LINE公式アカウントで見積もりを自動化する方法と活用術を解説

LINE公式アカウント
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リフォームや買取、修理など、見積もり・査定が発生するビジネスを運営するうえで、「電話対応に追われてスタッフの工数がかかりすぎる」「見積もりを依頼してもらうまでのハードルが高く、問い合わせ数が伸びない」と感じる場面は少なくありません。

見積もりや査定は、最初の一歩を踏み出してもらうことが難しく、電話やメールフォームでは「後でいいや」と後回しにされやすいものです。

一方で、見積もりを提示した後の追客フォローが担当者の手作業に頼っていると、対応の抜け漏れが起きやすく、成約機会を逃すリスクもあります。

そこで注目されているのが、LINE公式アカウントを見積もり・査定の窓口として活用する方法です。

本記事では、標準機能を使った見積もり受付の仕組みの作り方から、拡張ツールで追客フォローを自動化する方法まで、具体的に解説します。

問い合わせ数の増加と対応工数の削減を両立するヒントとして、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 見積もり・査定対応の課題をLINE公式アカウントで解決する方法
  • LINEを見積もり窓口にするメリットと向いている業種
  • 標準機能を使った見積もり受付の仕組みの作り方
  • 見積もり依頼後の追客・フォローを自動化する方法
  • 運用時の注意点と、拡張ツールで自動化できる範囲
  1. この記事を監修した人
  2. LINE公式アカウントで解決できる見積もり・査定対応の課題
    1. 電話・メール対応に工数がかかり、スタッフの負担が大きい
    2. 問い合わせのハードルが高く、依頼数がなかなか増えない
    3. 依頼後のフォローが属人的で、追客に抜け漏れが発生する
  3. 見積もり・査定にLINE公式アカウントが向いている理由
    1. 日常的に使い慣れているため、問い合わせへの心理的ハードルが低い
    2. 写真や動画を送れるため、状況の把握がスムーズになる
    3. メッセージの開封率が高く、フォロー連絡が確実に届く
    4. チャットのやり取りが記録として残り、引き継ぎがしやすい
  4. 見積もり・査定に活用できるLINE公式アカウントの機能
    1. ①「あいさつメッセージ」で友だち追加直後に依頼方法を案内する
    2. ②「チャット」で画像・動画を受け取りながら個別対応する
    3. ③「自動応答」でよくある質問に24時間対応する
    4. ④「リッチメニュー」で見積もり依頼の導線を整理する
    5. ⑤「ステップ配信」で見積もり提示後の追客を自動化する
  5. 業種別・LINE公式アカウントにおける見積もり活用のポイント
    1. リフォーム・建設業|施工写真と現状の確認で概算提示までスムーズに
    2. 買取・リユース業|写真査定で来店前の心理的ハードルを下げる
    3. 修理・メンテナンス業|症状の写真共有で対応の見通しを素早く伝える
    4. 不動産・引越し業|条件ヒアリングから概算提示まで非対面で完結させる
  6. LINE公式アカウントで見積もりを受け付けた成功事例
    1. 株式会社コメ兵|LINE査定サービスの月間利用件数3,000件超・来店者が約5倍に
    2. 株式会社ファンタジスタ|買取・中古車の問い合わせ月150件超をLINEチャットで対応
    3. 有限会社ラディック(パーティーフォト)|問い合わせの7割がLINE経由に
  7. LINE公式アカウントで見積もりを運用する際の注意点
    1. 標準機能のチャットでは運営側から先にメッセージを送れない
    2. 対応が遅れると熱量が下がり他社に流れるリスクがある
    3. 無料プランでは追客配信の通数に限界がある
    4. 個人情報の取り扱いに注意が必要
  8. LINE公式アカウント拡張ツール「L Message(エルメ)」で見積もりの自動化を実現
    1. 詳細なフォームで見積もりに必要な情報を一括収集する
    2. 回答内容に応じて質問を分岐させ、精度の高い情報収集ができる
    3. フォーム送信後に自動で一次返信・追客シナリオを開始する
    4. 複数スタッフで対応を分担し、担当者ごとに顧客を管理する
  9. まとめ|LINE公式アカウントで見積もり受付を効率化しよう

