LINE公式アカウントを開設する事業者は急激に増えていますが、増えれば増えるほどLINEユーザー(狙っているターゲット)も多くのメッセージを受け取ります。
そうなれば他社のメッセージに埋もれ、本来ウリのはずの開封率やクリック率が下がってしまったり、ブロック率の増加は避けられません。
そこで、一人一人を属性分けし、効果的な配信にしたり、その他拡張機能を使って工夫することが必要になってきます。
また「もっと効率よく運用するために自動化ノウハウ・機能なども取り入れたい。」という方もいますよね。
そんなニーズに応えてくれるのが「MessagingAPI(メッセージングエーピーアイ)」を利用したカスタマイズツールです。
今回は、LINE公式アカウントを活用した拡張ツールをご紹介していきます!
・APIツールで実現できること
・APIツールの利用と乗り換え方法

【この記事を監修した人】
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Messaging APIを通して出来ること
LINE公式アカウントの基本機能として、読者の方に
・メッセージ配信
・タイムライン投稿
・チャット
・自動応答
などのアクションを取ることが出来ます。
ではAPIツールを導入することで、どんなことが実現できるかと言いますと、
①セグメント配信
②ステップ配信
③トリガー機能
といったことができるようになるのです。
それぞれ簡単にご紹介していきます。
①セグメント配信
配信リストから対象となる読者をメッセージを配信する方法です。
LINE公式アカウントにも基本機能として、
・友達期間
・性別
・年齢
・OS
・エリア
といった「属性絞り込み」や、「オーディエンス」と呼ばれる、配信者側でユーザーにタグ付け(分類)をして、それを基に配信できる機能があります。
しかし属性は正確ではなかったり、タグ付けも登録者からメッセージをもらわないないと出来ないなどの問題点があります。
ですがツールを活用することで、
①登録した瞬間、ユーザーを把握できる
②自社の情報を基にタグ付けができる
ようになるのです。
そのため、一人一人に合わせた適切なメッセージにより購読率、成約率が上がり、なおかつブロック率を減らすことができます。
②ステップ配信
友達登録時や初回購入日、予約日などを起点に、〇日前/〇日後にどんなメッセージを送るかなど、事前に作成したシナリオに沿って自動で配信する機能です。
たとえば、
・友達登録された次の日から毎日19時にメッセージを送り、1週間後にセールスをする
・初回購入日から商品の使い方、活用方法などをフォローアップで定期的に送る
・予約日の1週間前、3日前、前日などリマインドのメッセージを送る
など、これらを全て自動化することができます。
③トリガー機能
何かしらのメッセージを送ってくれたユーザーに、タグ付けや新しいステップ配信を流すなど、ユーザーの行動によってアクションをする機能です。
たとえば男性向け化粧品を販売している事業者が、LINEで夏に向けて脱毛に興味があるかどうかの「Yes/No」の選択肢を配信したとします。
そこで「Yes」とタップした人に対しては、最新の脱毛クリームに関するシナリオを配信し、
一方「No」と答えた人には「ご回答ありがとうございました。」とメッセージを送り、それ以降は脱毛に関するメッセージを流さないのです。
こうすることで、興味がある人にだけ案内を送レますし、予め作成したシナリオが自動的に流れるので営業の最適化・効率化が達成できます。
しかも、ここで興味関心の属性分けをすることができるので、のちに追加の案内をする際にはそれらの情報を生かすことも可能です。
APIツールの利用方法
では、APIツールを利用する際に必要な設定内容について解説していきます。
まず、必要な情報は以下の3つ
①Channel ID(チャネルアイディ)
②Channel secret(チャネルシークレット)
③Webhook URL(ウェブホックユーアールエル)
です。
チャネルID、チャネルシークレットとは、LINE for Businessでアカウントを開設した際に、割り当てられるモノです。
Webhook URLとは、APIを利用してメッセージやアクションを送受信することが出来る機能です。
これら3つのものを、これから使うシステムに入力や紐づけることによって連携させます。
Channel ID、secretの確認方法
まず、LINE Official Account Managerにログインしましょう。

ログインが出来たら、右上にある「設定」をクリックし、左メニューの「Messaging API」を選択してください。

「Messaging APIを利用する」というボタンが出てきますのでクリックすると、プロバイダーを作成と出てきますので、個人名、会社名を記入します。
プロバイダーは、LINEプラットフォームを通じてサービスを提供する個人、企業、またはそのほかの組織を意味する情報です。
LINE Developers

利用するアカウント名と管理される個人、企業名が問題なければOKを選びます。

そうすれば、上記の画面でそれぞれが表示されますのでツールに記入してください。
Webhook URLの確認方法
「WebhookURL」はご利用になるシステムから取得します。
取得したURLをMessaging APIの指定の欄に記入し保存します。

次に、左メニューの「応答設定」より
・応答モード:Bot
・Webhook:オン
上記の2つを設定しておきましょう。
これでLINE公式アカウントとツールの紐づけが完了です!
お疲れさまでした。
ツールの乗り換え方法は?
LINE公式アカウントを活用したシステムはたくさん存在します。
「これまで◯社のシステムを使っていたけど乗り換えようかな〜」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
乗り換える理由として、
①価格
②利便性(使いやすさ)
③機能
④サポート
などが挙げられます。
弊社のシステム「Lmessage(エルメ)」は無料から始められ、かつ初心者でも使いやすい仕様にこだわって開発しておりますので、ぜひお試し感覚で使ってみてください。
乗り換え方法も非常にカンタン。
①現在のシステム提供者に解約の連絡を入れる
②新システムに登録し、Channel ID、Channel secretを入力する
③新システムのwebhock URLを入れ替える
上記の3ステップです!
ただ…
既存システムのシナリオや読者情報など、これまで貯めたデータはお引越しできません。
なのでそれらをメモしたり、新ツールに情報をある程度入れ込んでから切り替えするのが良いでしょう。
※LINEの読者リストはそのまま引き継がれます。
まとめ
LINE公式アカウントは、それ単体でも非常に強力な販促ツールです。
ですが「拡張ツール」があれば、さらに効率良く、大きな成果を得ることができます。
導入は非常にカンタンで、割安なシステムもたくさんありますので、この機会に活用していきましょう。