「電話やメールをしても連絡が取れない」
「採用管理が複雑で大変」
このような問題を抱えている企業の採用担当者の方はたくさんいらっしゃいます。
今回はこのような悩みを解決するため、公式LINEアカウントを活用した採用管理についてまとめていきます。
LINE公式アカウントをしっかりと活用して、学生などの採用活動をしていきましょう。
LINE公式アカウントは採用活動にも使えます
LINE公式アカウントとはLINEを通じて個人と企業がコミュニケーションを取れるようにするマーケティングツールのことです。
アカウントを開設し、そのアカウントに友だち登録をしてもらうことで、企業と登録者がまるで友だちのようにコミュニケーションを交わせます。
LINEのチャットを通じたやり取りになりますので、心理的距離がメールに比べてかなり近くなるのが特徴です。
そのためメールでは引き出せなかった顧客やユーザー(LINEでいうと友だち)が抱えている欲求や本心を、LINE上であれば垣間見られるかもしれません。
ちなみにLINEの利用者は日本国内だけで9,200万人を超えており、LINEを通じて非常に多くの人とコミュニケーションを取ることができます。
日本の月間利用者数が9,200万人(2022年3月時点)を突破いたしました。
LINEみんなの使い方ガイド|【11周年のありがとう】LINEは11周年を迎えました!(2022年7月13日時点)
日本の人口は約1億2,000万人ですから、単純計算で約7割の人がLINEを使っていることになります。
もはや、インフラレベルの利用者数と言えますね。
これだけの利用者がいるのであれば、そのLINEを媒体としたツールであるLINE公式アカウントは是が非でもビジネスに使いたいところ。
そしてこのLINE公式アカウントは使い方次第で、マーケティングだけでなく採用活動にも活用できるのです。
採用活動に使えるLINE公式アカウント機能
LINE公式アカウントにはステップ配信など様々な機能が備わっています。
その中でも、採用活動に使えそうな機能をまとめますと以下の通り。
- メッセージ配信
- チャット機能
- LINE VOOM(旧タイムライン機能)
- 分析機能
- アンケート機能(リサーチ)
メッセージ配信

LINE公式アカウントではメルマガのようにメッセージを送信できます。
もちろんただ単にメッセージを配信するのではなく、以下のような使い方も可能です。
- 画像・動画・PDF・音声データの添付もしくは送付
- スタンプのみの送信
- ステップ配信
- セグメント配信
- 自動返信
- AI自動返信(AIが内容を判断し、返信する機能)
LINE公式アカウントですとステップ配信・セグメント配信ができるのはもちろん、自動返信まで完備しています。
そのため忙しいときなどは、『営業日2日以内にお返事いたします』のようなメッセージを自動で送っておくということも可能。
人事の方は採用シーズンになると忙しいはずですから、この機能は重宝するでしょう。
しかもLINE公式アカウントでは、上記の機能をなんとタダで利用できます。※
※フリープランだと月に1,000通までしか配信できません。
従来のメルマガですと、ステップ配信などをしようとすれば数万円かかることもありましたが、それを無料で利用できるのはかなり画期的です。
「採用時にコストをできるだけ抑えたいな」と言う方は、LINE公式アカウントのフリープランを使ってメッセージ配信するのがおすすめです。
そうすれば、浮いた費用を『採用者歓迎会』などのフォロー費に充てられます。
なおメッセージ配信に関しては以下の記事にて解説していますので、ご参考ください
チャット機能

LINE公式アカウントには従来のLINEアプリのように、個別もしくはグループチャット機能があります。
このチャット機能であれば、これまでの話の流れ・内容・添付物などが1つのトーク画面に履歴として残り、まとめられています。
そのため「この人には前回、どういうメッセージを送ったか忘れてしまったな。もう資料は送ったっけ? 面接の日時は伝えたかな……」と、従来のメールのように各メッセージをフォルダの中から探す必要がありません。
トーク画面を開き、履歴をさかのぼって探すだけで済みます。
これだけでも、相当の労力・時間・ストレスを削減できます。
そもそも人事採用の方は採用期間が長くなるほど、同時にやり取りをする相手が増えますよね。
そのためメールの送受信数が爆発的に多くなり、すべてを記憶・管理するのはハッキリ言って不可能です。
そんなときに、求職者(友だち)ごとに情報を1か所に自動でまとめてくれるチャット機能は、相当に助かることでしょう。
「採用期間に入ると、やり取りしたメッセージの確認・管理がめんどくさいんだよな」と言うときは、LINE公式アカウントのチャットを使ってみてください。
なおチャット機能に関しては以下の記事にて丁寧に解説していますので、ご参考ください。
LINE VOOM(旧タイムライン機能)

