LINE広告の出し方とは?LINE公式アカウントの紐づけ方を解説

LINE公式アカウント

「LINE広告を出したいけど、やり方が難しそう。」

「LINE広告を出す手順や料金が気になる…。」

とお悩みの方はいませんか?

ユーザーへのリーチのしやすさと出稿額の手軽さが魅力的なLINE公式アカウントのLINE広告。約72,000を超えるアカウントがLINE広告を出稿しているとLINE社が発表しています(LINE広告ページより)。

また、LINE広告はオンラインで出稿まで完了できるため、手軽に手続きを進められる点もメリットの1つです。

この記事では、LINE広告の出し方やLINE広告アカウントとの連携手順、料金まで徹底解説します!本記事を最後まで読み、自社アカウントでのLINE広告出稿にお役立てください。

この記事を監修した人

阿部 悠人

阿部 悠人

LINE集客の専門家

広告費を一切使わない無料集客で1万人以上の公式LINEの友だちを集め、プロモーションでは1カ月で3億円以上の売上を叩き出す。100社以上の中小企業へLINEの導入支援を行い、業務効率化や収益改善の実績を持つ。

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LINE広告とは?

LINE広告は、LINE公式アカウントからLINEアプリのユーザーに配信できる広告です。

現在、LINEのユーザー数は9,500万人にのぼるとLINE社が発表しています(2023年3月時点での月間利用者数・LINE広告ページより)。日本各地・主に10代〜60代の幅広い年代にリーチ可能なため、新規顧客獲得にうってつけのSNSです。

また、ターゲットとなる性別や年齢などを設定し、戦略的なアプローチも可能です。

通常の広告とは異なり、運用方法が手軽な上に初期費用・最低出稿金額がないので、自社の予算に合わせた広告出稿が可能な点も大きな魅力といえます。

LINE広告とLINE公式アカウントの違い

LINE広告を出すには、LINE公式アカウントとは別にLINE広告アカウントの作成が必要です。

LINE公式アカウントとLINE広告アカウントの違いは、そもそも何でしょうか。

LINE公式アカウントは企業と顧客が直接やりとりできるサービスアカウント

LINE公式アカウントとは、企業や店舗と顧客がLINEアプリを使用し直接やりとりできるサービスアカウントです。

顧客に公式アカウントの友だち追加をしてもらうことで、顧客に情報をダイレクトに配信したり、個別のやりとりができます。

また、LINEの幅広いユーザーにアプローチが可能な点など企業や店舗へのメリットが多くあるため、さまざまな企業に利用されています。

そしてLINE広告を出すには、LINE公式アカウントの開設が不可欠です。

下記の記事にて、LINE公式アカウントの基本について詳しく解説しています。LINE公式アカウントの機能やサービスを把握いただくことで、効果的な運用ができるでしょう。

LINE公式アカウントとは?基本機能・開設方法・料金・活用事例を解説
公式LINE(旧LINE@)の使い方を解説。ログイン方法や料金体系、リッチメニューの作成方法、友だち人数を増やすための施策など、基礎から応用まで幅広くご紹介。

LINE広告アカウントはLINE広告の広告配信を管理するアカウント

LINE広告アカウントとは、LINE公式アカウントを開設している企業や店舗が、LINE広告の広告配信を管理するためのアカウントです。

LINE公式アカウントが顧客やユーザーとの個別対応や情報を直接やりとりするためのアカウントであるのに対し、LINE広告アカウントはこれから獲得したい顧客に向けた広告の管理をするためのアカウントです。

LINE公式アカウント運用時にLINE広告を利用する4つのメリット

LINE公式アカウントを運用するうえで、LINE広告を利用するメリットは以下の4つがあります。

  • 【メリット1】9,500万人が利用するLINEで広告を表示できる
  • 【メリット2】自社戦略に沿った配信機能を利用できる
  • 【メリット3】オンラインで広告出稿の手続きが完結できる
  • 【メリット4】広告の予算・ターゲットを自由に決められる

