LINEの公式アカウントには、チャットボット(ラインボット)という便利な機能が付いていますがご存じでしょうか?
チャットボットとは簡単に言うと自動会話プログラムのこと。
このチャットボット機能を使うことで返信を自動化できるなど、LINE公式アカウントの運営が一気に楽になります。
顧客への返信(対応)は手間や時間がかかるだけに、これは使わなければ損です。
しかしそうはいっても「チャットボットなんてどうやって使えばいいんだ?」「どういった機能が使えるの?」と疑問に思う人もいるはず。
そこでこの記事ではチャットボットの基本機能・作成方法・導入事例・料金などを一挙に解説。
この記事を読めばチャットボットに関する情報を網羅できます。
ぜひ読んでみてくださいね。
- 応答メッセージなど|チャットボットの種類
- ボット機能でできること
- LINE公式アカウントのみでボット操作する方法
- 自社開発したアプリと連携させる方法
- サーバーを用意する
- アプリを作成する
- LINE公式アカウントの作成
- 『設定』をクリック
- 『Messaging API』をクリック
- 『Messaging APIを利用する』をクリック
- プロバイダー名を入力
- プライバシーポリシーを記載したURLを入力
- 利用規約がかかれているURLを記入
- 『OK』をクリック
- Channel IDとChannel secretをコピーする
- アプリにChannel ID をChannel secretを入力
- LINE Developersコンソールにログイン
- プロバイダ―をクリック
- Messaging APIのチャネルをクリック
- 『メッセージング API 設定』をクリック
- Webhook URLの編集をクリック
- 使用ツールのWebhook URLを入力
- 更新をクリック
- 検証をクリック
- 成功したかを確認
- 『Webhookの利用』をオンにする
- 【エルメ】ボットツールに連携させる方法
- お名前を記入
- メールアドレスを記載
- パスワードを入力
- 利用規約に同意する
- 『登録用メールを送信』をクリック
- メール受信ボックスを開く
- プランを選択
- LINE公式アカウントにログイン
- Channel IDとChannel secretをコピーする
- エルメ画面にてChannel IDとChannel secretを張り付ける
- LINE developersにログイン
- プロバイダー名をクリック
- 『新規チャネル作成』をクリック
- 『LINEログイン』をクリック
- 各情報を入力
- チャネルIDとチャネルシークレットをコピーする
- チャネルIDとチャネルシークレットを張り付ける
- LINE公式アカウントの『応答設定』をクリック
- 『Bot』にチェックを入れる
- あいさつメッセージをオフにする
- 応答メッセージをオフにする
- Webhookをオンにする
- エルメ画面にて『接続チェック』をクリック
- チャットボットを導入するメリット
- 作成すべき?チャットボットのデメリット
- LINEチャットボット活用事例
- チャットボットを導入する際の料金
- そもそもLINE公式アカウントでは何ができるの?
応答メッセージなど|チャットボットの種類
まず「チャットボット(ラインボット)」についてですが、自動的に人のように対話することができるシステムのことです。
ボットといえば、HPの問い合わせページであったりチャットツールでよく見かけるシステムを思い浮かべるかと思います。
実はLINE上でも多く使われており、企業の公式LINEアカウントなどでも導入されている場合が多いのです。
そしてチャットボットは主に3種類あります。
その機能はとても便利で、大きく分けて3種類の機能を活用することができます。
- 応答メッセージ
- AI応答メッセージ
- MessagingAPIを活用したチャットボット
応答メッセージ
これは基本的な機能で、LINE公式アカウントに標準で装備されています。
機能としては、ユーザーから受信したメッセージに対して、自動的にメッセージを送信するチャットボットになります。
運用するLINE公式アカウント側であらかじめ設定したキーワードをユーザーから受信すると、自動的に用意しておいたメッセージを返信する仕組みです。
設定したキーワードを受信しないとメッセージを自動送信することはできないですが、ユーザーに対して「このキーワードを送信してください」といったやりとりをすることができます。