LINE VOOMとは、LINE公式アカウントの管理画面から以下のものを投稿できる機能を指します。
- 画像
- 動画
- スタンプ
- 位置情報
- クーポン
- リサーチ(アンケート)
上記を見ますと「メッセージ配信と変わらないな」と思うかもしれません。
しかしLINE VOOMとメッセージ配信には決定的な違いがあります。
それは配信対象者の違いです。
メッセージ配信ですと友だちになっている人にしか配信できませんが、LINE VOOMであれば友だち以外の人にも投稿を見てもらえるのです。
簡単に言うと、TwitterやInstagramのような感覚でLINE上に投稿・PRできるということですね。
多くのユーザーが存在する共有スペースへ投稿することで、メッセージを使う場合に比べてより多くの人に宣伝することが可能です。
友だち登録者数が少ない初期段階では、LINE VOOMに求人募集の投稿を積極的にしていくとよいでしょう。
なおLINE VOOMに関しては以下記事をご参考ください。
分析機能

LINE公式アカウントには分析機能が搭載されています。
LINE公式アカウントの管理画面上部『分析』をクリックすれば、以下のことを分析できます。
分析項目 | 詳細 |
---|---|
友だち | 友だち追加 ターゲットリーチ ブロック 性別・年齢※1 地域 |
プロフィール | ページビュー ユニークユーザー |
メッセージ通数 | すべてのメッセージ数 有償メッセージ数 |
メッセージ配信 | 配信日時 内容 開封数 クリックユーザー 再生開始ユーザー 再生完了ユーザー |
ステップ配信 | メッセージ配信数 ステップ開始ユーザー数 ステップ完了ユーザー数 タイトル |
チャット | アクティブルーム 受診メッセージ 送信メッセージ 応答メッセージ |
LINE VOOM | フォロワー リーチしたアカウント インプレッション 内容 投稿日時 インプレッション クリック リアクション コメント 動画再生 |
クーポン | 経路 開封ユーザー ページビュー 獲得ユーザー 使用ユーザー |
ショップカード | 有効カード数 発行済みカード数 付与ポイントの合計 来店ポイント数 カード取得ボーナス数 有効期限切れの数 発行済みチケットの数 使用済み特典チケットの数 使用率 |
※1:使用するには20人以上のターゲットリーチが必要
一番の注目ポイントはメッセージ配信の『開封率・クリックユーザー・再生開始ユーザー・再生完了ユーザー』の4つですね。
要するに「コチラが配信した情報に対して反応を示した人はどれほどいるのか、最後まで動画を視聴した割合はいくらなのか?」を把握するのが重要ということ。
反応率や完了率の割合を見て『関心が高い=応募の見込みがある=自求人の求職者候補』が、現在の友だちリストの中にどれほどいるのかを計算しましょう。
もしも採用予定人数よりも多くの求職者候補がいるのであれば、そのまま情報配信を続け、積極的にコミュニケーションを取るのがよいです。
そのうち、一定数の応募があるハズです。
その一方で反応率・完了率が悪い場合は、質の悪いリストが出来上がってしまった証拠。
その場合は以下のようなメッセージを送り、友だちリストを刷新してください。
【例】
この度、新たに別のLINE公式アカウントを立ち上げました!
以降は新アカウントにて情報配信しますので、引き続き情報を受け取りたい・求人に応募したいという方は新規アカウントの友だち登録をお願い致します
そうすれば反応率のよい求職者だけ新アカウントに移動し、友だちリストをブラッシュアップできます。
「友だちの数はかなり増えたけど、反応率がイマイチで配信数が無駄にかさばるな……」というときは、リストを定期的に刷新してください。
そうすれば、反応率・完了率が良い優良友だちに対してのみアプローチできるようになります。
なお分析に関しましては、以下記事にて丁寧に解説しています。
アンケート

