「LINE公式アカウントでメッセージを配信しても、なかなか反応につながらない」「一斉配信すると興味のない層からブロックされるんじゃないか?」と悩んでいませんか?
そこで活用したいのが、メッセージの「セグメント配信(絞り込み配信)」です。
LINE公式アカウントでは、友だち全員に同じメッセージを送るだけでなく、ユーザーの属性や過去の行動などに応じて配信対象を絞り込むことができます。
ユーザーに合わせて配信内容を出し分けることで、必要な情報を必要な人に届けやすくなり、さらにメッセージの反応率向上やブロックの抑制にも有効です。
この記事では、LINE公式アカウントのセグメント配信について、メリットや具体的な設定方法、活用例、利用する際の注意点まで詳しく解説します。
LINE公式アカウントで配信対象を適切に絞り込み、より効果的に情報を届けたい方は、ぜひ参考にしてください。
- LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)の特徴
- LINE公式アカウントの絞り込み機能を使うメリット
- 属性(フィルター)やオーディエンスを使った配信対象の絞り込み方法
- セグメント配信(絞り込み配信)の具体的な活用例
- 絞り込み機能を活用する際の注意点
LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)とは
LINE公式アカウントのセグメント配信とは、友だちを特定の条件で分類し、対象を絞ってメッセージを配信する方法です。
なお、LINE公式アカウントでは「セグメント配信」という名称の機能はありません。
現在は「絞り込み配信」という名称で提供されています。
通常のメッセージ配信は「すべての友だち」を選択し、「登録されている」かつ「ブロックされていない」読者に対して一斉にメッセージを届けます。
一方、セグメント配信では、年齢や性別、地域などの属性や、作成したオーディエンスをもとに、特定の条件に該当する友だちだけへメッセージを届けることが可能です。
たとえば、以下のような配信ができます。
- 20代女性だけにキャンペーン情報を配信する
- 特定の地域に住む友だちへ店舗のお知らせを送る
- 過去に配信したメッセージを開封した人へ追加で案内を送る
このように友だちごとに必要な情報を届けることで、メッセージの開封率や反応率の向上が期待できます。
LINE公式アカウントの絞り込み機能は、追加料金なしで利用できる標準機能です。
コミュニケーションプランを含む各料金プランで利用でき、専用のツールやオプションを契約する必要はありません。
コミュニケーションプランでは月200通までメッセージを配信できますが、その配信対象を絞り込み配信によって指定できます。
ただし、絞り込み機能を利用するには条件があり、属性で絞り込む場合はターゲットリーチ数が100人以上必要です。
詳しい注意点については、後述の「LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)の注意点」をご確認ください。
また、LINE公式アカウントでは、セグメント配信以外にもメッセージ配信やリッチメニュー、クーポン、ショップカードなど、さまざまな機能を利用できます。
これからLINE公式アカウントを始めたい方や、活用できる機能を幅広く知りたい方は、基本機能や料金、効果的な運用方法について解説した以下の記事をご覧ください。

