普段は家族や友人との連絡手段として利用されているLINEですが、「別の名前でアカウントを作りたい!」と思うことはないでしょうか?
例えば、普段はハンドルネームを使っているSNSの友人や趣味のグループでLINEを利用したい場合、本名でLINEを使っているとちょっとためらってしまいますよね。
「SNSのハンドルネームでやり取りがしたいけどLINEの名前を変えたり、アカウントを複数作ったりは無理…」
そんな時に便利なのが「オープンチャット」機能です。
この機能を使えば、LINEに登録している名前以外のハンドルネームで、LINEを使ったコミュニケーションが可能になります。
本記事ではLINEの「オープンチャット」について、機能や使い方を詳しく解説しています。
LINEの「オープンチャット」とは?
LINEの「オープンチャット」は、LINE内で共通の興味や目的を持つユーザーが集まってトークや情報交換ができるサービスです。
友だちになっていなくてもトークをしたり、情報を収集できます。興味のあることや関心事、日常生活のちょっとした話題について、幅広い場面でコミュニケーションを楽しめます。
またオープンチャットはLINEアプリの中で利用できる機能なので、新たにアプリをダウンロードする必要もありません。
LINEのオープンチャットの特徴
LINEのオープンチャットは、従来のLINEの機能とは異なり、友だち以外のユーザーとも交流できます。
オープンチャットの特徴を順番に見ていきましょう。
トークルームごとにプロフィールが設定できる
LINEのオープンチャットでは、トークルームごとに異なるプロフィールを設定できます。
チャットに参加する際、LINEに登録している名前とプロフィール画像は同期されず、画像と名前を個々に設定できるのです。
LINEのユーザー名を本名に設定している場合でも、オープンチャットではニックネームなどに設定すれば本名がバレることはありません!
途中参加でも過去のトーク履歴を閲覧できる
オープンチャットでは、途中から参加しても、過去のトーク履歴を確認できます。前回の会話を閲覧できるので、途中参加しても今の話題に問題なくついていくことができます。
トークルームごとに公開設定を選択できる
オープンチャットのトークルームを自分で作成した場合、3つの中から公開範囲を選択できます。
公開設定は以下の通りです。
- 全体公開:誰でもすぐに参加できる
- 参加コードの入力:管理者が設定した「参加コード」を知っている人だけが参加できる
- 参加の承認:管理者が設定した質問に回答し、さらに管理者に「承認」された人だけ参加できる
オープンチャットを自分で運営する場合は、使用用途に合わせて使い分けるといいですね。
公開設定はトークルーム右上の 「三本線」 を押し、次ページで右上の「設定」 ボタンを押し、トークルームの「公開設定」から変更が可能です。
トークルームへの招待はURLやQRコードの共有で出来る
新しいメンバーを招待する際、URLやQRコードを使って共有できます。個々に連絡を取らなくても、URLやコードを公開すれば好きな人にだけ参加してもらうことも可能です。
グループトークには最大5,000人まで参加できる
オープンチャットのグループトークには最大5,000人まで参加できます。大規模なコミュニティでも、多くのメンバーを収容できます。
※5,000人以上への拡張も可能です。
また情報収集したい話題が企業やブランドのものであれば、LINEの公式アカウントが存在する場合も多くあります。
企業やブランドの情報は、LINE公式アカウントから入手するのが確実ですので、公式情報がいち早く欲しい場合は、企業やブランドのアカウントをフォローしておきましょう。
フォローの方法が知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
LINEオープンチャットの主な機能
LINEオープンチャットの主な機能は3つあります。
・トークルーム
・サブトークルーム
・ライブトーク
順番に見ていきましょう。
トークルーム
オープンチャットの基本機能で、匿名で利用できるトークルームのことです。
使い方は普段利用しているトークルームやグループチャットと同様です。
サブトークルーム
1つのオープンチャットの中に複数の小トークルームを生成できる機能です。メインのトークルームの中で、話題別にトークルームを分けて会話が可能です。
ライブトーク
テキストメッセージ以外の新しいコミュニケーション方法として、音声でメンバーとリアルタイムで対話できる機能です。
LINEの通話機能とは異なり参加者全員が会話する必要はありません。ライブトークを開始できるのは「管理者」「共同管理者」のみで、話しをするスピーカーと聴くだけのリスナーが集まって利用できます。
スピーカー、リスナーの数に関わらず、トークルームのメンバーが30人以上いれば開始できます。
また、常にスピーカーとなって定期的に情報発信をする方には、LINE公式アカウントも便利です。LINEの公式アカウントは無料で誰でも作成が可能なので、詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もご覧ください。
LINEオープンチャットに参加する
まずは、オープンチャットへ参加する方法を解説します。
オープンチャットへ参加したい場合、主な方法は2つです。
・参加したいトークルームを探す
・URLやQRコードで入る
あわせてトークルームの入り方についても解説します。
参加したいトークルームを探す
ホーム画面の「サービス」から「オープンチャット」を選択します。
ホーム画面にオープンチャットがない場合は「すべてを見る」をタップすると、表示されます。
オープンチャットのホーム画面が表示されるので、下記の方法で参加したいトークルームを検索します。
フリーワード検索
