求を聞き出したいときは、このチャット機能をぜひ使ってみてくださいね。
なお、チャット機能に関する詳細は次の記事で紹介しています。チャットの活用事例やグループチャットのことを解説していますので、参考にしてください。
クーポン・抽選

LINE公式アカウントにはクーポン機能もあります。
このクーポン機能を使うことで来店動機もしくは購買意欲を強めることができます。
「商品への誘導が弱いな」と感じたときは、このクーポン機能を使うとよいでしょう。
なお、クーポン機能に関しては次の記事で細かく解説しています。クーポンの配信方法はもちろん、停止のさせ方も紹介しています。
クーポンの使い方を知りたいときは、この記事を読んでみてくださいね。
ショップカード

ショップカードとは簡単に言うとスタンプカードのようなものです。
このショップカードを使うことで、継続来店および購買意欲を高める効果が期待できます。
先ほどのクーポンは新規客に対して有効なアプローチ方法でしたが、このショップカードは既存客に対して効果的な施策です。
もしも「リピーターが少ないな」と感じたときは、このショップカード機能を使うとよいでしょう。
定期的に購入してくれる人が増えるかもしれません。
また、ショップカードに関しては次の記事で解説しています。QRコードの発行方法や特典チケットの作成方法、成功事例を紹介していますので、ショップカードをうまく運用したいときの参考にしてくださいね。
LINE VOOM

LINE VOOMとは、ショート動画などが投稿できる動画のプラットフォームです。
以前の機能としてあった、タイムラインと似ています。
しかしタイムラインと大きく違うところは、LINE公式アカウントと友だちになっていないユーザーも閲覧できるため、さらなる認知拡大を期待できるところです。
もし友だち登録者数を増やしたいときは、LINE VOOMを使ってみてください。
あなたのメッセージや商品に興味を持ってくれや人が 友だち登録をしてくれるかもしれません。
LINE VOOMに関しては、次の記事をご覧ください。LINE VOOMの作成の仕方や効果的な投稿内容を紹介しています。
分析機能

LINE公式アカウントには分析機能があり、具体的には以下10項目の分析が可能です。
1.友だち
2.プロフィール
3.メッセージ通数/メッセージ配信
4.ステップ配信
5.あいさつメッセージ
6.リッチメニュー
7.チャット
8.クーポン
9.ショップカード
10.予約
これらを分析することで、より効果的な施策を実行できるようになります。
LINE公式アカウントでマーケティングを行うときはこの分析機能を利用し、ビジネスを加速させていきましょう。
なお、登録済みの友だち(ターゲットリーチ)分析に関しましては、次の記事で紹介しています。
ターゲットリーチを増やしたいときの参考にしてください。
他方で流入分析に関しては以下の記事に、Googleアナリティクスとの連動のさせ方などを紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
予約機能

LINEにはなんと予約機能もあります(この機能を『LINEで予約』といいます)。
この機能を使うことで顧客からの予約をLINE公式アカウントでこなすことができます。
これは大変便利ですよね。
ただし、『LINEで予約』機能は飲食店限定で使えます。
利用するためには別途手続きが必要ですのでご注意ください。
なお、予約に関する詳細は以下の記事に記載しています。この記事にはオプションを申し込まなくても、ぐるなびに連携しなくても予約機能を実装させる裏技を解説しています。
ぜひ読んでみてくださいね。
メンバーシップ機能

予約機能に引き続き、オプション機能として、メンバーシップ機能があります。
これは、LINE公式アカウントでメンバー(有料会員)から月額課金をもらい、メンバー限定でメッセージを送ったり、特別な特典を提供することができる機能です。
オンラインサロンを開設したい人や店舗有料会員を作りたい人には便利な機能ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
また利用するのに申請が必要なので、申請方法も合わせて次の記事をご覧ください。
LINE広告との連携

