「LINE公式アカウントが停止になってしまったのですが、どうすればいいですか?」
というご質問を頂く機会が増えてきました。
突然削除されたり、BANされたりするのは、LINE公式アカウントガイドラインに抵触している可能性があります。
特に「ご利用頂けない業種・業態・商品・サービス」に該当する可能性がある方は、利用を避けるのが賢明です。
とはいえ、既にご利用されている方や、抵触はしないがリスクヘッジをしておきたい方も多いと思います。
そこで今回は、LINE公式アカウントのリスク対策として「メールマガジン」の活用について解説していきます。
メールマガジンとLINE公式アカウントの違い
メールマガジンはやっているけどLINE公式アカウントは運用していない、という事業者はとても多いです。
メルマガもLINEもリストマーケティングにおいて重要なアプローチ方法ですが、
LINE公式アカウントのほうが圧倒的にパフォーマンスが高く、使わない理由がわかりません…
弊社のデータによると、メールマガジンで開封率10%、クリック率1%だとしたら
LINE公式アカウントなら開封率30%、クリック率15%を叩きだすことが可能です。
このように、導入するだけで一定の効果が見込めますので、ぜひトライしてみてください。
2つの間で大きな違いは以下の通りです。
①到達率
②開封率、クリック率
③登録者の増えやすさ
④反応の違い
⑤アカウントリスク
上記の5つのポイントにおいて、
①~④はLINE公式アカウントに軍配が上がります。
しかし、⑤に関してはメルマガのほうが強いです。
それぞれ解説していきましょう!
①メール、メッセージの到達率
メールには「迷惑メール」という概念がありますが、LINEにはありません。
なので、LINEは到達率100%なのですが…
メールマガジンは、頭を使って対策を打たなければなりません。
そもそも迷惑メールとは、メールアドレスをお持ちの方なら経験があるはずですが、不要な広告宣伝や意味不明な内容のメールが勝手に送られてくるというものです。
こうした影響により、メールBOXの容量確保出来なくなったり、重要なメールを見落としがちになることが発生し、それを防ぐために迷惑メールフィルタが存在します。
その基準を図る指標として、「IPレピュテーション」というものが存在します。
重要指標IPレピュテーションとは
これはメールの発信元の信用・評判・安全性を評価する仕組みで、そのスコアを判断し、迷惑メールに振り分けるかどうかを判断されていきます。
・スパムレポート(迷惑メール報告)の有無
・スパムトラップへの配信
→WEB上に仕掛けられた使用されていないメールアドレスへの配信
・メールのスパムワードの有無
要素としては上記のようなものがあります。
これらは、Googleが提供している「Postmaster Tool」を利用することで状況を把握できますので、活用してみてください。
また高いメール到達率を目指すには、
①なりすまし対策
②リストクレンジング
上記の2点も対策しましょう。
①なりすまし対策
メールを配信する際に、配信者名とメールアドレス(From)は自由に設定することが出来ます。
たとえば、
配信者名:Amazon
送り元:info@amazon.com
といった形で今すぐに送信が出来ます。
※なりすましはやってはいけません。
誰でも自由に配信ができ、メール受信者が騙されて被害が合わないように、本物が送ったかどうかを検知できる認証技術が採用されました。
有名なものとしては以下の2点です。
①SPFレコード設定
②DKIM署名
SPFレコード設定は、送信ドメインの認証の仕組みです。
ドメイン情報が記載されているDNSレコード内に配信するサーバーの情報を書き込むことで、その配信者がそのドメインを有し、本物であることを証明できます。
DKIM署名は、メールの送信者と内容まで正しいかを電信署名をベースに判断する仕組みです。
メール配信をするに当たり、上記の2点は必須となりますので必ず設定しましょう。
②リストクレンジング
エラーメール、長期的に開封されていないなどを発見し、削除し、ちゃんとメールが届き読んでくれるリストだけに絞ることです。
メールは開封されないと、迷惑メールに分類されやすくなりますので注意です。
以上のように長くなりましたが、メールの場合はLINEと違ってこのように「到達率」を意識して改善しないといけないデメリットがあります。
②~④開封率、クリック率、反応率の違いは?