LINE公式アカウントにおけるセグメント配信(絞り込み配信)のメリット
LINE公式アカウントでセグメント配信を活用すると、友だち一人ひとりに合わせた情報発信が可能になります。
主なメリットは以下の3つです。
- メッセージの反応率を高められる
- ブロックを防止できる
- 配信コストを抑えられる
友だちからの反応率を高められる
セグメント配信を活用すると、友だちの属性や興味関心に合わせて、必要な情報だけを届けられます。
たとえば、20代女性の友だちに向けて新商品の案内を配信したり、特定地域の友だちへ店舗キャンペーンのお知らせを送ることが可能です。
自分に関係のある情報が届けば、メッセージの開封やリンクのタップ、商品の購入といった行動につながりやすくなります。
一方で、興味のない情報を一斉配信すると、メッセージを見てもらえない可能性が高まるでしょう。
友だちごとに適した情報を届けることで、配信の反応率向上が期待できます。
ブロックを防止できる
セグメント配信は、LINE公式アカウントのブロック防止にも有効です。
友だち全員へ同じ内容を送り続けると、自分に必要のない情報まで届くため、ユーザーに負担を感じさせる可能性があります。
たとえば、美容商品の情報を求めている友だちに飲食店のキャンペーン情報を何度も送ると、自分には関係ない」と感じられ、ブロックにつながるかもしれません。
セグメント配信によって必要な人へ必要な情報だけを届けることで、メッセージ配信を原因としたブロックを防ぎやすくなります。
なお、LINE公式アカウントで友だちからブロックされる原因は、メッセージの内容だけではありません。
配信ペースや時間帯なども重要です。
ブロックされる原因やブロック率を下げる具体的な対策について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
-11-160x90.png)
配信コストを抑えられる
LINE公式アカウントでは、料金プランごとに無料で配信できるメッセージの通数が決まっています。
| プラン名 | 月額費用(税抜) | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | 不可 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 | 不可 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 | 従量課金 |
参照:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/plan/
友だち数が増えるほど、一斉配信を行った際に消費するメッセージ通数も増えるため、必要以上に配信するとプラン変更や追加メッセージ料金が発生する可能性があります。
セグメント配信を活用すれば、商品に関心がある人や特定の条件に該当する人だけへメッセージを届けられるため、不要な配信を減らすことが可能です。
たとえば、店舗を複数展開している場合、全店舗の情報をすべての友だちへ送るのではなく、各店舗の対象地域にいる友だちだけへ案内できます。
このように配信対象を適切に絞り込むことで、限られたメッセージ通数を有効活用でき、配信コストの削減につながるでしょう。
もし、LINE公式アカウントで「どのプランを選ぶべきか?」を迷っている方は、各プランの詳しい内容や料金体系について解説した以下の記事をぜひ参考にしてください。

LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)で利用できる2つの絞り込み方法
LINE公式アカウントのセグメント配信では、以下の2つの方法で配信対象を指定できます。
- オーディエンス
- 属性(フィルター)
オーディエンスは友だちの行動や反応をもとに作成する配信対象で、属性による絞り込みは年齢や性別、地域などの条件から対象を指定する方法です。
それぞれの特徴を理解して使い分けることで、友だち一人ひとりに合わせた効果的なメッセージ配信が可能になります。
絞り込み機能のオーディエンスとは?

