「LINE公式アカウントで税理士の相談を受けられるようにしたい」
「LINEWORKSとLINE公式アカウントの違いがよくわからない」
このようなお悩みはありませんか?
LINEの月間利用者は2025年3月末時点で約9,800万人(※)。日本の人口の約8割以上が利用しており、これほど身近なツールをビジネスに活用しない手はありません。
※参考:LINEヤフー株式会社 – LINEヤフー媒体資料 –
LINE公式アカウントを活用すると、クライアントとの1対1のやり取りや、情報発信もLINEで行えるようになり、サービスの認知度向上や集客に大きく役立ちます。
この記事では、税理士がLINE公式アカウントを利用するメリット・デメリット、料金プランなどの基礎知識、税理士によるLINE公式アカウントの活用例をまとめました。
LINE公式アカウントを導入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- 税理士がLINE公式アカウントを利用するメリット・デメリット
- 税理士が知っておきたいLINE公式アカウントの基礎知識
- 税理士におけるLINE公式アカウントの効果的な活用例
税理士がLINE公式アカウントを利用するメリット
税理士がLINE公式アカウントを利用するメリットは多岐にわたります。
主なメリットは次の通りです。
- お知らせや最新情報を一斉送信できる
- リッチメニューを使ってHPのような導線が作れる
- 個別の問い合わせ対応ができる
お知らせや最新情報を一斉送信できる
LINE公式アカウントでは、友だち登録したユーザーに対してメッセージを一斉送信できます。
メールマガジンのように迷惑メールへ振り分けられることがなく、開封率が高いことも魅力。大切なクライアントに対し、身近なアプリを介して情報をスピーディーに届けられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
ユーザーからしても、ホームページを開いて最新情報を確認する手間が省けるメリットがあります。
また、メルマガのような感覚で、税務に関するお役立ち情報などの配信ができることもLINE公式アカウントならではの利点です。
以下の記事では、LINE公式アカウントのメッセージ配信について詳しく解説しています。配信できるメッセージの種類や、配信方法まで理解できるようになっているので、気になる方はぜひこちらもご覧ください。
リッチメニューを使ってHPのような導線が作れる

LINE公式アカウントには「リッチメニュー」機能があり、トークルーム下部にメニューボタンを配置できます。
予約ページや公式サイトへのリンク、問い合わせボタン、税理士プロフィールの表示ボタンなど、アイデア次第でさまざまな情報表示へと繋げることが可能です。
ホームページのような感覚で、トークルーム内にクライアントの行動を促す導線が作れることも、LINE公式アカウントならではの大きなメリットと言えます。
リッチメニューの作り方や、すぐに使えるリッチメニューのテンプレートを入手したい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。画像付きの手順解説や、効果的な活用例もご紹介しており、LINE公式アカウントの運用に役立つ内容となっています。
個別の問い合わせ対応ができる
LINEを使用したスピーディーな問い合わせ対応は、クライアントの顧客満足度の向上にも役立つでしょう。
LINE公式アカウントでは1対1のチャットが可能なため、問い合わせ窓口としても活用できます。
また、LINE公式アカウントの「自動応答メッセージ」機能で、あらかじめキーワードを設定しておけば、友だちがキーワードを送信した時に自動で返答することも可能です。
例えば自動応答メッセージを利用して、よくある質問と回答を用意しておくと、問い合わせ対応の手間を省き、業務効率化にも繋がります。
自動応答メッセージと手動メッセージの組み合わせは、LINE公式アカウントの運用においてよく活用されているテクニックです。
なお、以下の記事ではLINE公式アカウントに問い合わせフォームを設置する方法をご紹介しています。チャット機能を利用する以外の方法も解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
税理士がLINE公式アカウントを利用するデメリット
税理士がLINE公式アカウントを利用するには、デメリットへの理解も必要です。
- ブロックのリスクがある
- クライアントが多い場合は有料プランへの移行が必要
- 個人情報の管理には最大限に注意を払う必要がある
- LINEを使っていない人へのアプローチが難しい
1つずつ解説します。
ブロックのリスクがある
LINEアカウントの全ユーザーには、LINE公式アカウントや友だちをブロックする権利があります。そのため、ブロックされるリスクを完全に排除することはできません。
LINE公式アカウントを運用する際は、ただプロモーションするだけでなく、有益な情報の配信や、配信頻度の配慮など、ブロックされないための工夫を凝らす必要があります。
以下の記事では、LINE公式アカウントをブロックされないための対策を解説しています。アカウントの運用を始める際は、ぜひあわせて参考にしてみてください。
