「LINE公式アカウントを使ってセールスを自動化させたいな」
このように感じたことはありませんか?
そんなときはLINE公式アカウントに新たに追加された『ステップ配信機能』を使いましょう。
ステップ配信を使うことで自動セールスが可能となりますよ。
実際にステップ配信機能を使うことでセールスの自動化を実現させている人は数多くいます。
もしもLINE公式アカウントでセールスの自動化を目指しているのであれば、ステップ配信を使ってみましょう。
ただそうは言っても、新しい機能ですのでなかなか使いこなせないですよね。
そこで今回の記事では、実装されたばかりのLINE公式アカウントのステップ配信について解説します。
「そもそもステップ配信とは何なのか」から、ステップ配信の効果・配信方法・活用法まで詳しくご紹介。
直感的に操作でき、効果抜群なLINE公式アカウントのステップ配信をマスターし、あなたのビジネスを成長させましょう!
LINE公式アカウントのステップ配信とは?

2021年2月、ついにLINE公式アカウントにステップ配信機能が搭載されました
ステップ配信とは、事前に作りこんだメッセージを、自分が組み立てたシナリオに従い、対象を絞って配信する機能です。
例えば、「友だち登録してくれた東京に住む男性へ、登録から2日後にあいさつメッセージ、4日後に新商品の紹介、6日後に期間限定の割引情報・・・」など、徐々に購買意欲を高めるアプローチが実行できます。
かつて、マーケティングオートメーションの一環として一定の効果を出した、ステップメールをLINEで実現しているわけですね。
ちなみに、現在LINEは日本国内だけで8,600万人のユーザーを抱えています(2020年10月時点)。
それだけLINEは日本人にとって身近なツールになっているわけです。
日本人にとって身近な存在となっているツールで多くの人々にアプローチできるというのは、やはり魅力的です。
そのこともあり、非常に多くの企業がLINE公式アカウントを開設しています。
ステップ配信が開設されたこのタイミングで、あなたもLINE公式アカウントを解説してみはいかがでしょうか。
なお、LINE公式アカウントの開設方法は『LINE公式アカウントを個人や法人で開設!その方法とメリットは?』で解説しています。
開設方法は約3分の動画にまとめていますので、参考になりますよ。ぜひチェックしてみてください。
メッセージ配信や応答メッセージとの違い
LINE公式アカウントにはステップ配信とよく似た機能にメッセージ配信(一斉配信)や応答メッセージ機能があります。
名前が似ているためにややこしいところではありますが、各機能の違いをまとめると以下のようになります。
項目 | ステップ配信 | メッセージ配信数 | 応答メッセージ |
---|---|---|---|
自動送信 | 〇 | × | × |
自動返信 | × | × | 〇 |
配信上限数 | 1,000通/月まで | 1,000通/月まで | 上限なし |
このようにステップ配信は各メッセージ機能と内容が異なっています。
特筆すべきは自動送信の可否ですね。自動送信が可能なのは現状ステップ配信のみです。
また分岐機能もありますので、年齢など友だちの特徴別に配信内容を分けることができます。
そのためセールスを自動化およびセグメント別にアプローチしたいのであれば、ステップ配信を利用することになります。
いわばステップ配信は自動送信に特化した機能。
メッセージ配信は手動送信に特化したもの。
応答メッセージは自動返信に特化したものとなっています。
したがって商品やセールを急遽告知することになったときは『メッセージ配信』を、顧客の自動対応を目指すなら『応答メッセージ』を利用するとよいでしょう。
なお応答メッセージの詳しい情報は『LINE公式アカウントを応答メッセージで自動化!使い方や設定方法』で解説しています。
設定方法やAI応答メッセージとの違いを知りたいときは、この記事を参考にしてくださいね。
ステップ配信でどんな効果を期待できるのか?
ステップ配信を利用することで、以下の効果を期待できます。
- 顧客の育成
- セールスの自動化
- 収益の向上
顧客の育成
段階的にメッセージを配信することで購買意欲を徐々に高め、見込み客を購入客へとスムーズに育成できます。
アプローチに時間を掛けられるため、不信感を与えにくいのもメリットの一つ。
少しずつ警戒感を解きほぐし、「馴染みの営業マン」のような親しみをLINE上で実現し、購入へのハードルを下げることが可能となります。
セールスの自動化
ステップ配信を事前設定しておくことで、セールスを自動化できます。
従来のメッセージ配信であれば、毎回手動でメッセージ送信する必要がありました。
しかしステップ配信であればそんな手間はありません。
一度でも設定してしまえば、そのあとは半永久的にステップ配信が自動送信され続けるのです(フリープランの場合だと1,000通/月まで)。
例えばあなたが寝ているときでも遊んでいるときでも、メッセージが自動で配信され、セールスを行ってくれるわけですね。
一度使うとわかりますが、コレはとても便利です。
通常業務で忙しい人などには、ステップ配信を使ってセールスの自動化を目指してみてください。
収益の向上
人が行うセールスの場合、営業マンの適正やキャリアによって大きく成績に差が出ます。
しかし、ステップ配信なら例え見込み客が1万人になろうとも、まったく同じクオリティのアプローチが可能です。
最適なシナリオは、高い営業力を持った人件費ゼロの営業マンと変わりありません。
そんな営業マンを24時間働かせられるのがステップ配信。収益の向上もたやすいでしょう。
従来のメルマガと何が違うのか?
ステップ配信と従来のメルマガには3つの異なる点があります。
- 到達率
- 開封率
- クリック率
この3つです。
ステップ配信は従来のメルマガに比べてこの3つが高いと言われています。
その理由は、LINE公式アカウントには迷惑フォルダが存在しないからです。
そもそも従来のメルマガではGmailなどいったツールを使い配信していました。
するとメールが普及するにつれ迷惑メールやスパムが急増したのです。
そこで登場したのが『迷惑メールフォルダ』。
この機能ができたことにより、ユーザーが希望しないメールは自動的に迷惑メールフォルダへ振り分けられるようになります。
すると、こちらが配信したメールが『迷惑メール扱い』をされ、ユーザーの目に触れることなく『迷惑メールフォルダ行き』になることが多くなりました。
その結果、メルマガは『到達率・開封率・クリック率』の3点が急激に下がったのです。
ユーザーの目に触れずに迷惑メールフォルダ行きになるため、メールが来ていること自体に気づかないケースが多発したわけですね。
このような事情もあり、メルマガの利用価値は年々薄れつつありました。
そんな状況下で登場したのがLINE公式アカウントのステップ配信です。
上述したように、LINE公式アカウントにはこの事態の元凶となった迷惑メールフォルダがありません。
そのため『ユーザーに気づかれることなくメッセージを自動処理される』ということは有り得ません。
100%の確率でユーザーにメッセージが届きます。
到達率が100%なのですから、必然的に開封およびクリックされるチャンスは多くなります。
このことからLINE公式アカウントはメルマガよりも利用価値が高く、成果を出しやすいツールであると断言できます。
ステップ配信の機能|メッセージの自動送信
LINE公式アカウントの基本的性能は以下の通りです。
- 自動送信
- 分岐機能
- 有効期間
- 開始条件の設定
- 追加経路の指定
- 待ち時間の編集
自動送信