興味を持ったユーザーにメッセージを送信できる点がメリットです。
例えばこちらのLINEでは「アンケート回答を始める!」というキーワードで自動送信が作動する設定になっています。
自動送信を使ってアンケートを自動化する事で業務の効率化も図れますしお客さんの利便性も高まります。
なお、応答メッセージの詳細は以下の記事で紹介しています。
AI応答メッセージ
この機能もLINE公式アカウントに標準装備されていて、“ユーザーからメッセージを受信した時にAIが内容を判断して、適切なメッセージを返信する” という機能です。
先ほどの「応答メッセージ」と違い、特定のキーワードを受信しなくても、AIが似た内容のメッセージを判断して自動返信するため、応用できる場面が増えますね。
運営するアカウントの業種ごとにカテゴリーが分かれ、その中でもさらに種類があります。
- 一般的な質問
- 基本情報
- 業種カテゴリー別
- 予約情報
で分かれているため、ユーザーの送信内容に対して、より条件の近いメッセージを送信できるため使い勝手がいいですね。
しかし長文での受信はAIが判断できないため、メッセージを返信できないというデメリットもあります。
そう言った場合はアカウントの管理者が、個別で対応するようにしましょう。
AIメッセージに関しては以下の記事を参考にしてくださいね。
MessagingAPIを活用したチャットボット
この機能は、公式LINEアカウントには表示装備されていません。
ではどのようにして活用するかというと、ボットサーバーとLINEプラットフォームの間でデータを交換するために紐付けをする必要があります。
連携させる方法は後ほど解説しますね。
ボット機能でできること
これらの基本機能を組み合わせてチャットボットでできることは主に4つあります。
- ユーザーへの自動返信
- 返答の出し分け
- 選択肢の提案
- Webサイトへの誘導
ユーザーへの自動返信
ユーザーへの自動返信が可能になります。
本来であれば1つ1つのメッセージに対して手動返信をしなくてはならないのですが、チャットボットを使うことで自動返信および自動対応ができるようになるのです。
これは便利ですよね
「イチイチ自分で返信するのはきついな」と感じている人は、チャットボット機能を使ってみてくださいね。
通常業務に専念できるようになりますよ。
返答の出し分け
チャットボットに複数の答えを用意しておけば、返答の使い分けが可能です。
例えば同じ質問に対する答え方でも『Aタイプ』『Bタイプ』と使い分けることができるのです。
それだけでなく、チャットボットでは『最寄り駅』『座席』『禁煙』などといった様々な質問にも答えることができます。
もちろんそのためには事前準備(テキストの記入など)が必要になるのですが、それさえすれば以降は多くの質問に対して自動返信できるようになるのです。
従来であれば1つ1つのメッセージに対して手動で返信をしなければならなかったわけですから、コレはとても楽です。
顧客への返信数が多いときは、チャットボットをぜひ使ってみてください。
選択型にできる
返信内容を選択型にすることもできます。
例えば相手から来た質問に対して『その場合だとAもしくはBをお選びいただけます』のような選択肢を提示することができます。
このように返信メッセージはいくらでも工夫することができます。
もしも「ただ単に返信するだけでは味気ないな」と感じるのであれば、選択肢の提示を行うメッセージの導入も検討してみてください。
それをきっかけに顧客との親密なやり取りが実現するかもしれません。
Webサイトへの誘導
自動返信にリンクを張り付ければWebサイトに誘導することもできます。
例えば商品に関する質問が来たときは「その詳細は自社Webサイトにて詳しく解説しています。ぜひ一度ご覧くださいませ」などといったメッセージにしておけば、誘導できます。
これは比較的簡単に実現できる施策ですので、ぜひ試してみてくださいね。
LINE公式アカウントのみでボット操作する方法
実はLINE公式アカウントだけでもボット操作(自動送信・自動返信)をすることは可能です。
具体的に言いますと応答メッセージ・AI応答メッセージ・あいさつメッセージが、LINE公式アカウントにおけるボット機能です。
各種の操作方法は以下の通り。
- 応答メッセージの使い方
- AI応答メッセージの使い方
- あいさつメッセージの使い方
応答メッセージの使い方

