占い師として活動するなかで、「SNSで発信しても新規のお客様がなかなか増えない」「個人LINEで予約を受けていたら管理が追いつかなくなってきた」とお悩みではありませんか。
LINEは年齢層を問わず日常的に開かれているため、占いのようにデリケートな相談を扱うサービスとも相性が良好です。
LINE公式アカウントを活用することで、予約窓口の一本化から既存のお客様へのフォローまで、占い師が抱えるさまざまな課題をまとめて解決できるでしょう。
ただし、運用にあたっては利用規約や景品表示法の観点から注意すべき点もあります。
本記事では、占い師がLINE公式アカウントを集客・予約管理・リピーター獲得に活用する具体的な方法について解説します。
アカウントの作り方から、運用するにあたっての注意点まで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
- 占い師とLINE公式アカウントの相性がよい理由
- 予約受付・鑑定メニュー案内・リピーター育成に役立つ具体的な活用術
- 個人LINEと切りわけてビジネス用のLINEを運用するメリット
- 運用時に必ず押さえておくべき利用規約の注意点
- 拡張ツールで予約管理・ステップ配信を自動化する方法
LINE公式アカウントで解決できる占い師の課題
個人で活動する占い師やサロン運営者が抱えやすい課題の多くは、LINE公式アカウントで解決の糸口が見つかります。
ここでは、代表的な3つの課題をみていきましょう。
個人LINEでの予約・問い合わせ対応が煩雑になっている
個人LINEで予約や問い合わせを受け付けていると、プライベートとビジネスのやり取りが混在して管理が煩雑になりがちです。
メッセージが埋もれて対応漏れが発生したり、営業時間外の連絡への対応に追われたりと、本来の鑑定業務に集中できなくなることがあります。
また、個人の連絡先をお客様に知らせることへの不安を感じている方も少なくないでしょう。
LINE公式アカウントに一本化すれば、問い合わせが1つの受信箱にまとまり、対応状況を管理しながら鑑定業務に集中できる環境を整えられます。
SNSだけでは新規客との継続的な接点が作れない
InstagramやXなどのSNSは認知拡大に有効ですが、投稿がタイムラインに流れてしまいがちで、一度興味を持ってくれたお客様との継続的な接点を保つことが難しい面があります。
「鑑定を受けてみたい」と思っても、投稿を見返すきっかけがなければそのまま忘れられてしまうものです。
LINE公式アカウントで友だち追加してもらうことで、メッセージを直接届けられるクローズドなチャネルを確保できます。
SNSで認知してもらい、LINEで関係を深めるという流れを作ることで、フォロワーを固定客へと育てやすくなります。
一度来てくれたお客様がリピートしてくれない
鑑定を受けた後に接点がなくなると、お客様はそのまま離れてしまいやすくなります。
次の悩みが生じたタイミングで思い出してもらえるかどうかが、リピーター獲得の分かれ目です。
「またあの先生に相談したい」と思ってもらうためには、鑑定が終わった後も継続的な接点を持ち続ける仕組みが欠かせません。
LINEで定期的に役立つコンテンツを届けることで、「また相談しよう」という気持ちを自然に引き出す接点を作り続けられます。
鑑定が終わった後も、悩みの種類に応じた情報を届け続けられるかどうかが、固定客化を左右します。
占い師にLINE公式アカウントが向いている理由
占い師という業種において、LINE公式アカウントはとくに相性のよいツールといえます。
ここでは、その理由を3つにわけて解説します。
悩みを抱えた人が気軽に相談しやすい
占いを検討している人の多くは、「人に言いづらい悩みを抱えている」「まずは気軽に聞いてみたい」という心理を持っています。
しかし、電話やメールはデリケートな悩みを初めて打ち明ける場としてハードルが高く感じられることが多いため、問い合わせを躊躇してしまうケースが少なくありません。
LINEのチャットは1対1のクローズドな空間でやり取りできるため、デリケートな悩みも打ち明けやすい雰囲気を作れます。
普段から使い慣れたツールであることも、問い合わせや予約に踏み出しやすい環境を整えるうえで大きな強みです。
メッセージの開封率が高く、情報が確実に届く
LINEヤフー株式会社の調査によれば、メッセージを受け取ってすぐに開封するユーザーが約2割、その日のうちに開封するユーザーは約8割にのぼります。
SNSの投稿と異なりタイムラインに流れることがなく、新メニューのお知らせや期間限定キャンペーンの案内を確実に届けられる点が強みです。
「一度興味を持ってくれたお客様に必要なタイミングで情報を届けたい」という占い師のニーズと、LINEの特性はよく合致しています。
個人LINEと切りわけることでビジネスとプライベートを分離できる
LINE公式アカウントを使うことで、占い師自身のプライベートな個人LINEとビジネス用の窓口を明確に分離できます。
個人の連絡先を教える必要がなくなるため、プライバシーを守りながらお客様と連絡を取れる点が安心です。
複数のスタッフや管理者でアカウントを共有して運用することも可能なため、サロンとして組織的に運営していく際にも対応しやすい環境が整います。
また、個人LINEには一斉配信やステップ配信、予約管理との連携といったビジネス向けの機能がなく、複数のお客様への案内や日程調整を一件ずつ手作業でやり取りしなければなりません。
LINE公式アカウントならこうした機能を使えるため、対応漏れや工数の増加を防ぎやすくなります。
プライベートを守るだけでなく、業務そのものを効率化できる点も、切りわけるメリットの一つです。
占い師向け!LINE公式アカウントの作り方と業種の選び方
LINE公式アカウントは、無料で始められます。
活用方法の説明に入る前に、アカウント開設時のポイントを確認しておきましょう。
まずは無料アカウントを開設する
LINE公式アカウントはLINEヤフーの公式サイトから「LINEアカウント」または「メールアドレス」で申し込むことで開設できます。