LINE公式アカウントの自動送信では4つの分岐点を設定できるため、5通りのルートを作成できます。
そして各ルート10通までの配信が可能。
そのため、1つのステップ配信で最大50通を設定することができます。
なお、ステップ配信は複数の設定を同時に利用することも可能です。

したがってほぼ無限ともいえる組み合わせが可能です。
使いこなすためには慣れが必要ですが、自在に使えるようになればこれほど心強いツールはないでしょう。
また、1つのメッセージの上限文字数は500まで。
そして1度の配信で送信できるメッセージは3つまでです。

つまり1度の配信でメッセージ送信できる文字数は最大で1,500文字までということ。
これ以上は送れませんので、ご注意ください。
そしてステップ配信で送信できる機能は以下の通りです。
- テキスト
- スタンプ
- 画像や写真
- クーポン
- 動画
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- ボイスメッセージ
- リサーチ
- カードタイプメッセージ
テキスト
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テキストでは文字を送信することができます。
もちろんリンクを張り付けることもできますよ。
スタンプ
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ステップ配信ではスタンプを配信することもできます。
雰囲気を柔らかくしたいときはスタンプを使うとよいでしょう。
画像や写真
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写真や画像を張り付けることもできます。
ただしこの場合はスタンプと異なり、自分で事前に用意する必要があります。
クーポン
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ステップ配信ではなんとクーポンを付与することもできます。
クーポンを使って来店動機を強化しましょう。
動画
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ステップ配信では動画を送ることも可能。
セミナーや教室の雰囲気を伝えたいときは動画を活用するとよいでしょう。
リッチメッセージ
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リッチメッセージとは画像や文字を組み合わせて配信できる機能を指します。
テキストメッセージよりも視覚効果が高いので、反応率向上を期待できます。
なお、リッチメッセージの詳細は『LINE公式アカウントのリッチメッセージ|作成方法と活用事例を紹介』で詳しくご紹介しています。
チェックしてみてくださいね。
リッチビデオメッセージ
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リッチビデオメッセージは動画をメッセージとして贈ることができます。
通常の動画と異なるのは、動画にリンクURLを埋め込めるということ。これにより自サイトへの誘導を強めることができます。
また、リッチビデオメッセージの詳しい情報は『LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージとは?動画活用と作成方法』でご紹介しています。
参考にしてくださいね。
ボイスメッセージ
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ボイスメッセージとは音声を添付する機能のことです。
「メッセージだけだと印象が弱いけど顔出しするのはちょっと……」という方は、ボイスメッセージを使ってみてくださいね。
リサーチ
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リサーチとはアンケートのことですね。
友だちの悩みや望みを調査したいときは、この機能を使うと良いでしょう。
カードタイプメッセージ
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カードタイプメッセージとは複数の商品を左右にスライドさせて紹介する機能のことです。
いくつかの商品を紹介したいときは、カードタイプメッセージを使うと良いでしょう。
なおカードタイプメッセージに関する情報は『LINE公式のカードタイプメッセージとは?作成方法、使い方、活用例』で解説しています。
作成方法や作り方をご紹介していますので、チェックしてみてくださいね。
分岐機能
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ステップ配信は友だちの性別・年齢・使用OS・居住区エリアに基づいて配信内容を分岐させることができます。
たとえば最初の分岐点を性別にすることで片方は男性専用のメッセージ、もう一方は女性専用のメッセージにすることができます。