オーディエンスとは、友だちの行動や反応をもとに作成した配信対象のグループです。
過去に配信したメッセージの開封やタップ、リッチメニュー(トーク画面に表示される固定メニュー)の利用などを条件に、特定のユーザーへメッセージを配信できます。
たとえば、商品ページをタップした人へ追加案内を送ったり、特定の経路から友だち追加した人へ専用のメッセージを届けたりするなど、興味関心に合わせた配信が可能です。
オーディエンスには、以下のような種類があります。
- ユーザーIDアップロード
- メッセージクリック
- メッセージインプレッション
- チャットタグ
- 友だち追加経路
- ウェブトラフィック
- リッチメニュークリック
- リッチメニューインプレッション
- 予約(※LINEで予約)
1.ユーザーIDアップロード
ユーザーIDアップロードとは、LINE公式アカウントの友だちを識別する「ユーザーID」をアップロードして、配信対象を指定する方法をさします。
ユーザーIDとは、LINEヤフーがユーザーごとに発行する識別情報のことです。
自社で保有しているユーザーIDとLINE公式アカウントの友だちを紐づけることで、指定したユーザーへメッセージを配信できます。
利用するには、ユーザーIDを記載したTXTまたはCSV形式のファイルのアップロードが必要です。
2.メッセージクリック
過去に配信したメッセージ内のリンクをタップした友だちを対象にする方法です。
たとえば、商品ページや予約ページのリンクをタップした人へ、追加情報やキャンペーン案内を送るといった活用ができます。
※配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要です。
3.メッセージインプレッション
過去に配信したメッセージを開封した友だちを対象にする方法です。
メッセージを確認したユーザーへ追加の案内を送ることで、興味関心が高い層へ効率的にアプローチできます。
※配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要です。
4.チャットタグ
LINE公式アカウントのチャットで付与したタグをもとに、対象者を絞り込む方法です。
問い合わせ内容や対応状況などでタグを設定しておくことで、条件に合わせたメッセージ配信に活用できます。
5.友だち追加経路
友だち追加をした経路ごとに対象を絞り込む方法です。
たとえば、広告やWebサイト、店舗など、友だち追加された場所ごとに異なるメッセージを配信できます。
※「その他」の経路は対象外です。
※配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要です。
※90日以内の選択が可能です。
6.ウェブトラフィック
LINE Tagのトラッキング情報をもとに作成するオーディエンスです。
Webサイトへの訪問履歴などをもとに、特定の行動をした友だちへメッセージを配信できます。
※利用するにはLINE Tagの設定が必要です。
※配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要です。
7.リッチメニュークリック
リッチメニューに設置したリンクをタップしたユーザーを対象とする方法です。
商品ページや予約ページなどをタップしたユーザーは、アカウントへの関心度が高い可能性があります。
興味関心の高いユーザーへ追加情報やキャンペーン案内を届けたい場合に活用できるでしょう。
※配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要です。
※リッチメニューを編集すると、編集したリッチメニューに関連する分析およびオーディエンスの集計対象が変更される場合があります。
8.リッチメニューインプレッション
リッチメニューを表示したことがある友だちを対象にする方法です。
リッチメニューを確認しているユーザーは、LINE公式アカウントからの情報に関心を持っている可能性があります。
興味関心が高いユーザーへ、適切なタイミングで情報を届けたい場合に活用できるでしょう。
※配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要です。
※リッチメニューを編集すると、編集したリッチメニューに関連する分析およびオーディエンスの集計対象が変更される場合があります。
9.予約
「LINEで予約」経由で予約したユーザーを対象とする方法です。
過去に予約したユーザーへ再来店を促す案内やキャンペーン情報を配信することで、リピート促進につなげられます。
※配信に利用するには、連携済の予約データが必要です。
※性別、年代などと掛け合わせる絞り込み配信には、選択後の推計対象ユーザーが50人以上必要です。
オーディエンスを活用すると、過去のメッセージへの反応やユーザーの行動をもとに、興味関心の高い友だちへ効率的に情報を届けられます。
オーディエンスを実際に作成してセグメント配信に活用したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
オーディエンスの作成方法や使い方に加えて、作成したオーディエンスが表示されない場合の対処法も詳しく解説しています。

絞り込み機能の属性(フィルター)とは?