応答メッセージ(自動返信)は以下の手順で使えます。
- 『応答メッセージ』をクリック
- 『作成』をクリック
- タイトルを記入
- ステータス『オン』をチェック
- スケジュールを設定
- キーワードを設定
- テキストを入力
『応答メッセージ』をクリック

LINE公式アカウント管理画面の左に表示されている『応答メッセージ』をクリックしてください。
『メッセージを作成』ではありませんので、ご注意ください。
『作成』をクリック

画面右上『作成』をクリックしましょう。
タイトルを記入

作成する応答メッセージのタイトルを記入してください。
このタイトル名はユーザーには表示されませんので、管理しやすい名称を入力するのがおすすめです。
ステータス『オン』をチェック

ステータスを必ずオンにしてください。
この項目がオフのままだと応答メッセージが作動しない、つまりは相手のメッセージに対して自動返信できません。
ご注意ください。
スケジュールを設定

もしも特定の期間・時間帯のみに自動返信機能を使いたいのであれば、『スケジュールを設定する』にチェックを入れましょう。
そして以下3つを設定してください。
- 日付
- 時間帯
- タイムゾーン
例えば「営業時間外は応答メッセージを使いたい!」と言う場合は、この機能を使うとよいでしょう。
営業時間外は応答メッセージ、営業時間中のみチャット機能で返信できるようになります。
キーワードを設定

キーワードを設定してください。
キーワード設定とは記入したキーワードが記載されているメッセージのみに反応し、自動返信させる機能を指します。
例えば『営業時間』というメッセージを記入したのであれば、相手が発したメッセージ内に『営業時間』ということがない限り、自動返信をしないという仕組みです。
キーワード設定を緻密かつ可能な限り設定することで、自動返信ながら高いコミュニケーションを発揮させることも可能です。
その一方でキーワード設定をしなかった場合は、すべてのメッセージに対して自動返信をしてしまいます。
そうなりますと会話がかみ合わなくなるおそれがありますので、ご注意ください。
テキストを入力

最後に自動返信の内容としてテキストを入力してください。
そして『変更を保存』をクリックすれば、応答メッセージの作成・設定は完了です。
AI応答メッセージの使い方
AI応答メッセージの使い方は以下の通りです。
- 『AI応答メッセージ』をクリック
- 『編集』をクリック
- 設定したいメッセージをクリック
- テキストを入力
『AI応答メッセージ』をクリック

LINE公式アカウント管理画面の左『AI応答メッセージ』をクリックしましょう。
『編集』をクリック

画面右上『編集』をクリックしてください。
設定したいメッセージをクリック

AI応答メッセージを設定したい項目をクリックしましょう。
ここでは例として『あいさつ』をクリックします。
テキストを入力

応答メッセージのときと同様に、テキストを入力してください。
そして『保存』をクリックしましょう。
応答設定画面を開く

画面右上に表示された『設定』、その後に表示された画面左に表示された『応答設定』をクリックし、応答設定画面を開きましょう。
『チャット』をチェック

応答モードの『チャット』にチェックを入れてください。
応答方法を設定

応答時間内にAI応答メッセージを使うのであれば、『スマートチャット(AI応答メッセージ+手動)』にチェックを入れてください。
また、応答時間外にAI応答メッセージを使いたいのであれば『AI応答メッセージ』にチェックを入れてください。
これでAI応答メッセージが作動するようになります。
あいさつメッセージの使い方
あいさつメッセージの使い方は以下の通りです。
- 『あいさつメッセージ』をクリック
- テキストを入力
『あいさつメッセージ』をクリック