【メリット1】9,500万人が利用するLINEで広告を表示できる

LINE公式アカウントでLINE広告を利用するメリットの1つ目は、9,500万人(LINE Business Guide 2023年4月〜9月期版より)が利用するLINE上に広告を表示できることです。

LINEアプリは、今や国内でSNSを利用する約8割以上が利用している(LINE Business Guide 2023年4月〜9月期版より)巨大プラットフォームです。

引用:LINE for Business

LINEは地域を問わず多くの人が日常的に利用しているため、他の媒体では届けられないユーザーにまで広告を見せられる点が最大のメリットですね。

【メリット2】自社戦略に沿った配信機能を利用できる

LINE公式アカウントでLINE広告を利用するメリットの2つ目は、自社戦略に沿った配信機能を利用できることでしょう。

LINE広告の配信機能にはいくつかの種類があります。

配信機能の例は以下の通りです。

オーディエンス配信オーディエンスセグメント配信類似配信
自社データを利用し、対象ユーザーに広告を配信対象となるユーザーの興味や属性を推測し、興味属性で絞って広告を配信特定のユーザー情報に類似したLINE内のユーザーに対象を広げ広告を配信

【メリット3】オンラインで広告出稿の手続きが完結できる

オンラインで広告出稿の手続きが完結できるのも、LINE公式アカウントでLINE広告を利用するメリットの1つです。

広告アカウントの開設から配信手続きまで、ほかの担当者を介することなくスムーズにLINE広告の作業を完結できます。広告内容が配信前に変更になった場合でも、自分たちで差し替えができるので便利ですね。

【メリット4】広告の予算・ターゲットを自由に決められる

LINE公式アカウントでLINE広告を利用するメリットの4つ目は、広告の予算やターゲットを自由に決められる柔軟性です。

LINE広告では配信設定やターゲットを自由に決められるため、効率的な広告配信が可能です。
また、初期費用が無料で少額からでも出稿が可能なため、広告を出すハードルが低く、事業の規模を問わず予算に合わせて顧客拡大のチャンスを作れます。

以下の記事では、LINEの友だち追加広告について詳しく紹介しています。記事を読んでいただき、LINEの友だち追加広告を活用してLINE公式アカウントのリストマーケティングに役立ててください。

LINEの友だち追加広告(CPF)とは?事例、単価、配信面を解説
CPF(Cost Per Friends)はLINE公式アカウント(旧 LINE@)の友だち獲得を目的とした広告。出稿には認証済アカウントが必要で、クリエイティブ(画像)等の入稿時審査あり。気になる費用や設定方法、成功事例を解説。

