2023年現在、LINEはユーザー数が約9,600万人にのぼるSNSで、アクティブユーザー数も多く、幅広い年齢層に利用されているメッセージングアプリです。
顧客とのコミュニケーション手段としてLINE公式アカウントを利用している方の中には、LINE公式アカウントを使っているものの「いまいちマーケティングに活用できていない!」という方もいるのではないでしょうか?
LINE公式アカウントの分析機能を使えば、友だち追加数やブロック数・メッセージ開封率をはじめとした様々なデータの閲覧が可能です。
この記事では、LINE公式アカウントの分析機能に焦点を当て、分析できる項目と基本的な見方、機能、また外部流入経路の調べ方を詳しく解説します。
・LINE公式アカウントの分析機能について
・LINE公式アカウントの分析機能一覧
・LINE公式アカウントの分析機能の注意点
LINE公式アカウントの分析機能とは?
LINE公式アカウントの分析機能とは、LINE公式アカウントの運営者がアカウントの利用状況に関する様々なデータを閲覧できる機能です。
例えば友だちの追加数や配信したメッセージの開封率やリンクのクリック数などを把握することで、より効果的なメッセージや配信時期などの改善策を立てることが出来るでしょう。
LINE公式アカウントの分析を見るには?
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_02-1024x453.png)
LINE公式アカウントの分析を見るためには、まず「LINE Official Account Manager」の管理画面にログインする必要があります。
ログインしたら、メニューから「分析」を選択します。
ホーム画面のメニューから「分析」ボタンをクリックすると、管理するアカウントの分析画面が閲覧できます。
LINE公式アカウント分析機能の見方
LINE公式アカウントの分析で、確認できる機能は以下の通りです。
・ダッシュボード
・友だち
・プロフィール
・メッセージ通数
・メッセージ配信
・ステップ配信
・チャット
・LINE VOOM
・リッチメニュー
・あいさつメッセージ
・クーポン
・予約
・ショップカード
ここでは各機能の見方について、順番に解説していきます。
ダッシュボード
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_03-1024x614.png)
ダッシュボードは、アカウント全体の概要を一覧表示する画面です。
「メッセージ」「友だち」「チャット」の概要が確認でき、ダッシュボードの各サマリーの統計は、①で対象期間を選択できます。
各数値の隣にある「%」などの数値は、先週比または前月比を指します。①で「7日間」を選択した場合は「先週比」を、「30日間」を選択した場合は「前月比」を指します。
友だち
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_04-1024x266.png)
「友だち」では友だちの追加数や、属性情報、友だち追加経路の確認が可能です。
画像にあるターゲットリーチとは、LINEサービスの利用頻度が高く、属性の推定が可能な友だちの人数を指しています。
ターゲットリーチについて、詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。
「友だち」の分析機能では、
・概要
・属性
・追加経路
の三つの視点から分析データを確認できます。
順番に見ていきましょう。
概要
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_05.png)
「友だち」の分析画面を開いた時に、はじめに開いているのが「概要」タブです。
LINE公式アカウントの友だち追加数、ターゲットリーチ、ブロック数の確認ができ、直近7日分の数値が表示されています。それ以前の数値を確認する場合は日付を選択してください。
※最大397日間が選択可能です
属性
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_06-1024x599.png)
ターゲットリーチの属性情報(性別・年齢・地域)の確認が出来ます。
ターゲットリーチが少ない場合、判定可能なユーザーが少ないため、不明となる場合があります。また、属性情報の反映には時間がかかるため、表示されるのは3日前の数値となります。
追加経路
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_07-1024x584.png)
ユーザーが友だち追加およびブロックした経路の確認ができます。
確認できる友だち追加経路は以下の通りです。
・LINEスタンプ
・LINEポイント
・LINEで応募
・LINEチラシ
・検索
・ホームタブ
・友だち追加アイコン
・公式アカウントリスト
・トークルーム内ボタン
・LINEログイン
・友だち追加URL・QRコード・ボタン
・連絡先シェア
・LINE VOOM
・LINE Pay
・LINE QUICK GAME
・友だち追加広告
・LINEミニアプリ
・LINEコール
・LINE公式ポスター
・LINE公式店舗案内ノベルティ
・クーポン
・友だち追加経路で設定した経路
・その他
また、90日以上の友だち期間があったユーザーがブロックした場合、「その他」にカウントされます。
なお友だち追加経路の詳しい解説については、下記の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
プロフィール
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_08-1024x606.png)
「プロフィール」では、プロフィールの表示された回数や表示したユーザー数の確認ができ、「レビュー」では、ユーザーからのレビュー数や平均スコアなどが確認できます。
またユニークユーザーとは、プロフィールを表示したユーザーの数を1日ごとに算出して、対象期間の数を集計した合計値を指します。
メッセージ通数
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_09-1024x522.png)
メッセージ通数では、すでに配信したメッセージの配信数を確認ができます。
メッセージ配信
「メッセージ配信」では配信したメッセージごとに「開封数」や「インプレッション数」、「クリック数」などを確認できます。
「メッセージ配信」は大きくわけて「概要」と「詳細」画面で構成されます。
概要
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_10-1024x530.png)
「概要」画面では、配信したメッセージの一覧と、メッセージごとの「開封数」「クリック数」などが閲覧できます。
一覧で見ることが出来るので、どのメッセージの開封数やクリック数が高いのかが一目で確認できますね。
詳細
