「LINE公式アカウントの導入を検討しているけど、どんなメリット・デメリットがあるんだろう?」
と気になっている人も多いのではないでしょうか?
結論として、LINE公式アカウントを集客に導入することには、大きなメリットがあります。
具体的には以下の通り。
- メールのように埋もれないので開封率が高い
- 登録者を集めやすい
- 月200通まで無料で使える
これらが長所に該当します。
ただし、LINE公式アカウントには同時にデメリットもあります。
一長一短を考慮した上で、LINE公式アカウントの運用を始めるべきか検討してみてください。
なお、LINE公式アカウントで使える基本機能に関しては下記記事にて詳しく解説しています。
基本機能やLINE公式アカウントの活用事例について紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

【この記事を監修した人】
LINE集客の専門家
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LINE公式アカウントのメリット
LINE公式アカウントにおけるメリットは以下の通りです。
- ユーザーが多い
- 年齢層が幅広い
- 登録の手間が少ない
- リアルタイムで情報を発信できる
- 分析できる
- セールスの自動化ができる
- プッシュ通知を届けられる
- 登録者の名前と写真を確認できる
- メールのように埋もれないので開封率が高い
- 月200通まで無料
- 友だちへの一斉送信が可能
- 1対1でユーザーとチャットできる
- 集客やマーケティングに最適
ユーザーが多い
LINEを使っているユーザーは日本国内だけで9,500万人もいます(2023年9月末時点)。
つまりLINE公式アカウントを使用するということは、これだけ多くのユーザーにアプローチできるということになります。
これは大変魅力的ですよね。
マーケティングに活かさない手はないでしょう。
年齢層が幅広い
LINEを利用しているユーザーの年齢層は非常に幅広いです。
詳しくは以下の通り
【年代別|SNSの利用率】
年代 | LINE | X(旧 Twitter) | インスタグラム |
---|---|---|---|
10代 | 94.4% | 80.6% | 76.9% |
20代 | 92.8% | 77.1% | 72.4% |
30代 | 90.1% | 53.8% | 55.3% |
40代 | 84.5% | 42.3% | 39.7% |
50代 | 81.2% | 38.0% | 33.0% |
60代 | 80.1% | 26.2% | 23.3% |
70代 | 72.7% | 18.4% | 12.9% |
若年層の利用率の高さはもちろんですが、特筆すべきは60~70代でも高水準であるということ。
X(旧 Twitter)やインスタグラムの数値と比較すると、なんと4~7倍も違うことがわかります。
これは驚愕的な数値です。
したがって年齢層問わず、多くの人にアプローチをしたいときはLINE公式アカウントを使うとよいでしょう。
登録の手間が少ない
LINE公式アカウントだとメルマガに比べて登録の手間が圧倒的に少ないです。
『友だち追加ボタンを押す→追加を押す』この2ステップで作業が完了するからです。
そもそも従来のメルマガの場合だと、メールアドレスを入力してもらう必要がありましたよね。
しかし入力フォームに手動でメールアドレスを入力するのは、どう考えても面倒なもの。
そのため登録ページで離脱されるケースも目立ちました。
しかし、LINE公式アカウントであればそんな心配は必要ありません。
上記のように簡単2ステップで登録できるからです。
その結果、登録に対するハードルがぐっと下がり、登録率の向上を期待できますよ。
リアルタイムで情報を発信できる
LINE公式アカウントであればリアルタイムで情報を発信することができます。
事前準備がほとんどないからです。
従来のようにチラシやWeb記事で情報を発信しようとすると、どうしても準備に時間がかかってしまいます。
その結果、用意していた情報内容にタイムラグが発生し、情報内容が古くなることもしばしばありました。
しかしLINE公式アカウントであればこんなことはありません。
数行のメッセージで情報発信できるからです。
そのため数分で『今の情報』を発信することができるのです。
リアルタイムで「今この瞬間に情報を発信したい」というときは、ぜひLINE公式アカウントを使ってみてくださいね。
分析できる