属性(フィルター)は、友だち期間、性別、年齢などの属性情報などをもとに絞りこんでいく機能です。
具体的には、LINE社側が取得している読者の個人情報を基に配信者を絞り込んで配信します。
LINE公式アカウントで設定できる属性の条件は、以下の5つの項目です。
- 友だち期間(日数)
- 性別
- 年齢
- OS
- 地域
1.友だち期間(日数)
LINE公式アカウントに友だち追加してからの期間を指定して絞り込む設定方法です。
たとえば、友だち追加から7日以内のユーザーだけに案内を送るなど、友だちになってからの期間に応じて配信対象を指定できます。
2.性別
友だちの性別をもとに配信対象を絞り込む設定方法です。
たとえば、女性向けの商品やサービスのキャンペーン情報を、女性の友だちに絞って配信するといった場面で活用できます。
3.年齢
友だちの年齢をもとに、配信対象を絞り込みます。
たとえば、20代や30代など、特定の年代に向けた商品やサービスの情報を配信する際に有効です。
4.OS
友だちが利用しているOSをもとに、配信対象を絞り込む設定方法です。
iOSやAndroidなど、利用しているOSに応じて配信対象を指定できます。
5.地域
友だちの地域をもとに、配信対象を絞り込みます。
たとえば、店舗の所在地やイベント会場などに合わせて、特定の地域にいる友だちへ情報を配信するといった活用が可能です。
このように、属性では友だち期間や性別、年齢、OS、地域などの条件を組み合わせて配信対象を指定できます。
ただし、LINE公式アカウントで利用できる属性情報は、LINEユーザーの利用状況などから推定された「みなし属性」です。
そのため、実際の性別や年齢などと異なる場合があります。
また、属性で絞り込んで配信するには、ターゲットリーチ数が100人以上、さらに絞り込み後の推計対象ユーザーが50人以上必要です。
フィルターは、オーディエンスと組み合わせて利用することもできます。
友だちの属性だけでなく、過去のメッセージへの反応やリッチメニューの利用なども考慮して配信対象を絞り込みたい場合は、オーディエンスも活用してみましょう。
LINE公式アカウントにおけるセグメント配信(絞り込み配信)の設定方法
LINE公式アカウントでは、以下の2つの方法で配信対象を絞り込めます。
- オーディエンスを指定する
- 属性(フィルター)で絞り込む
ここでは、それぞれの詳しい設定手順を解説していきますので、配信目的に合わせて試してみてください。
オーディエンスの設定方法
まずは、セグメント配信に使用するオーディエンスを作成しましょう。
オーディエンスの作成手順は以下のとおりです。
- LINE公式アカウントにログインする
- 「データ管理」から「オーディエンス」を選択
- 「作成」ボタンを選択
- オーディエンスタイプを選択
- オーディエンス名を設定
- 選択したタイプに応じて必要な項目を設定
- 「保存」を選択
- 「メッセージを作成」を選択
- 配信先の「絞り込み」を選択
- 使用したい「オーディエンス」を選択
- 配信対象に含める、または除外するオーディエンスを指定
1.LINE公式アカウントにログインする

LINE公式アカウントのLINE Official Account Manager(管理画面)にログインします。
複数のLINE公式アカウントを管理している場合は、セグメント配信をするアカウントを選択してください。
2.「データ管理」から「オーディエンス」を選択
アカウントを開いたら、画面左側の「データ管理」を選択し、その中から「オーディエンス」を選択します。

3.「作成」ボタンを選択
オーディエンスの画面を開いたら、画面右上にある「作成」を選択してください。

4.オーディエンスタイプを選択
「オーディエンスタイプ」の「選択」をクリックすると、作成できるオーディエンスタイプが表示されます。

現在は、以下のようなタイプから選択できます。
- メッセージクリック
- メッセージインプレッション
- リッチメニュークリック
- リッチメニューインプレッション
- 友だち追加経路
- チャットタグ
- 予約
- ユーザーIDアップロード
- ウェブトラフィック
- その他
たとえば「メッセージクリック」なら、過去に配信したメッセージ内のリンクをタップしたユーザーが対象になります。
「リッチメニュークリック」を選ぶと、リッチメニューをタップしたユーザーを対象にオーディエンスを作成可能です。
それぞれのオーディエンスタイプについては、前述の「絞り込み機能のオーディエンスとは?」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
5.オーディエンス名を設定
オーディエンスタイプを選択したら、オーディエンス名を設定します。

後から管理しやすいように、「商品A購入者」「商品リンクタップ者」など、対象がわかる名前を付けておくと便利です。
6.選択したタイプに応じて必要な項目を設定
選択したタイプに応じて必要な項目を設定してください。
オーディエンスタイプによって設定内容は異なります。
たとえば、「ユーザーIDアップロード」を選択した場合は、TXTまたはCSV形式のファイルをアップロードします。

7.「保存」を選択
必要な項目を設定したら、「保存」を選択してください。
作成したオーディエンスは「データ管理」の「オーディエンス」から確認できます。

8.「メッセージを作成」を選択
オーディエンスの作成が完了したら、画面左側の「メッセージを作成」を選択します。

9.配信先の「絞り込み」を選択
メッセージ作成画面で、配信先の「絞り込み」を選択します。

入力内容に間違いがなければ、データが反映されます。
10.使用したい「オーディエンス」を選択
「絞り込み」を選択すると、配信対象を指定する項目が表示されます。
「オーディエンス・過去の配信」の中から「オーディエンス」を選択し、作成済みのオーディエンスから使用するものを選びましょう。

