LINE公式アカウントで集客したいものの、「どうすれば友だちが増えるのか」「来店や購入につなげるには何をすればよいのか」とお悩みではありませんか?
LINE公式アカウントは、商品やサービスの情報発信に加え、クーポン配布や継続的なコミュニケーションを通じて、新規顧客の獲得からリピーター育成まで幅広く使えます。
集客効果を高めるには、友だちを増やす方法だけでなく、追加後のアプローチや配信結果の分析も重要です。
この記事では、LINE公式アカウントが集客に向いている理由やメリット、具体的な集客方法や運用のコツ、成功事例を紹介します。
- LINE公式アカウントが集客におすすめの理由
- 店頭告知・SNS・友だち追加広告などで友だちを増やす方法
- メッセージ配信やクーポンを活用して来店・購入につなげる方法
- メッセージ配信のタイミングや効果測定などの注意点
- LINE公式アカウントを活用した集客の成功事例
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、企業や店舗がビジネス目的で利用できるLINEのサービスです。
普段使っているLINEと同じように、ユーザーとメッセージをやり取りできるほか、商品やサービスの情報を発信したり、顧客からの問い合わせに対応したりできます。
個人間のコミュニケーションを目的とする通常のLINEとは異なり、ビジネスでの活用を想定した機能が用意されている点が特徴です。
たとえば、クーポンを配布して来店を促したり、ショップカードでポイントを付与したりするなど、顧客との接点づくりに役立てられます。
飲食店や美容室などの実店舗はもちろん、ECサイトやオンラインサービスでも利用されており、幅広い業種で活用されているツールだといえるでしょう。
アカウントは無料で開設でき、料金プランも3種類から選べるため、小規模な店舗でも始めやすい点も魅力です。
LINE公式アカウントが集客におすすめの理由
LINE公式アカウントは、幅広いユーザーへの情報発信や顧客対応に役立つツールです。
ここでは、集客におすすめの理由を4つ紹介します。
利用ユーザーが多く年齢層が幅広い
LINEは幅広い年代の人が日常的に利用しているコミュニケーションアプリです。
LINEヤフー株式会社の公式情報によると、国内の月間利用者数は2026年3月末時点で1億人に達しています。
そのため、LINE公式アカウントを活用すれば、普段からLINEを利用しているユーザーと接点を持ち、商品やサービスの情報を届けられるでしょう。
性別や年齢層を問わず利用されていることから、幅広い顧客層へのアプローチを目指せる点が魅力です。

出典:LINEヤフー マーケティングキャンパス
規模・業種・商材を問わない
LINE公式アカウントは、個人事業主から大企業まで、さまざまな規模のビジネスで活用できます。
飲食店なら新メニューやクーポン、美容室なら施術メニューや予約案内、ECサイトなら新商品の発売やセール情報など、業種や商材に合わせた情報発信が可能です。
また、LINEチャットを使って問い合わせに対応するなど、顧客とのコミュニケーションにも役立ちます。
自社の商品やサービスに合った使い方を工夫することで、集客やリピーターの獲得につなげられるでしょう。
クリック率・開封率が高い
LINEヤフー for Businessで紹介されている2021年7月の調査(携帯電話に関するアンケート、n=2,060)では、LINE公式アカウントのメッセージの開封状況が集計されています。
受け取ってすぐに開封するユーザーは約2割、その日のうちに開封するユーザーは約8割にのぼります。
日常的に利用するLINE上にメッセージが届くため、比較的早く内容を確認してもらえる点がメリットです。
メッセージが開封されれば、本文のリンクやクーポンがタップされる機会も増えるでしょう。
配信後は開封率やクリック数を確認し、内容の改善に役立てられます。
参照:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントで集客するには? 活用メリットや集客方法のコツ、事例も紹介」
複数人で運用・管理できる
LINE公式アカウントは、複数の担当者で管理・運用できます。
1アカウントにつき最大100人のメンバーを登録でき、担当者ごとに権限を設定することも可能です。
たとえば、メッセージの作成や配信、顧客からの問い合わせ対応、配信結果の分析などを分担すれば、チームで効率よく運用できます。
複数店舗を展開している企業や、マーケティング担当者と店舗スタッフが連携する場合にも活用しやすいでしょう。
LINE公式アカウントで集客する方法