LINE公式アカウントには何と分析機能も付いています。
具体的には以下のことを分析できます。
- 友だち
- メッセージ配信
- チャット
- LINE VOOM
- クーポン
- 予約
- ショップカード
- プロフィール
こういった機能を無料で分析することができるのです。
分析することでアプローチ方法を改善できるわけですから、コレはうれしいですよね。
LINE公式アカウントを使う際は施策内容の分析をどんどん重ねていきましょう。
セールスの自動化ができる
LINE公式アカウントならセールスを自動化できます。
なぜなら、ステップ配信機能を使えるからです。
ステップ配信機能とは事前に用意しておいたメッセージを、決められた順番・タイミングで自動送信する機能のこと。
このステップ配信を用意しておけば、あなたが寝ているときや遊んでいるときでも顧客にアプローチできるのです。
そして、LINE公式アカウントならこのステップ配信機能をなんと無料で使えます。
従来のメルマガであればステップ機能を利用しようと思うと何万円もかかっていたわけですから、コレはすごいことです。
LINE公式アカウントを使う際は、ステップ配信機能でぜひセールスの自動化を目指しましょう。
プッシュ通知を届けられる
LINE公式アカウントで送信したメッセージは必ずプッシュ通知も届けます。
その結果メールを無視される確率はぐっと下がります。
プッシュ通知のあるなしでは、気づきにくさに大きな差があるからです。
ただし、プッシュ通知があまりにも多いとブロックされてしまうおそれもあります。
そのためメッセージの送信頻度は最短の配信間隔で2~3日に1回が良いでしょう。
登録者の名前と写真を確認できる
LINE公式アカウントを使うとわかるのですが、友だちの名前と写真(厳密にはアカウント名とアイコン)を確認することができます。
そのためメールアドレスしか表示されないメルマガに比べて、顧客の名前や特徴を覚えやすいというメリットがあります。
例えば顔写真のある人とない人とでは、印象の残りやすさが全然違いますよね。
つまり顔が表示されるLINE公式アカウントであれば、相手のことを覚えやすくなるのです。
その結果、顧客管理も一気にしやすくなりますよ。
メールのように埋もれないので開封率が高い
既存の「メルマガ」もメリットが大きい集客ツールではあります。
しかし、最近になり「メルマガはあまり反応が取れない」「そもそも開封してもらえない」と悩んでいる事業者様も増えているのではないでしょうか。
これは、決してメルマガの内容が悪いというわけではありません。
その背景には、メールというツールがだんだんと使われなくなってきていることがあります。
メルマガ登録者には「とりあえず登録しておこう(見るかどうかはわからないけど)」という人も多いですし、他社が発行したメルマガに埋もれやすいのもデメリットです。
メルマガの開封率は20%程度と言われていますが、低めなのはこのためなんですね。
一方、LINE公式アカウントは迷惑フォルダがないため、到達率は100%、開封率も60%まで跳ね上がります。
この「開封率の高さ」がLINE公式アカウントを導入する大きなメリットです。
月200通まで無料
LINE公式アカウントは、月200通のメッセージまで「無料」で送信することができます。
コミュニケーション プラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|---|
月額固定費 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 不可 | ~3円 |
小さく始め、LINE公式アカウントが売上に貢献するようになってから有料プランに加入できる設計になっています。
ただし無料なのは「友だち200人」ではなく「メッセージ200通」なので、仮に100人の友だちにメッセージを送ると、たった2回のメッセージ配信で200通に達してしまいます。
意外にも早いタイミングで有料プランへの加入を求められることになる点には注意が必要です。
メルマガの場合には、月1万程度の定額で配信数が無制限になることが多いので、大規模な集客の場合には(あくまでコストのみを考慮すれば)メルマガに優位性があります。
友だちへの一斉送信が可能
LINE公式アカウントは、友だち全員に一斉送信が可能です。
メルマガと同じような感覚でLINEユーザーにアプローチできます。
1対1でユーザーとチャットできる
また一斉送信だけではなく、ユーザーと1対1でチャットをすることもできます。
