「LINEに販促ツールってあるのかな?」
「LINE公式アカウントを取り入れようかと思っているけど、成功事例はあるのかな?」
利用者が多いLINEにてマーケティングを行おうと考える人は多いのですが、それと同時にこのように悩む人も多いはず。
詳しくは本文にて解説いたしますが、LINEには多くの販促ツールがあります。
その代表例がLINE公式アカウントです。
LINE公式アカウントであれば無料でステップ配信や自動返信機能を使えますので、ノーコストかつ効率的なマーケティングを実施できます。
もちろんLINE公式アカウントは『単に無料で使えるだけの販促ツール』ではありません。
なぜそのようなに断言できるのかと言いますと、美容業界・飲食店・飲料メーカーにて大きな成功事例があるからです。
事実、美容室であるstoria.f (ストーリア)はLINE公式アカウントのチャット機能を活用することで、新規顧客の再来店率が60%になりました。
その他にも『赤から』を運営しているホリイフードサービス株式会社の場合ですと『LINEで予約』を利用したことにより、予約数がなんと3倍にまで跳ね上がりました。
このようにLINEの販促ツールを使うことで、大きな成功を収めている企業が数多くあるのです。
そこでこの記事ではLINEの販促ツールの代表例であるLINE公式アカウントの基本情報はもちろんのこと、その他販促ツールのメリットや成功事例も解説いたします。
LINE販促ツールとは?機能や料金を解説
まずはLINEの販促ツールに関して解説していきます。
LINEの販促ツールとは?
LINE販促ツールとは以下のような販促活動を、LINE上にて実行できるようにするツールのことです。
- ステップ配信
- 自動返信
- 一斉配信
- セグメント配信
- 予約配信
- 1対1チャット
- アンケート
- カレンダー予約
- リマインド配信
- クーポンの作成・配布
- ショップカードの作成・配布
- タグ管理
- 流入経路分析
- コンバージョン測定
- URLクリック
- リッチメニューの作成・表示
など
もともとこのような機能はメルマガスタンドでもできていたのですが、LINEであれば迷惑メールフォルダがないために到達率100%を誇ります(ブロックされていない場合に限る)。
そのためLINEを通じたメルマガ配信・ステップ配信であれば、従来のメルマガとは異なり「読まれることなくゴミ箱行き」ということがありません。
そもそもメルマガやステップメールは読まれて初めて威力を発揮する手法ですから、読まれる確率を大きく向上させる『到達率100%』は大きなメリットと言えます。
それに付け加えてLINEの利用者数は約1億人です。※
※計算式は以下の通り。
日本の人口は1億2563万人
LINEの利用率は日本の全人口の86.9%
1億2563万人×86.9%=109,172,470
A.約1億人
つまりLINEであれば約1億人もの顕在・潜在顧客にアプローチができるワケです。
到達率が100%の上に、利用者数は圧倒的。
そうなりますと、LINEをマーケティングツールとして使わない手はありませんよね。
近年、LINEをマーケティングツールとして使う企業が急増したのも頷けます。
そしてLINE上での販促を可能とさせるツールの代表例が、無料で使えるLINE公式アカウントになります。
LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウントとはLINE社が正式にリリースしている、LINEに特化させたマーケティングツールのことです。
使える機能に関しましては上述しましたが、LINE公式アカウントの最たる長所は何といっても無料で使えるということ。
LINE公式アカウントであれば以下のようにフリープランがあります。
プラン名 | 月額利用料 | 無料メッセージ送信数/通 |
---|---|---|
フリープラン | 0円 | 1,000通 |
ライトプラン | 5,500円 | 15,000通 |
スタンダードプラン | 16,500円 | 45,000通 |
つまり先ほどご紹介したステップ配信やクーポンの作成などを、なんとタダで使えるわけです。
ノーコストで販促ができるのは衝撃的ですよね。
ただしフリープランの場合ですと、月に1000通までしかメッセージを送信できません(フリープランは追加メッセージも不可)のでご注意ください。
そのほかにもLINE公式アカウントにも弱点があります。
それは細かな顧客分析やリッチメニューのセグメント表示ができないことです。
LINE公式アカウントは無料ツールということもあり、このような細かい機能までは十分に備わっていないのです。
しかし弊社が提供しているLINE販促ツール『エルメ』※であれば、両方とも使えます。