興味のあるトピックやキーワードでトークルームを検索します。
カテゴリー検索
興味のあるカテゴリを選択し、気になるトークルームを探します。
トレンドキーワード
人気のあるトピックやキーワードをチェックし、興味のあるトークルームを探します。
参加済みのトークルームを探す
すでに参加中のトークルームを見失った場合、オープンチャットのホーム画面にある「マイチャット」から参加中のトークルームを確認できます。
URLやQRコードで入る
すでに参加したいトークルームが決まっており、URLやQRコードが手元にある場合は、URLをクリックするかQRコードを読み込むと自動的にトークルームへ招待されます。
トークルームへの入り方
参加したいチャットを選択したら、「新しいプロフィールで参加」をタップします。※トークルーム内にサブトークルームがある場合、選択する必要があります。
続いて、オープンチャット内で使用するニックネームとアイコン画像を設定し、参加が完了します。
LINEオープンチャットを作成する
次に、自分でLINEオープンチャットを作成するためにはどうすればいいのか、作成の手順をご紹介します。
- オープンチャットを作成
- オープンチャット名を設定
- プロフィールを設定
- オープンチャットが完成
- 他の人を招待する
順番に解説していきます。
1.オープンチャットを作成
ホーム画面の「サービス」から「オープンチャット」を選択します。
ホーム画面にオープンチャットがない場合は「すべてを見る」をタップすると、表示されます。
続いて、画面下部の「作成」をクリックします。
2.オープンチャット名を設定
オープンチャットの名称を入力します。
全体公開の場合は、どんなチャットなのか分かりやすい名称にすることが大切です。また、ルームの説明を記入すると効果的です。
検索を許可する場合は、カテゴリーも設定すると見つかりやすくなります。
3.プロフィールを設定
次にトークルームで使う自分のプロフィールを作成します。
4.オープンチャットが完成
これでオープンチャットは完成です。
完成したトークルームは普段利用しているLINEの画面と変わらないことが確認できます。
5.他の人を招待する
オープンチャットが出来たら、他の人をさっそく招待しましょう。
作成したオープンチャットのトーク画面からメニューを開き、「招待」をクリックします。
すでにLINE上でお知り合いの方に連絡するときは「友だちを招待」、トークルームのURLをコピーやシェアしたいときは「リンクをコピー」「リンクをシェア」、QRコードの画像保存やシェア、印刷したいときは「QRコードをシェア」でそれぞれ招待できます。
QRコードをポスターに印刷したり、広告に掲載したりすることで、リアルの場でも参加者を募集できます。
LINEオープンチャットを退会する
オープンチャットは自由に退会が可能です。
ただし自身がメンバーであるか、トークルームの管理者であるかで操作方法が異なります。
「管理者」とは、オープンチャットへの参加を希望するユーザーの承認やメンバーの発言を削除するなどの権限を持ったユーザーのことです。自身で作成したオープンチャットの場合、管理者権限を移行していない限り自身が管理者です。
退会方法について、順番に解説します。
メンバー・共同管理者の場合
「管理者」でない場合、すぐに退会ができます。
まず、トーク画面上部のメニューボタンをタップします。
次に退会を押し、確認画面で「トーク退出」または「はい」を選択すれば退会は完了です。
管理者の場合
自身が管理者の場合、チャットを削除せずに退会する時は、管理者権限の移行が必要となります。
管理者権限を移行するには共同管理者を設定する必要があるため、管理者が退会する場合以下の手順が必要になります。
- メンバーの中から共同管理者を設定する
- 管理者権限を移行する
- オープンチャットを退会する
チャットを削除してしまうと、今までの記録も含めてトークルーム自体が消えてしまうので注意が必要です。
LINEオープンチャットの禁止事項について
最後に、LINEオープンチャットでは次の行為は禁止されていますので、ルールを守ってご利用ください。
- 出会い目的の行為・個人情報の投稿
- 未成年の不健全な出会いや集まりの計画・勧誘
- 誹謗中傷・暴言・わいせつな投稿
- 著作権・肖像権・プライバシーを侵害する行為
- 荒らし行為・違法行為・その他の迷惑行為
もし利用規約やガイドラインに違反した場合は
『トークルーム・投稿の削除および違反ユーザーのオープンチャット利用停止に加え、LINEアプリ本体の利用停止の措置を行う場合もある』
とLINE公式に記載がございますのでご注意ください。
まとめ | LINEオープンチャットは共通点がある人同士でトークや情報交換ができる機能
LINEの「オープンチャット」は、LINE内で共通の興味や目的を持つユーザーが集まってトークや情報交換ができるサービスです。
普段利用しているLINEの登録名とは違う名前で登録でき、また従来のLINEアプリから利用できるので気軽に楽しむことができます。
利用ルールを守って、いろんなオープンチャットでのコミュニケーションを楽しんでください。
またLINEオープンチャットについて、もっと詳しく知りたい、昨日の詳細が知りたいという方は、LINEオープンチャット公式サイトの「つかい方ガイド」が便利です。ぜひご活用ください。
また自身で積極的に発信していきたいという方におすすめなのが『LINE公式アカウント』。LINE公式アカウントは誰でも簡単に開設できるビジネスツールです。顧客とのメッセージのやり取りや、自動返信機能、ステップ配信機能などが使えるので、新しい顧客の獲得やサービスの発信に役立てていきましょう。
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