この記事を監修した人

阿部 悠人

阿部 悠人

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LINE公式アカウントで解決できる見積もり・査定対応の課題

数あるデジタルツールのなかでも、LINE公式アカウントは見積もり・査定対応の課題と相性が良く、問い合わせハードルを下げながらスタッフの工数を削減できる特徴があります。

ここでは、なぜLINE公式アカウントの導入がおすすめなのか、現場でよくある3つの課題に沿って解説します。

電話・メール対応に工数がかかり、スタッフの負担が大きい

電話での見積もり依頼は、対応できない時間帯に着信することも多く、折り返しのやり取りで時間を取られやすものです。

メールは書き方に気を遣う顧客も多く、送信をためらわれるケースも少なくありません。

LINEをチャネルに加えることで、顧客・スタッフ双方が都合のよいタイミングでやり取りでき、電話対応にかかっていた工数を削減できます

やり取りの履歴が画面上に残るため、「言った・言わない」のトラブルを防ぐ効果も期待できるでしょう。

問い合わせのハードルが高く、依頼数がなかなか増えない

見積もりや査定は「まず連絡する」という最初の一歩のハードルが高く、電話やメールフォームだと「後でいいや」と後回しにされやすい傾向があります。

LINEは日常的に使い慣れているツールのため、チャット感覚で気軽に問い合わせてもらいやすく、問い合わせまでの心理的なハードルを下げる効果があります。

「LINEで見積もりを依頼できる」と案内するだけで、これまで連絡をためらっていた顧客層にもアプローチしやすくなるでしょう。

依頼後のフォローが属人的で、追客に抜け漏れが発生する

見積もりを提示した後、「検討します」と言ったきり連絡が途絶えてしまうケースも少なくありません。

その後の顧客への追客も、担当者の記憶や手作業に頼りがちで、対応の抜け漏れが発生しやすい状況です。

フォローのタイミングが遅れると他社に流れてしまうリスクがあり、せっかくの成約機会を逃すことにつながります。

LINEのメッセージ配信機能を使えば、見積もり提示後の一定期間が経過したタイミングでフォローメッセージを届ける仕組みを作ることが可能です。

担当者が個別に追いかけなくても、決まったシナリオに沿って自動で接点を維持できるため、対応の抜け漏れを防ぎながら成約率の向上につなげられます。

対応の質を担当者のスキルに依存せず、仕組みとして均一化できる点も、チームで運営している場合に有効です。

見積もり・査定にLINE公式アカウントが向いている理由

電話やメールフォームでも見積もり受付は可能ですが、LINEを窓口にすることで問い合わせのしやすさや、やり取りの効率が大きく変わります。

ここでは、見積もり・査定の受付にLINE公式アカウントが向いている4つの理由を解説します。

日常的に使い慣れているため、問い合わせへの心理的ハードルが低い

LINEは国内の月間利用者数が1億人を超えており(2025年12月末時点)、幅広い年代が日常的に使い慣れているツールです。

新たな会員登録やアプリのダウンロードが不要で、「LINEで見積もり依頼できます」と案内するだけで、電話やフォームよりも気軽に最初の一歩を踏み出してもらいやすくなります