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_11-1024x504.png)
「詳細」画面では、配信したメッセージごとに、より細かなメッセージのデータが確認できます。
グラフでは「開封数」「開封率」「クリック数」「クリック率」「動画再生数」などの項目を時系列に確認できるので、配信後の推移がわかります。
今まで送ったメッセージと比較することで、どのメッセージがユーザーに受け入れられているか(開封率・クリック率が高いか)、開封されやすい配信時間帯はいつか、などを検討できるでしょう。
各指標は、配信から14日間集計されます。(コンバージョンは計測期間に応じて更新されます。)
そもそもメッセージ配信の詳細や設定方法について知りたい方は、下記の記事をぜひチェックしてみてくださいね。
ステップ配信
ステップ配信とは、事前に作成したメッセージを、自分が組み立てたシナリオに従い、対象を絞って配信する機能です。アンケートの回答結果は利用できませんが、「年齢」「性別」「地域」「友だち追加時期」などの基本情報の絞り込みは可能です。
分析機能の「ステップ配信」では、ステップ配信によって送られたメッセージの配信数や、アクション完了率の確認ができます。
「ステップ開始ユーザー」の数値は反映までに1日程度かかることがあります。また、「配信数」以外の項目は、推定値を表示しているため、実際の数値とは1%前後の差が生じる場合がありますので注意が必要です。
なお「ステップ配信」についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
あいさつメッセージ
「あいさつメッセージ」とは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加、もしくはブロックを解除した際に自動的に送られる1通目のメッセージのことです。
分析機能の「あいさつメッセージ」では、あいさつメッセージのクリック回数や表示回数が確認できます。
なお、あいさつメッセージの設定方法や活用事例を紹介していますので、ぜひ確認してみてくださいね。
リッチメニュー
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_12.png)
「リッチメニュー」とは、トークルームのキーボードエリアにアカウント独自のメニューを展開できる機能です。
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_13-1024x389.png)
分析機能の「リッチメニュー」では、リッチメニューで設定したエリアごとのクリック回数や表示回数が確認できます。
なお指定期間にクリックした人数が20人未満の場合、数値は表示されませんのでご注意ください。
また、ユーザーの利用環境によってはキャッシュなどで表示期間外にリッチメニューが表示されることがあるため、表示期間外にも数値が表示される場合がございます。すべて推定値を表示しているため、実際の数値とは1%前後の差が生じる場合があります。
リッチメニューの作成方法や活用方法をもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。
チャット
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_14-1024x544.png)
「チャット」では、LINE公式アカウントとユーザーの間で1:1のチャットトークを使用したメッセージ数などが確認できます。
「手動応答」では手動で回答したメッセージ、「自動応答」では自動応答メッセージで返信した配信数のそれぞれを閲覧できます。
自身が運営しているサービスが個々人とのコミュニケーションを重視する場合、チャットトークのメッセージ数やメッセージ数が増加する月などを分析することも重要になりますね。
また「チャット」では、データのダウンロードも可能です。
LINE公式アカウントで個別返信する方法を知りたい方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。
LINE VOOM
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_15.png)
「LNE VOOM」とは、LINEアプリの「VOOM」アイコンをタップすることで、LINEユーザーがアップしたのショート動画や画像を無料で見れるプラットフォームのことです。
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_16-1024x115.png)
分析機能の「LINE VOOM」では、LINE VOOMに投稿した内容の「インプレッション数」や「クリック数」「動画の再生数」などを確認できます。
LINE VOOMについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。
クーポン
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2024/04/7-1.png)
「クーポン」では、以下の6つが確認できます。
・経路
・ページビュー
・ユニークユーザー
・獲得ユーザー
・使用ユーザー
・使用回数
この使用ユーザー数や使用回数について、何回でも使用可能なクーポンの場合は2024年2月28日から集計されていますので、ご留意ください。
またページビューやユニークユーザー、保存ユーザー、獲得ユーザー、使用ユーザーは、ユーザーの利用環境の都合で重複してカウントされる場合がありますのでご注意ください。確認時の数値は前日のものです。
なおクーポンの開封経路が以下以外の場合、もしくは19以下の数値は表示されませんのでご注意ください。
・LINE VOOM
・応答メッセージ
・リッチメニュー
・LINE Beacon
・不明
クーポンは友だちの集客やステップ配信等で使う機会が多いと思いますので、クーポンの使い方ってなんだったっけ、、?と思った方は、下記の記事もチェックしてみてくださいね。
予約
「予約」では、
「予約」では、該当日の予約数やキャンセル数、該当日に受け付けた予約数やキャンセル数が確認できます。
ユーザーがLINE公式アカウント以外で予約やキャンセルをした場合反映されませんので、ご注意ください。
また、予約サービスと連携が完了していないLINE公式アカウントはご利用いただけません。
予約の導入方法やLINEツールの比較については下記の記事をご覧ください。
ショップカード
「ショップカード」では、カードの発行数や、ポイント別の使用ユーザー数などが確認できます。またポイント分布図を見ることができます。
データはダウンロードが可能です。
ショップカードを公開停止した場合、公開停止日以降は該当ショップカードの分析数値は確認ができません。
店舗を持っている方はショップカードの活用は便利なので、使い方が曖昧だ、、という方はこちらもチェックしてくださいね。
LINE公式アカウントの分析で外部流入元は確認できる?
