LINE公式アカウントを活用した集客を目指すなら、予約の仕組みを導入されてはどうでしょうか。
予約システムを導入することで、顧客はLINE公式アカウントから直接予約を行えるため、見込み客の獲得や顧客の囲い込みなどの効果を得られます。
LINE公式アカウントで予約システムを導入する方法は、LINE公式アカウントの機能を利用する、もしくは他企業のサービスを活用することです。
本記事では、LINE公式アカウントの予約システムの導入方法や設定手順、おすすめの予約システムを紹介します。
LINE公式アカウントで予約システムの導入方法は2つ

LINEの予約システムとは、店舗のLINE公式アカウントから来店の予約を行える機能のことです。
LINE公式アカウントで予約システムの導入方法は、下記の2つになります。
- LINE公式アカウントの機能を活用する
- LINE公式アカウントと他企業のサービスを連携させる
LINE公式アカウントで予約システムを導入する方法について紹介します。
LINE公式アカウントの機能を活用する
LINE公式アカウントには、「LINEで予約」という予約システムがあります。
「LINEで予約」の主な機能は下記の通りです。
- 予約フォームのリンクを一斉配信
- 予約フォームをリンク先に設定
- 予約フォームのリンクを特定のユーザーに配信
- プロフィールに予約ボタンの設置
- 予約関連データの確認と分析
「LINEで予約」は機能性に富んでおり魅力的です。
しかしながら、「LINEで予約」を利用できる店は、「ぐるなび」加盟飲食店のうち、席のみ指定のオンライン即予約に対応している店に限られています。
つまり、ぐるなび未加盟の飲食店や飲食業界以外のビジネスでは、「LINEで予約」は利用できません。
LINE公式アカウントと他企業のサービスを連携する
「LINEで予約」を使えない店が、LINE公式アカウントで予約システムを利用するには、他企業の予約サービスを連携させる必要があります。
多くの企業がLINE上で起動する予約システムを提供しており、機能性も「LINEで予約」に負けてはいません。
他企業のサービスの費用相場は月額5千円ほどです。
低コストで「LINEで予約」と同等の機能を利用できるため、「LINEで予約」を利用できない場合は、他企業のサービスの利用を検討しましょう。
LINE公式アカウントで予約システムの設定する手順

LINE公式アカウントで「LINEで予約」を設定する手順を紹介します。
LINE公式アカウントと予約サービスの連携
まずはLINE公式アカウントと予約サービスの連携を行う必要があります。
すでに「ぐるなび」に加盟している店は、ぐるなび管理画面の下に記載されている電話番号に連絡することで、連携を進められます。
ぐるなび未加盟の飲食店は、まずはぐるなびへの加盟が必須です。
LINE公式アカウントと予約サービスの連携が完了すると、Web版管理画面に通知が届きます。
予約を受ける設定を行う
LINE公式アカウントと予約システムの連携の完了後、「LINEで予約」の機能を使えるようになります。
LINE公式アカウントで予約を受けるために、準備として次の3つの機能を設定しましょう。
【メッセージの設定】
各顧客からの予約問い合わせに対応するため、自動メッセージを設定しましょう。
LINE公式アカウントのメッセージ種類は、下記の4つです。
- メッセージ配信
- あいさつメッセージ
- AI応答メッセージ
- 応答メッセージ
4つのメッセージの中で、顧客に自動配信されるものは、あいさつ・AI応答・応答メッセージとなります。
各顧客からの予約問い合わせに、1つずつ対応するのは非効率です。
そこで自動配信されるメッセージを活用し、自動的に顧客を予約フォームへ誘導できるようにしましょう。
【リッチメニューに予約フォームの設定】
LINE公式アカウントのリッチメニューとは、トーク画面下部に固定表示されるメニューのことです。
リッチメニューは、トーク画面に大きく表示されるため、顧客の目につきやすい特徴があります。
そのため、リッチメニューに予約フォームやメニューを設定することで、予約率アップを見込めます。
【プロフィールに予約ボタンの設置】
LINE公式アカウントのプロフィールに予約ボタンを設置することで、友だち以外の顧客からも予約を受けられるようになります。
LINE公式アカウントと連携する予約システム5選の紹介

LINE公式アカウントと連携する予約システムを紹介します。
ぐるなびに加入していない店、飲食以外の事業を手がけていてLINE予約システムを導入したい方は、ぜひ参考にしてください。
Repitte(リピッテ)