※LINE公式アカウントとエルメは同じ『LINE販促ツール』に分類されますが、まったく別のツールを指します。
簡単に例えますとLINE公式アカウントがベースで、エルメはLINE公式アカウントのパワーアップユニットみたいなものです。
そのためエルメを利用するためにはLINE公式アカウントの立ち上げおよび連携が必要となりますので、ご注意ください。
もしもLINE公式アカウントの機能に満足できないときは、エルメをご利用ください。
エルメにはフリープランもございますので、細かな分析やリッチメニューのセグメント表示を無料でご利用いただけます。
LINE販促ツールを導入する2つのメリット
ここではエルメのような『LINE公式アカウント以外のLINE販促ツール』のメリットを解説いたします。
顧客分析
LINE販促ツールを使うことで正確な顧客分析を行えるようになります。
LINE公式アカウントでは分析できないこともリサーチできるからです。
そもそもLINE公式アカウントでは以下のことを分析できます。
- 友だち追加数
- ブロック数
- 送信メッセージに対する応答数
- 友だちの属性(性別・年齢・地域)
- 友だち追加広告のインプレッション・追加数・追加率・単価
- メッセージをクリックしたユーザー数
- 動画を全尺の25~75%まで再生したユーザーの数
- 再生完了ユーザーの数
要するに基本的な情報の調査・分析はLINE公式アカウントでも一応できるということです。
しかしエルメのような販促ツールであればさらに一歩踏み込んだ分析が可能です。
例えば流入経路分析でいえばYouTubeなど、LINE系列媒体以外からの流入を正確に計測することができます。
そう言いますのも、実はLINE公式アカウントの流入経路分析機能は以下の経路しか把握できないのです。
- LINEスタンプ
- LINEポイント
- LINEセールスプロモーション
- LINEチラシ
- LINE LIVE
- LINEアプリ内の検索
- LINE内の『おすすめアカウント』
- LINE IDの検索
- トークルーム
- LINEログイン
LINE公式サイト|LINE for Business』によりますと、QRコード・Webページでも計測ができるにはできるのですが、それらから追加された友だちは基本的に外部流入として計測されるとのこと。
つまりYoutubeやブログなどで獲得した友だちの合計数はわかるのですが、それぞれどれぐらいの人数を獲得したのか、具体的な数値がわからないわけです。
しかしエルメであればそのようなことはありません。
発行するURL1つ1つに対して名称を付けられるので「どこからどれぐらいの人数が流入してきたのか?」が一発でわかるからです。
例えばYouTubeからの流入経路を分析したいのであれば、下準備として『YouTube』と名付けた友だち追加URLを作成します。
そしてその友だち追加URLをYouTubeにそのまま張り付ければOK。
このようにすることでLINE系列以外からの媒体にて発生した流入でも、正確な数値計測ができます。
そしてこれに付け加えて、このURLから流入した人たちに対して自動的にタグ付け(【YouTubeからの流入】など)を行うことで、LINE公式アカウントではできなかった正確な分析(その経路から流入してきた人たちのメッセージに対する反応率・CVRなど)ができるようになります。
2022年3月13日時点では、LINE公式アカウントはここまでの正確な分析をすることができません。
そのため流入経路別の反応率やCVRなどの正確な分析ができることは、LINE販促ツールの大きなメリットと言えます。
リッチメニューのセグメント表示
リッチメニュー※のセグメント表示、つまりは人に付したタグ・属性によって表示わけできることもLINE販促ツールのメリットです。
※リッチメニューとはLINEチャットの下部に表示させるメニューのこと。
リッチメニューを使うことで、メッセージを配信することなく最新情報などを友だちに届けることができます。
LINE公式アカウントでは友だちによって、リッチメニューの表示分けできないからです。
そもそもの話をしますと、リッチメニューの表示自体はLINE公式アカウントでもできます。
もちろん複数のリッチメニューを作成することも可能です。
しかし、作成した複数のリッチメニューをタグ・人によって使い分ける機能が実装されていないのです。
例えば以下のような2人が存在した場合、同じ性別:趣味嗜好だとしても年齢1つで最適なリッチメニューはそれぞれ異なります。
女性:60歳:美容マニア | 女性:21歳:美容マニア | |
---|---|---|
