「LINE公式アカウントでメッセージ配信をしているけど、開封率が低い」
「開封率をもっと上げるにはどうしたらいいんだろう」
と悩んでいる人はいませんか?
LINE公式アカウントでメッセージを配信する際、
- タイトル
- 内容
- 装飾、改行など見栄え
- 文章の量
などは意識している人も多いでしょう。
ですが、「配信するタイミング」についてはどうでしょうか?
メッセージを読んでくれるのは、機械ではなく人間です。
LINEユーザーの生活サイクルに合わせて配信することで、より多くのユーザーにメッセージを読んでもらえるようになります。
そこで今回は、LINE公式アカウントでメッセージの開封率を上げる配信時間を解説していきます。
この記事でわかること
- 平均開封率と確認方法
- 開封率を上げるために効果的な曜日・時間帯
- 開封率を上げるためのワンポイントテクニック
LINE公式アカウントの開封率とは
LINE公式アカウントの開封率とは、送信したメッセージをどのくらいの人に読んでもらえたかを示す数値です。
計算式は、「メッセージを開封したユーザー数」÷「送信したユーザー数」=「開封率」となります。
たとえば、1,000人のユーザーにメッセージを送信し、開封したユーザーが100人いた場合を例に考えてみましょう。
計算式は1,000÷100=10であり、開封率は10%となります。
どれだけ沢山のメッセージを送っていても、実際に読んでもらえなければ届いていないのと同じです。
マーケティングにおいて、開封率を上げることが重要だとわかりますね。
メルマガとLINE公式アカウントの開封率・配信時間の違いは?
メッセージ配信をする手段として、LINE公式アカウントの他にメルマガがあります。
メルマガは、従来活用されてきた方法です。
しかし、現在はLINE公式アカウントよりも開封率が低くなってしまいました。
日本でユーザー数の多いGmail(ジーメール)を例にあげると、メルマガは迷惑メールフォルダに分類されてしまうことも多いです。
メルマガが受信ボックスに届く到達率は50%、開封率は20%程度と低い水準となっています。
そもそも、受信ボックスに到達することが難しいのです。
一方、LINE公式アカウントは到達率100%、開封率60%といわれています。
単純計算で、LINE公式アカウントを使うだけで、メルマガの6倍もの人が読んでくれるということです。
より多くの人に情報を届けたいのなら、LINE公式アカウントを使ったほうが良いでしょう。
LINE公式アカウントとメルマガの比較については、以下の記事で解説しています。
また、開封されやすい配信時間については、LINE公式アカウントもメルマガも同様です。
開封率の高い時間帯については、後ほど詳しく説明していきます。
平均開封率と確認方法
LINE公式アカウントの平均開封率は約60%です。
ただし開封率は、業種やメッセージの内容により左右されます。
たとえば、業種ではエンタメ系の業種、メッセージの内容ではクーポンや限定イベントなどユーザーにとって得をする内容の方が開封率が高くなります。
従って、平均開封率は参考程度に留めておくのが良いでしょう。
自身のLINE公式アカウントのメッセージ開封率を確認するには、分析機能を使います。
メッセージ開封率の確認方法
- まず「LINE Official Account Manager」の管理画面にログインします。
- ログインしたら、メニューから「分析」を選択します。
- 左側のバーにある「メッセージ配信」を選択してください。
- 表示項目設定を開き、「開封率」にチェックを入れます。
LINE公式アカウントの分析機能では、他にもクリック率やターゲットリーチの属性など様々なデータを分析できます。
また、LINE公式アカウントの拡張ツール「L Message(エルメ)」を活用すれば、より高度な分析が可能となります。自動タグ付け機能や予約システムなど、ほぼ全ての機能が無料でお使いいただけるので、ぜひ試してみてください。
開封率を上げるために効果的な曜日・時間帯は?
開封率を上げるためには、LINEユーザーの生活サイクルに合わせて配信することが重要です。
具体的には、LINEユーザーがスマホを使っているタイミングを狙います。
曜日と時間帯に分けてみていきましょう。
効果的な曜日は?
最も開封率が高くなる曜日は、ずばり金曜日です。
平日出勤している人であれば、1週間の仕事が終わり、ほっと一息を入れられる曜日ですね。
土日には、ゆっくりとオンラインショッピングや外食を楽しむ人も多いでしょう。
よって金曜日は最も情報を収集する人が多くなる曜日だといえます。
効果的な時間帯は?