メルマガでもメールで直接やり取りできますが、ユーザーからすると、LINEのほうが気軽に問い合わせることができます。
チャットで疑問点を解消してあげることで、売上への機会損失を防ぐことができるでしょう。
それだけでなく、密接なコミュニケーションをとることで信頼関係を構築しやすくなります。
その結果、相談を受ける回数も増え、アプローチできる回数が増加します。
つまり機会損失だけでなく、チャンスも増やせるということですね。
LINE公式アカウントのチャット機能はどんどん使うべきでしょう。
集客やマーケティングに最適
LINE公式アカウントは、集客やマーケティングのツールとして非常にうまくできています。
たとえば、LINE公式アカウントには以下のような機能があります。
- クーポン:友だち登録してくれたユーザーに対し、購入を促す割引クーポンなどを発行できる
- 抽選:クーポンが当たる抽選を開催できる
- ショップカード:LINE上で発行できる「ポイントカード」機能
- アンケート:顧客にアンケートに答えてもらうことで、ニーズの把握が可能
- 分析:様々なマーケティング効果を分析可能
さらに、LINE公式アカウントの拡張ツール「エルメ」などを併用すると、
- セグメント配信の設定により、興味がない人には送らないことで配信数や料金を抑え、ブロック率を下げる
- アンケートを実行し、ニーズを把握した上で配信ができる
- 友だちがどの媒体から登録されたかを見える化する
なんてこともできます。
メルマガも優れたツールではありますが、「マーケティングを一元管理できるプラットフォーム」としてはLINE公式アカウントに軍配が上がります。
LINE公式アカウントのデメリット
一方で、LINE公式アカウントにはデメリットもあります。
- LINEを使っていない人には配信できない
- 友だち追加をしてもらわないと配信できない
- メッセージを送信してきてくれた人としかチャットができない
- スマホユーザー以外への訴求が弱い
- 簡単にブロックできてしまう
- アカウントがBAN(削除)される可能性も
- LINEをあまり使っていない世代のビジネスには不向き
- 友達登録してもらうハードルがある
LINEを使っていない人には配信できない
根本的な話になりますが、LINE公式アカウントはLINEを使っている人にしかアプローチができません。
LINE公式アカウントはLINEを介したビジネスツールだからです。
そのため自分がターゲットにしている客層がLINEユーザーであるのか否かを事前に調べておかなければなりません。
気をつけて下さいね。
友だち追加をしてもらわないと配信できない
LINE公式アカウントでメッセージを送信できる相手は既存友だちのみです。
つまり友だち登録をしてくれた人にしかメッセージを送信できないわけですね。
そのため友だち以外の人にはアプローチできないのが痛いところ。
しかしある方法を使えば、友だち以外にもアプローチができるのです。
LINE VOOMでシェアされれば友だち以外にもPR可能
LINE VOOM上で自社コンテンツがシェアされれば、友だち以外にもアプローチできます。
LINE VOOMとは友だちが投稿したコンテンツをチェックできる機能を指します。
ここで自社コンテンツが既存友だちにシェアされることで、友だち以外の人にもアプローチできるようになるのです。
友だち以外の人にもアプローチをしたいときは、LINE VOOMでシェアされるような投稿をしてくださいね。
なおシェアのコツとしては『相手の利益となるもの』を送るのがポイント。
例えば「今日の15時までなら商品が50%OFF!」という投稿なら誰にとってもメリットがある、つまりシェア(知人にこの投稿を紹介)しやすくなります。
そのため基本的には、多くの人にとってメリットのある話をすることがシェアされることで大きなポイントとなります。
参考にしてくださいね。
LINE VOOMに関しては以下の記事で解説しています。
メッセージを送信してきてくれた人としかチャットができない
意外と知られていないのですが、LINE公式アカウントでチャットができる相手は、自社アカウントに対して何かしらのメッセージもしくはスタンプを送信してくれた人のみです。
そのため、友だち追加登録をしてくれただけではチャット機能を使うことができません。
このままでは顧客との親密なやり取りができませんから、困ってしましますよね。
そんなときは以下のようなメッセージを送り、返事してもらうとよいでしょう。
友だち登録ありがとうございます!