他にも年齢などで分岐させることができますから、相手に適したメッセージを配信することができます。
その結果、反応率をより高めることができるでしょう。
有効期間
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ステップ配信は配信有効期間を定めることができます。
ステップ配信内に期間限定情報を織り込むときは、この機能を使うとよいでしょう。
開始条件の設定
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ステップ配信では『友だち追加』のみを条件として、配信が開始されます。
つまり現時点では、すでに友だちになっている人に対してステップ配信をすることはできないというわけですね(2021年3月4日時点)。
新しく友だち追加された人にしかステップ配信できないわけですから、無料とは言えこのままではあまりにも不便です。
この点に関しましては明らかなデメリットですので、改善されることを期待しましょう。
追加経路の指定
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ステップ配信は流入経路別で使い分けることも可能。
たとえばQRコードや検索からの流入に限定したステップ配信が可能になるわけです。
そもそも友だちは流入経路によって属性が異なることがあります。
そのため流入経路を特定することでステップ配信の反応率を高められるかもしれません。
待ち時間の編集
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ステップ配信では配信間隔を1日単位で調整することができます。
あまり頻繁に配信をするとブロックされるかもしれませんので、3~4日ごとがよいでしょう。
【無料で使えるけど】有料ツールとの性能差は?
今回LINE公式アカウントでステップ配信機能が搭載されたわけですが、「有料ツールと比べて正直どうなの?」と気になる人も多いハズ。
LINE公式アカウントには有料ツールがあります。
代表的なのがLステップとプロラインフリー(旧オートSNSフリー4000)の2つ。
そこでここでは、有料ツールの代表格であるLステップとプロラインフリーの性能を、LINE公式アカウントのステップ機能と比較してみました。
結果は以下の通りです。
項目 | LINE公式アカウント | Lステップ | ラインフリー※ |
---|---|---|---|
URLクリック分析 | × | 〇 | 〇 |
CV計測 | × | 〇 | 〇 |
クロス分析 | × | 〇 | 〇 |
流入経路分析 | × | 〇 | 〇 |
LP作成 | × | 〇 | 〇 |
行動スコアリング | × | 〇 | 〇 |
2021年3月9日時点
やはり無料で使えるステップ配信機能と有料ツールとの間には大きな性能差がありますね。
正直、LINE公式アカウントのステップ配信は今のところ『使えるだけ』であり、使った後の分析機能は皆無です。
それに付け加えてLINE公式アカウントの分岐点は他2つに比べて非常に少ないです。
分岐点が少ないということは、それだけセグメントができないということですから、コレは不便です。
つまりLINE公式アカウントのステップ配信は、本当に必要最低限の機能しかそろってないというわけですね。
無料で使えるとはいえ、有料ツールを使い慣れている人からすれば、物足りない感は否めません。
細かい分析をしたいのであれば、やはりLステップなどの有料ツールを使うとよいでしょう。
なおLステップの詳細情報は『LステップはLINE公式アカウントの配信ツール!機能やプランを紹介』で解説しています。
ぜひチェックしてみてください。
その一方でプロラインフリー(旧オートSNSフリー4000)の詳しいことは『旧オートSNSフリー4000(新プロラインフリー)とは?機能と評判をご紹介』にてご紹介しています。
プロラインフリーに興味を持った人はチェックしてみてくださいね。
各ツールの料金差は?
3つの料金を比較すると、以下のようになりました。
項目 | LINE公式アカウント | Lステップ | ラインフリー※ |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
最安プラン | 0円 | 2,980円 | 0円 |
一般的なプラン | 5,000円 | 21,780円 | 9,680円 |
高額プラン | 15,000円 | 32,780円 | 29,700円 |
2021年3月9日時点
このようにしてみると、性能が劣っていることもありLINE公式アカウントが一番安いですね。
友だちの数がまだ少ないなど、分析をする必要性があまりない段階であれば、LINE公式アカウントのステップ機能で十分かもしれませんね。
分析をする必要性が出たときに、有料ツールへ切り替えるとよいでしょう。
ステップ配信の使い方、設定方法

