自分が管理するLINE公式アカウントを削除する方法・注意点を解説

LINE公式アカウント

「事業変更により、運用している公式アカウントが不要になったから削除したい」

「増えすぎてしまったテスト用アカウントを整理したい」

LINE公式アカウントを運用されている方の中には、このような悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときは、以下のことがわかるこの記事を参考にしてくださいね。

この記事でわかること
  • LINE公式アカウントを削除する際の注意点
  • LINE公式アカウント削除の操作方法
  • LINE公式アカウントの管理者権限の削除方法
  • ユーザー(友だち)の削除方法
  • LINE公式アカウントのBAN(望まない削除)の対処
エルメ友だち追加で3大特典プレゼント中
  • 運用の参考になる
    【優良アカウント100選】

  • 自動的に集まる
    【 “ズルい”集客法】

  • 診断結果に合わせた
    【㊙シークレット特典】

LINE公式アカウント削除における注意点

削除方法を紹介する前に、注意点を解説しておきます。

事前にチェックしておかないと、後から「こんなはずでは!」と後悔することになるおそれがあるからです。

注意点を踏まえたうえで、よくよく考えて削除してください。

LINE公式アカウント削除における注意点は8つあります。

注意点
  • 分析および請求以外の機能がすべて使えなくなる
  • 削除から30日後にはすべてのデータが消える
  • 月途中における解約は返金されない
  • 追加メッセージ分の費用が請求される
  • プレミアムIDのサブスクが解約されない
  • アカウントの「友だち」は0にリセットされる
  • トーク(チャット)履歴が消える
  • 削除したLINE公式アカウントは復活できない

分析および請求以外の機能がすべて使えなくなる

LINE公式アカウントを削除すると、『分析』と『ホーム(利用と請求)』の2つしか表示されなくなります。

削除後の各機能の詳細は以下の通り。

概要詳細
分析友だち
プロフィール
メッセージ通数
メッセージ配信
ステップ配信
チャット
LINE VOOM
ツール
ホーム(利用と請求)ダッシュボード
月額プラン
プレミアムID
お支払い履歴
お支払い方法
2023年12月7日時点

削除をすると基本的に、これまでにしてきたことを確認することしかできなくなるということですね。

そのため、チャット・一斉配信・設定など『これから新たに何かをする』という行為が一切できなくなります。※

※例外として『お支払い方法の登録』のボタンは押せました。しかし削除をしたアカウントに支払い方法を登録する必要はないでしょう。

つまり削除をした後に、友だちに対して『このアカウントは閉鎖いたします。以降は別のアカウントにて情報配信いたします』などといったアナウンスができないワケです。

もしもLINE公式アカウントの削除および閉鎖に関するお知らせをするのであれば、必ず消す前に行いましょう。

削除の事前通告を友だちに対して行うことで、ユーザーが混乱・あなたに対して不満を抱くこともなくなります。

削除から30日後にはすべてのデータが消える

LINE公式アカウントを削除すると、一定期間後に全データが自動で削除されます。

肝心の期限に関してですが、LINE公式アカウント管理画面では具体的なデータ保存期間が表示されていません。

しかしLINE for Businessの公式サイトをチェックすると、以下のように明記されています。

アカウントの削除から30日が経過すると、分析データを含むすべての情報が削除されます。

LINE for Business|アカウントを削除するには?(2023年12月7日時点)

そのため削除直後には表示されている友だち関連のデータは、30日後には完全削除されることになります。

もしもブロック率やステップ配信の完了率を記録しておきたいのであれば、早めにCSVのダウンロードをしてくださいね。

なおCSVのダウンロードは、分析画面の各ページに表示されている『ダウンロード』をクリックすればOKです。

2~3秒で各データをダウンロードできます。

月途中における解約は返金されない

LINE公式アカウントを削除(プラン目線でいえば解約)した場合、月途中であっても返金はされません。

具体的に言いますと以下の通り。

【具体例】
2023年10月1日にLINE公式アカウントを開設
2023年10月1日に有料プラン(スタンダード)にアップグレード
2023年10月2日にLINE公式アカウントを削除(有料プランの解約)
→10月分の費用『15,000円』が丸々請求される

