この記事ではLINE公式アカウント分析機能と着目すべきデータについて解説します。
分析機能とはLINE公式アカウントを運用していく中でより反応率をや回答率をあげていくために友だち追加数やブロック数、ユーザーの属性や流入経路などを分析することができる機能です。
2019年8月よりLINE@からLINE公式アカウントへの完全移行に伴い、分析機能が大幅にアップデートされました。
この分析機能を利用し、コストを抑えながら反応率の高いメッセージを送れるようにしましょう!
・分析機能の使い方
・注目すべきデータ3選
分析機能の使い方
分析機能には多数のデータが表示されています。
各種データの見方を確認していきましょう。
まずは、LINE Official Account Managerにログインします。
メニューから「分析」を選択

まずトップに分析概要データが表示されます。

また、左に表示されているメニューから8項目の詳細分析が選択可能です。

①友達
「友だち」項目では友だちの追加数や、属性情報、友だち追加経路の確認が可能です。

ターゲットリーチ項目は、LINEサービスの利用頻度が高く、属性の推定が可能な友だちの人数が表示されます。アクティブユーザーかつ、絞り込み配信も可能な購入確度の高いユーザーと言えます。
概要
概要では友だち追加数、ターゲットリーチ、ブロック数の確認が出来ます。

属性
属性ではターゲットリーチの属性情報(性別・年齢・地域)の確認が出来ます。
友だち追加経路
追加経路ではユーザーが友だち追加した経路の確認が出来ます。
※2020年3月15日以降に追加された友だちをカウントしています

②プロフィール
プロフィールの表示された回数や表示したユーザー数を確認可能です。

1.ページビュー
プロフィール閲覧数。アプリとWEBの合計が記載されます。
2.ユニークユーザー
プロフィールを表示したユーザーの数を1日ごとに算出して、対象期間の数を集計した合計値です。
③メッセージ通数
メッセージ通数では、すでに配信したメッセージの配信数をメッセージタイプ別に確認することができます。

④メッセージ配信
メッセージ配信はメッセージに関する統計情報を確認できます。

メッセージ配信は大きくわけて「概要」と「詳細」で構成されます。
各指標は、配信から14日間集計されます。

⑤チャット
チャットでは1:1のチャットトークで使用したメッセージ数などが確認できます。
「手動応答」は手動で回答したメッセージ、「自動応答」は応答メッセージで返信した配信数が確認できます。
アクティブルームでは過去7日間、30日間でチャットをやりとりした人数を表示します。チャットのやりとりをしている人数が多いほどLINE公式アカウントのアクティブユーザーが多い証明となり、メッセージへの高い反応率も期待できます。

⑥タイムライン
タイムラインの統計情報が確認できます。
投稿した内容のインプレッション数やクリック数、いいね数などを見ることができます。

⑦クーポン
クーポンごとの開封者数や使用者数が確認できます。
※クーポン使用者が19人以下の場合は表示されません。

⑧ショップカード
ショップカードの統計情報です。
「カード・ポイント」「ポイント分布」タブで表示することが可能。
カードの発行数や、ポイント別の使用ユーザー数などが確認できます。
着目すべきデータ3選
ご覧いただいたとおり、LINE公式アカウントにはたくさんのデータが表示されています。
ですが…

データが多すぎて実際、どのデータを活用したらいいか分からない!
って感じませんでしたか?
そんなあなたに、着目すべきデータを3つご紹介します!
それは…
1.開封、クリック率
2.ターゲットリーチ、ブロック数
3.友だち追加経路
の3つです
この3つのデータに関して解説していきます!
1.開封、クリック率
開封率、クリック率は「メッセージ配信」から確認することができます。
この開封率、クリック率が一番重要と言っても過言ではありません!
なぜなら、このLINE公式アカウント自体がWEB上の「お店」だからです。
※実店舗への誘導の場合は除く
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LINE公式アカウントから配信するメッセージはいわば「商品」です。
ここに自分のコンテンツの決済URLを流せば、そこから購入され売上が生まれます。
しかし、そもそも開封率とクリック率が低ければ、いくら配信を行っても利益につながりません。
実店舗でイメージするならば
登録者=来店者
開封=商品を手にとってもらう
クリック≒購入(または購入を検討)
と考えられるので
来店はしているものの、商品を手にとってもらえなかったり、購入せずに帰ってしまい、売上につながらないのと同じ状態ということです。
開封率やクリック率は、配信内容や配信日時を工夫するだけでカンタンに向上させることができます。
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2.ターゲットリーチ、ブロック数
ターゲットリーチ、ブロック数は「友達」項目から確認することができます。
再度、実店舗の例に置き換えると
来店者数=ターゲットリーチ
退店者数=ブロック数
となります。
もちろん、ブロック数をゼロにすることは難しいですが少しでも多くの人がお店の中にいる(売上が上がる可能性が高い)状態はキープしたいですよね?
ブロックされる理由は様々ですが1つは配信内容の質にあると考えられます。
なので、1の開封率、クリック率のデータと見比べながらブロックされる原因を探っていきましょう。
また、こちらの記事ではブロックされにくくするためのコツをご紹介しています!
3.友だち追加経路
友だち追加経路は「友だち」→「追加経路」から確認できます。

これは配信内容とは関係ありませんが、どこから友だち追加されることが多いのかというデータです。
実店舗に置き換えると、「どの広告媒体が効果的に集客しているか」を把握できます。
下図の通り、LINE公式アカウントには多数の流入経路があります。

ですが、ほとんどがLINEサービス内から獲得された友だちの分析のみです。
友だち獲得のためにスタンプを作ったり、LINE LIVEをする方は少ないですよね…
正直、重要なのは「外部流入」という項目。
外部流入とは、TwitterやYouTube、ブログなどの各種メディアからの流入を指します。
しかしLINE公式アカウントの分析データでは、これらがひとまとめで表示されてしまうので、どのメディアが効果的に集客できているのか分からない状態です…
これは困りますよね?
そこで!
エルメの流入経路分析機能を使えば一発で、どのメディアからの流入が多いのかをチェックすることができます!

また、友達追加した媒体ごとに自動タグ付けもできるので、流入経路に合わせたシナリオ配信も可能です!