LINE公式アカウントで集客するには、まず友だちを増やし、情報を届けられる顧客との接点をつくることが大切です。
店頭での告知やSNSの活用など、さまざまな方法があるため、自社の業種や顧客層に合った施策を取り入れましょう。
店頭POPやポスターで告知する
実店舗を運営している場合は、店頭POPやポスターを活用して友だち追加を促す方法がおすすめです。
レジ周辺や入口、テーブルなど、顧客の目に留まりやすい場所に友だち追加用のQRコードを掲示しましょう。
その際は、QRコードを掲示するだけでなく、「友だち追加でクーポンをプレゼント」など、登録するメリットもあわせて伝えると、追加を検討してもらいやすくなります。
会計時にスタッフから追加を呼びかけるのも有効です。
なお、友だち追加用のポスターは、LINE公式アカウントのWeb版管理画面から無料でダウンロードできます。
店頭での案内方法を詳しく知りたい方は、友だち追加用のQRコードやポスターの作成方法について解説した以下の記事をご確認ください。

友だち追加の特典を用意する
友だち追加の特典を用意することも、登録を促す方法の一つです。
たとえば、初回購入や来店時に使える割引クーポン、限定情報、プレゼントなど、ユーザーにとって魅力のある特典を用意しましょう。
特典の内容は、顧客層や商材に合わせて選ぶことが大切です。
ただし、特典だけを目的に登録するユーザーもいるため、追加後も商品やサービスに興味を持ってもらえるよう、有益な情報を継続的に届けることを意識してください。
来店促進にLINE公式アカウントのクーポン機能を活用したい方は、クーポンの作成手順や注意点を解説した以下の記事がおすすめです。

WebサイトやSNSで告知する
自社のWebサイトやブログ、InstagramなどのSNSも、友だち追加を促すための有効な手段です。
Webサイトに友だち追加用のバナーやQRコードを設置したり、SNSのプロフィールや投稿からLINE公式アカウントへ誘導したりする方法があります。
SNSでは、商品の魅力や役立つ情報を発信しながら、LINE公式アカウントではクーポンやキャンペーンなどの情報を届けるといった使い分けも可能です。
それぞれの媒体の役割を明確にし、ユーザーが自然に友だち追加へ進める導線を整えましょう。
なお、バナーなどの画像作成にはLINEヤフーの無料ツール「LINEヤフー Creative Lab」が便利です。
LINEヤフー Creative Labの使い方については以下の記事を参考にしてください。

認証済アカウントを取得する
LINE公式アカウントには、LINEヤフーによる審査を受けて認証された「認証済アカウント」と、審査を受けずに利用できる「未認証アカウント」があります。
認証済アカウントになると、アカウントの横に認証バッジが表示されます。
公式なアカウントであることの目安になり、ユーザーに安心感を与えられる点がメリットです。
また、LINEアプリ内の検索結果やおすすめに表示させることができるため、店舗名やサービス名でアカウントを探すユーザーとの接点を増やせます。
友だち追加広告を利用する条件にもなっているため、広告で集客する予定がある場合は早めに取得しておきましょう。
認証済アカウントの取得を検討中の方は、認証のメリットや申請方法について詳しく解説した以下の記事がおすすめです。

友だち追加広告を活用する
自社のLINE公式アカウントをまだ知らないユーザーにもアプローチしたい場合は、友だち追加広告の活用を検討しましょう。
広告を通じて友だち追加を促せるため、自然な流入だけでは友だちが増えにくい場合にも選択肢となります。
友だち追加広告は2026年5月にリニューアルされ、現在はLINE公式アカウントのWeb版管理画面から出稿する仕組みです。
ただし利用には、認証済アカウントであること、オンラインの支払い方法が登録されていること、ビジネスマネージャー(LINEヤフーのサービス同士を接続し、ビジネス情報を管理する基盤)の認証済み組織と接続していることなどの条件があります。
広告費がかかるため、予算や配信対象を検討したうえで利用しましょう。
友だち追加広告を検討中の方は、利用条件や設定方法について解説した以下の記事をご確認ください。