【簡単3ステップ】LINE広告の出し方 | LINE公式アカウントとの連携方法

LINE広告を出すには、LINE広告アカウントを作成し、LINE公式アカウントと連携させる必要があります。

LINE公式アカウントでLINE広告を出す簡単な手順・3ステップを紹介します。

  • ステップ1:LINEビジネスIDを作成する
  • ステップ2:LINE広告アカウントを作成する
  • ステップ3:LINE広告の配信準備をする 

【ステップ1】LINEビジネスIDを発行する

まずは、LINE公式アカウントのログイン画面、作成画面からLINEビジネスIDを発行します。

顧客と企業や店舗をつなぐLINE公式アカウントをこれから開設する方は、以下の手順でLINEビジネスIDを発行しましょう。

【手順1】LINE公式アカウントのログイン画面から「アカウントを作成」をクリックし「メールアドレスで登録」をクリックする

【手順2】LINE公式アカウントに登録するメールアドレスを入力し「登録用のリンクを送信」をクリックする

【手順3】入力したメールアドレスに届いたLINEビジネスIDの登録用URLをクリックし、画面の案内に従ってLINEビジネスIDを取得する

登録したメールアドレスとパスワードは、LINE公式アカウントのログイン時に必要な情報なので、忘れないように注意しましょう。

【ステップ2】LINE広告アカウントを作成する

次に、LINE広告を運用するためのLINE広告アカウントを作成しましょう。

手順を順に解説します。

【手順1】LINE公式アカウントの管理画面から「広告アカウント」タブ内にある「+ 新しい広告アカウントを作成」のボタンをクリックする

【手順2】広告アカウントの作成画面に移るので、上から請求書情報や広告主情報を登録する

【手順3】下に進み商材情報や基本情報を登録する

商材情報の欄ではLINE公式アカウントを新規で作成するか、既にお持ちの場合はそのIDを入力しなければなりません。LINEのIDは以下の方法で確認できます。

1:管理画面からログイン

2:該当の公式アカウントの設定メニューからアカウント情報をクリック

3:下にスクロールしていくと、「ベーシックID(またはプレミアムID)」が記載されているのでIDのメモを取る

【手順4】項目入力後「作成する」をクリックする

これで審査申請は完了です。
「作成する」ボタンをクリックしても画面が動かない場合は、入力漏れやエラー箇所がないか確認しましょう。

項目入力後、「広告アカウント審査」が実施されます。広告アカウントの審査には、作成依頼から5営業日ほど要します。

アカウント審査終了後

【手順5】LINE広告アカウントで「リンクをコピー」のボタンをクリックし、LINEアカウントの管理者、もしくはご自身でURLにアクセスする

【手順6】承認用URLにアクセスし、LINE公式アカウントで使用している情報でログイン

【手順7】連携リクエストした「承認待ち」LINE公式アカウントの「承認」ボタンを押す

これでLINE公式アカウントとLINE広告アカウントの連携が完了です!

入力内容に誤りや不備があると再申請の時間がかかってしまいます。また、承認された広告アカウントは削除できませんので注意しましょう。

【ステップ3】LINE広告の配信準備をする

広告アカウント審査が通ったら、LINE公式アカウントとLINE広告アカウントの連携は完了です。

ここから、LINE広告の配信準備方法について順を追って紹介します。

  • 1:クレジットカード情報を登録する
  • 2:メディア登録とLINE Tagを設定する
  • 3:広告配信を設定する

1:クレジットカード情報を登録する

LINE広告を出稿する際にかかる出稿費用の支払い用クレジットカード情報を以下の手順で登録します。

【手順1】LINE公式アカウントの管理画面から作成されたLINE広告アカウントをクリックし、広告マネージャー画面に移動

【手順2】メニューから設定内にある「請求と支払い」をクリックする

【手順3】請求先情報の一覧ページで「+請求先情報を追加する」をクリックする

すでに登録済のクレジットカード情報がある場合は、LINE広告の支払いについて登録したい請求先名をクリックします。

【手順4】画面右下にある「+クレジットカードを登録」をクリックする

これでクレジットカード情報が登録できました。
登録できるクレジットカードの種類は、日本国内で発行されているクレジット会社のみなので、種類を確認して登録しましょう。

2:メディア登録とLINE Tagを設定する

次に、LINE広告に出向するメディア登録とLINE Tagの設定方法を紹介します。

1:LINE広告マネージャー左上の「≡」のメニュー項目から、「共有ライブラリ」内にある「メディア」をクリックし、フォーマットに合った画像をアップロードする

アップロード画像も配信可否の審査対象です。LINE社が定めているフォーマットごとの画像の種類やサイズ、審査基準は下記のページを参考にしてください。

LINE広告 | 広告クリエイティブ審査の基本ルール
LINE広告 | 「クリエイティブ」について

2:LINE Tagを設置する
広告経由LINE Tagとは、広告の配信効果や、広告経由で自社が掲げた目標効果に対して成果を計測するために設置するタグです。

例えば、LINE広告から遷移した企業ページ・商品メニュー・商品購入ページそれぞれにLINE Tagを設置すれば、LINE広告から商品購入までたどり着ついたユーザー数や、ユーザーに好まれる商品などを計測できます。