LINE公式アカウント管理画面の左『あいさつメッセージ』をクリックしてください。
テキストを入力

テキストを入力しましょう。
これで友だちが登録されたときに、歓迎や登録のお礼メールを自動送信できます。
自社開発したアプリと連携させる方法
自社開発したアプリを連携させる手順は以下の通りです。(2022年11月27日時点)
- サーバーを用意する
- アプリを作成する
- LINE公式アカウントの作成
- 『設定』をクリック
- 『Messaging API』をクリック
- 『Messaging APIを利用する』をクリック
- プロバイダー名を入力
- プライバシーポリシーを記載したURLを入力
- 利用規約がかかれているURLを記入
- 『OK』をクリック
- Channel IDとChannel secretをコピーする
- アプリにChannel ID をChannel secretを入力
- LINE Developersコンソールにログイン
- プロバイダ―をクリック
- Messaging APIのチャネルをクリック
- 『メッセージング API 設定』をクリック
- Webhook URLの編集をクリック
- 使用ツールのWebhook URLを入力
- 更新をクリック
- 検証をクリック
- 成功したかを確認
- 『Webhookの利用』をオンにする
サーバーを用意する
ボットをホストするためのサーバーを用意してください。
LINE Developersによれば『HEROKU』のようなクラウドサービスでよいとのこと。
なおHEROKUでサンプルボットを試作する場合は『LINE Developers|Herokuでサンプルボットを作成する』を参考にしてください。
アプリを作成する
LINEボット用のアプリを作成しましょう。
自社でイチから開発するのが難しい場合は、アプリ開発会社に業務委託するのがおすすめです。
LINE公式アカウントの作成

次にLINE公式アカウントを作成しましょう。
そしてログインをしてください。
『設定』をクリック

LINE公式アカウントにログインをしたら、管理画面TOPの右上に表示されている『設定』をクリックしてください。
『Messaging API』をクリック

画面左『Messaging API』をクリックしましょう。
『Messaging APIを利用する』をクリック

『Messaging APIを利用する』をクリックしてください。
プロバイダー名を入力

プロバイダー名を入力しましょう。
プライバシーポリシーを記載したURLを入力

プライバシーポリシーを記載したURLを入力してください。
利用規約がかかれているURLを記入

利用規約がかかれているURLを記入しましょう。
『OK』をクリック

最後にOKをクリックしてください。
するとChannel IDとChannel secretが表示されます。
Channel IDとChannel secretをコピーする

Channel IDとChannel secretをコピーしましょう。
アプリにChannel ID をChannel secretを入力
オリジナルで作成したアプリにChannel ID をChannel secretを入力してください。
LINE Developersコンソールにログイン

次にLINE Developersコンソールにログインしましょう。
そして右上に表示されている『ログイン』をクリックしてください。
プロバイダ―をクリック

プロバイダー名をクリックしてください。
Messaging APIのチャネルをクリック

Messaging APIのチャネルが開かれているチャネルをクリックしましょう。
具体的に言いますと『Messaging API』と記載されているチャネルを選べばOKです。
『メッセージング API 設定』をクリック

メッセージング API 設定をクリックしてください
Webhook URLの編集をクリック

Webhook URL項目の『編集』をクリックしてください
使用ツールのWebhook URLを入力

連携させたいアプリのWebhook URLを入力しましょう。
更新をクリック

『更新』をクリックしてください。
このボタンがいわゆる保存機能になっています。
検証をクリック

次に『検証』をクリックしましょう。
入力されたURLが正しいか、接続が正常にできているかを確認してもらえます。
成功したかを確認

アプリとLINE公式アカウントの接続に成功すると、上記のように表示されます。
もしも表示されないときはChannel ID・Channel secret・Webhook URLが間違っている可能性があります。
再度入力してみてください。
『Webhookの利用』をオンにする