見積もりや査定は「連絡したら断りにくくなりそう」「しつこく営業されそう」という心理から、問い合わせをためらう顧客も少なくありません

LINEのチャットであれば、自分のペースでやり取りできるため、そうした心理的な負担を軽減できます。

問い合わせのハードルを下げることで、依頼数を増やすことにつながるでしょう。

写真や動画を送れるため、状況の把握がスムーズになる

リフォームや修理、買取などでは、現状の写真や動画を見て初めて適切な見積もりを出せるケースも多いです。

LINEチャットでは画像・動画も簡単に送受信できるため、現地調査や来店がなくてもある程度の概算を伝えやすくなります。

顧客にとっても「わざわざ来店しなくても見積もりが出る」という利便性が、依頼のきっかけになりやすい点が強みです。

スタッフ側も写真を事前に確認しておくことで、来店や訪問時にスムーズに話を進められます。

「写真を送るだけで概算がわかります」という訴求は、友だち追加を促す際のひと押しとしても有効です。

メッセージの開封率が高く、フォロー連絡が確実に届く

LINEヤフー株式会社の調査によると、メッセージを受け取ってすぐに開封するユーザーが約2割、その日のうちに開封するユーザーは約8割にのぼります。

メールや電話でのフォローは見落とされたり出てもらえなかったりすることも多いですが、LINEであれば手元のスマートフォンに通知が届くため、実際に読まれる割合が高くなるのが特徴です。

見積もりを提示した後の顧客は、他社と比較しながら検討しているケースが多く、フォローの有無や速さが成約を左右することがあります。

開封率が高いLINEでフォロー連絡を届けることで、検討中の顧客に対して適切なタイミングでアプローチしやすくなります

メールでは埋もれてしまいがちな「検討はいかがでしょうか」という一言も、LINEであれば目に留まる可能性が高まるでしょう。

チャットのやり取りが記録として残り、引き継ぎがしやすい

電話でのやり取りは記録に残りにくく、「前回何を話したか」が担当者の記憶だけに依存してしまいがちです。

LINEならチャット履歴が管理画面上に残るため、担当者が変わった場合でも過去のやり取りを確認しながら対応を引き継ぐことができ引き継ぐことができます

顧客が再度連絡してきた際も「前回ご相談いただいた件ですね」とスムーズに対応しやすいでしょう。

複数スタッフで対応している場合でも、誰が見ても経緯を把握できる状態を維持しやすく、対応品質のばらつきも防ぎやすくなります。

見積もり・査定に活用できるLINE公式アカウントの機能

見積もり受付から依頼後のフォローまで、LINE公式アカウントには一連の流れを支える機能が複数備わっています。

それぞれの機能を組み合わせることで、スタッフの手を離れても機能する受付の仕組みを作ることが可能です。

ここでは、見積もり・査定に活用できるLINE公式アカウントの5つの機能をご紹介します。

①「あいさつメッセージ」で友だち追加直後に依頼方法を案内する

出典:LINEヤフーマーケティングキャンパス

「あいさつメッセージ」とは、顧客がLINE公式アカウントを友だち追加した直後に自動送信されるメッセージのことです。

見込み顧客との最初の接点となる、重要な場面といえます。

あいさつメッセージで「見積もりの依頼方法」や「送ってほしい情報(対象箇所の写真・エリア・希望時期など)」をあらかじめ案内しておくと、スタッフが毎回個別に説明する手間をなくせます

顧客側も「何を送ればいいかわからない」という迷いが解消されるため、スムーズに最初のアクションへ移れるでしょう。

友だち追加のタイミングは、顧客の関心が最も高い瞬間でもあります。

このタイミングを活かして次のステップへ自然に誘導できる点で、あいさつメッセージは見積もり受付の入り口として欠かせない機能です。

以下の記事では、あいさつメッセージの設定方法や効果的な文章の作り方について詳しく解説しています。

実際の活用事例もご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

LINE公式アカウントのあいさつメッセージの設定方法と事例を紹介
LINE@の友だち追加時の最初の挨拶の作り方や変更手順を紹介。初回あいさつでブロックを防ぎ、読まれ続ける配信のコツを例文や事例を踏まえて解説。クーポンや画像を活用して、来店予約につながるメッセージ配信を。