LINE公式アカウントの友だちへの効果的なアプローチ方法
LINE公式アカウントで集客につなげるには、友だちを増やすだけでなく、継続的な情報発信を通じて商品・サービスへの興味を高め、来店や購入を促すことが大切です。
ここでは、友だちへの効果的なアプローチ方法を3つ紹介します。
ステップ配信で新規顧客を育成する
ステップ配信とは、あらかじめ設定したシナリオに沿って、メッセージを段階的に自動配信する機能です。
LINE公式アカウントにも標準機能として備わっており、友だち追加からの日数などに応じて、商品紹介やクーポンなどを届けられます。

ステップ配信の設定方法や具体的な活用例について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

一方、顧客の行動に合わせて細かく配信内容を分岐させたい場合には、LINE公式アカウントの拡張ツールが便利です。
たとえば、L Message(エルメ)のステップ配信では、友だち追加後だけでなく、ボタンのタップなどユーザーの行動を起点とした配信ができます。
「資料請求後に関連情報を送る」「商品購入後に使い方を案内する」といったシナリオを自動化したい場合は導入を検討しましょう。
ユーザーの状況に合わせて段階的に情報を届けることで、タップ率や成約率(コンバージョン率)の改善や、問い合わせ対応などの業務負担の軽減も期待できます。
L Messageはフリープランから導入可能なため、まずはコストをかけずに試してみてください。

セグメント配信で興味関心に合わせた情報を届ける
LINE公式アカウントのメッセージ配信には、友だち全員に送る「一斉配信」と、条件に合うユーザーに対象を絞って送る「絞り込み配信」があります。
一般的に、後者は「セグメント配信」と呼ばれる手法です。
たとえば、女性向けの商品を扱う店舗なら女性ユーザーに関連情報を届けたり、特定の商品に関心を示した顧客に関連するクーポンを配布したりする方法が挙げられます。
配信内容とユーザーの興味関心を合わせることで、自分事としてメッセージを受け取ってもらいやすくなるのが大きなメリットです。
LINE公式アカウントの絞り込み配信の設定方法や活用例は以下の記事で詳しく解説しています。

クーポンやショップカードで再来店を促す
来店や購入、リピート利用を促すにはクーポンやショップカードも有効です。
LINE公式アカウントのクーポン機能では割引などの特典を提供でき、ショップカードでは来店時などにポイントを付与できます。
たとえば、次回来店時に使えるクーポンを配布したり、ポイントを貯めると特典がもらえる仕組みを設けたりすると、再来店のきっかけをつくれるでしょう。
ショップカードを活用してリピーターを増やしたい方は、詳しい作成方法や成功事例をまとめた以下の記事をご覧ください。

LINE公式アカウントで集客する際の注意点
LINE公式アカウントは、友だちを増やしてメッセージを配信するだけでなく、運用結果を振り返り、改善を続けることが重要です。
集客効果を高めるために、次の2点を意識しましょう。
メッセージ配信のタイミングを意識する
メッセージは、ユーザーの生活リズムや購買行動に合った時間帯に配信することが大切です。
配信が多すぎたり、興味のない内容が続いたりすると、ユーザーに煩わしく感じられ、ブロック(メッセージの受信拒否)につながりやすくなります。
たとえば、飲食店ならランチ前にクーポンを届けるなど、来店を検討するタイミングに合わせる方法があります。
ただし、効果的な配信時間や頻度は、業種や顧客層によってさまざまです。
開封率やブロック数などを確認しながら、配信する曜日や時間帯、頻度を調整しましょう。
LINE公式アカウントの配信時間や頻度については以下の記事で詳しく解説しています。

ユーザーの反応を分析する
配信後は、友だち数やブロック数に加え、メッセージの開封率・クリック率などを確認しましょう。
数値の変化から、配信内容やタイミングを見直すヒントが得られます。
また、開封率やクリック率だけでなく、クーポンの利用数や予約・購入件数など、最終的な集客目標につながっているかを確認することも大切です。
LINE公式アカウントの管理画面で確認できる分析機能の使い方やKPI(目標の達成度を測る指標)の設定方法など、効果測定に必要な知識は以下の記事をご確認ください。