最後に『Webhookの利用』をオン(バーの色を緑色)にしてください。
これでオリジナルに作成したボットを使えるようになります。
もしも使えない場合は、LINE公式アカウント管理画面からLINE社に質問をしてくださいね。
【エルメ】ボットツールに連携させる方法
ここでは弊社が開発したLINE公式アカウント用無料ボットツールであるエルメの使い方を解説いたします。
自社でボットを開発するのが難しい場合は、ぜひお試しください。
- お名前を記入
- メールアドレスを記載
- パスワードを入力
- 利用規約に同意する
- 『登録用メールを送信』をクリック
- メール受信ボックスを開く
- プランを選択
- LINE公式アカウントにログイン
- Channel IDとChannel secretをコピーする
- エルメ画面にてChannel IDとChannel secretを張り付ける
- LINE developersにログイン
- プロバイダー名をクリック
- 『新規チャネル作成』をクリック
- 『LINEログイン』をクリック
- 各情報を入力
- チャネルIDとチャネルシークレットをコピーする
- チャネルIDとチャネルシークレットを張り付ける
- LINE公式アカウントの『応答設定』をクリック
- 『Bot』にチェックを入れる
- あいさつメッセージをオフにする
- 応答メッセージをオフにする
- Webhookをオンにする
- エルメ画面にて『接続チェック』をクリック
お名前を記入

お名前をご記入ください。
メールアドレスを記載

次にメールアドレスを記載しましょう。
ただし、すでにご登録頂いているメールアドレスはご利用いただけませんのでご注意ください。
パスワードを入力

パスワードを入力してください。
利用規約に同意する

利用規約への同意をお願い致します。
『登録用メールを送信』をクリック

次に『登録用メールを送信』をクリックしてください。
メール受信ボックスを開く

先ほど登録したメールアドレスの受信ボックスを開きましょう。
エルメからメールが届いています。
そのメールおよび記されているURLをクリックしてください。
プランを選択

エルメ管理画面に移行後、まずは利用したいプランをお選びください。
LINE公式アカウントにログイン

次に『LINE公式アカウント管理画面ログイン』のボタンをクリックしてください。
するとLINE公式アカウント管理画面に移行します。
Channel IDとChannel secretをコピーする

LINE公式アカウントの管理画面にてChannel IDとChannel secretをコピーしてください。
もしも表示されないときは、まだMessaging APIの設定が済んでいないということ。
Messaging APIの設定手順・記入項目は先ほどご紹介していますので、それを参考にしてください。
エルメ画面にてChannel IDとChannel secretを張り付ける

エルメ画面に戻り、Channel IDとChannel secretを張り付けてください。
LINE developersにログイン

次はLINE developersにログインしましょう。
プロバイダー名をクリック

接続させたいプロバイダー名をクリックしてください。
『新規チャネル作成』をクリック

一番左に表示されている『新規チャネル作成』をクリックしましょう。
『LINEログイン』をクリック

新たに表示されたウィンドウ内に表示されている『LINEログイン』をクリックしてください。
各情報を入力

以下の情報を入力してください。
- 会社・事業者の所在国・地域
- チャネルアイコン
- チャネル名
- チャネルの説明
- アプリタイプ
- プライバシーポリシーURL(任意)
- サービス利用規約URL(任意)
- LINE開発者契約への同意
チャネルIDとチャネルシークレットをコピーする

チャネル基本設定に表示されているチャネルIDとチャネルシークレットをコピーしましょう。
チャネルIDとチャネルシークレットを張り付ける

エルメ管理画面に戻り、先ほどコピーしたチャネルIDとチャネルシークレットを張り付けてください。
LINE公式アカウントの『応答設定』をクリック

LINE公式アカウントの管理画面に移動し、『設定→応答設定』の順にクリックをしましょう。
『Bot』にチェックを入れる

応答モードの『Bot』にチェックを入れてください。
あいさつメッセージをオフにする

あいさつメッセージをオフにしましょう。
応答メッセージをオフにする

応答メッセージをオフにしてください。
Webhookをオンにする

Webhookをオンにしましょう。
エルメ画面にて『接続チェック』をクリック

エルメ画面に戻り、『接続チェック』をクリックしてください。
接続が完了すると画面が移動します。
接続できない場合はWebhookを一度オフに戻してください。
そして再度オンをクリックしましょう。
接続できるハズです。
これでエルメのボット機能を使えるようになります。
チャットボットを導入するメリット