②「チャット」で画像・動画を受け取りながら個別対応する

出典:LINEヤフーマーケティングキャンパス

LINE公式アカウントのチャット機能は、通常のLINEと同じ感覚で1対1のやり取りができる機能です。

顧客から送られた写真や動画・テキストをその場で確認し、概算の見積もり金額や査定の目安をチャット上で返信できます。

電話や対面なしで「だいたいいくらになりそうか」を顧客に伝えられるため、来店や現地調査のハードルが高い段階でも問い合わせてもらいやすくなります

「電話するほどでもないけど、ちょっと聞きたい」という層の需要を拾い上げられる点も、大きなメリットです。

複数のスタッフで対応している場合は、管理画面上でチャットの担当割り振りや対応状況を共有できるため、チーム全体でスムーズに動けます。

③「自動応答」でよくある質問に24時間対応する

出典:LINEヤフーマーケティングキャンパス

見積もりの問い合わせでは「見積もりは無料?」「どんな情報が必要?」「対応エリアは?」など、同じ質問が繰り返し届くことがあります。

こうした返信をスタッフが毎回手動で行っていると、対応件数が増えるほど負担が増す一方です。

LINE公式アカウントの「自動応答(キーワード応答)」機能を使えば、特定のキーワードを含むメッセージに対して、あらかじめ設定した返信を自動で送れます。

24時間対応できるため、営業時間外に届いた疑問もその場で解消でき、翌営業日まで熱量が冷めないようにつなぎとめる点も大きな強みです。

以下の記事では、自動応答の設定手順や例文について詳しく解説しています。

どんなキーワードを登録すればよいかお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。

LINE公式アカウントを応答メッセージで自動化!設定方法や使い方
LINE@のチャットボットで自動返信を効率化!作成した例文の設定やよくある質問に対するbotモードの活用例、自動応答が反応しない時の原因や対処法を解説。エルメを活用したキーワード部分一致による完全自動化方法も紹介。

④「リッチメニュー」で見積もり依頼の導線を整理する

出典:LINEヤフーマーケティングキャンパス


「リッチメニュー」とは、トーク画面の下部に常時表示できるメニューボタンのことです。

スマートフォンでLINEを開いたとき、画面下半分に並んだボタンを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

このリッチメニューに「見積もりを依頼する」「料金の目安を見る」「よくある質問」「施工事例を見る」といったボタンを設置することで、顧客がLINEを開いた瞬間に次のアクションへ迷わず進める動線を整えられます

Webサイトの見積もりフォームへのリンクや、Googleフォームへの誘導ボタンとして活用することも可能です。

以下の記事では、リッチメニューの作り方や効果的なボタン配置について詳しく解説しています。

設計から設定手順、よくある失敗例まで紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

LINE公式アカウントのリッチメニューとは?失敗しない設計と設定
公式LINEのリッチメニューとは?作り方やテンプレート、アクション設定までわかりやすく解説。表示されない原因や対処法、集客・予約につながる設計のコツも紹介します。

⑤「ステップ配信」で見積もり提示後の追客を自動化する

見積もりを提示した後、顧客からの返事をただ待つだけでは成約率はなかなか上がりません

「提示から3日後」「1週間後」といった適切なタイミングでフォローメッセージを送ることが重要ですが、複数の顧客を同時に抱えていると、手動での管理には限界があります。

「ステップ配信」はあらかじめ設定したシナリオに沿って、指定したタイミングで自動的にメッセージを配信できる機能です。

ご検討はいかがでしょうか」「他にご不明な点はありますか」といったフォロー連絡を、担当者の手を借りずに届け続けられます

ただし、ステップ配信はLINE公式アカウントの標準機能には含まれていないため、利用するには拡張ツールの導入が必要な点に注意が必要です。

以下の記事では、ステップ配信の具体的なやり方や活用シーンについて詳しく解説しています。

追客シナリオの組み方もご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

LINE公式アカウントのステップ配信とは?やり方・機能を徹底解説
公式LINEでは、ユーザーの行動に応じて特定のメッセージを自動配信できるステップ配信が無料から利用可能。設定方法や活用事例、料金面や配信されない際の注意点などを詳しく解説。

