「LINE公式アカウント運用のポイントやコツを知りたい」
「導入している企業が増えてきたけど、どんな風に活用しているんだろう」
LINE公式アカウントの運用をする際、上記のように考える人も多いでしょう。
LINE公式アカウントとは、LINE上で企業とユーザーがやり取りできるようにするサービスおよびツールです。
開設には事前審査が一切ありませんので、個人事業主・一般企業を問わず誰でも即日で開設可能です。
また、ステップ配信・自動返信など業務効率化や売上アップにつながる機能が揃っており、無料プランもあるのでぜひ活用したいツールです。
そこで今回は、LINE公式アカウントの運用方法や運用を成功させるための6つのポイント、便利な運用代行ツールや活用事例について紹介します。
LINE公式アカウントの運用方法
LINE公式アカウントは誰でも簡単に開設できるビジネスツールです。
アカウント開設から運用開始まで、以下の通り運用方法について解説していきます。
- アカウントを開設する
- 料金プランを設定する
- 友だち登録者数を増やす
- メッセージ配信をする
1.アカウントを開設する
LINE公式アカウントの開設方法を解説していきます。
開設はPC版からでもスマホからでも可能です。
以下の手順に沿って行えば、数分でアカウントを作成できます。
具体的な手順は以下の通りです。
以下の記事では、詳しい開設方法を画像付きでわかりやすく説明していますので、ぜひご覧ください。
2.料金プランを設定する
LINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。
それぞれのプランの特徴や料金は以下の通りです。
プラン名 | コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン |
月額費用 | 無料 | 5,000円 | 30,000円 |
無料メッセージ通数 | 200通 | 15,000通 | 45,000通 |
メッセージ追加料金 | 利用不可 | 利用不可 | 3円から/1通 |
コミュニケーションプランを選べば、無料ですべての機能が利用できます。
ただし、送信できるメッセージ数が200通しかない上に、追加メッセージの利用は不可となっています。
コミュニケーションプランは、メッセージ配信を目的する場合ではなく、チャットでのコミュニケーションを目的とした場合におすすめです。
有料プランはライトプラン、スタンダードプランの2種類です。
どちらのプランにするかは、友だち登録者数や必要なメッセージ配信数を予測して決める必要があります。
登録後にプランを変更することも可能なので、友だち登録者数が少ないうちは、ライトプランで契約すると良いでしょう。
3.友だち登録者数を増やす
友だちの数はメッセージ配信やキャンペーンの成功に直結します。
ですからアカウントを開設したら、まずは友だち登録者数を増やしましょう。
友だち集めには、以下のような手段が効果的です。
- SNSでの案内
- 店内ポップやポスターにQRコードを掲載
- 店員さんの声掛け
- 友だち追加広告
管理ページで専用のQRコードを取得できるので、オフラインでの友だち追加には、ぜひ活用してみてください。
また、友だち登録をするメリットをアピールできると集客しやすくなります。
たとえば、友だち登録時に無料スタンプをプレゼントしたり、定期的に割引クーポンを配布するなどのお得な特典をつけると良いでしょう。
4.メッセージ配信をする
メッセージ配信とは、友だち登録者に対してメッセージを配信できる機能です。
友だち限定のセール情報や新作商品を案内し、来店や商品購入を促進できます。
メッセージ配信の方法は以下の通りです。
セグメント配信や画像・動画の配信といったこともできるので、メッセージの種類を工夫し、効果的な訴求を模索していきましょう。
なおメッセージ配信について詳しい内容は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウント運用を成功させる6つのポイント
アカウントを開設したら、上手に活用していきたいですよね。
ここでは、LINE公式アカウント運用を成功させるための6つのポイントを解説します。
以下のポイントは、個人・企業の運用担当者どちらにとっても重要なことですので、ぜひチェックしてみください。
- 運用の目的を明確にする
- ターゲットを明確にする
- 配信頻度・配信時間を最適化する
- あいさつメッセージを活用する
- クーポンなどをプレゼントする
- データ分析機能を活用する
1.運用の目的を明確にする