では実際に、今回実装されたステップ配信の使い方について説明します。
操作はPCブラウザ版のLINE公式アカウント管理画面から行います。
まずは、LINE公式アカウントの管理画面よりステップ配信管理画面に入ります。

①実装されたステップ配信ボタン | クリックでステップ配信管理画面へ |
②ステップ配信作成ボタン | クリックで基本設定画面へ |
続いてシナリオの基本設定を行います。

③管理用タイトル | 管理しやすい名称を入力 |
④タイムゾーン | 配信対象が住む国を選択 |
⑤ステップ配信をスタートする期間 | 有効期間を設定する |
⑥開始終了入力ウインドウ | それぞれ入力する |
シナリオの構成を練ります。この時点で友だち登録経路別でターゲットを絞ることも可能。

⑦開始条件記号 | クリックすると編集画面が展開 |
⑧開始条件の種類 | 現在は友だち追加固定 |
⑨追加日 | 設定した日以降の友達追加者が対象となる |
⑩追加経路 | 友だち登録の経路で絞り込む |
属性に応じて分岐させ、別々のメッセージを送ることができます。分岐は最大で5つまで。


⑪ステップを追加記号 | メッセージ配信or条件分岐を選択する |
⑫待ち時間記号 | クリックして配信間の日数設定を行う |
⑬分岐条件記号 | 任意に属性分けする |
⑭条件ラベル | 管理用の名称を設定できる |
⑮条件を追加 | 属性絞り込みウインドウが表示される |
⑯性別で絞り込み | 男性・女性が選べる |
⑰活動エリアで絞り込み | 都道府県単位で選べる |
送信するステップメッセージを作成します。


⑱プラスボタン | メッセージを配信記号が表示される |
⑲メッセージ記号 | メッセージの編集画面が開く |
⑳メッセージラベル | 管理用の名称を入力 |
㉑配信時間帯 | 配信時間帯を選択 |
㉒テキスト入力欄 | メッセージ本文を入力 |
今までの流れを繰り返してシナリオを完成させ、利用開始ボタンを押せば、友だち登録をトリガーにステップ配信が実行されます。


