「LINE公式アカウントのユーザー名とアカウント名の違いは?」
「LINE公式アカウントのアカウント名って変更できるの?」
LINE公式アカウントを運用するうえで「ユーザー名」「アカウント名」という名称は頻繁に使用されます。
しかし両者の厳密な違いや設定方法などについて、理解しきれていない方も多いのではないでしょうか。
本記事ではLINE公式アカウントのユーザー名とアカウント名の違いや、変更方法について解説します。
LINE公式アカウントのユーザー名とアカウント名の違い
ユーザー名とアカウント名を混同している人もいるかもしれませんが、両者には違いがあります。違いを正しく理解できていないと、LINE公式アカウントの運用において、誤解が生じることがあるかもしれません。
ここではユーザー名とアカウント名の違いについて解説します。
アカウント名とは
LINE公式アカウントにおけるアカウント名とは、各アカウントの「表示名」を指します。企業なら店舗名やサービス名、ブランド名などを設定することが多いでしょう。
アカウント名は20文字以内で設定しなければいけないという制約があるため、多くの情報を盛り込むことはできません。
細かな情報を追加したいときは、ステータスメッセージに記載するなど、別の方法を考える必要があります。
また一度設定したアカウント名は、設定後7日間は変更不可であり、頻繁に変えると登録している友だちも混乱するため、あらかじめよく考えてから設定する必要があります。
アカウント名の設定ルールや付け方のポイントについては下記の記事を参考にしてください。
ユーザー名とは
LINE公式アカウントでユーザー名という場合、使う場面によってその定義が異なります。主に3種類の使い分けができるでしょう。
1つ目は、アカウント名と同義で使われるケースです。アカウントの名前は「アカウント名」が正式名称ですが、なかにはユーザー名と呼ぶ人もいます。
2つ目はLINEビジネスIDに登録されている個人の名前を指すケースです。
このビジネスIDに登録している名前はLINE公式アカウントの運用者(管理者)のメンバーリストにも反映されます。
3つ目は、LINE公式アカウントに登録されている友だちの名前を指すケースです。これは運用者側から見た、顧客やユーザーの表示名を指します。
このようにLINE公式アカウントにおける「ユーザー名」に特定の定義はありません。利用される場面や文脈のなかで、何を指しているのか判断する必要があります。
アカウント名の変更方法
なかにはサービス名やブランド名が変わったなどの理由で、アカウント名を変更したいケースもあるでしょう。
しかしアカウント名の変更は気軽に行えるものではなく、認証済みアカウント・未認証アカウントによっても再設定方法に違いが見られます。
ここではアカウント名を変更する方法について解説します。
認証済みアカウントは基本的にアカウント名を変更できない
LINE公式アカウントには誰でも開設できる未認証アカウントと、LINEヤフー社への申請を経て付与される認証済みアカウントがあります。
未認証アカウントと認証済みアカウントの違いや、認証済みにするメリットについては下記の記事をご参考ください。
認証済みアカウントはユーザーからの信頼性を高めやすい傾向がありますが、運用中のアカウント名の変更は基本的にできません。
自社のアカウントを認証済みにして運用したい場合は、あとで変更が生じないよう、特に注意してアカウント名を決める必要があります。
未認証アカウントのアカウント名変更手順
一方、誰でも開設できる未認証アカウントは、自分で管理画面を操作して、アカウント名を変更できます。
変更方法は下記の通りです。
1. 管理画面右上「設定」から「アカウント設定」を選択する
2. 「アカウント名」右の「鉛筆アイコン」をクリック
3. 新しいアカウント名を入力し「保存」をクリックする
未認証アカウントは上記の方法でアカウント名を再設定できますが、前述の通り、一度アカウント名を変更すると7日間は再変更ができません。そもそも変更が生じないような名称を設定することが大切です。
認証済みアカウントのアカウント名を変更する方法
認証済みアカウントは基本的にアカウント名を変更できませんが、なかには店舗名やサービス名の変更などで、変更せざるを得ないケースもあるでしょう。
認証済みアカウントの名称を変更したい場合は、LINEヤフー社へ再申請する必要があります。問い合わせページより受け付けているので、どうしても変更が必要なときは連絡してみましょう。
ただしLINEヤフー社も名称変更は「原則受けない」としているほか、再審査で変更不可と判断された場合も、詳しい理由については開示されないので注意が必要です。
ユーザー名の変更方法
ユーザー名の変更方法は、その定義によってそれぞれ異なります。
ここではユーザー名の変更方法について、ユーザー名の「捉えられ方」ごとに見ていきましょう。
アカウント名と同義で使われる場合の変更方法
アカウント名の別称として使われる「ユーザー名」を変える方法は、前述のアカウント名の変更方法の通りです。
認証済みアカウントは基本的に変更できないほか、未認証アカウントでも変更後7日間は、新しいユーザー名を設定することはできません。
LINEビジネスIDに登録されている個人名の変更方法
ユーザー名がLINEビジネスIDの名称を指す場合、下記の手順で変更を行います。
1. 管理画面右上のLINEビジネスIDの名称をクリックし、「設定」を選択
2. LINEビジネスIDの設定画面が表示されるので、「名前」の右のアイコンをクリック
3. 新しい名称を入力し「変更」をクリック
「サービスに戻る」をクリックし、新しい名前に変更されているか確認しましょう。
なお、複数人でアカウントを運用している場合は、LINEビジネスIDの名前を変更したことを管理者に忘れず伝えましょう。
友だちの名前の変更方法
自社のアカウントを友だち追加しているユーザーの表示名は、チャットができる友だちのみ変更が可能です。チャットができる状態になっていないユーザーは表示名を変更できないのでご注意ください。
友だちとチャットを行うための条件や、チャットができないときの対処法などについては、下記の記事をご参照ください。
友だちの名前(表示名)は下記の方法で変更します。
1. 管理画面から「チャット」タブを選択
2. 表示名を変更したい友だちを選択し、パネルの名前右側の「鉛筆アイコン」をクリック
3. 新しい表示名を入力し、保存をクリック
ユーザー自身が設定している名前は、上記ポップアップに「友だちが設定した名前」として表示されています。
この操作で、管理画面上の友だちの表示名を変更できます。ニックネームで登録している顧客を「〇〇様」と本名へ変更するなど、アカウント側で運用しやすいように設定が可能です。
なお、アカウント側で表示名を変えても、相手に変更した旨が通知されることはありません。
まとめ|LINE公式アカウントのユーザー名とアカウント名の違いを理解しよう
この記事ではLINE公式アカウントのユーザー名とアカウント名の違いや、変更方法について解説しました。
アカウント名はユーザーがLINE公式アカウントを閲覧する際の「表示名」を指すのに対し、ユーザー名は使用する場面によって捉えられ方が異なります。
両者の違いを正しく理解し、適切な運用を心がけましょう。
LINE公式アカウントをより高い精度で運用したい場合は、拡張ツールL Message(エルメ)の利用もおすすめです。
エルメならステップ配信などのメッセージの自動化や、予約管理機能など、LINE公式アカウントの機能性をアップさせることが可能。ユーザビリティが向上するため、友だち数のアップも見込めます。
この機会にぜひ、導入をご検討ください。