「LINE公式アカウントの未認証アカウントってなんだろう?」
「認証済みアカウントとはどう違うの?」
「認証済みアカウントにする方法も知りたい」
LINE公式アカウントを運営する上で、未認証アカウントと認証済みアカウントの違いを知っておくことは重要なポイントです。
この記事では、未認証アカウントと認証済みアカウントの特徴や、未認証アカウントの具体的なメリット・デメリットを詳しく解説しています。
記事後半では、認証済みアカウントの申請手順や、認証審査に落ちた場合の対処法についても触れていますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントの未認証と認証済みの違い
LINE公式アカウントには未認証アカウントと認証済みアカウントの2種類があり、それぞれに特徴があります。
それぞれどんな違いがあるか見ていきましょう。
未認証アカウントとは?
未認証アカウントの特徴は下記のとおりです。
審査 | 審査不要 |
バッジの色 | 灰色 |
機能 | 基本機能はすべて利用可能 |
検索 | LINEアプリ内の検索結果に表示されない |
LINE公式アカウントを開設した直後は、すべて未認証アカウントとしてスタートします。
メッセージ配信やリッチメニューの作成、分析などの基本機能はすべて使えるので、ビジネス利用したい場合も問題ありません。
なお、LINE公式アカウントの基本機能については下記の記事で詳しく解説しています。LINE公式アカウントをビジネスで使うメリットや活用事例も分かるので、こちらも合わせてご覧ください。
認証済みアカウントとは?
認証済みアカウントの特徴は下記のとおりです。
審査 | LINEが定める基準に基づいた審査が必要 |
バッジの色 | 紺色 |
機能 | 基本機能に加えて、下記を利用可能 ・販促用ポスターデータのダウンロード ・POPなど、友だち集めに有効なツールの発注 ・支払い方法でクレジットカードに加えて請求書決済が選択可能 |
検索 | LINEアプリ内の検索結果に表示される |
認証済みアカウントの審査では、LINE社の事業に悪影響を及ぼす可能性がないか、信用を損なうものでないか、アカウント運用の目的などがチェックされますが、正確な審査基準は公表されていません。
認証済みアカウントではバッジが紺色になり、アカウント名やサービス名が検索結果に表示されるので、ユーザーが友だち追加しやすくなります。
未認証アカウントのメリット
未認証アカウントの最大のメリットは、審査がないため個人・法人問わず誰でも作成できる点です。
未認証アカウントでも基本機能はすべて使えるので、初めてLINE公式アカウントを作成する方や、試験的にアカウントを運用したい方などには大きなメリットです。
また、審査が無いことで、異なるターゲット層や目的に応じて、複数アカウントの同時運用もやりやすくなります。
審査に落ちる心配がないため、新しいビジネス案やアイデアを試しやすいのも利点です。まずは始めてみて、運用しながら改善していくという運営もできます。
そのため、未認証アカウントは「LINE公式アカウントに興味はあるけど、経験や知識がない」という人でも気軽に始められます。
未認証アカウントのデメリット
未認証アカウントのデメリットは下記のとおりです。
- 友だち追加広告を利用できない
- LINEアプリの検索結果に表示されない
- 販促用ポスターをダウンロードできない
- 請求書決済が選択できない
- POPなどの発注ができない
1つずつ見ていきましょう。
友だち追加広告を利用できない
友だち追加広告は、LINEトーク内で友だち追加を促すための広告機能です。
未認証アカウントでは、この友だち追加広告を利用できないため、新しい友だちを増やすのに時間がかかる可能性があります。
例えば、新しい店舗をオープンした際に、すぐに多くの人に知ってもらいたくてもQRコードやWebサイトでの告知に頼らざるを得ないため、アピールが限定的になってしまいます。
ただし、急速に友だちを増やす必要がない場合や、小規模ビジネスの場合などには、それほど大きな制限にならないこともあります。
LINEアプリの検索結果に表示されない
未認証アカウントは、ユーザーがLINEアプリ内でアカウント名やキーワードで検索しても、検索結果に表示されません。
そのため、アカウントの存在を知ってもらうためには、IDで検索してもらうか、QRコードの配布やWebサイトでの告知など、他の手段を積極的に活用する必要があります。
販促用ポスターをダウンロードできない
未認証アカウントでは、LINEのキャラクターが入った公式の販促用ポスターをダウンロードできません。