ただいまキャンペーン中でして、このLINE公式アカウントに対してメッセージを送ってくれた人にはクーポン券をプレゼントさせていただきます
もちろん、メッセージではなくスタンプを送ってくれた場合でもクーポンをお渡し致します!
このキャンペーンは今月までですので、ぜひこの機会にクーポン券をGetしておいてくださいね
このようなメッセージを送っておけば、友だちは高確率で何かしらのアクションを起こしてくれます。
その結果チャットでのやり取りが可能になりますよ。
参考にしてください。
なお、チャットの詳細情報に関しましては以下の記事で紹介しています。
スマホユーザー以外への訴求が弱い
LINEはスマホユーザー以外、つまりガラケーを使っている友だちに対する訴求がどうしても弱くなります。
ガラケーだと『タッチ操作ができない』などの制約が多すぎるからです。
そのため、LINE公式アカウントの優れた機能をフルに活かす(視覚効果の高いリッチメッセージで画面タッチを促すなど)ことができません。
自分がターゲットにしているユーザーはガラケーが主体ではないかを確認しておくとよいでしょう。
簡単にブロックされてしまう
LINE公式アカウントは迷惑メールフォルダがない代わりに、ブロックを簡単にされてしまう欠点があります。
ブロックとは簡単に言うと『受け取り拒否』のこと。
このブロック機能をONにされてしまうと、例え相手が友だちであったとしてもメッセージが届かなくなってしまうのです。
これでは友だち登録をしてもらった意味がありませんよね。
そのためLINE公式アカウントを運用する際は『いかにブロックを防ぐか』がポイントになります。
コツとしては『友だちが何に悩んでいるのか』を知ることです。
そうすれば相手が何を知りたがっているのかがわかり、配信すべき情報もおのずと決まります。
友だち追加数からブロック数などを引いた、ターゲットリーチ(実際にメッセージが届く有効友だちの人数)に関しては以下の記事で解説しています。
リサーチ(アンケート)機能を使おう!
相手が知りたがっている情報を把握したいときは、リサーチ機能を使いましょう。
リサーチ機能とはアンケートのことです。
この機能を使うことで相手の悩みや欲求、アカウントに対して何を期待しているのかが一発でわかりますよ。
そして肝心の作成方法ですが、アンケートはLINE公式アカウントのホーム画面左側にある『リサーチ』から簡単に作成することができます。
ぜひトライしてくださいね。
リサーチに関しては以下の記事で解説しています。
アカウントがBAN(削除)される可能性も
LINE公式アカウントは、LINE社の判断で一方的にBAN(削除)されることがあります。
そのほとんどの理由が、利用規約に違反しているため。
たとえば、稼げる系(物販、アフィリエイト、投資など)や、スピリチュアル系、エロ系などのアカウントは、BANのリスクが上昇します。
多くの顧客を集めていたLINE公式アカウントがBANされると、売上に大きなダメージが生じます。
BANされないように利用規約に違反していないか、継続的に神経を使わなければならないのはLINE公式アカウントのデメリットです。
友だち登録してもらうハードルがある
LINE公式アカウントでメッセージを配信できるのは、友だち登録してくれたユーザーのみです。
LINEの友だち追加はメルマガよりも簡単ですが、多くのユーザーはLINEアカウントを1つのみ、それもプライベート用のみを所有しています。
そのようなLINEで企業のアカウントを友だち登録するのは抵抗がある、という人も中にはいます。
これも、LINE公式アカウントのデメリットです。
LINEは50代以上の利用率が低め
LINEは全世代が広く利用するSNSとして知られています。
しかし、依然として高齢の方の利用率は若干低めです。
NTTドコモモバイル社会研究所の調査によると、2023年4月にスマホ・ケータイ所有者のLINEの利用率は、全世代で約83.7%でした。
しかし、世代別だと、
- 10代:約94%
- 20代:約93%
- 30代:約90%
- 40代:約85%
- 50代:約81%
- 60代:約80%
- 70代:約73%
となっており、年齢が高いほどLINEの利用率は低下します。
さらに、高齢になるほど家族や親しい人との連絡しかLINEを使わない人も多いですよね。
そうしたことを考慮すると、高齢世代への集客力は若干、割り引いて考える必要があります。
禁止されている行為がある
LINE公式アカウントには禁止されている行為があります。
具体的には以下の通り。