LINE公式アカウントを開設すると、LINE広告を利用できるようになります。
LINE広告とは読んで字のごとく、LINEで広告を流す機能を指します。
LINEは非常に多くのユーザーが利用しているわけですから、多くの人に宣伝できるわけです。
自社商品をPRしたいときや友だちを多く獲得したいときなどは、LINE広告を利用するとよいでしょう。
また、友だち追加を目的としたLINE広告に関しては以下の記事で解説しています。広告の出稿方法や事例を紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
LINE公式アカウントの料金プランは3つ
LINE公式アカウントには多彩な機能がありましたね。
これだけ多くの機能があるとなると、使わなければ損といえます。
しかしそうなると「LINE公式アカウントの利用料金はどれぐらいかかるんだろう?」と気になるかもしれません。
しかしそんな心配はご無用です。
なぜなら、先ほどご紹介した機能のほとんどは何と無料で利用できるからです。
そもそもの話になりますが、LINE公式アカウントには3つのプランがあります。
詳しくは以下の通り。
| 異なるポイント | コミュニケーション プラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
|---|---|---|---|
| 月額費 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
| 無料メッセージ数 | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
| メッセージ追加料金 | 利用不可 | 利用不可 | ~3円/1通 |
つまりコミュニケーションプラン(旧フリープラン)を選べば、先ほど紹介した機能のほとんどを無料で使えるわけです。
ただしコミュニケーションプランは無料で利用できる分、送信できるメッセージ数が200通しかないうえに追加メッセージの利用は不可になっています。
仮に1人の友だちのやり取りに3通/月のメッセージが必要だとすると、約66人としかコミュニケーションをとれないわけですね。これはかなり不便です。
したがって友だちの数が50人を超えたあたりから有料プランに切り替えることを検討した方がいいでしょう。
なお、LINE公式アカウントの利用料金に関する詳細は、次の記事をぜひご覧ください。有料プランに切り替え方などを知りたい人は、チェックしてみてくださいね。
なお、エルメはフリープランの場合、初期費用0円、月額費用0円、契約期間の縛りなしで導入ができます。
LINE公式アカウントの機能に追加して、クロス分析をして売上や素集客アップに繋げてみたい方、LINE公式アカウントのメッセージ配信で無駄なコストを掛けてしまっている方、ぜひエルメを導入してより売上の改善やコスト削減をしてみませんか?
気になる方は、ぜひL Message(エルメ)のLINE公式アカウントをチェックしてみてください。
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LINE公式アカウントの活用事例
LINE公式アカウントは、美容室や学習塾、製造・販売業など、さまざまな業界で幅広く活用されているビジネスツールです。
今回は3つの業界における活用事例をピックアップしてご紹介します。
なお、以下の記事では、温泉施設や中古車販売、飲食店など、今回ご紹介していない業種での活用事例も多数掲載しています。
LINE公式アカウントの活用方法をより深く知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

美容室での活用事例
家でも職場でもない「サードプレイス(第3の居場所)」を目指す美容室「hair salon Tomte Fika(トムテフィーカ)」のLINE公式アカウント活用事例をご紹介します。
同サロンでは、WEB予約や電話予約が苦手な方に配慮し、LINE公式アカウントのチャット機能を活用。
使い慣れたLINEアプリ上で空き時間の確認や予約ができるため、気軽に利用しやすく、顧客にとっても利便性の高いサービスとなっています。
また、予約状況やクーポン情報、新商品の案内、イベント告知などをいち早く発信することで、顧客満足度の向上にもつなげています。
塾での活用事例
「個別学習塾マイペース」の活用事例をご紹介します。
同塾では、LINE公式アカウントを通じて生徒や保護者とのスムーズなコミュニケーションを実現。
コロナ禍においては、問題の写真を送ってもらい、オンライン上で解説を行うサービスも提供していました。
また、来校不要で参加できる「オンライン質問体験」では、LINE上で不明な問題を送信し、講師が回答するという形でやり取りを行います。
このサービスは塾生であれば継続的に利用できる仕組みとなっており、体験を通じた集客にもつなげているとのことです。
製造・販売業での活用事例
次に、ホエイプロテインの製造・販売を手がける「株式会社アルプロン」の活用事例のご紹介です。
同社は、各種SNSや動画投稿サイトを活用して認知度を高めたのち、LINE公式アカウントを使ったナーチャリング(顧客育成)の展開をはじめました。
LINE公式アカウントでは、LINE限定のクーポン配信やポイント制度の導入、購入履歴に基づくセグメント配信など、ユーザーの関心や購入ステータスに応じた情報発信を行っています。
さらに、友だち追加時に「プロテインの飲用回数」「商品価格への印象」「誕生日」などをアンケート形式で取得し、ユーザーごとにパーソナライズされたメッセージを配信。より効果的なコミュニケーションを実現しています。
LINE公式アカウントを開設(作成)する方法
先述の通り、LINE公式アカウントは基本的に無料で使えます。
しかしこの記事を読んでいる人のほとんどは、LINE公式アカウントをまだ持っていないのではないでしょうか。
「LINE公式アカウントはどうやって作ればいいんだろう?」と途方に暮れてしまう方がいるかもしれません。
LINE公式アカウントの開設方法は次の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
またここで開設したLINE公式アカウントを検索して確認する方法は、次の記事の通りです。web版・アプリ版での検索方法を紹介していますので、ぜひご覧ください。
アカウント開設後は、管理画面にログインして各種設定を行います。ログイン方法やログインできない場合の対処法については、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご確認ください。
LINE公式アカウントを運用するコツ
LINE公式アカウントの「友だちを獲得する」「友だちを増やす」ことは運用する上で非常に重要なステップです。
ここでは、LINE公式アカウントを運用するコツをいくつかご紹介します。
「友だちを獲得する」のに便利なアイテム
- 友だち追加URL
- QRコード
- 友だち追加ボタン
- 友だち追加広告
- ポスター
- ノベルティ
「友だちの獲得」は運用する上で非常に重要です。友だち追加を促す方法やアイテムの作り方は以下の記事でチェックしてみてくださいね。
「友だちを増やす」コツ
友だちの獲得方法はわかったけど、増やすのはどうしたらいいの?という方に必見です。
次の記事で運用のコツ、またLINE公式アカウントの各機能の活用術を詳細に書いております。長文な記事ではありますが、この記事を読むとLINE公式アカウントを使いこなす方法が分かりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
LINE公式アカウント運用の注意点
LINE公式アカウントを成功させるためには、いくつかの重要な注意点があります。
これらのポイントを押さえることで、ブロック率を抑制し、効果的な運用を実現できます。
ユーザーにニーズの高い情報を配信する
友だちにとって価値のある情報を配信することは、LINE公式アカウント運用の基本中の基本です。
自社の売り込みばかりでなく、友だちが本当に求めている情報を提供することで、顧客満足度の向上とブロック率の抑制が可能になります。たとえば、美容室なら季節に合ったヘアケア情報、飲食店なら健康に関する食材の情報など、業界に関連した有益なコンテンツを配信しましょう。
また、友だちの属性や行動データを分析し、セグメント配信を活用することも重要です。
年齢層や購買履歴に応じて配信内容を変えることで、より関連性の高い情報を届けられるでしょう。
さらに、アンケート機能を活用して友だちのニーズを直接聞くことも効果的です。友だちが「このアカウントからの情報は役に立つ」と感じてもらえるよう、常に受け手の立場に立った配信を心がけることが成功へのカギとなります。
配信数とブロック率に注意する
LINE公式アカウント運用において、配信頻度とブロック率のバランスを適切に管理することは極めて重要です。
頻繁すぎる配信は友だちにとって負担となり、ブロック率上昇の原因となります。一般的には、週1回程度の配信頻度が適切とされていますが、業種や友だちの特性によって最適な頻度は異なる点に注意しましょう。
また、配信数の管理も重要な要素です。料金プランに応じて月間の配信数上限があるため、計画的な配信スケジュールを立てる必要があります。無駄な配信を避けるために、配信前のテスト送信や効果測定を徹底し、ROI(投資対効果)の低い配信は見直しを行いましょう。
さらに、ブロック率は分析機能で定期的にチェックし、3~5%を超える場合は配信内容や頻度の見直しが必要です。友だちとの長期的な関係構築を最優先に、短期的な売上よりも信頼関係の構築を重視した運用を行うことが成功への道筋となります。
LINE公式アカウント運用における数値分析・改善
LINE公式アカウントを運用する際は、定期的に友だちの増減やメッセージのインプレッション数、クリック率などを数値分析し、改善を重ねていくことが重要です。
以下の記事では、LINE公式アカウントのデータ分析機能について詳しく解説しています。データ分析機能はとても重要なので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