LINE公式アカウントを運用する際は、目的を明確にさせましょう。
運用目的に応じて実行すべき施策や利用する機能は異なります。
たとえば運用目的が「売上アップ」であれば、クーポン機能を利用すると良いでしょう。
初回無料クーポンを配布すれば、友だち登録者はほぼノーリスクなので「とりあえず試してみよう」という気持ちにつながりやすく、反応率UPが期待できます。
提供商品・サービスが気に入ってもらえた場合、新規顧客の獲得につながります。
このように運用目的により、実行するべき施策は異なりますので、LINE公式アカウントを登録したらいきなり配信を始めるのではなく、まずは運用目的を明確にしましょう。
2.ターゲットを明確にする
運用目的や実行するべき施策が明確になったら、次はターゲットを定めましょう。
たとえば美容室の場合、「白髪で悩んでいるのか?」「パサつきで悩んでいるのか?」によって、欲しい情報やサービスは異なってくるはずですよね。
ですから配信内容も
- 白髪で悩んでいる人→白髪の改善方法や白髪染めのクーポン
- パサつきで悩んでいる人→ヘアケアの方法やトリートメントのクーポン
とターゲットによって変えた方が反応は良くなります。
このようにターゲットのニーズに応じたアプローチやコンテンツを用意することで反応率・購入率が向上しやすくなるので、ターゲットの明確化と分析はぜひやっておきましょう。
3.配信頻度・配信時間を最適化する
ターゲットに合わせて配信頻度・配信時間を最適化しましょう。
配信頻度や配信時間を最適化することで開封率を上げることができます。
逆に、配信頻度や配信時間が適切でないと、ユーザーが煩わしく感じ、ブロックされる原因にもなります。
配信頻度や配信時間は、ユーザーの生活サイクルや購入意欲に合わせて決めると良いでしょう。
ターゲット層ごとの最適な配信時間については、以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
4.あいさつメッセージを活用する
あいさつメッセージとは、友だち登録時に自動的に配信されるメッセージのことです。
あいさつメッセージでは、配信内容や友だち登録しておくことのメリットを伝えましょう。
最初に配信を受け取る価値があることをアピールしておくことで、友だちのメッセージを読む意欲を高め、開封率の上昇やブロック率の低下につながります。
あいさつメッセージをただの自己紹介にはせず、顧客をしっかりと獲得できるよう上手に活用しましょう。
なお、あいさつメッセージの設定方法や事例については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
5.クーポンをプレゼントする
クーポンなどのプレゼントは、友だち登録者のメリットになるため集客に役立ちます。
友だち登録時に配布するプレゼントを用意し宣伝することで、友だち登録者数を増やせます。
具体的には以下のようなプレゼントがあります。
- 無料ツール
- 成功事例・運用事例をまとめたレポート
- お試しグッズや試供品
- 無料モニターの募集
- 30分無料コンサル
さらに定期的なプレゼントで、興味を引きつけ、CV・CVRの向上を図りましょう。
初回利用時に次回以降に使える割引クーポンをプレゼントするなど、リピーターの獲得にもプレゼントは効果的です。
6.データ分析機能を活用する
マーケティングにおいて、PDCAサイクルを上手くまわすことは重要です。
PDCAサイクルとは、
Plan(計画)→Do(実行)→Check(測定・評価)→Action(対策・改善)→Plan(計画)
というサイクルを継続的に行うことです。
計画の実行で起きた改善点を割り出し、施策を改善していくことができ、結果的にCV・CVRの向上に繋がります。
LINE公式アカウントの分析機能では、友だち追加数やブロック数・メッセージ開封率をはじめとした様々なデータの閲覧が可能です。
たとえば、友だちの追加数や配信したメッセージの開封率、リンクのクリック数などを把握することで、より効果的なメッセージや配信時期などの改善策を立てられます。
データ分析機能についての詳しい内容は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウント効率的に運用する方法
LINE公式アカウントは豊富な機能を備えたビジネスツールですが、運用していくうちに物足りないと感じる部分が出てくるかもしれません。
また、マーケティングに不慣れで手探りで行うのは難しいと考えている人や、プロに任せて効率良く運用したいという人もいるのではないでしょうか。
