今やLINE公式アカウントはユーザーとのコミュニケーションには欠かせないツールのひとつです。標準機能だけでも、集客や販促に役立つ機能がたくさんあります。
「LINE公式アカウントを運用しているけれど、いまいち活用しきれていない」
「これからLINE公式アカウントを運用したいけれど、できることがよく分からない」
このようにお悩みではありませんか?
この記事では、LINE公式アカウントの標準機能や、オプション機能をわかりやすくまとめました。
LINE公式アカウントでできることについて、理解を深めたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
- LINE公式アカウントの主な標準機能
- LINE公式アカウントの主なオプション機能
- オプション機能などの料金について
LINE公式アカウントの主な標準機能
LINE公式アカウントで使える主な標準機能は次の通りです。
- メッセージ配信
- チャット機能
- リッチメニュー
- LINE VOOM投稿
- 販促機能
- LINEコール
- レポート機能
ここでは、これらの機能でできることをご紹介します。
また標準機能の中でも、例えばメッセージ配信機能なら「セグメント配信」や「あいさつメッセージ」のように、さらに機能が細かく用意されています。
以下の記事では、より細かな標準機能を1つずつご紹介しているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。

メッセージ配信

友だちに対してメッセージを一斉送信できる、LINE公式アカウントの主要機能です。
テンプレートの作成やテスト配信も可能で、メッセージの作成に慣れていない方でも安全に利用できます。配信予約機能を使えば、業務効率化にも役立つでしょう。
メッセージはテキストだけでなく、広告のように画像や動画を組み合わせたりすることもできます。
メッセージ配信機能は、主要な機能なだけあってできることが豊富です。配信したメッセージのカレンダー表示などといった管理機能も使いやすくなっています。
1ヶ月のメッセージ配信数によって料金が異なる
プラン名 | 月額料金 | 配信可能なメッセージ数 | 追加メッセージ |
コミュニケーションプラン | 0円/月 | 200通/月 | 不可 |
ライトプラン | 5,000円/月 | 5,000通/月 | 不可 |
スタンダードプラン | 15,000円/月 | 30,000通/月 | ~3円/通 |
LINE公式アカウントの標準機能は、基本的にすべて無料で使えます。
ただし、月のメッセージ配信数が200通を超える場合は、有料プランへの移行が必要です。
例えば、友だちが200人を超える場合、月に1回メッセージの一斉送信をしただけで無料プランの範囲を超えることになります。
プランの詳細は以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

チャット機能

友だち個人や、グループを作成してチャットができる機能です。
個人とやり取りをしたり、特定のグループを作成してやり取りをしたい場合に使用します。
チャット機能を使用してLINE公式アカウントで問い合わせを受けると、ユーザーは身近なアプリを使って問い合わせが可能になります。
担当者を設定することもでき、複数人での管理にも便利です。
チャットの担当者機能については以下の記事でご紹介しています。気になる方はチェックしてみてください。

リッチメニュー

トークルーム画面下部にメニューボタンを設置できる機能です。テンプレート画像を使用したり、お好みのデザインを作成して使用したりできます。
「ご予約」「最新情報」「お問い合わせ」など、よく利用されやすいコンテンツを設置すると、ユーザーにとって利便性が向上します。また、予約ボタンや商品一覧ボタンなどを設置すると、集客や販売促進にも役立つでしょう。
リッチメニューには、さまざまな機能を組み合わせることができます。
例えば、特定のメニューをタップした際に、あらかじめ設定したメッセージを送信するようにしたり、予約ができるようにしたりなどです。
リッチメニューは、メッセージ配信機能と同様に主要機能となります。ぜひ以下の記事を参考に、使い方や作成方法もあわせてチェックしてみてください。

LINE VOOM投稿

LINE VOOMは、主にショート動画を投稿したり閲覧したりできるプラットフォームです。
友だちになっていないユーザーも閲覧できるほか、共有ボタンでトークルームへリンクを送信することも可能なため、認知拡大にも役立ちます。
「いいね」「コメント」機能でコミュニケーションの幅が広がるのもメリットです。
LINE公式アカウントを最大限に活かすには、このような機能も積極的に使っていくことが大切です。
以下の記事ではLINE VOOMについて詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。

販促機能

LINE公式アカウントの主要な販促機能です。クーポンやポイントカードの発行ができます。
クーポンはLINE公式アカウントで配信ができ、リッチメニューのボタンと組み合わせたり、友だち追加を条件に配布したり、リピーター限定で配布したりなど、工夫次第でさまざまなマーケティングが可能です。
また、LINE公式アカウントのショップカード(ポイントカード)では、商品購入やサービスの利用、来店によってポイントを付与できます。
友だちの増加や、販売促進、集客に役立つ機能です。
以下の記事では、LINE公式アカウントのクーポンコードについて解説しています。クーポンサービスは、新規顧客の獲得や、リピーターの獲得に大変役立つので、ぜひ参考にしてください。

LINEコール

友だちから通話を受けられる機能で、面談などのテキストではやり取りしにくい場面で便利です。
音声通話、ビデオ通話どちらも利用ができ、友だちはLINEの通話機能を使って無料で電話をかけることができます。
また、LINE公式アカウントの運用担当者は、友だちにLINEコールをかけてもらうためのURLやQRコードの発行が可能です。
LINEコールの設定や使い方は以下の記事で詳しくご紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
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レポート機能