(1) 法令、裁判所の判決、決定もしくは命令、または法令上拘束力のある行政措置に違反する行為
LINE|LINE公式アカウント 利用規約(最終閲覧日2023年11月23日)
(2) 違法または違法行為を助長するような行為
(3) 当社または第三者の著作権、商標権、特許権等の知的財産権、名誉権、プライバシー権、その他法令上または契約上の権利を侵害する行為
(4) 公序良俗に反するおそれのある行為
(5) 反社会的勢力に対する利益供与その他の協力行為
(6) 当社の事前の承諾なくLINE公式アカウントを第三者のための広告媒体として使用する行為(第三者の商品、サービスについてLINE公式アカウントを利用して宣伝することを含みますが、これに限りません。)
(7) LINE公式アカウントを利用してみなし属性を利用した広告、メッセージ等(以下、「広告等」といいます。)を配信する場合、広告等に接触した利用者の属性を識別する行為(広告等の配信時に属性毎に個別の遷移先を指定することおよび遷移先を指定するURL中に遷移経路を追跡可能にする特定の情報の付加等をすることが含まれますが、これに限りません。)
(8) 本アカウントを第三者に譲渡または貸与する行為、第三者と共用する行為
(9) 当社または第三者になりすます行為、意図的に虚偽の情報を流布させる行為またはお申し込みされた業種の運営・維持とはなんら関係のない内容を表示もしくは配信する行為
(10) 第三者の個人情報、登録情報、利用履歴情報などを、不正に収集、開示または提供する行為
(11) 過度に暴力的な表現、露骨な性的表現、人種、国籍、信条、性別、社会的身分、門地等による差別につながる表現、自殺、自傷行為、薬物乱用を誘引または助長する表現、その他反社会的な内容を含み他人に不快感を与える表現を、投稿または送信する行為
(12) 性行為やわいせつな行為を目的とする行為、面識のない異性との出会いや交際を目的とする行為、他のお客様に対する嫌がらせや誹謗中傷を目的とする行為、その他LINE公式アカウントが予定している利用目的と異なる目的でLINE公式アカウントを利用する行為
(13) 利用者または第三者が、不快または迷惑と思う内容の配信
(14) LINE公式アカウントのサーバやネットワークシステムに支障を与える行為
(15) 当社によるLINE公式アカウントの運営または他のお客様によるLINE公式アカウントの利用を妨害し、これらに支障を与える行為
(16) LINE公式アカウントの不具合を意図的に利用する行為
(17) 当社に対し不当な問い合わせまたは要求をする行為
(18) LINEヤフー共通利用規約に抵触する表現・内容の配信
(19) 当社のロゴ利用ガイドライン(https://www.linebiz.com/jp/logo/)の規定に抵触する表現・内容の配信
(20) 上記第1項から19項のいずれかに該当する行為を援助または助長する行為
(21) その他、当社が不適当と判断した行為
これらに該当する行為は固く禁止されています。
それにもかかわらず禁止行為を行ってしまった場合、アカウントの凍結・削除といった措置を取られるおそれがあります。
そうなりますと別のアカウントをイチから立ち上げ、再び友だち集めをしなければなりません。
これはかなり大変です。
元のアカウントと同じ状態に持っていくには、かなり労力や時間がかかることは必至。
したがってアカウントの凍結および削除をされないように、ルールをしっかり守って運用してくださいね。
LINE公式アカウントを開設する方法
ここまでLINEのメリット・デメリットを解説してきました。
もしもここまでの内容を読んで「LINE公式アカウント始めてみようかな」と思った人は、次の手順に沿ってアカウントを開設してくださいね。
数分で開設できますよ。
- 『LINE公式アカウント|ログインページ』にアクセスする
- 『アカウントを作成』をクリックする
- どちらかの登録方法を選ぶ
- メールアドレスを入力する
- LINEから届いたメールを開く
- 名前およびパスワードを入力する
- 表示された『サービスに移動』をクリックする
- 画面中央『LINE公式アカウントを作成』をクリックする
- 必要事項を入力する
- 入力内容を確認する
- アカウント認証の有無を決める
- 利用規約に同意をする
『LINE公式アカウント|ログインページ』にアクセスする
まずはLINE公式アカウントのログインページにアクセスをしましょう。
このページからアカウントを作成できます。
『アカウントを作成』をクリックする