業種別・LINE公式アカウントにおける見積もり活用のポイント

LINEを見積もり窓口にする効果は、業種によって異なります。ここでは、LINE公式アカウントと特に相性がよい4つの業種を取り上げ、それぞれの活用ポイントをご紹介します。

リフォーム・建設業|施工写真と現状の確認で概算提示までスムーズに

リフォームや建設業では、顧客が「いきなり見積もりを頼むのは大げさかもしれない」と感じてしまうことも多く、見積もりが最初のハードルになりがちです。

「まだ検討段階だから」と問い合わせをためらっているうちに、比較検討すら始まらないケースも少なくありません。

「写真をLINEで送るだけでOK!」というアプローチなら、正式な依頼の前段階にいる潜在顧客にも動いてもらいやすくなります

あいさつメッセージで「対象箇所の写真と大まかなご希望を送ってください」と案内することで、友だち追加から見積もり依頼までの流れを自然に設計できます。

リフォームや建設は、見積もり後の検討期間が長くなりやすい業種でもあります。

「他の業者に決めてしまった」という機会損失を防ぐためにも、ステップ配信で定期的なフォロー連絡を届ける仕組みを整えることが有効です。

買取・リユース業|写真査定で来店前の心理的ハードルを下げる

買取・リユース業では、「持って行っても値がつかなかったらどうしよう」「恥ずかしい思いをしたくない」という心理が、来店をためらわせる要因につながります。

来店して初めて査定金額がわかる仕組みだと、顧客はリスクを感じて足が向きにくいのが実情です。

LINEで写真を送るだけで事前に概算の査定金額を提示できる仕組みを作れば、「来店する前に大体の金額がわかる」という安心感を顧客に持ってもらいやすくなります

LINEで接点を持っておくことで来店動機を高められ、成約率の向上にもつながるでしょう。

修理・メンテナンス業|症状の写真共有で対応の見通しを素早く伝える

家電修理や設備メンテナンスの分野では、「修理できるかどうかもわからないのに、電話するのはハードルが高い」と感じる顧客も少なくありません。

「修理を断られたらどうしよう」「修理費が高額にならないか不安」という思いが、最初の連絡を遠ざけてしまうのです。

LINEなら故障箇所の写真や動画を気軽に送れるため、「とりあえず見てもらえますか?」という感覚で問い合わせてもらいやすくなります。

受け取った側も写真・動画をもとに修理の可否やおおよその費用感を早い段階で伝えられるため、顧客にとっても業者にとっても初動がスムーズです。

問い合わせのハードルが下がることが問い合わせ数の増加に直結しやすい業種のため、LINEとの相性は特に高いといえます。

不動産・引越し業|条件ヒアリングから概算提示まで非対面で完結させる

不動産や引越しでは、見積もりを出すために事前に確認すべき条件が多くあります。

エリア・間取り・荷物量・希望時期など、電話で一つひとつ確認しようとすると、ヒアリングだけで相当な時間がとられてしまうものです。

LINEチャットで順番に質問しながら情報を集めるか、フォームにまとめて入力してもらう方法を使えば、このヒアリング工程を非対面・非電話で完結できます。

「電話でゆっくり話す時間を作らなくていい」という利便性は、忙しい共働き世帯などにも届きやすいポイントです。

また、フォームで「引越し希望時期」を入力してもらっておけば、その時期に合わせてリマインドや追客メッセージを配信する仕組みを作れます。

競合他社よりも早いタイミングでアプローチできる可能性が広がる点も、LINEを窓口にする利点のひとつです。

LINE公式アカウントで見積もりを受け付けた成功事例

ここからは、実際にLINE公式アカウントを見積もり・査定の窓口として活用し、具体的な成果を上げた3つの事例をご紹介します。

規模や業種はさまざまですが、「LINEを問い合わせの入り口にする」という考え方を軸にしている点は、いずれも共通しています。

株式会社コメ兵|LINE査定サービスの月間利用件数3,000件超・来店者が約5倍に

1947年創業で全国92店舗(2022年6月時点)を展開する国内大手リユースデパートのコメ兵は、2016年にLINE公式アカウントを活用した写真査定サービスを開始しました。