Repitteはネイルサロンや脱毛サロン、美容室などの美容業界を対象にしたLINE予約管理システムです。
Repitteを導入することで、顧客はLINE公式アカウントから予約を行え、店舗は予約の自動管理を行えるようになります。
Repitteの主な機能は下記の通りです。
- 予約管理
- スタッフ管理
- メニュー管理
- 顧客管理
- 予約通知とメッセージ
- 外部システム連携
Repitteでは、LINE公式アカウント上での予約管理はもちろん、顧客情報閲覧やスタッフのシフト管理まで行えます。
なかでも、セグメント配信を使えるのは魅力的です。
セグメント配信とは、顧客の属性に合ったメッセージ配信をする機能となります。
たとえば、最終来店からしばらく経った顧客に「次回予約はいかがでしょうか?」や誕生日の顧客に祝いのメッセージとクーポンを自動で送ることが可能です。
セグメント配信を活用することで、リピート率アップに期待できます。
Repitteの料金は、初期費用9,800円に加え、スタッフが2名以上いる店舗では月額8,000円から、個人利用なら月額2,000円からと割安です。
予約onライン

予約onラインは様々な業種で活用できるLINE公式アカウントの予約システムです。
予約onラインの主な機能は、下記の通りになります。
- 予約管理
- 自動リマインダー送信
- リッチメニューとの連携
予約onラインを活用すれば、LINE公式アカウントの機能に加え、予約管理を行えるようになります。
つまり、LINE公式アカウントの強力な集客機能と予約システムを組み合わせて、見込み客の取りこぼしを防げます。
予約onラインの料金プランは下記の通りです。
- 初期設置料:11,000円/店舗
- 導入設定料:11,000円/店舗
- 初月利用料:日割り計算/店舗
- 2か月目以降:3,300円/店舗
アット予約(@予約)

アット予約とは、月額5,000円から利用できるLINE公式アカウントの予約システムです。
アット予約を活用した、LINE公式アカウントでの予約までの流れは、下記の通りになります。
- 自社サイトやチラシなどに専用QRコード設置
- 顧客がQRコードを読み込み、LINEにログイン
- 予約フォームで必要事項を記入
- 予約完了
他のLINE予約管理システムとは異なり、アット予約は新規顧客へアプローチするためのツールです。
既存の顧客の囲い込みではなく、ウェブ広告やチラシなどで集めた見込み客を取りこぼしたくない方におすすめです。
LTV-Salon

LTV-Salonは、LINE公式アカウントの作成から設定までのサービスを提供しています。
サービス内容にウェブや電話での予約対応、トーク画面の設定などが含まれます。
まだLINE公式アカウントを所有していない、かつLINEやSNSでの集客に取り組みたい方におすすめです。
tol – トル

tolは、必要情報を入力するだけで、誰でも簡単に予約用のウェブページを作成できるアプリです。
tolで作成した予約用のウェブページを、LINE公式アカウントにのせることで、LINE公式アカウントの顧客を予約フォームに誘導できます。
また、tolでは下記の機能を無料で利用できます。
- ネット予約
- 承認制ネット予約
- 予約時の自動応答メール送信
- 予約リマインドメール送信
- 顧客台帳
- 予約ページのQRコード作成
LINE公式アカウント上で予約完了こそ行えないものの、無料で豊富な機能を利用できる点は魅力的です。
まずはtolを活用して、本格的にLINE公式アカウントでの友だち数が多くなったら、他のサービスに乗り換えるといいでしょう。
LINE公式アカウントでイベント予約を無料でする方法
来店予約に使える色々なツールがある事は分かったけど、セミナーなどのイベント予約に使えるツールをお探しの方もいらっしゃることでしょう。
そんな時にはエルメが便利です。
予約案内・受付・予約成立後のアクション・キャンセル対応・リマインド配信などなど、イベント予約に使える数多くの機能が搭載されています。
もちろん無料で使うことが出来ますので気軽に使ってみてくださいね。
またこちらのLINEからエルメの使い方に関して質問することもできますので、分からないことなど聞いてみてください。
まとめ:LINE公式アカウントの予約システムを導入しましょう
LINE公式アカウントの予約システムについて紹介しました。
基本的には、ぐるなびに加入している場合は「LINEで予約」、ぐるなびに未加入もしくは飲食店以外は他企業の予約管理サービスを連携させることがおすすめです。
記事では、LINE公式アカウントと連携できる予約システムを紹介したので、ぜひ参考にしてあなたに合ったものを選んでください。
LINE公式アカウントでリピーターを作るためには、予約システムの設置のほか、顧客との関係性を育むことも重要です。
友だちになったばかりの顧客に営業をかけても、顧客は動いてくれません。
見込み顧客との接触回数を増やし、信用を得て初めて、営業が効果を発揮します。
顧客との関係性を築くためには、LINE公式アカウントを使ったステップメールが効果的です。
ぜひこちらの記事も参考にしてください。