画面中央にある『アカウント作成』という文字をクリックしましょう。
どちらかの登録方法を選ぶ

画面中央に表示されている『LINEアカウントで登録』もしくは『メールアドレスで登録』のどちらかをクリックしてください。
ポイントとしては現在所持しているLINEアカウント(一般的なLINEアプリのアカウント)との紐づけを行いたいのであれば『LINEアカウントで登録』を選択しましょう。
その一方でLINEアカウントとは完全に切り離して運用をしたいのであれば『メールアドレスで登録』を選択してくださいね。
※今回の記事では『メールアドレスで登録』を選んだ時の手順を解説いたします。
メールアドレスを入力する

『メールアドレスで登録』を選んだ場合、まずはメールアドレスを入力しましょう。
なおLINE公式アカウントの場合だと以下のようなフリーメールアドレスも使用可能です。
- Gmail
- Yahoo!メール
- Outlook
- AOLメール
- iCloud Mail
キャリアメールを使うことに抵抗があるのであれば、この中から選ぶと良いでしょう。
LINEから届いたメールを開く

メールアドレスを登録すると、登録したアドレスにLINEからメールが届きます。
そのメール内にリンクが張り付けられていますので、それをクリックしましょう。
名前およびパスワードを入力する

表示された入力欄に名前およびパスワードを入力してください。
パスワードに関してはセキュリティのことを踏まえますと、以下のように大文字・小文字・数字が混ぜっているものを使うとよいでしょう。
例)
1qaz2WSX
表示された『サービスに移動』をクリックする

切り替わった画面先で表示されている『サービスに移動』というボタンをクリックしましょう。
するとLINE公式アカウントの画面に移動します。
しかしまだ運用できるわけではありません。
以降はアカウントに関する情報を入力していきます。
画面中央『LINE公式アカウントを作成』をクリックする

まずは画面中央の『LINE公式アカウントを作成』をクリックしましょう。
必要事項を入力する

必要事項を入力していきましょう。
なお、ここでいう入力事項とは以下を指します。
- アカウント名
- 会社または事業者名
- 業種
アカウント名に関しましては後ほど変更ができます。
この時点ではそれほど気負わずに決めなくて大丈夫です。
入力内容を確認する

記入事項を入力し終えたら、入力内容を確認しましょう。
問題がなければ『完了』をクリックしてくださいね。
アカウント認証の有無を決める

切り替わった画面先で『アカウント認証をリクエストする』もしくは『後で認証を行う(管理画面に移動)』のどちらかをクリックしましょう。
もしもアカウント認証されるまで待てるのであれば前者を、今すぐにLINE公式アカウントを開設および運用をしたいのであれば後者を選ぶとよいでしょう。
なお、認証済みアカウントに関するメリットとデメリットは後述しますね。
利用規約を確認する