LINE公式アカウントで集客に成功した事例
LINE公式アカウントを集客に活用した事例を3つ紹介します。
【飲食店】ショップカード活用で業務を改善したなすび総本店
静岡県の和食店「なすび総本店」では、紙のポイントカードの会員登録に手間がかかるうえ、手入力によるポイントの付与ミスに加え、手書きのメールアドレスが判読しにくく、メールマガジンの約7割が届かないことが課題でした。
そこで導入したのがLINE公式アカウントのショップカードです。
QRコードから手軽に登録できる仕組みに移行した結果、約1年で旧ポイントカードの会員数を上回り、ポイント付与のミスも減少しました。
この事例からは、顧客の利便性を高めることが、会員獲得と店舗業務の効率化につながるとわかります。
出典:LINEヤフー for Business「全長36cmの「ジャンボ海老フライ」が話題!和食店・なすび総本店のショップカード活用」
【EC】各種機能を活用して売上アップにつなげたohora
韓国発のセルフジェルネイルブランド「ohora」は、LINE公式アカウントを通じてECサイトへの送客と購入促進に取り組みました。
具体的には、商品をカートに入れたまま購入していないユーザーにメッセージを送ったり、過去の配信への反応に応じて情報を届けたりといった施策です。
この取り組みの結果、LINE公式アカウント経由の売上は導入当初と比べて3倍に増加しました。
セグメント配信によって、ROAS(「広告にかけた費用に対して、どれだけの売上が得られたか」を示す広告の費用対効果)も一斉配信と比べて1.2倍に向上しています。
ユーザーの行動に合わせた情報発信が、ECの購入率や売上の改善につながった事例です。
出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントを活用して売り上げアップ!ユーザーへの購入促進方法」
【美容室】入り口を増やして出口を減らした地域密着サロン
新潟県長岡市の美容室「L’la citta(ララチッタ)」は少人数で営業していたため、施術中に予約の電話に出られず機会損失が生じていました。
その解決策として導入したのが、LINE公式アカウントです。
LINE経由で予約した顧客には、サイコロの出目に応じてポイントを付与する独自の特典を用意し、電話からLINEでの予約へ誘導しました。
さらに2021年春のWebサイトリニューアルで、LINEで予約できることをわかりやすく示したところ、友だち追加数がリニューアル前と比べて月平均で約3倍に伸びています。
同店が重視したのは、新規の友だちという「入り口」を増やすだけでなく、ブロックという「出口」を減らすことです。
キャンペーンの時期や期間に変化をつけたり、パーソナルカラー診断の当日にLINEチャットでアンケートを送ったりした結果、ブロック率を30%前後と以前より低い水準に抑えています。
出典:LINEヤフー for Business「入り口を増やして、出口を減らす。広告を利用せずに3,400人の友だちを獲得した地域密着サロンのLINE活用」
まとめ|LINE公式アカウントを活用して集客からリピーター育成まで実現しよう
LINE公式アカウントで集客するには、友だちを増やすだけでなく、追加後も継続的にコミュニケーションを取り、来店や購入につなげることが重要です。
店頭POPやSNS、友だち追加広告などを活用して接点を増やし、ステップ配信やクーポン、ショップカードなどで顧客との関係を深めましょう。
また、配信結果やユーザーの反応を分析し、効果を検証したうえで、次の施策に反映することも欠かせません。
- LINE公式アカウントで集客するには、友だちの獲得と追加後のアプローチが重要
- 利用者数の多さや開封されやすさ、複数人で運用できる点が集客に向いている
- 店頭告知やSNS、友だち追加広告などから、自社に合った集客方法を選ぶ
- 認証済アカウントを取得すると、LINE内の検索結果に表示され、友だち追加広告も利用できる
- ステップ配信や絞り込み配信、クーポンなどを活用し、来店・購入を促す
- 配信結果や顧客の反応を分析し、継続的に施策を改善する
LINE公式アカウントの運用をさらに効率化したい場合は、拡張ツールのL Message(エルメ)も選択肢の一つです。
L Messageなら、ボタンのタップなどユーザーの行動に合わせたステップ配信や、タグを使った顧客管理・絞り込み配信を行えます。
事例で紹介したように、ユーザーに合わせた情報発信で集客を強化したい方は、まずはフリープランから利用して、実際の機能や使い勝手を確かめてみてください。