ここまでで、チャットボットを導入することで自動返信が簡単になる、ということは理解していただけたでしょうか?
さらに具体的に、チャットボットを導入するメリットをまとめてみましたのでご参考ください。
- 質問およびお問い合わせの時間短縮
- ユーザビリティが高くなる
質問・お問い合わせの時間短縮
コールセンターやメールサポートなどとは違い、チャットボットを活用することで24時間対応が可能となります。
お客さんもそうですが、運営元もお問い合わせに対して少ないコスト(時間や設備など)で対応することができますので、お互いにメリットがあります。
またお客様も質問をしたら回答がすぐに返ってくるため、時間の短縮になり満足度も上がることが予想されます。
ユーザビリティが高くなる
ユーザビリティを上げることで、先ほどの「お客様の満足度も上がる」ということにつながります。
また、電話やメールでのお問い合わせだとお客様も遠慮しがちになってしまいます。
その点LINEはシェア率が72%以上ですので、手軽に活用でき質問もしやすい状況となります。
よりお客様の意見や満足度を拾いやすくなるため、ユーザビリティが高くなることが予想されますね。
作成すべき?チャットボットのデメリット
これほど便利なチャットボット機能ですが、実はデメリットもあります。
- 導入完了までに時間がかかる
- APIを使う場合専門的な知識やスキルが必要になる
- メンテナンスをする必要がある
- 複雑な質問には対応できない
導入完了までに時間がかかる
チャットボット機能は導入を完了させるまでに時間がかかります。
自社でイチから作成するのであれば制作および試用期間などがあるために、1年前後かかる可能性もあります。
その一方で外注をする場合でも3か月前後はかかるかもしれません。
「よし、今日からチャットボットを使おう!」と決断をしても、今すぐに使えるようになるわけではないことを理解しておきましょう。
APIを使う場合専門的な知識やスキルが必要になる
先ほど自社で製作する場合の話を少ししましたが、もしもAPIで作成をするのであれば専門的な知識やスキルが必要になります。
なぜならチャットボットの開発にはプログラミングが必須になるからです。
そもそもチャットボットの開発にはAPI(Application Programming Interface)というインターフェースを使います。
そしてこのインターフェースの設計(リクエストとレスポンスに関するルールなど)には『Python』や『Heroku』などといったプログラミング言語を用います。
そのため専門的な知識やスキルがどうしても必要になるのです。
しかしその一方で、APIではなくLINE管理画面からチャットボット(応答メッセージやAI応答メッセージ)を設定するのであれば、プログラミングに関する知識は一切不要です。
簡単な操作で完了するからです。
その操作方法に関しては後述しますね。
なお、APIに関する詳細情報は以下の記事でも解説しています。
メンテナンスをする必要がある
チャットボットを自社で開発した場合、念のために定期的なメンテナンスをした方がよいでしょう。
プログラムにバグはつきものだからです。
そうなりますと、メンテナンスにコストと時間がかかりますよね。
そのためチャットボットのメンテナンスにはランニングコスト(簡単に言うと維持費用)や人的資源が必要になるかもしれないことを考慮しておきましょう。
あまりに複雑な質問には対応できない
チャットボットは便利な機能なのですが、簡単な質問にしか答えられないという欠点があります。
例えば営業時間などに関する質問であれば『○○です』という端的な返答でも事足りますので、応答ができます。
しかし、「AとBの違いはなんですか?」などといった『返信内容が長文かつ複雑になりやすい質問』には応答ができないのです(2021年8月9日時点)。
下手に応えてしまうと自店舗のイメージが崩れたり、顧客に間違った情報を与えてしまったりするかもしれないからです。
そういった事情もあり、LINE公式アカウントのチャットボットでは複雑な質問には答えられない傾向にあります。
そのためこういった質問に対しては、手動で返信する必要があることを覚えておきましょう。
LINEチャットボット活用事例