初期費用・月額料金ともに無料のプランから始められるため、まずは試してみることをおすすめします。
開設後はプロフィール画像・アカウント名・プロフィール文を設定して、お客様が安心してアクセスできるページを整えましょう。
得意な鑑定ジャンルや占術の種類、活動実績などを簡潔に記載しておくと、初めて訪れた方への第一印象が良くなります。
登録時の業種は「生活関連サービス>悩み相談・カウンセリング」を選択する
アカウント作成時に業種を選択する画面が表示されます。
LINE公式アカウントの業種一覧では、「生活関連サービス」の中にある「悩み相談・カウンセリング」が占い師の実態に近い選択でしょう。

業種を正確に設定しておくことで、LINEが提供するテンプレートや推奨機能がより活用しやすくなります。
なお、業種は一度設定すると後から変更できません。
誤った業種で開設してしまった場合は、アカウントを削除して作り直す必要があるため、開設時によく確認したうえで選択しましょう。
以下の記事では、LINE公式アカウント作成時に選択する業種について詳しく解説しています。
選び方や入力方法までご紹介しているので、業種選びに迷う方はぜひ参考にしてください。

占い師が活用できるLINE公式アカウントの機能
LINE公式アカウントには、占い師の集客・予約・リピーター育成に役立つ機能が複数備わっています。
ここでは、とくに効果的な活用方法を5つご紹介します。
1.「リッチメニュー」で鑑定メニュー・予約への導線を整備する

リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に常時表示できる画像ボタンのエリアです。
友だち追加した瞬間から目に入るため、初めて来てくれた方が次のアクションに迷わず進める設計が重要になります。
「鑑定メニューを見る」「予約する」「占い師のプロフィール」「よくある質問」「お客様の声」など、リッチメニューにボタンを設置することで、お客様が必要な情報にたどり着ける環境を整えられます。
タロット・星占い・数秘術など鑑定の種類ごとにページをわけてリンクを設定しておけば、自分に合ったメニューを見つけやすいでしょう。
以下の記事では、リッチメニューの設計方法や効果的なボタン配置について詳しく解説しています。
テンプレートやデザインのコツもご紹介しているので、効果的なリッチメニューを作成したい方は参考にしてみてください。

2.「応答メッセージ」でよくある問い合わせに24時間対応する

「どんな悩みを相談できる?」「鑑定にかかる時間は?」「料金はどれくらい?」といった定型的な問い合わせに対して、キーワード応答を設定しておくことで24時間自動で応答できます。
鑑定中や深夜に届いた問い合わせも自動で対応できるため、機会損失を防ぎながら対応工数を削減することが可能です。
「初めてでも大丈夫ですか?」「対面とオンラインどちらができますか?」など、初めてのお客様が抱きやすい疑問をあらかじめ想定してキーワードを登録しておくと、問い合わせから予約への流れをスムーズに作れます。
以下の記事では、応答メッセージの設定方法や例文について詳しく解説しています。
記事内の解説動画でも紹介していますので、設定の参考にしてみてください。