最後に表示される利用規約に同意をしましょう。
これでLINE公式アカウントを開設できます。
ちなみに、LINE公式アカウントの開設に関する詳しい情報は下記記事にて詳しく解説しています。
個人・法人問わず開設する方法をまとめていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
認証済みアカウントになるメリット
先ほどチラッと触れましたが、LINE公式カウントには認証済みアカウント※というものがあります。
※認証済みアカウントとはLINEの厳しい審査に合格した『LINEに認証されたアカウント』のこと。
この名称を聞いたことで、ひょっとすると「わざわざLINE認証される必要はあるのか?」と疑問に感じる人がいるかもしれせん。
そこでここでは、認証済みアカウントになるメリットを解説していきますね。
- 検索対象になる
- 販促用のポスターをダウンロードできるようになる
- 請求書での決済が可能になる
- 友だち追加広告を利用できるようになる
- 認証済みバッジを付与される
- POPなどのノベルティを発注できる
検索対象になる
認証済みアカウントになることで、LINEアプリ上での検索結果に出てくるようになります。
そのため認証済みアカウントになれば、友だち追加登録をしてもらえる機会が圧倒的に増えます。
これは大きなメリットといえるでしょう。
販促用のポスターをダウンロードできるようになる
認証済みアカウントになることで、LINEのキャラクターが刷り込まれた販促用ポスターをダウンロードできます。
こういった販促物を無料かつ簡単に用意できるのはうれしいですよね。
しかも自分でダウンロードするわけですから、必要と思った瞬間に用意できます。
つまり利便性も高いということです。
ポスターのダウンロードに関してはメリットしかありませんから、認証された暁にはぜひ利用してくださいね。
請求書での決済が可能になる
アカウントを認証されることで請求書決済ができるようになります。
というのも実は、未認証アカウントだとクレジット決済がメインになるのです。
しかし認証アカウントになることで請求書決済、つまり後払いや掛け払いが可能になるわけです。
その結果、資金繰りをよくすることも可能になります。
これは資金が限られている個人事業主の方にとっては特にありがたいハズ。
ぜひ利用してくださいね。
友だち追加広告を利用できるようになる
認証アカウントになることで友だち追加広告を利用できるようになります。
その結果、『検索されることを待つ』だけのプル施策だけでなく『こちらから積極的にPRする』プッシュ施策ができるようになります。
そのため未認証アカウントに比べて効率よく友だち追加を促すことが可能です。
認証アカウントになった際は、ぜひ友だち追加広告を出稿してくださいね。
友だち追加広告に関しては以下の記事を参考にしてください。
認証済みバッジを付与される
アカウントが認証されると、色が紺色の認証済みバッジを付与されます。
そして認証済みバッジをもらうことで、ユーザーからの信頼度アップを図ることができます。
認証済みバッジを受け取っているということは、LINEの審査に受かったことを意味しているからです。
つまり未認証アカウントに比べて、会社情報などの身元や事業内容がハッキリしているわけです。
そのためユーザーからすると、認証済みアカウントの方が信頼できるのは明白ですよね。
したがってユーザーからの信頼をより得たいときは、認証済みアカウントにしておくとよいでしょう。
POPなどのノベルティを発注できる
認証済みアカウントになることで、POPなどといったノベルティをLINEに発注することができます。
具体的には以下のものを依頼できるようになります。
- POP
- ステッカー
- 名刺サイズのショップカード
時間をかけずにこれらのものが使えるのはうれしいところですよね。
認証済みアカウントになった際は、ぜひ使ってみてくださいね。
ノベルティ発注に関する注意点
ノベルティの発注は便利なのですが、注意点も2つあります。
- 有料である
- 自社の販促物にLINEのキャラクターを勝手に刷り込むのは禁止である
ポスターの時とは異なり、発注には費用が掛かることを覚えておきましょう。
なお、認証済みアカウントになったからと言ってLINEのキャラクターを自由に使えるようになったわけではありません。
これらのキャラクターはあくまでLINEが作成したノベルティに対してのみ、印刷が可能です。
著作権や商標権などといった権利がLINE側にあるからです。
したがって自社の製品や販促物にLINEのキャラクターを勝手に使うことは固く禁止されています。
勝手な使用はやめてくださいね。
認証済みアカウントのデメリット
認証済みアカウントになることで得られる恩恵は多いことが分かりましたね。
いろいろとメリットが多い認証済みアカウントですが、その反面デメリットもあります。
- 審査に落ちると運用停止措置になることがある
- 認証後のアカウント名変更ができない
- 審査に時間(5~10日)がかかる
審査に落ちると運用停止措置になることがある
最大の懸念点は審査に落ちることにより、アカウントの運用停止措置を取られるおそれがあることです。
あなたが提供しているサービス内容が「LINEにふさわしくない」もしくは「禁止事項に抵触している」とLINEに判断されることで、このようなことになってしまうのです。
そうなってしまうとまたイチからアカウントを作成し、友だちを集めなおす必要が出てきます。
これは非常に困りますよね。
したがって友だち登録者数が多いアカウントを認証済みアカウントに切り替えるときは、慎重に考えましょう。
認証後のアカウント名変更ができない
認証済みアカウントになると、後からアカウント名を変更することが不可になります。
LINE側からするとせっかく審査をしたのに、その後アカウントを変更されてしまっては調査の意味がないからです。
例えば審査中はルールを守っていたアカウント名なのに、審査後に規約違反に該当するアカウント名(某企業と同じ名前にするなど)に変更されては、審査及び調査をした意味がありませんよね。
LINEはこういった事態を防ぐために、『認証後のアカウントは名前を変更できない』という措置を取ったのだと推測できます。
認証済みアカウントに切り替える予定の人は気を付けてくださいね。
審査に時間(10日前後)がかかる
認証済みアカウントの審査には10日前後かかる(土日祝日除く)と、LINE公式サイトに明記されています。
その理由としては『1つ1つのアカウントをしっかりと精査するため』が考えられます。
そもそもLINE公式アカウントは未認証であれば、どこの誰でも『審査なし』で作成することが可能です。
LINE側からするとこれは相当なリスクです。
『どこのだれが、どういった目的で、どういったサービスを提供するのか?』がわからない中で自社の『LINE』という名前やサービスを正式に貸すのは、かなり危険な行為と言えるからです。
下手をすれば(認証済アカウント内で犯罪行為が横行してしまったら)自社ブランドに傷がつくどころか、LINE公式アカウントのサービスそのものが停止されるかもしれません。
そういった背景もあり、LINE側からしてみれば「認証済アカウントの審査だけは、しっかりとやっておきたい」というところが本音なのでしょう。
したがって認証済みアカウントはすぐに使えるわけではありません。
そのため認証済みアカウントへの切り替えは、スケジュールに余裕があるときに行うとよいでしょう。
認証済アカウントに申請する方法
認証済みアカウントのメリット・デメリットを比較・検討した結果、もしも「申し込んでみよう!」となったのであれば、以下の手順で申請してくださいね。
- ホーム画面右上『設定』をクリック
- 画面中段『アカウント認証をリクエスト』をクリック
- 業種・申し込みタイプを選択
- 店舗/施設情報を入力
- 会社情報を入力
- 申込者情報を入力
ホーム画面右上『設定』をクリック