チャットボットは便利な機能ですので、2021年8月時点で多くの企業が導入しています。
具体的には以下の企業で採用されています。
- ローソン
- ドミノピザ
- 運輸
- ヤマト運輸
- JR東日本
- 日本郵便
- 金融
- みずほ銀行
- ライフネット生命
ここでは2つの企業をピックアップし、どのように導入しているのかを解説していきますね。
活用事例1:ライフネット生命
ライフネット生命では『保険診断』、そして『その診断結果に基づいた最適な保険をカードタイプメッセージにて提示する』というコンテンツを、チャットボットで提供しています。
保険診断のように『2択(YesかNo)の質問を複数用意するだけで成立するコンテンツ』であれば、チャットボットでも十分に運用できます。
この形式であれば複雑なやり取りが一切ないからです。
そしてこのケースで何より特筆すべきは、各診断結果に最適な保険プランも用意しているということ。
そうすることで無理なく自然な形での自動セールスを可能にさせています。
相手に警戒心を植え付けることなく24時間体制でのセールスができるわけですから、コレは非常に賢いコンテンツといえます。
またカードタイプメッセージに自社サイトのリンクを張り付け『この保険の詳細はコチラ』のような文言をセットすれば、LPへの誘導も可能になります。
つまりいろいろな形で顧客に対してアプローチができる仕組みであるわけです。
これは非常に頭の良い運用タイプといえますね。
お手本ともいえる運用モデルですので、ぜひ参考にしましょう。
活用事例2:ヤマト運輸
ヤマト運輸では荷物の再送受付や受け取り日時の提示をチャットボットで行っています。
荷物の再送やその日時の提示は簡単なやり取りで完結するわけですから、チャットボットでも問題なく応答できるわけですね。
もしもこのように『顧客にとっては重要だけど自社からすると雑務に当たる仕事』があるのであれば、チャットボットに切り替えるのがよいでしょう。
そうすれば社内リソースを別の業務に回すことができます。
その結果生産性を改善できるかもしれませんよ。よ。
チャットボットを導入する際の料金
ここではLINE公式アカウントに関する費用を解説していきます。
- LINE公式アカウントの費用
- チャットボット提供サービスの費用
LINE公式アカウントの費用
LINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。
具体的には以下の3つです。
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|---|
初期費用 | なし | なし | なし |
月額費用 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ数 | 1,000通まで/月 | 15,000通まで/月 | 45,000通まで/通 |
追加メッセージ数 | 利用不可 | 5円/1通 | 3円~/1通 |
このようにLINE公式アカウントは無料で使うことができます。
もちろん、この無料プランでチャットボットを使うことが可能です。
まずはフリープランでチャットボット使用運転をし、「使えるな」と思ってから本格的に使い始めるのがよいでしょう。
チャットボット提供サービスの費用
「チャットボットを自分で開発するのはちょっとしんどいな」と感じるのであれば、外部サービスを利用しましょう。
そうすれば比較的早い段階でチャットボットを運用することができますよ。
なお、LINE公式アカウントのチャットボット機能を提供しているツールには以下3つがあります。
ツール名 | 無料プラン |
---|---|
エルメ | アリ |
Parot | アリ |
チャネルトーク | なし |
エルメ
エルメとは弊社が提供するLINE公式アカウントツールのことです。
APIを使ったプログラミングが最初からされていますので、豊富な機能をすぐにお使いいただけます。
具体的には以下の機能がご利用可能です。
- ステップ配信
- 個別チャット
- 自走式アンケート
- 解答フォーム
- 自動返信
- リマインド配信
- 細やかな流通経路分析
- 複数のリッチメニュー作成
- URL設定
- スタッフ管理
- CV管理
これらの機能を使うことで、細やかな自動返信が可能になります。
チャットボットを使っての自動運用をお考えの方は是非ご利用ください。
なおエルメの料金プランは以下の通りです。
フリー | スタンダード | |
---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 10,780円 |
※アカウントごとに費用が発生します。
エルメの場合ですと、無料プランでも先ほどの機能をすべてお使いいただけます。
即日解約もOKですので、お気軽にご相談ください。
Parot
parotとはMEFILASが提供するLINE公式アカウント専用チャットボットのこと。