どんなに早く削除をしたとしても、その月の基本料金が全額請求されるわけですね。

LINE公式アカウントの場合だと、実質的な利用期間が仮に1秒であったとしても、丸々1か月利用した時と同じ金額を請求されることになります。

有料プランに加入中のLINE公式アカウントを削除するのであれば、その月の最終日に削除するのが最もお得なことになりますね。

ただし削除をし忘れて翌月に突入してしまうと、さらに1か月分を請求されてしまいます。

これではさらに損をすることに。

したがって無駄な出費を出さないようにするためにも、最終日の午前中に削除するのがベストです。

追加メッセージ分の費用が請求される

LINE公式アカウントの削除前に追加メッセージを送信していた場合、削除後に追加メッセージ分の費用を請求されます。

削除をしたとしても『追加メッセージを送った』という事実は消えないということですね。

そのため料金はしっかりと払いましょう。

プレミアムIDのサブスクが解約されない

iOS版管理アプリでLINE公式アカウントのプレミアムIDを購入していた場合、アカウントを削除してもサブスクリプションが解約されません。

これはLINE公式アカウントに限ったことではなく、どうやらApp Store経由のアプリ全般に適用されるルールのようですね。

そのためLINE公式アカウントを削除しただけだと、忘れたころにプレミアムID費用を請求されてしまいます。

そういった事態を防ぐために、以下の手順でプレミアムIDのサブスクリプションを解約してください。

プレミアムIDのサブスク解約方法
  1. Apple サポート (日本)|Apple のサブスクリプションを解約する必要がある場合』をクリック
  2. 『サブスクリプションを解約する』をクリック
  3. 画面の指示に従い操作