3.「クーポン・ショップカード」でリピーターを育てる

友だち追加時の初回鑑定割引クーポンや、複数回の鑑定でポイントが貯まるショップカードを活用することで、リピーターを育てる仕組みを作れます。
「5回鑑定で1回無料」「誕生月に使える特典クーポン」など、継続利用のきっかけとなる施策をLINE上で完結させることが可能です。
クーポンは友だち追加の動機づけにもなるため、「友だち追加で初回10%オフ」という特典をSNSで告知することで、フォロワーをLINEの友だちに誘導する流れも作れます。
以下の記事では、クーポン機能の作り方や活用方法について詳しく解説しています。
効果的な集客施策を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

4.「メッセージ配信」で占いコンテンツや新メニューを定期発信する

月ごとの星座占い・今月のラッキーカラー・開運アドバイスといった、お客様にとって役立つ占いコンテンツを定期配信することで、友だちとの接点を維持しながらブランドへの信頼感を醸成できます。
「この先生の情報はいつも参考になる」という印象が積み重なると、次の相談をしたいと思ったときに思い出してもらいやすくなります。
新しい鑑定メニューの追加や期間限定キャンペーンの案内も、メッセージ配信を通じて既存の友だちに直接届けられるため、広告費をかけずに既存顧客へアプローチできる点が強みです。
5.「セグメント配信」で悩みや属性に合わせた情報を届ける
全員に同じ内容を送り続けると「自分には関係ない」と感じてブロックされるリスクが高まるため、お客様の属性に合わせた配信設計は長期的な関係づくりのうえで重要です。
「恋愛相談を希望している人」「仕事・キャリアの悩みがある人」など、お客様の関心に合わせて配信内容を絞り込むことで、全員に同じ情報を送るよりも高い反応率が期待できます。
関心のある内容はアンケートなどで収集し、タグを付与することでメッセージを出しわけることが可能です。
自分に関係ある内容だけが届くため、ブロック防止にもつながります。
以下の記事では、セグメント配信の仕組みや設定方法について詳しく解説しています。
配信の精度を高めたい方は、ぜひチェックしてみてください。

LINE公式アカウントで占い師が運用する際の注意点
LINE公式アカウントを活用するにあたっては、利用規約や法律の観点から事前に把握しておくべき注意点があります。
安心して運用を始めるために、以下の4点を必ず確認しておきましょう。
LINEチャットでの有料鑑定には注意が必要
LINE公式アカウントのチャット機能を使ってお客様に直接有料の鑑定サービスを提供することは、LINEの利用規約に抵触する可能性があります。
LINE公式アカウントはあくまで「集客・予約・情報発信の窓口」として活用しましょう。
実際の鑑定は対面・電話・ビデオ通話・専用の鑑定サービスプラットフォームなど別のチャネルで行うことが望ましいです。
「LINE上で鑑定結果を送る」という使い方も、有償サービスの提供に該当する可能性があります。
運用前にLINEの利用規約およびガイドラインを必ず確認し、不明点がある場合はLINEヤフーに問い合わせましょう。
参照:LINE利用規約
誇大表現や断定的な効果の謳い文句は避ける
「必ず願いが叶う」「誰でも運命が変わる」「100%当たる占い」といった誇大表現や断定的な表現は、景品表示法の観点から問題になりうるため注意しましょう。
メッセージ配信・リッチメニュー・プロフィール文など、LINEで公開する情報はすべて広告に該当する可能性があるため、根拠のない効果の謳い文句は避け、誠実な表現を心がけることが大切です。
「占いを通じて自分自身を見つめ直すきっかけになった」といった体験を届けることに焦点を当てた表現であれば、お客様の信頼も得やすくなります。
無料プランには月200通の制限がある
LINE公式アカウントの無料プランは月200通の制限があります。
通数は「配信人数×配信回数」で消費されるため、友だちが増えるほど無料プランでの一斉配信は難しくなります。
占いコンテンツを定期配信したい場合、友だちが増えてきた段階でセグメント配信による通数節約か有料プランへの移行を検討しましょう。
以下の記事では、LINE公式アカウントの月額料金プランについて詳しく解説しています。
プランの選び方に迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。