買い取りたい品物を撮影してLINEに送信すると、最短5分で査定金額の目安がわかる仕組みです。

担当者は「査定サービスは利用のハードルが高いという印象を持たれている。LINEによるオンライン査定で気軽に利用してもらいたかった。」と語っています。

狙い通り、月間利用件数は年々増加し3,000件以上(2022年5月時点)を記録し、サービスをきっかけに来店したユーザーは、比較時点と比べて約5倍に伸長しました

「来店するハードルを下げるための事前査定」という設計が、問い合わせ数と来店率の両方を伸ばした好例です。

株式会社ファンタジスタ|買取・中古車の問い合わせ月150件超をLINEチャットで対応

中古車販売を手がける株式会社ファンタジスタのインターネット事業部では、一部の例外を除く全体の9割のユーザーとの連絡をLINE公式アカウントに集約しています。

メンバー10人で月に約50件の中古車購入の問い合わせに対応しており、新車販売や買取依頼も含めると月150件以上の問い合わせをLINEチャットで受け付けています(2020年10〜12月実績の平均、同社調べ)。

中古車の購入や買取は高額の取引であり、「対面や電話でないと難しい」と思われがちなカテゴリです。

しかし実際には、LINEのチャット上でもスムーズな商談が成立しており、「チャットで丁寧に対応すれば、高価格帯の商品でも信頼を築ける」ことを示しています。

有限会社ラディック(パーティーフォト)|問い合わせの7割がLINE経由に

写真撮影サービスを手がける有限会社ラディックは、撮影の問い合わせ・見積もり相談の窓口をLINEに集約しました。

その結果、問い合わせ全体の7割がLINE経由となっています。

撮影業という業種の特性上、希望する雰囲気や会場の写真をやり取りしながら相談を進められるLINEチャットは、メールや電話よりも情報共有がスムーズです。

「伝えたいイメージを画像で送れる」という点が顧客にとっての使いやすさにつながっており、自然とLINEへ問い合わせが集まる結果になったと考えられます。

LINE公式アカウントで見積もりを運用する際の注意点

LINE公式アカウントを見積もり窓口として活用するにあたり、事前に知っておかないと運用開始後につまずきやすいポイントがあります。

メリットだけでなく制約もしっかり把握したうえで、実情に合った運用設計を考えましょう。

標準機能のチャットでは運営側から先にメッセージを送れない

LINE公式アカウントの標準機能では、顧客から一度もメッセージを受け取っていない状態で運営側から個別チャットを開始することは、基本的にできません(認証済みアカウントを除く)。

つまり、友だち追加してくれたものの、まだ何もメッセージが来ていない顧客に対しては、こちらから個別に話しかけることができないのです。

そのため、まずは「顧客から最初のメッセージを送ってもらう流れを作る」ことが運用の前提となります。

たとえば、リッチメニューに「見積もりを相談する」ボタンを設置してタップしてもらう、あいさつメッセージに選択肢付きメッセージ(「見積もりを依頼したい」「料金を確認したい」などのボタン)を組み込んでタップしてもらう、といった方法が効果的です。

顧客が「文章を考えて送る」手間なくアクションできる仕組みを用意することで、最初のメッセージを送ってもらいやすくなります。

友だち追加後すぐに個別で追客メッセージを送りたい場合は、認証済みアカウントの取得か、拡張ツールの導入を検討しましょう。

以下の記事では、認証済みアカウントの審査基準や未認証との違いについて詳しく解説しています。

個別送信できる条件を把握したい方は、ぜひチェックしてみてください。

認証済みLINE公式アカウントとは?未認証との違い・審査について
公式LINEを承認済みにするメリットを5つ紹介。また未承認から申請する方法や名前(アカウント名)を変更できない、認証されにくいジャンルといった開設時の注意点、その対策についても解説。