クライアントが多い場合は有料プランへの移行が必要
LINE公式アカウントは無料プランから始められますが、月に200通以上のメッセージを送信する場合、有料プランへの移行が必要です。
例えば友だちが200人いれば、一度一斉配信をするだけで無料のメッセージ通数を使い切ってしまいます。
事業の規模や、LINE公式アカウントの成長度合に応じて、都度プランの見直しを行いましょう。
LINE公式アカウントの無料プラン・有料プランの違いは以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひチェックしてください。
個人情報の管理には最大限に注意を払う必要がある
税理士がLINE公式アカウントの運用を始めると、多くの個人情報を取り扱うことが予想されます。
LINEを介して資料のやり取りを行う場合はもちろんのこと、LINEで予約や申し込みを受ける場合にも注意が必要です。
個人情報の管理方法、プライバシーの保護、LINE公式アカウントのセキュリティ対策については、あらかじめ知識と理解を深めておきましょう。
LINE公式アカウントのセキュリティ対策と、情報漏洩の対策は以下の記事で学べます。アカウントを開設する前に、ぜひ一度ご覧ください。
LINEを使っていない人へのアプローチが難しい
日本の人口の約8割以上の人が使っていると言われているLINEですが、LINEを使っていない人や、友だちをあまり増やしたくないという人は一定数存在します。
LINE公式アカウントの運用に力を入れる場合にも、公式サイトを活用するなどして、LINEを使っていない人向けの対策もしっかりと施しておくことが重要です。
LINEでお知らせした情報を公式サイトのお知らせページでも掲載するなど、より幅広いユーザーに伝えたいメッセージが届くように工夫をしましょう。
税理士が知っておきたいLINE公式アカウントの基礎知識
本章では、税理士が知っておきたいLINE公式アカウントの基礎知識をご紹介します。
- 料金プランの仕組み
- LINE公式アカウントでできること
- LINE公式アカウントとLINEWORKSの違い
- LINE公式アカウントの開設方法
LINE公式アカウントのことがよくわかっていないという方は、ぜひ参考にしてください。
料金プランの仕組み
プラン名 | 月額料金 | 配信可能なメッセージ通数 |
コミュニケーションプラン | 0円/月 | 200通/月 |
ライトプラン | 5,000円/月 | 5,000通/月 |
スタンダードプラン | 15,000円/月 | 30,000通/月 |
LINE公式アカウントの料金プランは、表にある通り3種類用意されています。
各プランで利用できる機能に差はありませんが、プランをグレードアップするごとにひと月あたりの配信可能なメッセージ通数が増えるかたちです。
自動で有料プランに切り替わることはないので、まずはコミュニケーションプランで気軽に始めてみるのもおすすめです。
料金プランの詳細や、料金プランのシミュレーションは以下の記事で解説しています。気になる方はあわせてご覧ください。
LINE公式アカウントでできること
LINE公式アカウントでできることは多岐にわたります。
その中でも、主な機能を一部ピックアップしてみましょう。
- メッセージの一斉配信
- セグメント配信
- 自動返信(自動応答メッセージ)
- クーポンの配布
- リッチメニュー
- リッチメッセージ
- リサーチ(簡易的なアンケート)
- 簡易的な分析
- 写真や画像とテキストを組み合わせた配信
など
セグメント配信とは、友だちを属性や行動などに基づいてグループ分けし、グループごとに異なるメッセージを配信する機能です。
LINE公式アカウントでは、セグメント配信や友だちのタグ付けといった機能がとても重要な役割を果たします。
例えば「L Message(エルメ)」などの拡張ツールと連携してLINE公式アカウントを運用すれば、友だちのタグ付けを自動化できるため大変おすすめです。
LINE公式アカウントを運用していて、機能に物足りなさを感じたり、業務効率化に課題を感じたりしはじめた場合は、ぜひエルメの導入もご検討ください。
なお、LINE公式アカウントでできることについては、以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひこちらもあわせて参考にしてみてください。
LINE公式アカウントとLINEWORKSの違い
LINE公式アカウントとLINEWORKSは一見似ているように思えますが、用途が大きく異なります。
LINE公式アカウントは、主にサービスや商品に興味があるユーザーへの情報発信がメインとなり、販売促進や集客に役立つ機能が多く備わっているのが特徴です。
一方のLINEWORKSは、掲示板、カレンダー、ファイル共有、Bot開発など、社内利用に適した機能を搭載するビジネスツールとなっています。
税理士の場合、社内でのスピーディーな資料や情報の共有、領収書写真の送付、採用業務の効率化など、業務に役立てられる機能が多数あります。LINE公式アカウントと使い分けて活用するのもおすすめです。