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_001-1024x492.png)
LINE公式アカウントの第一歩「友だち追加」の経路は「友だち」→「追加経路」から確認できます。X(旧Twitter)やYouTube、ブログなどの各種メディアはひとまとめに「外部流入」として計測されるため、流入経路を細かく分析したい場合には、「ホーム」→「友だちを増やす」→「友だち追加ガイド」→「友だち追加経路を設定」から設定をする必要があります。
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_002-1024x492.png)
ホームページやSNSといった「経路」だけでなく、バナー・POPなど「流入元」についても細かく設定することが可能です。
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_003-1024x609.png)
経路を設定すると、URL・QRコード・ボタンの3種類が表示されるので、用途にあったものをコピーして使用しましょう。
外部メディアの流刑経路別に施策を行いたい場合は、L Message(エルメ)のような外部ツールを使うことをおすすめします。
L Message(エルメ)で流入経路分析機能を使えば一発で、どのメディアからの流入が多いのかをチェック出来るようになります。
![](https://lme.jp/media/wp-content/uploads/2020/06/img_19-1024x421.png)
また、友だち追加した媒体ごとに自動タグ付けもできるので、流入経路に合わせたシナリオ配信も可能です!
LINE公式アカウントの分析機能の注意点
LINEの分析機能は便利な機能ではありますが、使用する際には以下の点に注意する必要があります。
・分析データの反映されるタイミング
・サービスとの連携機能の確認
・友だち個別の分析はできない
順番に見ていきましょう。
分析データの反映されるタイミング
LINEの分析機能にデータが反映されるタイミングは、項目によって異なります。項目ごとに反映されるタイミングを確認しましょう。
・属性情報→3日程度
・メッセージ配信→メッセージが届いた日時
・ステップ配信→1日程度
またショップカードは、公開を停止すると停止日以降は分析数値が確認できなくなってしまいます。公開停止前にデータを分析しておく必要があります。
サービスとの連携機能の確認
「予約」の分析機能を使う場合、予約サービスと連携が完了している必要があります。連携が完了していないLINE公式アカウントはご利用いただけません。
またメッセージ配信のコンバージョン率を出したい場合も、別途設定が必要になるので、使用の際は注意しましょう。
友だち個別の分析はできない
分析機能上で友だち全体のクリック数やインプレッション数を把握することはできますが、『誰がクリックしたか』『誰が開封したか』などの個別の情報を把握することはできません。
このような詳細な分析を行いたい場合は、L Message(エルメ)のような拡張ツールを利用することで解決できます。こういったツールを利用すれば、「誰がどの項目をクリックしたか」まで特定できますので、どのような属性の人(例えば「40代/男性/会社員」など)の反応が良いのか分析するなど、マーケティングにより深く活用できるでしょう。
まとめ
LINE公式アカウントの分析機能を使えば、友だち追加数やブロック数・メッセージ開封率をはじめとした様々なデータの閲覧が可能です。
開封数・クリック数などを分析することで、効果的なキャンペーンやコンバージョン率の高いメッセージが配信できるようになります。
ぜひ分析機能を利用しながら、LINE公式アカウントを活用してください!
LINE公式アカウントは誰でも簡単に開設できる、ビジネスツールです。顧客とのメッセージのやり取りや、自動投稿機能などを上手く運用し、新しい顧客の獲得やサービスの発信に役立てていきましょう!
なお、L Message(エルメ)LINE公式アカウントでは、集客から決済・分析までをオールインワンで完結が出来ます。この記事で紹介したLINE公式アカウントの分析機能以外に、クロス分析やURL分析もすることができます。
これにより、例えばどの媒体から来た人の購入率が高いのか、のような組みあわせた分析もすることができます。
しかも初期費用無料、契約期間の縛りなし、さらにフリープランの場合は月額無料という導入リスクなしでお試しいただけます。
あなたの商品・サービスの分析だけでもしてみたいという方は、まずは弊社のエルメをお試しで使ってみてくださいね。
-
- 運用の参考になる【優良アカウント100選 】
- 自動的に集まる【 “ズルい”集客法 】
- 診断結果に合わせた【㊙️シークレット特典】