parotを使うことで自動変死等が可能になります。
そして肝心の料金ですが以下のようになります。
フリー | ライト | スタンダード | プロ | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 10,000 | 50,000 | 100,000 |
parotにも無料プランがありますので、チェックしてみてくださいね。
チャネルトーク
チャネルトークとはZOYI Corporatioが提供するLINE公式アカウントツールのこと。
LINE公式アカウントと連携させることで、リッチメニューにボタンを表示させることが可能になります。
そしてそんなチャネルトークの料金プランは以下の通りです。
X-small | Small | Medium | Large | Enterprise | |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
月額費用 | 3,000 | 5,000 | 7,000 | 15,000 | 20,000 |
このようになっています。
なお、無料プランも用意されていますので、まずは無料プランで様子を見るのが無難でしょう。
そもそもLINE公式アカウントでは何ができるの?
ここまでを聞いて「ボットって便利だけど、具体的になにができるの? テキストを送信できるだけ?」と疑問に思う人がいるかもしれません。
そこでここでは自動送信・自動返信する際に使える機能を解説いたします。
テキスト
テキストとは文字のこと。
テキスト機能があることによって、顧客と文字によるやり取りが可能になっています。
それに付け加えてLINE上でやり取りが完結しますので、まるで友だちと会話をするかのように気軽にコミュニケーションを取ることが可能です。
ただし、LINE公式アカウントの場合だと1つのメッセージに挿入できる文字数は500文字までとなっています。
これはチャットボット機能も例外ではありません。
テキストを記入するときは限度文字数に気をつけて下さいね。
テキストメッセージに関しては以下の記事で解説しています。
スタンプ
テキストだけでなく、スタンプを送信することができます。
もちろん絵文字も使用可能です。
ただしスタンプを使いすぎるとラフな雰囲気になりすぎます。
自社イメージとのバランスを意識しながら上手に使いましょう。
クーポン
クーポンとはその名の通り、割引券や商品引換券などを指す機能を指します。
LINE公式アカウントではこのクーポンを作成することができ、それをチャットボット(応答メッセージなど)で手渡すことも可能なのです。
クーポンは友だちの気を引くことができる強力なアイテム。
積極的に使っていくとよいでしょう。
クーポンの詳細については以下の記事で紹介しています。
動画
チャットボットではなんと動画を送ることもできます。
動画を送ることで、テキスト以上の情報を提供することが可能です。
そして何より、動画の方がテキストよりも圧倒的にわかりやすいです。
そもそも文字だと1つ1つの情報に対して読者が自分でイメージをする必要があります。
そのため解釈の違いがどうしても個々で生まれてしまい、情報を正確に伝えることが難しくなります。
しかし動画ならそんなことはありません。
動画はそれこそ『見るだけ』ですから、解釈の差が生まれにくいのです。
その結果こちらが伝えたい情報を、100%に近い精度で顧客に手渡すことができるのです。
これは従来にはなかった大きなメリットといえます。
もしも何かノウハウを提供するコンテンツを配信しているのであれば、テキストではなく動画で送ってみてください。
提供している内容は変わらないにもかかわらず、反応率や満足度の違いに驚くハズです。
リサーチ(アンケート機能)
リサーチとはアンケート機能のこと。
LINE公式アカウントではアンケートをイチから作成し、それをチャットボットで送信することもできるのです。
そして何より、リサーチを使うことで顧客の悩みや欲求、自社アカウントに対する満足度を調べることができます。
この時に得たデータを参考に商品開発や情報発信すれば、反応率や満足度の改善が可能になります。
したがって半年に1度などといったように定期的にリサーチを行うよう、チャットボットを設定するとよいでしょう。
カードタイプメッセージ(カルーセル機能)
カードタイプメッセージとは横にスライドさせることで、複数のコンテンツを閲覧できる機能を指します。
この機能を使うことで、1つのメッセージでも複数の商品やサービスを紹介することが可能になります。
『カードタイプメッセージで商品を網羅的に紹介し、動画で詳細を解説する』のような使い方をすれば、ただ単にテキストで無機質に解説されるよりもわかりやすいハズ。
したがってチャットボットを使う際は、このカードタイプメッセージもどんどん使っていくとよいでしょう。
カードタイプメッセージに関しまし手は以下の記事で解説しています。