LINE公式アカウントホーム画面右上に表示されている『設定』をクリックしましょう。
画面中段『アカウント認証をリクエスト』をクリック

画面中段にある『アカウント認証をリクエスト』をクリックしてください。
業種・申し込みタイプを選択

大業種(飲食店やファッションなど)や小業種(イタリアンやアクセサリーなど)を選択しましょう。
そして申し込みタイプ(担保や企業など)も選んでください。
店舗/施設情報を入力

先ほどの申し込みタイプで何を選んだかにもよりますが、店舗もしくは施設情報を入力しましょう。
具体的には以下の項目を入力すればOKです。
- 自社サイトのURL
- メディア名
- 店舗名もしくは団体名
- 郵便番号
- 都道府県
- 市区町村
- 番地
- 建物名
- 電話番号
電話番号に関しては日中連絡がつくものを記載してくださいね。
電話に出なかった場合、審査に響くかもしれないのでご注意ください。
会社情報を入力

会社情報を入力しましょう。
もしも店舗情報と同じなのであれば、『店舗情報をコピーする』をクリックすることで自動入力されます。
申込者情報を入力

最後に申し込み者情報を入力してください
具体的には以下のことを記入してくださいね。
- 氏名
- 氏名のフリガナ
- 所属部署
- 電話番号
- メールアドレス
これで申請は完了です。
後は審査結果を待ちましょう。
もしも10日経っても審査結果が届かないの出れば、『LINE for Business|ご利用中のサービスについてのお問い合わせ、よくあるご質問』にて問い合わせてみてくださいね。
LINE公式アカウントのメリット・デメリットまとめ
ここまで、LINE公式アカウントのメリットとデメリットを解説しました。
最後に、メリットについて振り返っておきましょう。
- メールのように埋もれないので開封率が高い
- 時代にマッチしているので登録者を集めやすい
- 月200通まで無料
- 友だちへの一斉送信が可能
- 1対1でユーザーとチャットできる
- 集客やマーケティングに最適
LINE公式アカウントにはデメリットもありますが、結論として、非常にメリットが目立つ集客ツールです。
無料で始められるため、メルマガなどをすでに使っている事業者様も、テスト的にLINE公式アカウントを運用してみてはいかがでしょうか。
エルメならサポート体制が充実!

ここまでLINE公式アカウントのメリットを解説してきました。
こういったメリットを実現させるために、LINE公式アカウントには豊富な機能が実装されています。
ステップ配信
自動返信
あいさつメッセージ
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