LINE公式アカウントにはアンケート機能(正式名称はリサーチ)もあります。
アンケート機能を使うことで、求職者候補(友だち)に対して質問をすることが可能。
例えば、以下のような質問をすることができます。
- このLINE公式アカウントに登録した理由は何ですか?
- 就職もしくは転職時に重視することをお教えください
- このLINE公式アカウントに「もっとこうしてほしい!」というご要望はありますか?
- このLINE公式アカウントにおいて、期待外れだったことは何ですか?
上記のようなアンケートを実施することで、自社アカウントに対して何が求められているのかがわかります。
そして判明した要求内容を反映させた情報配信・コミュニケーションを続けることで、求職者候補は自社アカウントに対する興味・関心が向上します。
興味・関心を高め続ければ、やがて求職者の方から質問や相談が来るハズ。
その質問や相談に答え続ければ、高確率で信頼関係が出来上がります。
そしてその信頼関係が、相手の「応募しても大丈夫そうだな」という判断につながり、応募に至ります。
しかもこの流れで応募に至った人は、自社の企業理念や経営方針に共感していることがほとんどです。
もしも共感できないのであれば「この企業と私は、合わなさそうだな」と途中で判断し、自社のLINE公式アカウントをすでにブロックしているはずだからです。
つまりブロックをせずに応募に至ったということは、自社に対して何かしらの好意を抱いている証拠でもあるということ。
この様な求職者を採用すれば、入社後のミスマッチや「想像していたのと、なんか違う」と思われる確率が減り、早期退職を回避しやすくなります。
したがって、もしも「LINE公式アカウントを通じて応募してきた人の早期退職率が高いな……」という場合はアンケートを実施してみてください。
生の意見を確認することで、仕事に対する求職者の考え・哲学・理念が見えてきます。
そういった価値観を面接前にすり合わせておけば、自社の社風に向いている人が友だちリストの中にいるのか・目の前の人はどうなのかがわかってきます。
これを繰り返すことで早期退職率は次第に減るハズですので、試してみてください。
なおアンケートに関しましては、以下の記事にて解説していますので、参考にしてください。
ちなみにLINE公式アカウントの専用ツールであるエルメ※であれば、そのほかにも採用活動にて役立つ以下機能をお使いいただけます。
※LINE公式アカウント単体では使えない機能を実装させる、専用のマーケティングツールのこと。セミナーの予約・受付ページを無料で作成できます。
- 予約ページ設定
- リマインド配信
- エラーメッセージの一括管理
- 自由度の高いタグ設定
- 緻密な流入経路分析
LINE公式アカウントも優れたツールなのですが、かゆいところに手が届かない部分が多々あります。
そんなときは、セミナーの予約ページや自由度の高いタグ設定を実現できるエルメにお任せください。
エルメには無料プランがあり、かつ1年縛りなどの契約期間もございません。
いつでもご解約可能ですので、お気軽にお使いいただけます。
もしも「ホントかな?」と気になる場合はエルメLINE公式アカウントを通じて、ぜひご質問ください。
専門スタッフが丁寧に対応させて頂きます。
そもそも採用担当者が抱える課題とは?