下記記事ではLINE Tagについて詳しく解説しています。記事の内容を把握し、LINE Tagを活用した広告マーケティングでユーザーに効率的にアプローチしましょう。

LINE公式アカウントのLINE Tag(トラッキングタグ)とは?
公式LINEのラインタグについて、機能、コードの種類(ベースコード・コンバージョンコード・カスタムイベントコード)、設定方法について解説。さらにHTMLコードを使うGTM(Googleタグマネージャー)との連携についても紹介。

3:広告配信を設定する

最後に、LINE広告の広告配信を設定します。

LINE広告の配信設定は3つ行います。一つひとつ紹介します。

1:キャンペーンの作成
LINE広告マネージャーで配信したい広告アカウントを選択し、キャンペーンタブの下にある「+キャンペーン作成」ボタンをクリックします。

キャンペーンの作成ページに移動するので、下記広告の基礎内容項目を設定します。

  • キャンペーン目的を選択
  • キャンペーンの基本情報、掲載期間を設定
  • キャンペーン予算について任意で設定

2:広告グループの作成
作成したキャンペーンの広告グループを作成します。主にターゲットと配信先などをアプローチ先ごとに設定できます。

  • 基本情報を入力
  • 配信ターゲットを設定
  • 広告の配信先を設定
  • 広告範囲や入札価格の最適値などを設定
  • 1日あたりの予算を設定

1キャンペーンあたり、1,000個の広告グループが作成可能です。ターゲットにより予算や広告範囲を設定できるので、アプローチしたいグループごとに詳細を設定し、より高い効果を狙いましょう。

3:広告の作成
いよいよ配信するLINE広告自体の作成・設定をします。

  • 基本情報を入力
  • 広告フォーマットを選択
  • 画像やタイトル、URLなど実際にユーザーが目にする配信広告の詳細を設定

すべて設定したら、「広告を保存」ボタンをクリックします。

これで広告配信の設定はすべて完了です!

LINE広告の設定後にLINE社による広告審査が開始され、審査に通ると広告の配信が可能となります。

LINE公式アカウントで配信する広告の費用は?

LINE公式アカウントで広告を配信する際の費用は、配信範囲や予算により異なります。

LINE広告では広告出稿する企業が予算を決められるオークション形式を採用しているため、出稿のための固定金額は必要ありません。

LINE広告を始める際の初期費用

LINE公式アカウントでLINE広告を始めるための初期費用、登録費用は「0円」です。

一般的な純広告は広告掲載の場所や期間が決められており、その広告枠の掲載料金が決められています。対してLINE広告は運用型広告で、広告が表示されるかはオークションの入札額によって決まるため、掲載のためにかかる初期費用はありません。

LINE広告の課金方式3つの比較

LINE公式アカウントのLINE広告では、以下3つの課金方式をとっています

クリック課金
(CPC=Cost Per Click)
インプレッション課金
(CPM=Cost Per Mile)
友だち追加ごとに課金
(CPF=Cost Per Friend)
課金タイミングLINE広告表示+クリックLINE広告の完全表示友だち追加
おすすめの使用場面成果達成を重視したいときより多く広告を見てほしいときまずは見込み客を獲得したいとき

自社や店舗のLINE広告利用の目的や予算に応じて選択し、有効活用しましょう。

まとめ | LINE公式アカウントの広告でサービスを広めよう!

この記事では、LINE公式アカウントでのLINE広告の出し方や出稿方法まで紹介しました。

LINEアプリを使用した顧客獲得やマーケティングは、今や常識となりつつあります。また、LINE広告は低予算でうてるため、規模の小さい企業や店舗にもさまざまなビジネスチャンスを生んでくれます。

SNS最大ともいえるLINEアプリのLINE公式アカウントで、どんどん企業や店舗サービスのPRを行い、新規顧客を獲得していきましょう!

「LINE広告はわかったけど、自分だけでは運用していく自信がない」「LINE広告についてもっと詳しく知りたい」という方は、L Message(エルメ)公式LINEへお問い合わせください。

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