個人のLINEアカウントを業務利用したくない場合にも、LINEWORKSは大きく役立ちます。
LINE公式アカウントの開設方法
LINE公式アカウントは、無料でとても簡単に開設できます。
アカウントを開設するための基本の3ステップは次の通りです。
ステップ1:「LINEビジネスID」を作成する
ステップ2:必要事項を入力する
ステップ3:管理画面へログインし基本設定を行う
LINEビジネスIDは、メールアドレスの登録または個人のLINEアカウントと連携して作成します。
以下の記事では、アカウント開設の操作手順を画像付きでわかりやすくご紹介しています。ぜひ一緒に操作を進めながら、気軽にLINE公式アカウントを開設してみてくださいね。
税理士におけるLINE公式アカウントの効果的な活用例
せっかくLINE公式アカウントを開設しても、上手く活用しきれていない税理士はたくさんいます。
本章では、税理士におけるLINE公式アカウントの効果的な活用例をいくつかピックアップしました。
- 税金に関わる有益な情報発信
- 個別相談の予約受付
- 顧客管理・業務の効率化
- 集客・広報活動の強化
詳しく解説しますので、ぜひアカウント運用の参考にしてください。
税金に関わる有益な情報発信
税理士を頼るクライアントは、健全な事業運営のため、税金に関わる正しい知識や節税などの有益な情報を求めています。
税理士がLINE公式アカウントを運用する際は、確定申告の案内や補助金・助成金制度の紹介など、税金に関わるお役立ち情報を配信するのがおすすめです。
また、これらの情報発信のタイミングで、公式サイトや相談申し込みページへ誘導すると、集客に効果的です。
リッチメニューと組み合わせて、集客用の導線作りにも工夫を凝らしてみましょう。
個別相談の予約受付

LINE公式アカウントでは、アカウント内で予約受付を完結させることも可能です。
ユーザーはスマホを使って気軽に予約手続きができるので、初めて利用するユーザーにとっては初回相談のハードルを下げ、過去に利用したことのあるクライアントにとってはリピート利用の促進に繋がるでしょう。
税理士事務所の規模によっては、1対1のチャット機能を使った個別相談を受けるのもおすすめです。
顧客管理・業務の効率化
LINE公式アカウントは、顧客管理や業務効率化にも役立ちます。
例えば「タグ」付け機能では、クライアントを年齢層や来店月、新規・リピーターなどの顧客ステータスでグループ分けし、各グループごとに異なるメッセージ配信が可能です。
また、既存クライアントとのビデオ通話を使用したコミュニケーションや、資料のやり取りなど、業務効率化のツールとして活用するのもおすすめです。
さらに、LINE公式アカウントの拡張ツールと併用すれば、予約受付・予約管理・リマインダー送信までの一貫した対応など、LINE公式アカウントをより快適に運用できますよ。
拡張ツールの「L Message(エルメ)」は、無料プランでも多くの便利機能を利用できます。ぜひLINE公式アカウントの開設とあわせて導入をご検討ください。
集客・広報活動の強化
例えば友だち追加特典として、無料相談サービスや資料プレゼントを実施するなど、LINE公式アカウントは集客力を強化するツールとしても役立ちます。
また、広報活動に力を入れたい場合、日々のメッセージ配信で自社が提供するサービスや競合他社との違いを紹介するのもおすすめです。
そのほかにも、リッチメニューに「アクセス」ボタンを追加し、事務所へのアクセス情報をすぐに確認できるように工夫するなど、LINE公式アカウントでできる集客・広報活動の施策はたくさんあります。
なお、「L Message(エルメ)」のLINE公式アカウントでは、LINE公式アカウントを活用した集客方法や顧客の獲得方法など、お役立ち情報を配信中です。
LINE公式アカウントの開設を決断した方は、ぜひ友だち登録をして今後のアカウント運用にお役立てください。
エルメ友だち追加で3大特典プレゼント中!
まとめ|税理士のLINE公式アカウント活用で業務効率化・集客強化を図ろう
LINE公式アカウントは税理士などの士業にも大きく役立ちます。クライアントとのコミュニケーションや、予約・申し込み・相談の受付、顧客管理などができるので、ぜひこの機会にLINE公式アカウントを開設してみてくださいね。
- 税理士がLINE公式アカウントを利用する主なメリットは、お知らせや最新情報を一斉配信できること、リッチメニューを活用して公式ホームページのような導線が作れること、個別の問い合わせ対応ができることの3つ
- LINE公式アカウントの料金プランは3種類あり、無料プランでもすべての機能を利用できる
- ブロックのリスク、プランごとに設けられているメッセージ配信可能数、個人情報の取り扱いなどのデメリットには理解が必要
なお、LINE公式アカウントの拡張ツール「L Message(エルメ)」には、タグ付けの自動化、詳細な分析機能、予約の一元管理、自由度の高いフォーム作成機能など、税理士にも役立つ便利機能が多数搭載されています。
無料プランもご用意しており、期間の制限なく無料で使い続けることが可能です。これからLINE公式アカウントを開設する税理士の方は、ぜひお気軽にエルメも活用してみてくださいね。