企業の採用担当者が、どのような悩みを抱えているかはご存知ですか?
まずは採用時に抱えることが多い課題点について、どのようなものがあるのか改めて把握しておきましょう。
- 十分な応募者が集まらない
- 採用に十分な予算がない
- 人手不足で採用に満足な時間を費やせない
- 内定辞退者が出てしまう
- 自社に合う人材の見極めが難しい
- すぐ辞めてしまう、定着しない
- 優秀な人材を採用できない
かなり多くの課題点があることが分かりましたね。
LINEを採用活動に活用するメリット

採用活動にLINE公式アカウントを活用するメリットは3つあります。
- 業務の効率化
- 開封率が高い
- 採用者との距離が近くなる
公式LINEアカウントを採用活動に活用することで、上記の3つのメリットがあります。
それぞれのメリットをしっかりと把握することで、導入する際の参考にしていただけたらと思います。
業務の効率化
- 業務時間
- 採用担当の業務量
- 応募者のアクション
「業務の効率化」と言っても、この3つに分けることができます。
まず「業務時間」についてですが、公式LINEアカウントを採用活動に活用することで、採用担当者の業務時間の削減につなげることができます。
面接日程の調整や、応募者へのメール、電話にかける時間や手間はかなりの負担となってしまいます
しかし、公式LINEアカウントを活用することで自動でお問い合わせに対応をしたり、スケジュール調整のメッセージなどを効率良く行うことができるため、業務時間の短縮につながります。
次に「採用担当の業務量」の効率化についてですが、今までは連絡先やアドレスなどはアンケートに書いてもらっていたものを、データ化するのが一般的でした。
これを公式LINEアカウント採用にすることで、QRコードで読み取ってもらい、データを直送して蓄積することができます。
時間をかけずにデータを管理ベースに載せられ、その後の管理もしやすくなるメリットがあります。
「応募者のアクション」については、公式LINEアカウントにあるリッチメニューなどを活用してお問合せやエントリーフォームなどにアクセスする手間を効率化できる、という点にあります。
これまでの採用方法だと、企業のホームページに直接アクセスして、該当のフォームを探さなければいけませんでした。
しかし公式LINEアカウントでは、全てをひとまとめにして応募者に配信することができるため、応募者にとっても採用にかかるまでの行程を便利にすることができます。
また、弊社が提供しているサービス「エルメ」を活用することで、公式LINEアカウントに応募した応募者の管理をさらに効率的に行うことが可能です。
流入経路の分析やあいさつメッセージの自動化など、採用担当者の業務負担を解消するシステムを多数用意しております。
無料で導入できるツールですので。公式LINEアカウントで採用を行う際はぜひご検討くださいませ。
開封率が高い
メールなどとは違い、LINEはメッセージの開封率がとても高いです。
そのためメッセージを見逃してしまう、ということが起きにくくなり採用担当、応募者ともにメリットがあります。
採用者との距離が近くなる
メールなどではちょっとした文章を送るにしても、採用側は社内のルールがあったり、応募者も失礼などがないように緊張してしまいます。
LINEを活用することで、お互いメッセージを送りやすくなりスムーズにやりとりを行えるようになります。
LINEを使った採用活動の流れ