㉓プラスボタン | メッセージを配信記号が表示される |
㉔メッセージ記号 | メッセージの編集画面が開く |
㉕利用開始ボタン | ステップ配信待機状態に入る |
より詳しい設定方法が知りたい方は、LINE公式アカウントのオフィシャルページより詳細をご確認下さい。
ステップ配信の活用法

上手く扱えば、収益向上の大きな武器となるLINE公式アカウントのステップ配信。
しかし、慣れていないステップ配信だと、どうやれば効果が出るか分かりませんよね。
そこで、最後にLINE公式アカウントのステップ配信を、最大限に活用するための基本的なフローをご紹介します。
これからステップ配信に取り組む方は、ぜひ参考にしてくださいね。
①目的とターゲットを定める
ステップ配信を作成する前に考えておくべきなのが、『何のため』『誰のため』配信するかです。
ここをはっきりしておかないと、ステップ配信の効果が出ないばかりか、無意味に時間的コストを費やしてしまいます。
- 来店時に友だち登録してくれた顧客の再来店を促すため
- タイムラインから友だち登録してくれた方をセミナーに招待するため
- ホームページから友だち登録してくれた見込み顧客へ新商品を購入して貰うため
配信前に、しっかりと目的とターゲットを定義しておくことで、ステップ配信をブレることなく運用できます。
②シナリオを作成する
①で目的とターゲットを明らかにしたら、目標の実現に向けてシナリオを作成しましょう。
見込み顧客の目線に立って潜在ニーズを想定し、複数回のアプローチによって顕在化させるプロセスをステップ配信で実行します。
例えば、一度商品を購入した顧客へ新商品の購入を促す場合だと、
- 購入及び友だち登録を感謝する挨拶メッセージ
- 購入した商品に問題がないかのアフターフォローメッセージ
- 購入した商品の活用方法・事例の紹介メッセージ
- 購入した商品に関連する新商品の紹介メッセージ
- 期間限定のクーポン提供メッセージ
以上の流れで自然なセールスができるでしょう。
③リアクションを分析する
②で作成したシナリオをステップ配信した後は、顧客のリアクションを分析しましょう。
何人にステップ配信が届いたのか、そのうち何人に開封してもらいクリックして貰ったのかを追跡し、データとして蓄積します。
その結果をもとにステップ配信の内容を微調整したり、新しいステップ配信したりすることで、より効果的なシナリオが見えてきます。
このように、シナリオ作成と分析を繰り返すことで、高いレベルで顧客の育成・運用効率化・収益の向上が実現できるでしょう。
LINE公式アカウントの有料ツール一覧
LINE公式アカウントの有料ツールはLステップ・プロラインフリーだけではありません。他にも以下のものがあります。
- Liny
- LineA
- エルメ
- エキスパ
- ポスター
- CScloud
- LINNER
Liny
Linyとは官民問わず3500以上もの企業が利用している、信頼性バツグンの有料ツールです。
セミナーや無料相談などサポート体制が充実しているのが特徴。
また料金は以下のようになっています。
項目 | スタートプラン | ベージックプラン | プレミアムプラン |
---|---|---|---|
初期費用 | 49,800円 | 49,800円 | 49,800円 |
利用料金/月 | 5,000円 | 39,800円 | 69,800円 |
送信可能数/月 | 1,000通まで | 15,000通まで | 45,000通まで |
信頼性が高い反面、料金も高額になっているのが少々ネックです。
コストを度外視してでも、信用のおけるツールを探している人はLinyを使うとよいでしょう。
なおLinyの詳細に関しては『LINE公式アカウントのLINYを解説|基本機能・料金・活用事例は?』で解説しています。
参考にしてみてくださいね。
LineA
LineAの最大の特徴は『IT導入支援事業者』に認定されていること。
これによってIT補助金を使って安く導入することができますよ。
そして肝心の料金は以下の通りです。
項目 | スタンダード | ギガント |
---|---|---|
初期費用 | 33,000円 | 330,000円 |
利用料金/月 | 33,000円 | 220,000円 |
企業向けということもあり、非常に高額ですね。
利用する際は必ず補助金を使ってくださいね。
エルメ
エルメは自動セールスに特化させた機能になっています。
集客、販売、アフターフォローを自動化したいときにおすすめのツールとなっています。
なお料金は以下の通り。