友だち追加数、ブロック数などといったLINE公式アカウントの概要を確認できる機能です。
7日前と30日前を選択して数値を比較でき、日々のアカウント運用の成績を簡易的にチェックするのに役立ちます。
自社のLINE公式アカウントについて、より詳細な分析を行いたい場合は、拡張ツールの利用が便利です。
例えば、LINE公式アカウントの拡張ツール「L Message(エルメ)」では、2つのデータをかけ合わせたクロス分析や、URLの開封率やクリック率を解析できるURL分析機能が利用できます。
エルメは無料プランからご用意していますので、より本格的な分析に興味のある方は、ぜひ一度お試しください。
LINE公式アカウントの主なオプション機能
ここまでご紹介した標準機能の他にも、販売促進や、LINE公式アカウントをより便利なツールにするオプション機能が用意されています。
LINE公式アカウントで使える主なオプション機能は次の通りです。
- 友だち追加広告
- Messaging API
- LINEで予約
これらのオプション機能の中には、無料で使えるものもあります。
また、その他の有料オプションについては以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

友だち追加広告

友だち追加を促す広告を、LINE公式アカウントの管理画面から簡単に出稿できるオプション機能です。認証済アカウントが対象となります。
友だち追加広告の詳しい料金設定は後述しますが、LINE公式アカウントの管理画面より、友だち追加数や利用金額を確認できて便利です。
友だち追加広告を利用すれば、販売促進と集客の両立もできます。
以下の記事では友だち追加広告の利用方法や事例もご紹介しています。興味のある方はぜひあわせてチェックしてください。

友だち追加広告の料金設定
友だち追加広告は有料オプションとなります。
料金設定は、友だちが追加されるごとに課金される「従量課金制」と、広告表示回数ごとに課金される「インプレッション制」から選択が可能です。
1日の予算も設定でき、低コストで広告出稿をしてみたい方にもおすすめできます。
詳細な金額は課金方式によって異なりますが、友だち追加ごとの従量課金制は最低50円または75円~、インプレッション制は200円です。
Messaging API
「Messaging API」は、アプリケーション、プログラム、WEBサービスなどを2つ以上組み合わせることで、LINE公式アカウントに新たな機能やシステムを追加できるソフトウェアのことです。
例えば、ユーザーごとに異なるリッチメニューを設置できるようにしたり、特定の友だちに誕生月のクーポンを配布したりなど、LINE公式アカウントの標準機能を拡張できます。
Messaging API自体は無料で利用でき、自分自身でMessaging APIのシステムを開発したり、他者が開発したシステムをLINE公式アカウントに導入したりすることが可能です。
また、スタンプラリーシステムなど、開発次第ではLINE公式アカウントに新たなシステムを導入することもできます。
MessaginAPIを使って開発されたLINE公式アカウントの拡張ツールを導入する際は、それら製品の利用料金として費用が必要なケースが多いです。
Messaging APIについては、以下の記事で詳しく解説しています。システム開発に興味のある方は、ぜひあわせて参考にしてみてください。

LINEで予約

「PayPayグルメ」や「食べログ」などの予約サービスと連携している場合に、LINE公式アカウントから店舗予約ができる機能です。飲食店との組み合わせに役立ちます。
LINEで予約機能は、リッチメニューに予約ボタンを設置して組み合わせたり、メッセージ配信で予約フォームを送信したり、LINE公式アカウントのプロフィールから予約フォームを設置したりすることが可能です。
LINEで予約機能は無料で利用できるので、飲食業とLINE公式アカウントを組み合わせている方はぜひ活用しましょう。
なお、以下の記事では無料で使えるカレンダー予約システムをご紹介しています。カレンダー予約機能は、ユーザーにとっても使いやすく便利です。ぜひこちらも参考にしてみてください。

LINE公式アカウントの標準機能に関するQ&A
最後に、LINE公式アカウントの標準機能に関連するよくある疑問と回答をいくつかまとめました。
気になる項目があれば、参考にしてみてください。
Q.LINE公式アカウントを作成すると個人アカウントはバレる?
A.LINE公式アカウントを作成しても、ユーザーに個人アカウントがバレたり、個人アカウントからLINE公式アカウントがバレたりすることはありません。
詳細は以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はあわせてチェックしてみてください。

Q.LINE公式アカウントで無料でできることは?
A.標準機能はすべて無料で利用できます。ただし、メッセージの配信数が多い場合や、一部の有料オプションを利用したい場合のみ、有料プランへの変更や課金が必要です。
Q.LINE公式アカウントのオーディエンス作成機能とは?
A.一定の条件に基づいてグループを作成できる機能です。例えば、グループごとに異なるメッセージを配信する際などに役立ちます。
LINE公式アカウントのオーディエンス機能は、以下の記事で詳しくご紹介しています。無料で使える標準機能なので、ぜひ参考にしてみてください。

Q.LINE公式アカウントのアナウンス機能とは?
A.「アナウンス機能」とは、トークルームの投稿を画面上部に固定できる機能です。LINEの個人アカウントで利用できる機能で、LINE公式アカウントでは利用できません。
まとめ|LINE公式アカウントで標準機能を使いこなそう
LINE公式アカウントには、無料で販売促進や集客、顧客とのコミュニケーション強化に使える便利な標準機能が多数搭載されています。
これらの機能を一つひとつ把握し、自社のLINE公式アカウントに役立てられそうな機能は積極的に活用していきましょう。
- 標準機能ではメッセージ配信やクーポンの配布、便利なリッチメニュー機能などが全て無料で使える
- メッセージの配信数が月に200通を超える場合は有料プランの加入が必要
- オプション機能では広告出稿や開発ツールなどの利用ができる
なお、LINE公式アカウントの拡張ツール「L Message(エルメ)」では、標準機能にはない追加機能を多数ご用意しています。
詳細な分析ツールや、顧客管理機能、決済システムとの連携など、アカウント運用の幅が広がる機能が無料プランから利用できますので、ご興味のある方はぜひ一度お試しください。