対応が遅れると熱量が下がり他社に流れるリスクがある

LINEは「気軽に送れる」というメリットがある反面、顧客側も「返事が来なければ別の業者に送ればいい」と切り替えやすい媒体でもあります。

問い合わせを受けたまま数時間〜1日以上返信が遅れると、その間に競合他社への問い合わせが完了し、話が先に進んでしまうこともあるのです。

営業時間外の問い合わせには、自動応答で「メッセージありがとうございます。〇営業日以内に担当者よりご連絡いたします」という一次返信を設定しておきましょう

返信がない状態より「受け取った」という意思表示があるだけで、顧客の安心感は大きく変わります。

スタッフが対応できる時間帯と自動応答の範囲を事前に設計し、問い合わせから最初の返信までのタイムラグをできる限り小さくすることが大切です。

無料プランでは追客配信の通数に限界がある

LINE公式アカウントの無料プランでは、1ヶ月に送れるメッセージ数が200通までに制限されています。

この「200通」は「配信回数」ではなく「配信通数」、つまり「送った人数 × 回数」で計算される点に注意が必要です。

たとえば、見積もり依頼をした顧客が50人いる場合、全員に追客メッセージを1回送るだけで50通を消費します。

月に4回送信しようとすれば、それだけで200通の上限に達してしまう計算です。

友だち数が増えてきたらプランのアップデートを検討するか、依頼のあった顧客に絞って配信するなど、通数を意識した運用を心がけましょう。

以下の記事では、LINE公式アカウントの月額料金プランについて詳しく解説しています。

各プランの費用や配信上限、プランの選び方も紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

LINE公式アカウントの月額料金プランとは?改定内容と費用も解説
LINE公式アカウントの運用費用を知りたい方はいませんか?料金プランは3つあり、それぞれできることに違いがあります。本記事ではLINE公式アカウントの料金プラン別の運用費用と選び方を解説します。

個人情報の取り扱いに注意が必要

見積もりや査定の依頼には、住所・電話番号・資産の状態など、プライバシーに関わる情報が含まれる場合があります。

こうした情報をLINEチャットやフォームで受け取る以上、管理方法と利用目的をあらかじめ明確にしておくことが重要です。

「LINEで受け取った情報だから大丈夫」と曖昧にしておくと、後々トラブルの原因になことがあります。

プライバシーポリシーに「LINEを通じて収集した情報の利用目的」を明記し、顧客への適切な説明も重要です。

収集した情報の保管・管理方法についても、社内でルールを決めておきましょう。

LINE公式アカウント拡張ツール「L Message(エルメ)」で見積もりの自動化を実現

LINE公式アカウントの標準機能だけでも、見積もり受付の基本的な仕組みを作ることは可能です。

しかし、「情報収集の精度を上げたい」「追客を完全に自動化したい」「複数スタッフで効率よく対応したい」という段階になると、標準機能だけでは力不足になる場面も出てきます。