そんな時は、拡張ツールや運用代行を利用しましょう。機能の拡張・拡充や効率的な運用に役立ちます。
拡張ツール
LINE公式アカウントを効果的に運用するためには、拡張ツールの導入がおすすめです。
拡張ツールとは、LINE公式アカウントと連携させることで、追加の機能が使えるようになる便利なツールのことです。
LINE公式アカウントを本格的に運用するうえで欠かせない機能が備わっているので、やりたくてもできなかった施策ができるようになります。
たとえば、拡張ツールにより拡張・拡充できる項目の例は以下の通りです。
- セグメント配信
- リッチメニュー
- 予約・申し込み
- 商品販売・決済
- 顧客情報管理
- 分析
ツールごとに拡張・拡充できる項目や強みは異なります。
おすすめの拡張ツールについては以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
運用代行
運用代行サービスを利用することで、専門家にアカウント運用を任せられます。
プロフェッショナルにアカウント運営を任せられため、自身にそこまでの経験や知識がなくても、成果を得られやすいのがメリットです。
また、運用業務を外部に委託することで、自社のリソースも節約できます。
LINEアカウント運用代行・コンサルティング業者については、以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントでできること|活用例
LINE公式アカウントは、さまざまな業界で活用されています。
導入を考えている人にとって、
「自社に導入して、LINE公式アカウントでできることは何なのか」
「他の企業がどのようにLINE公式アカウントを運営しているのか」
は気になりますよね。
ここではいくつかの活用事例を紹介します。
- 飲食店
- 美容室
- 塾
飲食店
飲食店にとって、LINE公式アカウントは以下のようなメリットがあります。
- マーケティングに役立つ機能が豊富
- WEB接客を自動化できる
- 予約や注文を簡単にできる
- リピーターを獲得しやすい
- 無料で使える
新メニューの紹介や限定クーポンの配布など、顧客への直接的なコミュニケーションが可能です。
また「LINEで予約」システムを使えば、よく使うLINEで予約までを完結できるので、顧客にとっては電話や外部の予約サイトを検索するよりも手軽になります。
さらにLINE公式アカウントの拡張機能を導入すれば、テイクアウト・デリバリーの注文もLINEから可能になるので、予約や注文の増加が期待できるでしょう。
飲食店のLINE公式アカウント活用事例については、以下の記事で実際の店舗の具体例を上げて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
美容室
美容室にとって、LINE公式アカウントは以下のようなメリットがあります。
- WEB接客ができる
- 予約を簡単にできる
- リピーターを獲得しやすい
- クーポン配布がしやすい
LINEで予約システムの導入により、友だち登録者はいつでも簡単に予約を入れられます。
また、ヘアスタイルの提案や美容に関する情報提供など、顧客とのコミュニケーションを深められるため、顧客満足度を得られやすくなるでしょう。
クーポン機能を活用すれば、画像付きでクーポンを配布できるので視覚的な効果が高くなり、友だち登録者の目にとまりやすくなります。
塾
塾にとって、LINE公式アカウントは以下のようなメリットがあります。
- 生徒や保護者との連絡ツールとして活用できる
- 画像や動画での解説も可能
チャット機能を活用して、生徒へのお知らせや質問への迅速な回答など、生徒とのコミュニケーションを円滑にできます。
送信できるのはテキストだけではないので、テスト範囲を画像で共有したり、分かりづらい部分を動画で補足することも可能です。
また、学習内容の共有や進捗の報告など、保護者とのコミュニケーションツールとしても使用できます。
他の業界でのLINE公式アカウントの活用事例については、以下の記事を参考にしてください。
まとめ|LINE公式アカウントを運用しよう!
今回はLINE公式アカウントの運用方法や運用のポイントについて解説しました。
LINE公式アカウントは誰でも簡単に開設できる、ビジネスツールです。
個人LINEアカウントとは異なりビジネスに役立つ機能が豊富であり、自動化の実現などビジネスに大きく貢献してくれます。
なお、L Message(エルメ)公式LINEではLINE公式アカウントの自動集客や活用術を無料配信中です。
以下のリンクから友だち追加して、ぜひ効果的な運用方法を学んでください!