LINEの公式キャラクターは認知度が高く、顧客の注目を集めやすいため、実店舗を持つビジネスやイベントを開催する企業にとってはデメリットになる可能性があります。
未認証アカウントでも、キャラクターの印字がないポスターであればダウンロードできるので、そちらを選ぶと良いでしょう。
ポスターのダウンロード方法は下記の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
POPなどのノベルティを発注できない
LINE公式アカウントでは、友だち集めに役立つPOPやステッカーなどのノベルティを販売しています。
しかし、未認証アカウントでは購入できないため、店舗内でのアピール方法が限定的になってしまいます。どうしてもノベルティを活用したい場合は、認証審査に通過するしかありません。
なお、ノベルティの購入方法や活用方法は下記の記事で詳しく解説しています。未認証アカウントでも作成できるポスターのダウンロード方法もお伝えしていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
請求書払いが選択できない
LINE公式アカウントの支払い方法は、LINE Pay、クレジットカード、請求書払いの3つが用意されていますが、未認証アカウントでは請求書払いの選択ができません。
請求書が発行されないと、クレジットカードの明細管理やLINE Payの取引履歴の整理が必要になるので、企業によっては会計処理や予算管理に手間がかかる可能性があります。
LINE公式アカウントの作り方
LINE公式アカウントの開設方法はとても簡単です。
1. LINE公式アカウント作成ページにアクセスし、 LINEアカウント、メールアドレスのどちらで登録するか選びます。(今回はメールアドレスで登録)
2. メールアドレスを入力し、「登録用のリンクを送信」します。
3. 送られてきた登録用リンクをクリックすると下記の画面になるので、名前とパスワードを入力。「私はロボットではありません」にチェックを入れ「登録」をクリックします。再度、確認画面になるので、もう一度「登録」をクリックしてください。
4. 「サービスに移動」をクリックします。
5. 「LINE公式アカウントを作成」をクリックします。
6. 必要情報を入力し、利用規約に同意します。「確認」をクリックして完了です。
ここまで、わずか10分程度でアカウントを開設できます。
また、下記の記事でもLINE公式アカウントの開設方法を詳しくまとめています。スマホとWeb版から開設する方法がそれぞれ分かりますので、ぜひ参考にしてみてください。
認証済みアカウントの申請方法
未認証アカウントから認証済みアカウントにするには審査が必要です
審査は下記の手順で申請できます。
- 申し込みフォームに入力
- 審査
- 本人確認をする
- 申請結果のご案内が届く
ただし、LINE公式アカウントのガイドラインに反していた場合、非認証となりアカウントが削除されてしまう可能性があります。必ず申請前にガイドラインを確認しておきましょう。
認証済みアカウントにする方法や注意点は下記の記事にまとめているので、こちらも申請前にご覧になってみてください。
認証済みアカウントの審査に落ちた場合
認証審査に落ちる主な原因は下記のとおりです。
- 審査基準を満たしていない
- 開設できないサービスだった
- LINE以外の媒体に掲載している情報と相違がある
- 申し込みフォームに不備がある
ガイドラインに抵触していないのに審査に落ちた場合は、申込みフォームの不備が原因かもしれません。申込みフォームに1つでも不備があると審査に通らないので、慎重に入力するようにしましょう。
正しい申込みフォームの入力方法は、下記の記事をご覧になると分かります。初めて申請する方にも参考になるので、こちらも合わせてご覧ください。
まとめ|LINE公式アカウントの未認証を理解し運営に活かそう
未認証アカウントは、誰でも簡単に開設できる点がメリットです。一方で、友だち追加広告が利用できない、検索結果に表示されないなどのデメリットもあります。
アカウントによるプラン料金に差はなく、未認証アカウントでもすべての基本機能を使えます。ビジネスの規模や目的に合わせてLINE公式アカウントを作成しましょう。
とはいえ、初心者にとってはLINE公式アカウントの機能を使いこなすのが難しい場合もあるでしょう。LINE拡張ツール「L Message(エルメ)」であれば、分かりやすい操作画面と充実したマニュアル、専門スタッフのサポートにより、初心者でも安心して運用を始められます。
LINE公式アカウントの運用を効率化できる、多数の便利機能が無料からご利用できますので、ぜひL Message(エルメ)を有効活用してみてください。