11.配信対象に含める、または除外するオーディエンスを指定
選択したオーディエンスについて、「含める」または「除外する」を指定します。

たとえば「商品Aを購入した人」を含め、「商品Bを購入した人」を除外するといった設定が可能です。
複数のオーディエンスを組み合わせることもできます。
また、「過去の配信」を選択すると、過去に配信したメッセージを配信対象の条件として指定できます。
ただし、選択できるのは過去に「絞り込み」を設定して配信したメッセージなどに限られ、配信完了から2週間経過すると選択できなくなるため注意してください。
属性(フィルター)の設定方法
オーディエンスだけでなく、友だち期間や性別、年齢、OS、地域などの属性から配信対象を絞り込むこともできます。
フィルターを設定する手順は以下のとおりです。
- 「属性で絞り込み」を選択
- 絞り込みに使用する属性を選択して設定
1.「属性で絞り込み」を選択
配信先の「絞り込み」を選択し、「属性で絞り込み」を選択します。

2.絞り込みに使用する属性を選択して設定
プルダウンから、配信対象を絞り込むための属性を選択します。

選択した属性に応じて、配信したい条件を設定しましょう。
たとえば、東京で開催するセミナーを案内する場合は、「地域」から対象となる地域を選択できます。
また、性別や年齢、友だち期間など、複数のフィルターを設定することも可能です。
最後に「設定」ボタンを押して設定を完了します。
なお、属性で絞り込んで配信するには、ターゲットリーチ数が100人以上必要です。
また、絞り込み後の推計対象ユーザーが50人以上である必要があります。
セグメント配信(絞り込み配信)を行う方法
配信対象の絞り込みが完了したら、メッセージの内容や配信日時を設定して配信しましょう。
ここでは、先ほど設定したセグメントを使ってメッセージを配信する手順を解説します。
- 配信日時を設定する
- 必要に応じて配信に関する設定を行う
- メッセージ内容を作成する
- 配信する
1.配信日時を設定する
まず、メッセージの配信日時を設定します。
すぐに配信する場合は「今すぐ配信」を選択し、日時を指定して配信したい場合は日時を設定しましょう。

配信日時を指定した場合は、「配信」を選択するとメッセージが予約済みの一覧に格納されます。
なお、混雑状況などによっては、設定した時間どおりに配信されない場合があるため、余裕を持って配信日時を設定しておくと安心です。
2.必要に応じて配信に関する設定を行う
配信日時を設定したら、必要に応じてその他の配信設定を行いましょう。

たとえば、LINE VOOMへの同時投稿や、配信するメッセージ数の上限などを設定できます。
ただし、オーディエンスを指定したセグメント配信では、LINE VOOMへの同時配信は利用できません。
3.メッセージ内容を作成する
続いて、配信するメッセージを作成します。

設定したセグメントに合わせて、配信対象となる友だちにとって必要な情報を届けることがポイントです。
たとえば、20代女性に向けたキャンペーンであれば、その年代や性別の友だちが興味を持ちやすい内容を作成するとよいでしょう。
メッセージの作成画面では、テキストだけでなく画像や動画、スタンプなども利用できます。
プレビューで配信内容を確認しながら作成してください。
4.「配信」を選択する
メッセージの内容を確認したら、画面下部にある「配信」を選択してください。