LINE公式アカウントを使った採用活動の流れは以下の通りです。
- 公式LINEアカウントの開設
- 公式LINEアカウントへの誘導
- 一斉配信
- チャット
- 関係性を構築する
- 応募から採用までのフォロー
- 効果を測定
公式LINEアカウントの開設
まずは採用を行う上での、公式LINEアカウントを作成しましょう。
詳しい開設方法については、以下の記事にて解説しています。
LINEへの誘導
アカウントを作成したら、登録をしてもらわないと意味がありません。
アカウントへの誘導方法はいくつかありますが、企業サイトから直接誘導する方法もあれば、SNSを活用した誘導方法もあります。
一斉配信
LINEに誘導し、友だち登録をしてもらったら一斉配信を行いましょう。
一斉配信に対する反応率を確認することで、自社に対して本当に興味がある人は誰なのかがわかるからです。
そもそも、登録者の中には「単に登録してみただけ」という人もいます。
LINE公式アカウントは無料かつ誰でも登録できるシステムですので、必ず『冷やかし』的な存在の人も一定数いるのです。
しかしその一方で、「私はこの企業に就職・転職したいと、本気で思っている!」という情熱的な方もいます。
つまり玉石混合なわけです。
どうせアプローチをするのであれば、後者のような自社に対して情熱的な方にのみ行いたいですよね。
そしてその見分け方が、一斉配信に対する反応率なわけです。
「単に登録してみただけ」という人は本気度が低いため、コチラが一斉配信をしても未読無視することがほとんどです。
しかし熱心な方は本気度が高い、つまりは自社に対する興味・関心が高いために、既読もしくは返信をすることがほとんどです。
一斉配信の段階では、この既読もしくは返信をしてきた人を記録もしくはタグ付けをしてください。
今後は、この人たちにだけアプローチを継続します。
チャット
一斉配信に対して既読・返信をした人にだけ個別チャットでメッセージを送りましょう。
上述しました通り、既読・返信者は自社に対する興味・関心が高いので、コミュニケーション・意見交換が成立しやすいからです。
チャットにて、以下のことを確認してください。
- 仕事に対する価値観
- なぜこのLINE公式アカウントに登録したのか
- なぜ自社の求人に応募したいのか
- 希望の労働条件
これらを確認することにより、自社と求職候補者がマッチするかを把握できます。
もしも「この人は大丈夫そうだな」と感じたのであれば、引き続きコミュニケーションを取り、面接にまでこぎつけられるように関係性を構築しましょう。
また、このときの注意点としては『聞き手に徹する』ことです。
あなたがメインで話をしてしまうと、相手に対して何かしらの影響を与えてしまい『あるがままの意見』をGetできません。
これではやり取りをする意味が半減します。
基本的には『聞く:話す=7:3』のイメージでやり取りを進めるとよいでしょう。
そうすれば求職者に関する情報だけでなく、盲点だった情報もたくさんGetできます。
そのような情報を活かして今後の採用活動を実行すれば、さらに効率的かつ効果的な採用が実現します。
関係性を構築する
チャットにてやり取りを続け、関係性を構築しましょう。
先ほどチラッと記載致しましたが、関係性を構築することで応募に至る確率をあげられます。
そもそもここまで時間・手間をかけて、わざわざ1人1人とチャットでやり取りを進めてきたのは、採用をするためです。
万が一『1人も採用ができなかった……』というのは、どう考えても好ましくありませんよね。
下手をすると、あなたの社内での立場も危うくなるでしょう。
この様な事態を回避するためにも、最後の仕上げとして関係性、具体的に言いますと自社およびあなたに対する信頼を獲得しておく必要があります。
しかしそうはいっても難しいことはありません。
この段階に至れば、上述しましたように基本的には求職候補者からアクション(質問・相談)があるハズです。
- 応募するにはどうすればいいのか
- 私は応募者にふさわしいか
- 労働条件はどうなっているのか
- 業務内容に相違はないか
上記のような問い合わせに対して、真摯かつ誠実に対応すれば、信頼関係は勝手に構築されます。
ただし、間違っても適当な答えを返すのはやめましょう。
「なんだか感じが悪いな。やっぱり応募するのはやめようかな」と判断され、応募者が激減するかもしれません。
ここまで築きあげたものが、迂闊な対応1つで一気に崩れ落ちるおそれがあります。
難しい作業ではないとはいえ、気を抜かずに受け答えしてくださいね。
応募から採用までのフォロー
無事に応募されましたら、採用に至るまでフォローを行いましょう。
応募後のあなたの対応が原因で、採用期間中に辞退をされるかもしれないからです。
ここまできて辞退をされると、これまでに費やしたコストを回収できなくなります。
読んで字のごとく何もかも無駄となりますので、応募後も丁寧なフォローが必須です。
具体的に言いますと、フォロー段階では以下のような言動を心がけてください。
- お礼
- 出会えたことへの感謝
- その仕事への熱意を伝えるメール
- 定期的な状況報告・確認メール
- 返事がないときの丁寧なメール
これらを徹底することであなたに対する好感度は上がり、あなたが所属する企業に対する期待感もキープできます。
その結果、途中で辞退されるケースは減るハズです。
応募後・面接後に辞退が続出する場合に試してみてください。
効果を測定
採用活動を一通り終えましたら、必ず効果測定を行いましょう。
何を実行し、どのような結果を得られたのかを把握することで、大きな成果を出すためのポイントがわかるからです。
例えば効果測定をすることで以下のことがわかります。
- 反応率が高いメッセージの共通点
- 採用に至った人の共通点
- 採用に至った人がどこから友だち登録をしたのか
これらに基づき採用戦略を練れば、さらなる成果を得られるのは想像に難くありません。
そもそも大きな成果を安定かつ長期的に実現させるためには、情報の確度を上げることが何よりも重要です。
正確性・信頼性の高い情報を核としたアイデア・施策の方が、より良い成果を得られるからです。
もちろん実行スピードを意識することも大事です。
しかしそれよりも効果測定・分析・仮説・実行・検証を繰り返した方が、良い結果を得られる確率は高まります。
質がよく、確度の高い情報をベースに仮説を立てられるからです。
コレは何事にも言えることですが、大きな成果は素晴らしい行動から、素晴らしい行動は良い仮説から、良い仮説は上質な情報からしかなり得ません。
したがって採用活動にて大きな成果を得たいのであれば、次の施策を実行する前に効果の測定を必ずしてください。
確度の高い情報に基づきアイデア・施策を練り上げることで、採用活動における費用対効果を劇的に上げられます。
実際に採用活動で成功した事例