LINE公式アカウントとLINE広告の連携で集客を最大化
LINE広告は、LINE公式アカウント開設時に作成する「LINE BusinessID」があれば、誰でも利用することができます。LINEアプリ上に広告を出稿できることで、集客効果の向上が期待できるため積極的に活用していきましょう。
LINE広告の出稿手順は、以下の記事で詳細にお伝えしています。広告出稿のメリットや費用感についても紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ|LINE公式アカウントを活用してビジネスを加速させよう
LINE公式アカウントの基本機能や開設方法がわかりましたね。
LINE公式アカウントには約20種類もの機能があり、そのほとんどが無料で使えます。
開設する際に必要なものもあまりなく、数分でアカウントを作成することができます。
LINE公式アカウントを使うメリットもたくさんありましたから、使わない手はありません。
実際にLINE公式アカウントを利用している店舗をのぞいてみると、顧客の信頼を勝ち取ったりスタッフの生産性が増加していたりしていましたよね。
こういった効果が欲しいときは、ぜひLINE公式アカウントを使ってみてくださいね。
LINE公式アカウントを利用して、ビジネスをどんどん加速させていきましょう。
- LINE公式アカウントは20の豊富な機能を備え、月200通まで無料で利用できるため、気軽に始められる
- 国内最大級のユーザー数と高い開封率で効果的な集客が可能だが、ブロックのリスクやコスト増加に注意が必要
- 価値のある情報配信と適切な配信頻度の管理により、顧客との信頼関係とビジネス成長を実現できる
また、より簡単に集客、売上アップ、コスト削減をしたい方、コスパよくLINE公式アカウントを運用したい方は弊社のエルメがおすすめです。
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しかもこのような機能が初期費用0円、月額料金0円、契約期間の縛りなしで導入できるため、試してみてはいかがでしょうか?
導入実績も30,000件以上あるので、他社の事例もぜひチェックしてみてくださいね。
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