LINE公式アカウントを運営する際に、以下のように思う場面はありませんか?
「ユーザーの好みに応じてサービスを案内したい」
「LINE公式アカウントでアンケートを取りたい」
LINE公式アカウントでは好みに応じて友だちに選んでもらったり、アンケートを取ったり出来る選択肢付きのメッセージを送ることができます。
本記事では、LINE公式アカウントで選択肢付きメッセージを送る方法や手順について解説しています。また活用方法についても記載していますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージとは
選択肢付きメッセージとは、以下のように友だちに選んでもらう選択肢のついたメッセージを指します。
LINE公式アカウントでは、友だちにタップして選んでもらう選択肢付きのメッセージを無料で簡単に作成できます。
選択肢付きメッセージを利用すれば、友だちからアンケートを取ったり、任意のURLに誘導できます。
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージの種類
LINE公式アカウントには選択肢付きメッセージとして使える機能が3つあります。
- リッチメッセージ
- カードタイプメッセージ
- リサーチ
設定できる内容や見え方がそれぞれ異なるため、利用したいシーンに応じて、使いたい機能を選ぶ必要があります。
順番に見ていきましょう。
リッチメッセージ
リッチメッセージは、テキストだけではなく画像や動画を含むメッセージのことです。
画像や動画を使うためテキストのみよりも自由度が高く、視覚的に情報を伝えられます。また、リッチメッセージは画像にURLを設定できるので、友だちの興味のある商品やサービスのページに誘導できます。
リッチメッセージは一枚の画像を分割して作成し、選択した画像に応じて、異なるURLに遷移させます。テンプレートを使用して作成するので、分割枚数は決められており、最大6分割が可能です。
複数の商品・サービスを案内したい時には効果的なので、ぜひご利用ください。
ただしリッチメッセージでは、特定の友だちがタップした画像を特定したり、特定の画像のタップ数などを確認したりすることはできませんのでご注意ください。
またリッチメッセージではクーポンを配布することも可能です。リッチメッセージの詳しい機能や作成方法、活用方法が知りたい方はぜひ下記の記事もご覧ください。
カードタイプメッセージ
カードタイプメッセージは、複数のコンテンツをカード形式で表示できる機能です。
1枚のカードにタイトルやテキスト、画像を組み合わせて表示ができるので、カードに質問と選択肢を記載したメッセージを作成することができます。
カードタイプメッセージは、以下4つのテンプレートを使用して作成できます。
また、リッチメッセージと同様、複数の商品やサービスを案内する時にも便利です。設定できるカードの最大枚数は9枚で、もっとサービスを紹介したいときは「もっと見る」のカードを最後に配置して任意のURLに遷移させられます。
ただし、特定の友だちがタップした画像を特定したり、選択肢のタップ数などを確認したりすることは、リッチメッセージ同様できませんのでご注意ください。
カードタイプメッセージの作成方法や活用方法は、下記の記事で詳しく解説しています。
リサーチ
アンケートを行いたいときに便利な機能が「リサーチ」です。
リサーチの機能を使うと、投票形式やアンケート形式でユーザーの好みや意見を集められます。
リサーチ機能では、リッチメッセージやカードタイプメッセージのように任意のURLへの誘導はできません。しかし、回答内容を集計できるのでユーザーの満足度調査や次の商品開発のための意見収集に役立つでしょう。
質問内容は性別・年齢・居住地の基本情報の他、自由に7個まで作成することができ、選択肢はそれぞれ最大10個まで設定可能です。リサーチの詳しい機能や作成方法、活用方法が知りたい方はぜひ下記の記事もご覧ください。
LINE公式アカウントで選択肢付きメッセージを作成する方法
選択肢付きメッセージは「リッチメッセージ」「カードタイプメッセージ」「リサーチ」の機能で個別に作成ができます。
実際にLINE公式アカウントから配信する際は、事前にいずれかの機能で作成したメッセージやリサーチを設定する必要があります。
設定は以下の手順で行います。
1:管理画面→「メッセージを作成」を選択
2:メッセージ作成場面から「リッチメッセージ」「カードタイプメッセージ」「リサーチ」の利用したいアイコンを選択し、作成したメッセージやリサーチを選択すれば、配信が可能です。
また「リッチメッセージ」「カードタイプメッセージ」「リサーチ」はステップ配信や自動応答メッセージでも使用できます。
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージの活用事例
LINE公式アカウントの選択肢付きメッセージは色々な場所で活用できます。
- ユーザーの好みに応じた商品・サービスページに誘導する
- アンケートや診断に活用する
- 個人情報を取得して配信先として活用する
ただし中にはLINE公式アカウントの機能だけでは活用できないものもあります。順番に解説します。
ユーザーの好みに応じた商品・サービスページに誘導する
選択肢付きメッセージを活用すれば、ユーザーの好みに応じた商品やサービスページへの誘導が可能です。
ユーザーが自分で気になる項目をタップするので、エンゲージメントの向上も見込めるでしょう。
「リッチメッセージ」「カードタイプメッセージ」のどちらかを、紹介したい内容に応じて使い分けるのがおすすめです。LINE公式アカウントの無料機能だけで利用いただけます。
ただし、誰がどのリンクをタップしたかは確認できないので注意が必要です。
アンケートや診断に活用する
「リサーチ」機能を使えば、アンケートを実施できます。
顧客の満足度調査や新しい商品・サービス開発の参考に純粋なアンケートを行いたい場合は便利です。ただし「リッチメッセージ」「カードタイプメッセージ」同様、誰がどの選択肢を選んだかは分かりません。
一方L Message(エルメ)のような拡張ツールで診断を作成すれば「誰がどの選択肢を選んだか」も特定できますので、その後の配信に利用することができます。
LINE公式アカウントと同じくL Message(エルメ)も無料で利用ができますので、ぜひお試しください。
個人情報を取得して配信先として活用する
アンケート機能によってユーザーの細かな情報を聞くことで、より顧客のニーズにあった配信ができます。
ただし、アンケートの回答結果を利用した配信の設定はLINE公式アカウントの機能のみではできません。利用するにはL Message(エルメ)などの外部サービスを利用する必要があります。
LINE公式アカウントのみの運用で配信先を絞りたい場合「ステップ配信」を利用します。ステップ配信とは、事前に作成したメッセージを、自分が組み立てたシナリオに従い、対象を絞って配信する機能です。アンケートの回答結果は利用できませんが、「年齢」「性別」「地域」「友達追加時期」などの基本情報の絞り込みは可能です。
「ステップ配信」について詳しく知りたい方は、本記事をご覧ください。
またメッセージのインプレッションやクリックによって、配信先を指定できる「オーディエンス」の機能もLINE公式アカウントで利用できます。
「オーディエンス」について詳しく知りたい方は、本記事をご覧ください。
まとめ | LINE公式アカウントでは選択肢付きメッセージが作成できる!
LINE公式アカウントでは「リッチメッセージ」「カードタイプメッセージ」「リサーチ」を利用して、選択肢付きメッセージの作成が可能です。
ただし、上記3つの機能では「誰が何を選択したか」といった情報の取得はできません。ユーザーの詳しい属性が知りたい場合はL Message(エルメ)のような外部サービスの利用も検討してみて下さい!
LINE公式アカウントは誰でも簡単に開設できる、ビジネスツールです。顧客とのメッセージのやり取りや、自動投稿機能などを上手く運用し、新しい顧客の獲得やサービスの発信に役立てていきましょう!
なお、L Message(エルメ)公式LINEではLINE公式アカウントの自動集客や活用術を無料配信中です。以下のリンクから友だち追加してぜひ効果的な運用方法を学んでください!