では実際に公式LINEアカウントを活用した採用活動で、成功した事例をご紹介していきます。
Sansan株式会社

用途:社員紹介による自社への帰属意識や採用ブランディングなど
ソフトバンク・テクノロジー株式会社

用途:社員インタビュー、マイページの促進など
LINE公式アカウントにてよくある質問
ここではLINE公式アカウントを使う際によくある質問にお答えいたします。
- LINE公式アカウントとLINE@の違いは?
- 認証済みアカウントと未認証アカウントの違いは?
LINE公式アカウントとLINE@の違いは?
LINE@はLINE公式アカウントに統合をされたのですが、旧LINE公式アカウントとLINE@の違いは利用者層の違いにあります。
種類 | 利用者層 |
---|---|
LINE公式アカウント | 企業向け |
LINE@ | 個人向け |
しかし両者の提供サービスはほぼ同じ内容だったために、利用者からすれば違いはほとんどわからなかったハズ。
そのこともあり、LINE@はLINE公式アカウントに統合されたのではないかなと推測します。
なお現在のLINE公式アカウントは企業・個人問わず、だれでも利用できます。
安心して使ってみてくださいね。
認証済みアカウントと未認証アカウントの違いは?
認証済みアカウントと未認証アカウントの違いは、その名の通り『LINE社からの正式な認証を受けたアカウントなのか否か』にあります。
まず認証アカウントとは、アカウント開設後にLINE社に審査を申請し、無事に通った『社会的な信用性が高い(本当に実在する・真っ当なビジネス目的で登録しているなど)』を指します。※
※LINE公式アカウントを開設しただけだと、未認証がデフォルトになります。
そもそもLINE公式アカウントは、誰でも即日で発行できるアカウントです。
発行時に身元確認などの手続きが一切ないため、存在しない個人や企業でもLINE公式アカウントを作成できてしまうのです。
そうなりますと本当に信用できるLINE公式アカウントとそうでないものの区別が、友だち(LINE利用者)にはつきませんよね。
例えば、目の前に『コカ・コーラ』『コーラ』という2つのアカウントがあった場合、どちらが公式なのかがわからないわけです。
この様な状態を放置すれば、友だちが危険なトラブルに巻き込まれてしまうのは目に見えています。
下手をすると、LINE公式アカウントの大半は信用できないモノであふれかえり、LINEというプラットフォームは荒れに荒れてしまいます。
このような事態を回避するためにLINEは、LINE公式アカウントに『認証』というシステムを設けたのでしょう。
したがって『自社のLINE公式アカウントはLINE社からの認証を受けた、安全なアカウントですよ!』ということをPRするためにも、審査を申請するのがよいでしょう。
認証済みカウントに関しては以下の記事にて解説していますので、ご参考ください。
まとめ

公式LINEアカウントを採用活動に活用するメリットは理解できていただけたでしょうか?
しっかりと活用することで、採用担当者が負担する業務を効率化することができて、応募者にとっても使いやすい、というメリットがあります。
この機会に活用をして、採用管理を整えていきましょう。