今すぐ配信する場合は、そのままメッセージが配信されます。
配信日時を指定している場合は、予約済みのメッセージとして保存されます。
これで、設定したセグメントに対する配信は完了です。
なお、配信後は「メッセージリスト」から配信済みのメッセージを確認できます。
配信結果を確認して、次回以降の配信内容やセグメント設定の改善に活用しましょう。
LINE公式アカウントにおけるセグメント配信(絞り込み配信)の注意点
LINE公式アカウントでセグメント配信を利用する際は、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
とくに注意したいのは、以下の3点です。
- 属性(フィルター)で絞り込むにはユーザー数の条件がある
- 属性情報は「みなし属性」であり、実際の属性と異なる場合がある
- オーディエンスには利用条件が設定されているものがある
属性(フィルター)で絞り込むにはユーザー数の条件がある
LINE公式アカウントで属性(フィルター)を使って配信対象を絞り込むには、ターゲットリーチ数が100人以上必要です。
ターゲットリーチ数とは、LINE公式アカウントからメッセージを配信できる友だちの人数を指します。
100人未満の場合は属性による絞り込み配信を利用できないため、まずは友だちを増やすことから始めましょう。
なお、ターゲットリーチ数が100未満のアカウントである場合、画像のように「属性で絞り込むには、ターゲットリーチ数が100人以上必要です」と表示されます。