項目 | フリー | スタンダード |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
利用料金/月 | 0円 | 9,800円 |
送信可能数/月 | 1,000通まで | 無制限 |
月々9,800円でメッセージ送信が無制限になるのは魅力的ですよね。
多くの友だちを抱えており、セールスの自動化を目指す際におすすめですよ。
エキスパ
LINEだけでなくメルマガとSNSを連動させた配信が可能な有料ツールです。
それぞれのツールを組み合わせることで、より高い集客効果を期待できます。
料金に関しては以下の通りです。
項目 | 初期費用 | 利用料金/月 | 送信可能数/月 |
---|---|---|---|
5,000通プラン | 5,000円 | 3,470円 | 150,000通まで |
10,000通プラン | 5,000円 | 7,400円 | 300,000通まで |
20,000通プラン | 5,000円 | 14,700円 | 600,000通まで |
30,000通プラン | 5,000円 | 21,500円 | 900,000通まで |
一番安いプランで150,000通/月送信できるのは心強いですよね。
初期費用がかかるとはいえ、非常にコスパが良いと言えます。
メルマガやSNSと絡めながら、大量にメッセージを送りたい人におすすめなツールです。
なおエキスパの詳細情報は『LINE・メール・SMSの配信スタンド「エキスパ」とは?機能、料金』に乗っています。
参考にしてくださいね。
Poster
セグメント配信機能とテンプレートの豊富さが特徴の有料ツールです。
顧客を属性別にキチンと振り分けたいときにおすすめです。
項目 | フリー | エントリー | ビジネス |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
利用料金/月 | 0円 | 980円 | 5,000円 |
送信可能数/月 | 1,000通まで | 5,000通まで | 15,000通まで |
これまでの有料ツールに比べて非常に安価ですね。
予算が限られているときにいかかでしょうか。
結局おすすめの有料ツールは?
おすすめのツールを4つの視点からお届けします。
- 無料で使いたい!
- リアルタイムでのサポートがほしい
- 信頼と実績を重視する
- 1通当たりのコスパを重視!
無料で使いたい!
無料で使うのであれば、エルメ、Poster、プロラインフリーがおすすめです。
ツール名 | 無料送信できる数/月 |
---|---|
エルメ | 1,000通まで |
Poster | 1,000通まで |
プロラインフリー | 無制限! |
特にプラインフリーは無料かつ無制限でメールをメッセージを送信できます(赤運作成後60日以内に無料コンサルを受けた場合に限る)。
「とにかく安く利用したい!」のであればプロラインフリー一択と言えるでしょう。
リアルタイムでのサポートがほしい
リアルタイムでのサポートが欲しいのであれば、Lステップがおすすめです。
なぜなら電話サポートがあるから。
その他ツールのほとんどがメールやチャットでの対応になっていますが、Lステップなら電話によるリアルタイムサポートを受けることができます。
「急なトラブルにも今すぐ対応してほしい」というときは、電話サポートを実施中のLステップをご検討くださいね。
信頼と実績を重視する
信頼と実績で選ぶならLiny一択。
Linyは古参ツールであるだけでなく、大企業でも使われています。
歴史があるということはそれだけ長く使われ続けているということであり、つまりはそれだけの長い期間支持を受けているということ。
「安心して使い続けられるものがいい!」という場合は、Linyが圧倒的にお勧めです。
まとめ|ステップ配信機能で自動化しよう!
LINE公式アカウントの特徴や使い方、有料ツールとの性能差がわかりましたね。
LINE公式アカウントを使う際はぜひステップ配信を使ってみてください。
そうすればセールスの自動化ができます。
LINE公式アカウントのステップ配信の仕組みは、従来のメルマガ配信のそれと同じだからです。
実際にステップ配信を使いセールスを自動化させている人は、すでに数多くいます。
それだけでなく、LINE公式アカウントには『迷惑メールフォルダ』がありません。つまりは到達率・開封率・クリック率がメルマガよりも高くなるということ。
その結果、売り上げアップも十分に期待できます。
セールスの自動化、売り上げアップを期待できることから、ステップ配信を使わない手はないでしょう。
ぜひ使ってみてくださいね。