メッセージ配信をする際に、おすすめな時間帯について解説します。
特にユーザーのライフスタイルを想像しながら、決定する必要があります。
今回は、主なターゲット層である以下5つのパターンで考えていきましょう。
ターゲット層
- ビジネスマン
- 主婦
- 学生
- シニア
- 企業向け
全体の平均
まずは、全体の平均値をみていきます。
全体の開封率が高いのは、以下の時間帯です。
- 9時
- 12時
- 18時
- 21時
9時、18時は会社や学校などの通勤、通学時間帯です。
バスや電車などを利用している人であれば、スマホを触っている人も多いでしょう。
12時は、昼食の時間にLINEをチェックをするため、開封率が高いです。
21時は寝る前の時間帯であり、ソファーやベッドでスマホを触りながらゆっくりとしている人も多いでしょう。
以上のことから、9時、12時、18時、21時頃に配信するとユーザー全体の開封率が高くなります。
①ビジネスマン向け
会社員の場合は、主要都市は特に電車通勤の方が多いため、午前7時~9時と通勤から会社に到着するまでの間辺りの配信が良いでしょう。
次のタイミングは、ランチタイムの12時~13時です。
夕方以降に配信するのであれば、帰宅後~就寝前が良いでしょう。
時間帯としては、18時~20時、22時~23時頃が目安となります。
弊社がよく配信するのは、準備が出来ているものは6時30分、18時30分、当日急いで書くと
きは12時、22時頃に配信することが多いです。
②主婦向け
主婦は、家族が仕事や学校などに行っている時間帯にチェックする傾向があります。
午前は朝食の準備や片付け、洗濯などがあるため、家事が落ち着くであろう13時~15時が狙い目です。
③学生向け
常にスマホを持ち歩き、いつ配信されたメッセージであってもチェックする人が多いです。
従って、あまり配信時間にこだわらなくても良い層と言えるでしょう。
狙うとすれば、学校やアルバイトなどが終わって帰宅した20時~23時頃だと、落ち着いて見てもらえるのでおすすめです。
④シニア層向け
朝早く起きて活動する傾向があり、朝8時~12時の午前中が良いといわれています。
逆に夜遅い時間帯は、就寝が早い傾向にありますので、避けたほうが良いでしょう。
⑤企業向け
企業向けに配信する場合は、営業時間内に配信しましょう。
メッセージは朝一番にチェックする人が多いため、営業開始に間に合うよう9時前の時間帯がおすすめです。
一方、営業時間内であっても終業時間近くになると開封率は下がる傾向があります。
開封率を上げるためのワンポイントテクニック
「配信時間は読者層によって変えていくべき」
ということはご理解いただけたかと思います。
後は、配信する競合の会社との差別化を図ることが重要です。
今すぐに使える簡単なテクニックを2つ紹介します。
開封率を上げるためのテクニック
- 数分遅めにずらす
- 夜間の配信は読まれやすい?
数分遅めにずらす
配信時間はおすすめした時間帯の0分ぴったりではなく、数分ずらすのがおすすめです。
たとえば朝7時が反応が良く配信するとして、多くの企業が7時丁度に予約配信します。
メールマガジンの場合は部数が多いと順次配信され、配信完了まで数時間かかることもあったりしますが、LINEの場合はすぐに届きます。
ですから、7時に配信するとしても、7時4分などに配信すると競合よりも新着のメッセージとして届けられるのです。
新着であるほど上の方に表示されるため、開封率が上がりやすい傾向があります。
ぜひ、活用してみてくださいね。
夜間の配信は読まれやすい?
配信におすすめの時間帯として、21時や22時~23時頃をあげました。
ビジネスマンや学生が寝る前にゆっくり過ごす人が多い時間帯であり、開封率の高い時間帯として知られています。
しかし、夜間、特に23時過ぎの配信はブロックにも繋がりやすいので注意が必要です。
寝ている時に、通知音が鳴ったら迷惑ですよね。
夜遅くにメッセージを送る迷惑なアカウントとして、ブロックされかねません。
夜中の配信を頻回にするのは避けた方が無難でしょう。
ブロック対策については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
予約配信の設定方法
予約配信の設定方法を紹介します。
予約配信は、メッセージ作成画面で設定できます。
配信日時設定の際に、「今すぐ配信」ではなく下の日時設定を選択しましょう。
メッセージ配信の詳しい使い方については、以下の記事もぜひ参考にしてください。
LINEが読まれる時間、タイミングまとめ
ここまでLINE公式アカウントのメッセージ開封率を上げる方法について解説してきました。
開封率を上げる方法
- 一番読まれる曜日:火曜日
- 全体の開封率が高い時間帯:9時、12時、18時、21時
- 開封率が高い時間帯は、ターゲット層により異なる
- 0分ぴったりではなく数分ずらす
- 夜中の配信は開封率が高いが、ブロックされないように注意
今回紹介した開封されやすい時間帯やワンポイントテクニックで紹介した技を使って、開封率を上げましょう。
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