標準機能では予約の自動管理や段階的なフォロー配信に対応できない
標準機能では予約の自動受付や、友だち追加後の段階的なステップ配信を細かく設定することが難しく、手動での対応が必要な場面が多くなります。
問い合わせが届くたびに日程調整のやり取りを手動で行う必要があったり、友だち追加後のフォローメッセージをその都度手作業で送ったりといった対応が発生しやすいです。
「恋愛相談に興味がある人」「仕事の悩みがある人」といった属性ごとにセグメント配信を行いたい場合も、タグの付与を一人ひとり手動で行う必要があるため、友だちが増えるほど管理の手間が大きくなります。
予約管理や継続的な顧客フォローを自動化したい場合は、拡張ツールの導入を検討しましょう。
占い師のLINE公式アカウント運用を拡張ツール「L Message(エルメ)」で効率化
標準機能だけでも多くのことを実現できるLINE公式アカウントですが、予約の自動受付や友だち追加後の段階的なフォローまで踏み込みたい場合は、拡張ツール「L Message(エルメ)」の活用がおすすめです。
占い師の運用にとくに役立つ3つの機能をみていきます。
友だち追加後のステップ配信で信頼関係を構築する
標準機能のステップ配信は友だち追加時のみをトリガーとしており、細かい配信タイミングの調整には対応していません。
L Messageなら、友だち追加直後から「1日後・3日後・7日後」といったタイミングで、自己紹介・得意な鑑定ジャンル・お客様の声・初回特典の案内を段階的に自動配信するシナリオを設定できます。
友だち追加直後の関心が高い時期に自分らしさや鑑定の魅力を届けることで、初回予約につながりやすくなります。
任意のタイミングや条件でシナリオを設定できるため、よりきめ細かなフォローが可能です。
予約をLINE上で24時間自動受付する

L Messageの予約管理機能を使えば、LINEのトーク画面からカレンダーを開いて空き日時を選ぶだけで予約が完結する仕組みを構築できます。
標準機能ではチャットでのやり取りを通じて日程調整をするか、外部の予約サービスに遷移させるしかありませんが、L Messageなら空き日時の表示から予約確定通知まで自動化できます。
鑑定中や深夜でも予約を取りこぼさずに受け付けられ、予約確定後のリマインド送信も自動で行えるためドタキャン防止にも効果的です。
アンケートの回答をもとに悩みに合った情報を自動で届ける
友だち追加時に「主な悩み(恋愛・仕事・人間関係など)」「生年月日」「よく使う占術」などをアンケートで収集し、回答をタグとして自動管理できます。
タグをもとに「恋愛相談が多いお客様には恋愛系の占いコンテンツを届ける」「仕事の悩みを持つお客様にはキャリア関連の配信を送る」といったセグメント配信が可能です。
お客様一人ひとりに合った情報が届くことで、「この先生は自分のことをよく分かってくれている」という信頼感が生まれ、リピーター育成につながっていきます。
まとめ|LINE公式アカウントの活用で占い師の集客・運営を効率化しよう
LINE公式アカウントを活用することで、個人LINEと切りわけながら集客・予約・リピーター育成を一本化できます。
利用規約や景品表示法の注意点を押さえたうえで、自分のスタイルに合った運用を始めてみましょう。
- LINE公式アカウントを活用することで、個人LINEと切りわけながら集客・予約・リピーター育成を一本化できる
- リッチメニュー・応答メッセージ・クーポン・メッセージ配信・セグメント配信を組み合わせることで、鑑定の予約から情報発信まで効率的に運用できる
- LINE公式アカウントのチャット機能を使った有料鑑定は利用規約に抵触する可能性があるため、鑑定は別のチャネルで行うことが望ましい
- 誇大表現や断定的な効果の謳い文句は景品表示法の観点から問題になりうるため、誠実な表現を心がけることが重要
さらに踏み込んだ運用を目指すなら、友だち追加後のステップ配信・アンケート回答をもとにしたセグメント配信・予約の自動受付まで仕組み化できる拡張ツール「L Message(エルメ)」の活用がおすすめです。
初期費用や月額料金がかからないフリープランから始められるため、まずはコストを抑えながら実際の機能を試してみてはいかがでしょうか。