さらに、属性(フィルター)を設定して絞り込んだ場合、選択後の推計対象ユーザーが50人以上必要です。
たとえば「30代・女性・東京都」のように条件を細かく設定すると、対象となるユーザーが50人未満になる可能性があります。
配信前に表示される推定配信数を確認し、条件を調整しましょう。
なお、表示される推定配信数は概算値です。
実際に配信されたセグメントの内容や人数は、配信履歴から確認できます。
属性情報は「みなし属性」である
LINE公式アカウントで指定できる年齢や性別などの属性は、LINEユーザーの利用動向などから推定した「みなし属性」です。
設定した条件と実際のユーザーの性別や年齢などが異なる場合がある点に注意してください。
また、ユーザー属性は毎日推定・更新されているため、配信後に属性が変更されるケースもあります。
属性を指定して配信する際は、必ずしも実際の属性と一致するわけではないことを理解しておきましょう。
オーディエンスには利用条件が設定されているものがある
オーディエンスを利用したセグメント配信では、オーディエンスの種類によって利用条件が異なります。
たとえば、複数のオーディエンスを組み合わせる場合、組み合わせた結果が50人以上、かつ各オーディエンスに含まれる有効な友だちが50人以上でなければ配信できません。
また、1つのメッセージに追加できるオーディエンスは10個までです。
オーディエンスを複数組み合わせて配信する場合は、対象ユーザー数や設定できる数にも注意しましょう。
なお、オーディエンスを設定している場合は、LINE VOOMへの同時配信を利用できません。
過去の配信を対象にした絞り込みを行う場合は、認証済アカウントで利用できるなどの条件もあります。
過去に「絞り込み」を設定して配信したメッセージのみが対象で、配信完了から2週間が経過すると選択できなくなる点に注意してください。
セグメント配信(絞り込み配信)の具体的な活用例
ここでは、セグメント配信の具体的な活用例をご紹介します。
自社のLINE公式アカウントでどのように活用できるか、参考にしてみてください。
活用例1:地域限定のキャンペーン・イベントを案内する
特定の地域で開催するキャンペーンやイベントを案内する場合は、属性(フィルター)の「地域」を使って配信対象を絞り込む方法が便利です。
たとえば東京都でイベントを開催する場合、「地域」で「東京都」を選択して配信します。
複数の地域を対象にしたい場合は、「関東地方」などの条件を設定することも可能です。
遠方に住む友だちへ必要のない案内を送らずに済むため、ユーザーにとって必要な情報を届けやすくなるでしょう。
また、地域だけでなく年齢や友だち期間などの属性を組み合わせることで、より対象を絞った配信も可能です。
ただし、属性は複数設定できますが、実際の住所や年齢などではなく、LINEの利用動向から推定された「みなし属性」である点には注意してください。
活用例2:過去のメッセージに反応したユーザーへ追加で案内する
過去に配信したメッセージの内容に興味を示したユーザーへ、追加で情報を届けたい場合は、オーディエンスが有効です。
たとえば、セミナーを開催する場合、案内メッセージを配信した後に「メッセージクリック」のオーディエンスを作成してみましょう。
そのオーディエンスを配信対象に指定すれば、案内ページのリンクをタップしたユーザーに絞って、開催前のリマインドや追加情報などを配信できます。
すでにメッセージに反応しているユーザーへ情報を届けられるため、関心度に応じたフォローアップを行いたい場合に最適といえるでしょう。
活用例3:購入済み・未購入などの顧客ステータスに応じて配信する
購入済み・未購入、会員・非会員など、ユーザーの状況に応じて配信内容を分けたい場合は、「チャットタグ」を使ったオーディエンスが活用できます。
たとえば、商品を購入したユーザーには関連商品の案内を送り、まだ購入していないユーザーには商品の特徴やキャンペーンを案内するといった使い分けが可能です。
まず、購入済みの友だちに「購入済み」などのチャットタグを付けます。
その後、「チャットタグ」をオーディエンスタイプに指定し、「購入済み」のオーディエンスを作成します。
メッセージ配信時に、このオーディエンスを「含める」に設定すれば、購入者だけに向けた関連商品やリピート購入を促すメッセージの配信が可能です。
一方、このオーディエンスを「除外する」に設定すれば、購入済みのユーザーを除いて、まだ購入していない友だちにキャンペーンや商品情報を案内できます。
活用例4:友だち追加後の期間に応じて情報を届ける
友だち追加されてからの期間に応じて、届ける情報を変えたい場合は、属性の「友だち期間」を活用しましょう。
たとえば、友だち追加から間もないユーザーにはサービスを紹介する内容を、長期間利用しているユーザーには新商品などの詳しい情報を届けるといった使い分けができます。
なお、「友だち期間」で選択できる区分は、6日以下、7~29日、30~89日、90~179日、180~364日、365日以上です。
友だちになった時期に応じて必要な情報を出し分けることで、新規ユーザーへの案内と既存ユーザーへの情報提供をそれぞれ最適化しやすくなります。
属性とオーディエンスを組み合わせて、さらに細かく絞り込むことも可能
ここまで紹介したように、属性とオーディエンスは、それぞれ単独で利用するだけでなく組み合わせて使うこともできます。
たとえば、「東京都に住む友だち」という属性条件に加えて、「過去のセミナー案内をタップした人」というオーディエンスを指定すれば、地域と行動の両方を考慮した配信が可能です。
ただし、条件を細かく設定しすぎると、配信対象となるユーザーが少なくなる場合があります。
配信前に表示される推定配信数を確認し、必要に応じて条件を調整しましょう。
まとめ|LINE公式アカウントの絞り込み(セグメント)配信で効果的な情報発信を実現しよう
LINE公式アカウントの絞り込み(セグメント)配信を活用すると、友だち全員に同じメッセージを送るのではなく、ユーザーの属性や行動に応じて配信対象を分けられます。
「地域」「性別」「年齢」などの属性(フィルター)や、過去のメッセージへの反応、チャットタグなどから作成したオーディエンスを活用し、効果的に情報を届けましょう。
- LINE公式アカウントでは、属性(フィルター)やオーディエンスを使って配信対象を絞り込める
- 地域限定のイベント案内や、過去のメッセージに反応したユーザーへのフォローなど、目的に応じた活用で反応率を高められる
- 属性で絞り込んで配信するには、ターゲットリーチ数や推計対象ユーザー数などの条件がある
さらに細かな条件を設定したり、ユーザーの行動に合わせたフォローを自動化したい場合は、LINE拡張ツール「L Message(エルメ)」の活用がおすすめです。
L Messageなら、タグやフォームの回答などの情報を活用して、LINE公式アカウントだけでは難しい細かな顧客管理や配信設計を行えます。
たとえば、フォームの回答内容に応じてタグを自動で付与し、そのタグをきっかけにユーザーごとに異なるステップ配信を開始するといった設定も可能です。
(ステップ配信:あらかじめ用意した複数のメッセージを、友だち追加からの経過日数に合わせて自動配信する機能のこと)
ユーザーごとの情報を蓄積し、その内容に応じたメッセージ配信や顧客フォローまで効率化したい方は、ぜひL Messageをご活用ください。
まずは無料プランから、便利な機能を試してみてはいかがでしょうか?