最適なリッチメニュー | 肌の張りを取り戻す方法 シミを除去する方法 たるみ予防セミナー | 美白方法 唇をプルプルにさせる商品 ニキビケアのセミナー |
同じ性別・ジャンルでも、年齢1つで表示させるべきリッチメニューがこれだけ変化するわけですから、セグメントの重要性が伺えます。
リッチメニューを使う際は、ぜひセグメント表示をしてみてくださいね。
集客に成功!LINE公式アカウントの活用事例
ここまでLINE販促ツールのメリットを解説していきましたが、そうなりますと「LINE販促ツールを実際に使っている企業は成功しているのかな?」と気になりますよね。
そこでここではLINE社が公表している、LINE公式アカウントの成功事例を解説していきます。
美容室
美容室であるstoria.f (ストーリア)はLINE公式アカウントのチャット機能を活用することで、新規顧客の再来店率がなんと驚異の60%になりました。
しかも驚くべきは、チャットでのやり取りでこの数値を実現しており、割引クーポンなどは配布していないのだとか。
つまり資金を散財するような行為をせずに、高リピート率を実現させているわけです。
そもそも美容業界は競争が非常に激しい世界であり、厚生労働省によりますと店舗は以下の数が存在します。
平成27年3月末現在の美容所数は、23万7,525施設で前年度比1.5%の増加となっている
厚生労働省|美容業概要(2022年3月27日時点)
つまり1つの県につき約5,000もの美容院が存在する計算になります。
顧客の奪い合いが如何に激しいのかが、よくわかりますよね。
そんな状況下にもかかわらずstoria.fの新規顧客のリピート率は60%もあるわけですから、この数字の凄さがよくわかります。
もしも美容室を運営しており新規顧客のリピート率に悩んでいるのであれば、LINE公式アカウントで顧客とやり取りをするとよいでしょう。
さすがに60%とまではいかないまでも、いくらかの数値改善を期待できます。
飲食店
『赤から』を運営しているホリイフードサービス株式会社は『LINEで予約』を利用したことにより、予約数がなんと3倍にまで跳ね上がりました。
予約、すなわち来店数がそれだけ多く伸びているということです。
来店数が増えるということは、それと同時に売り上げ・利益がアップすることを意味します。
『予約数3倍』という結果にはすさまじいものを感じますよね。
これだけの効果をもたらすマーケティングツールは、そうそうありません。
もしも飲食店を経営しており予約数に悩んでいるのであれば、LINE公式アカウントのLINEで予約機能を使ってみるとよいでしょう。
うまく活用できれば、ピークの時間帯以外にも満席を狙えるかもしれませんよ。
その結果、売り上げ・利益のアップを期待できます。
なお、LINEで予約の詳細に関しましては『LINE公式アカウントでオンライン予約を受け取る・する方法|ぐるなびとの連携方法も紹介』で解説していますので、参考にしてください。
メーカー
飲料メーカーである日本コカ・コーラ株式会社では、LINE公式アカウントで1日になんと6130万人にアプローチできているとか。
これは利用者数が約1億人であるLINEだからこそ、可能とさせる数値です。
仮に反応率を10%、その後のCVRを1%としますと約6万人が商品を購入する計算になります。
つまり1時間に約2500人が、1分間に約41人が商品を購入していることになります。
反応率・CVRを低く見積もってこの数値ですから、LINE公式アカウントによるマーケティング効果のすさまじさが伺えますよね。
したがって、もしもアプローチ範囲を広げたいのであれば、ぜひLINE公式アカウントを使ってみてください。
日本コカ・コーラ株式会社のように、1分間で数十人に対してアプローチできるかもしれませんよ。
まとめ|LINEの販促ツールを使おう!
LINEの販促ツールのことがわかりましたね。
上述しましたように、まずLINEそのものの利用者数が約1億人います。
そのためLINEの販促ツールであるLINE公式アカウントを利用することで、約1億人もの顧客にアプローチすることが可能になります。
事実、日本コカ・コーラ株式会社は1日6130万人にアプローチできているわけですから、LINE公式アカウントのアプローチ範囲の広さがよくわかります。
しかもチャットを使いこなすことで新規顧客のリピート率が、LINEで予約を利用することで予約数を大きく伸ばすことが可能です。
つまり単にアプローチ範囲を広げるだけでなく、キチンとした効果も期待できるわけです。
それに付け加えてLINE公式アカウントや弊社が提供しているエルメは、無料で開設・使用できます。
ノーコスト・ノーリスクでこれだけでの効果を期待できるわけですから、ぜひとも使ってみてくださいね。