注意点としては、解約に至るまでの操作方法がデバイスごとに異なること。

例えばMacであればAPP Storeに、WindowsならばiTunesにアクセスをします。

その後の操作方法も若干異なりますので、先ほどご提示したページ内の情報をよく読み、解約手続きを済ませましょう。

アカウントの「友だち」は0にリセットされる

LINE公式アカウントを削除すると、そのアカウントの「友だち」は0にリセットされます。

コツコツと集客したリストが一瞬で消えてしまうため、LINE公式アカウントの削除は特に慎重になる必要があります。

事業者様によっては、複数の商品やサービスを販売しているケースもあるでしょう。

そうした場合、現在の公式LINEの「アカウント名」を変更し、別商品やサービスの販売促進に流用できるかもしれません。

貴重な「友だち」リストを有効活用できないか、再度確認してみましょう。

トーク(チャット)履歴が消える

LINE公式アカウントでは、LINEチャット(LINE@では「1:1トーク」と呼ばれていたもの)で、顧客と直接メッセージのやり取りができます。

そのメッセージ履歴はLINE公式アカウントと紐付いているため、アカウントを削除すると、これらのメッセージも削除され閲覧できなくなります。

LINEチャットの内容は、マーケティングの大きなヒントになります。

そんなトーク(チャット)も、事業者にとって「財産」のひとつ。

ただ、チャット履歴はバックアップすることができるため、LINE公式アカウントを削除する前にダウンロードしておくといいでしょう。

チャット機能に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

削除したLINE公式アカウントは復活できない

「LINE公式アカウントを削除しても3ヶ月はデータが保持される」

という解説をどこかで見かけた方もいるかもしれません。

しかし、3ヶ月データが保持されるのは、「分析」と「請求」の項目のみ。

そのほかのすべてのデータは削除と同時に見られなくなってしまいます。

しかも、LINE公式アカウントは一度削除したら復活(復旧)させることはできません

LINE公式アカウントの削除は基本的に「後戻りできない」と理解した上で実行しましょう。

自社のLINE公式アカウントを自分で削除する方法

注意点を踏まえた上でアカウントの削除を進める際は、以下の方法に従って作業しましょう。

まず、該当するLINE公式アカウントの「LINE Official Account Manager」のホーム画面を開きましょう。

すると以下の画面が表示されるので、右上の「設定」をクリック。

すると、設定画面に切り替わります。

下にスクロールすると、最下部に赤文字の「アカウント削除」があるので、クリック。

すると、以下の画面になります。

上記の注意事項を理解して、アカウントの削除に同意します」の同意事項にチェックし、「アカウントを削除」ボタンをクリックしましょう。

以上で、該当のLINE公式アカウントの削除が完了しました。

LINE公式アカウント権限の削除方法

LINE公式アカウントは複数人による運用を可能とさせるため、権限の付与と言う機能があります。

この設定を変更することで、アカウント自体は残したまま運用メンバーのみを削除することが可能です。

ここでは付与した権限の削除手順を解説していきます。

権限の削除手順
  1. 『設定』をクリック
  2. 『権限管理』をクリック
  3. 『変更』をクリック
  4. 『このメンバーをアカウントから削除』をクリック
  5. 『削除』をクリック

『設定』をクリック

LINE公式アカウント管理画面の右上『設定』をクリックしてください。

『権限管理』をクリック

画面左『権限管理』をクリックしましょう。

『変更』をクリック

権限を削除したいユーザーの右側に表示されている『変更』をクリックしましょう。

『このメンバーをアカウントから削除』をクリック

表示されたウィンドウの左下『このメンバーをアカウントから削除』をクリックしてください。

『削除』をクリック

確認画面が表示されますので、問題がなければ『削除』をクリックしましょう。

これで対象ユーザーのアクセス権限を削除できました。

もしも部署移動や退職などで、対象ユーザーがLINE公式アカウント管理画面にアクセスする必要がなくなったら、この方法で削除してくださいね。

ユーザー(友だち)を削除する方法

公式アカウントの運営者側から、ユーザー(友だち)を削除する方法もここで紹介します。

友だちの削除手順
  1. 『チャット』をクリック
  2. 『︙』をクリック
  3. 『削除』をクリック
  4. 『削除をクリック』

『チャット』をクリック

画面上部『チャット』をクリックしましょう。

『︙』をクリック

削除したいユーザーの右隣りに表示されている『︙』をクリックしてください。

『削除』をクリック

表示されたウィンドウ内『削除』をクリックしましょう。

『削除をクリック』

最終確認が表示されますので、再度『削除』をクリックしてください。

これで対象の友だちを削除できました。

もしも迷惑なメッセージを送信してくる友だちがいる場合は、この方法で対処してくださいね。

自社のLINE公式アカウントがLINE社に削除されたら?

もしLINE社から一方的に削除(BAN)をされてしまったときは、こちらの別記事をご参照ください。

そもそもの話になりますが、LINE公式アカウントが削除されてしまうのは「利用規約」に違反しているためです。

近年、LINE公式アカウントの基準や取り締まりは一層厳しくなっています。

LINE公式アカウントのマーケティングに注力している事業者様ほどBANのダメージが大きなものになるため、上記の記事をお読みいただき、早急に対処しましょう。

まとめ|削除でLINE公式アカウントを整理!

ここまで、LINE公式アカウントの削除について解説しました。

重要な点は「LINE公式アカウントの削除は簡単だが、復旧できないので慎重に検討すべき」だということです。

もちろん、テスト用のLINE公式アカウントなどは削除してもOK。

ただ、メインで活用していたアカウントを作り直す場合、別のLINE公式アカウントを作成しても友だちを引き継ぐことはできないので注意が必要。

事業内容の変更など、LINE公式アカウントを削除を検討するタイミングが訪れたら、「本当に削除する以外の運用方法がないか」と立ち止まってみましょう。

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