冒頭で記載したように、LINEが圧倒的です。
開封率は30%、クリック率は15%以上出るのは当たり前、メッセージ送信後、読者からメッセージがポンポン来てコミュニケーションを取りながら、成約に繋げられるのがメリットです。
詳しいことは以下の記事で解説しております。
⑤アカウントリスク
唯一、メールマガジンに軍配が上がるのが「アカウントリスク」。
LINE公式アカウントはLINE株式会社が提示するガイドラインに反する場合は、問答無用で停止、削除されてしまいます。
しかもメールのように、読者のLINE連絡先を取得することはできないため、新しいアカウントを作成して、そちらに紐づけるということは出来ません。
なので、アカウントが削除されると復活は非常に大変です。
一方メールマガジンの場合、読者のメールアドレスは自分自身で管理ができます。
また業種業界での制限や勝手に削除されることはありません。
なので、メインではLINE公式アカウントを利用しつつ、サブとしてメールマガジンを運用するのが得策と言えるでしょう。
メールマガジン配信スタンドの選ぶポイントは?
複数のメールアドレス向けにメールを配信する際には、メールマガジン配信スタンドと言われるシステムを活用します。
一斉に同じ文面を読者に配信できるほか、到達率、開封率、クリック率、並びに各種マーケティングに必要な分析も搭載されていることが多いです。
まず、メールマガジン配信スタンドに必要な機能について述べていきます。
メルマガでリストマーケティングをするならこの機能
①一斉配信
②ステップメール配信
シナリオを作成し、自動的に配信する
③ターゲット配信
顧客属性別の絞り込み配信
④効果検証機能
到達率、開封率、クリック率、成約率
⑤なりすまし対策
SPFレコード設定、DKIM署名
必ず取り入れたい機能は上記の5つです。
到達に遅延がないところを選ぼう
メールマガジン配信スタンドの中には、「1分当たり〇通まで」と制限がかけられているサービスがあります。
リスト数が少ない方には特に影響を与えないかもしれませんが、いずれ増えてきたときに大きな支障が発生します。
例えば、20時に配信する予定が中には深夜に送られてしまったり、12時からのキャンペーンで時間丁度に配信設定したのに3時と数時間遅れて配信されたり。
重要なメールなど緊急を要する時など困りますよね。
なので、時間ピッタリに送れる、安定しているところもポイントです。
メルマガ配信スタンドの料金目安
無料から、様々な価格帯のサービスがありますが、リスト数や配信数によって変動はするものの月額1万円以下で利用できるものが良いでしょう。
始めたての時は、そこまで読者も多くなく、増えたらプランを変更したら良いです。
実際に利用してみないと分からないところもありますので、まずは無料お試し体験があるサービスの利用を推奨します。
おすすめのメールマガジン配信スタンドとは
以上を踏まえ、おすすめのメールマガジン配信スタンドは
です。
①メール配信をもっと簡単に!blastmail
新規顧客数・稼働顧客数・稼働顧客数伸び率が9年連続1位を誇るメール配信スタンドの大手。
学校、官公庁、社団法人、個人、企業など幅広く導入しているサービスです。
多くの方が利用しているため、安心して利用できます。
オススメのポイントは以下の3つ
①初心者でも簡単に操作できるシンプルな設計
②毎時280万通の高速配信で希望時間に到達
③料金がお手頃で無料お試し体験もあり
初期費用は1万円かかるものの、月額料金は3,000リストなら3,000円とコスパよくご利用できます。
さらに7日間無料なので、ぜひ試してみてください。
ご契約されましたら、LINE公式アカウントの友達追加の際にメールアドレスを取得し、そちらで運用されるのが良いでしょう。
アカウントリスク対策ならメールマガジンまとめ
LINE公式アカウントは強力な媒体で、使わざるを得ない販促ツールです。
しかし、プラットフォームである以上、アカウントリスクは付き物です。
その対策として「メールマガジン」を取り上げました。
LINE公式アカウントに比べ、効果は薄く、対策すべきところは多いですが、事業を大きくするに当たり、いつか必要になる機会が訪れますので、念には念を入れ取り入れていきましょう!