そこで活用したいのが、拡張ツール「L Message(エルメ)」です。

LINE公式アカウントと連携して無料から使えるツールで、標準機能では実現できない自動化の仕組みを構築できます。

詳細なフォームで見積もりに必要な情報を一括収集する

チャットで一問一答しながら情報を集めていると、件数が増えるほどスタッフへの負担になります

また、顧客によって送ってくる情報の量や質がバラバラだと、見積もりの準備に余計な手間がかかってしまいがちです。

L Messageのフォーム機能を活用すれば、選択式・自由回答・ファイル添付(写真送信)など複数の入力形式を組み合わせた、見積もり専用のフォームを作成できます

「工事の種類を選んでください」「現状の写真を添付してください」といった項目を一度設定するだけで、必要な情報を漏れなく集めることが可能です。

スタッフはフォームの回答を確認するだけで見積もりの準備に取り掛かれるため、やり取りの往復を大幅に減らせるでしょう。

回答内容に応じて質問を分岐させ、精度の高い情報収集ができる

業種や依頼内容によって、必要な情報の種類は変わります。

たとえばリフォームであれば、「外壁塗装なのか」「内装工事なのか」によって、その後に確認すべき項目がまったく異なるものです。

L Messageの条件分岐フォームを使えば、回答に応じて次の質問を自動で切り替えられます

「外壁」と答えた人には外壁に関する詳細項目を、「内装」と答えた人には内装に関する項目を表示するといった設計が可能です。

顧客に不要な質問を見せずに済むため、フォームの途中離脱を防ぎながら、依頼内容に特化した精度の高い情報を集められます。

フォーム送信後に自動で一次返信・追客シナリオを開始する

L Messageでは、フォームへの回答が完了したタイミングで「受付確認メッセージ」を自動送信しつつ、その後の追客シナリオをスタートさせる設定が可能です。

たとえば、以下のようなシナリオを事前に組んでおくことができます。

フォーム送信直後「お申し込みありがとうございます。〇営業日以内にご連絡いたします」
受付1日後「必要に応じて追加の情報をお送りください」
見積もり提示3日後「ご検討状況はいかがでしょうか。ご不明点があればお気軽にご相談ください」
1週間後「期間限定のキャンペーンもございます。ぜひご検討ください」

このシナリオが自動で動くため、担当者は個別に「そういえばあの顧客にフォローをしなければ」と思い出す必要がなくなります。

フォローの抜け漏れをなくしながら、成約に向けた接点を継続して維持することが可能です。

複数スタッフで対応を分担し、担当者ごとに顧客を管理する

問い合わせ件数が増えてくると、1人のスタッフですべてを対応するのは難しくなります。

しかし、複数のスタッフで分担しようとすると、「誰がどの顧客を担当しているかわからない」「同じ顧客に2人からメッセージが届いた」といった混乱が生じやすいのが実情です。

L Messageのスタッフ管理機能を使えば、顧客ごとに担当者を紐づけて管理できます

対応状況をチーム全体で把握できるため、引き継ぎが必要なときも「過去のやり取りと担当者情報」をセットで確認でき、抜け漏れのない対応が実現します。

チームとして見積もり対応を回したい場面に、特に効果を発揮する機能です。

まとめ|LINE公式アカウントで見積もり受付を効率化しよう

LINE公式アカウントを見積もり・査定の窓口にすることで、問い合わせへの心理的ハードルを下げながら、対応工数の削減と追客の仕組み化を同時に実現できます

標準機能だけでも、あいさつメッセージ・チャット・自動応答・リッチメニューを組み合わせることで、問い合わせ受付から初期対応までの仕組みを整えることは十分可能です。

さらに拡張ツールを組み合わせることで、情報収集の精度を上げ、追客を自動化し、チームでの対応体制を整えられます。

この記事のまとめ
  • LINEを見積もり・査定の窓口にすることで、電話・メールより気軽に問い合わせてもらいやすくなり、依頼数の増加が期待できる
  • あいさつメッセージ・チャット・自動応答・リッチメニューを組み合わせることで、標準機能だけでも見積もり受付の基本的な仕組みを作れる
  • 写真・動画の送受信ができるLINEチャットは、リフォーム・買取・修理など「現状確認が必要な業種」との相性が特によい
  • 標準機能では運営側から先にメッセージを送れない
  • 見積もり後の追客を自動化するには拡張ツールの導入が有効
  • 「L Message(エルメ)」なら、詳細なフォームでの情報収集・条件分岐・フォーム送信後の追客シナリオ自動化まで一本化できる

さらに踏み込んだ自動化を目指すなら、フォームでの情報収集・条件分岐・追客シナリオの自動化まで一本化できる拡張ツール「L Message(エルメ)」の活用がおすすめです。

初期費用や月額料金がかからないフリープランから始められるため、まずはコストを抑えて実際の使い心地を試しながら、自社に合った運用スタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。