「LINEヤフーパートナープログラムって何?」
「LINE公式アカウントの運用者は認定パートナーの支援をどのように活用できる?」
LINE公式アカウントを運営するLINEヤフー社は、「LINEヤフーパートナープログラム」と呼ばれる認定制度を設け、LINEをビジネスで活用する方向けにさまざまな支援を行っています。
しかしLINE公式アカウントの運営者の方のなかには、LINEヤフーパートナープログラムがどういったものなのか、どのように自社のLINE運用に活かしたらよいのか、わからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、LINEヤフーパートナープログラムの概要や、LINE公式アカウントの運用において認定パートナーの支援を導入するメリットなどについて解説します。
- LINEヤフーパートナープログラムとは何か
- LINE公式アカウントの運用者が認定パートナーの支援を利用するメリット
- LINE公式アカウントの運用者が認定パートナーを選ぶ際のポイント
- LINE公式アカウント運用を効率化する方法
LINEヤフーパートナープログラムとは?

LINEヤフーパートナープログラムとは、LINEの各種サービスの導入や運用、サポート、調査など、それぞれの分野に特化した企業を認定する制度のことです。
認定パートナーになるには、LINEヤフーのパートナープログラムに申し込み、審査を受ける必要があります。審査では、LINE公式アカウントや広告の運用経験、サポート体制などがチェックされ、条件をクリアすると正式に認定されます。
LINE公式アカウントの運用者が認定パートナーのサービスを利用すれば、広告運用やシステム開発、顧客体験改善、ネットワーク形成など、さまざまな分野でLINE運用に関する支援を受けることが可能です。
パートナーの種類には「セールス」「テクノロジー」「アドテック」「ネットワーク」の4種類があり、自社の目的に合わせて選択できます。
上記4種類のカテゴリについては次の見出しで詳しくご紹介しますので、あわせて参考にしてみてください。
LINEヤフー認定パートナーの種類と特徴
先述の通り、LINEヤフー認定パートナーには大きく4つの種類があり、各分野で得意な支援が異なります。
自社の目的に合ったパートナーを選ぶために、認定パートナーの種類とそれぞれの特徴を見てみましょう。
Sales Partner(セールスパートナー)
セールスパートナーは、LINEを活用した営業やマーケティング施策の立案・実行を支援する企業です。
例えばキャンペーンの企画や広告運用、リード獲得施策などを通じて、LINE公式アカウントをより効果的に活用できるようサポートします。
顧客とのつながりを強化し、売上アップを目指したい企業に特に適しています。
LINE公式アカウントの正規代理店(LINEセールスパートナー)については以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せて参考にしてください。
Technology Partner(テクノロジーパートナー)
テクノロジーパートナーは、技術面からLINE活用を支援する専門企業です。
CRM(顧客管理システム)とのデータ連携や、チャットボットによる自動応答シナリオの構築、API(他のシステムとLINEをつなぐ仕組み)を活用した機能拡張などを行います。
自社の業務を自動化したい、顧客データを活かしてより効率的にコミュニケーションを取りたいと考える企業におすすめです。
LINE公式アカウントの自動化やAPIの利用にご興味のある方は、以下の「Messaging API(メッセージングエーピーアイ)」に関する記事もチェックしてみてください。
Network Partner(ネットワークパートナー)
ネットワークパートナーは、企業間やパートナー同士のネットワークを活かした共同プロモーションやコラボ企画を支援する企業です。
共同キャンペーンの実施や、異業種連携による新しい顧客層の開拓などをサポートします。
他社と協力してLINE公式アカウントを活用したい、より広いプロモーション効果を得たい企業に適しています。
Adtech Partner(アドテックパートナー)
アドテックパートナーは、広告運用の効率化や成果改善を目的としたツールやサービスを提供する企業です。
広告配信の最適化(ターゲティングや入札調整など)や、来店・購入データを活用した効果分析などを支援します。
広告の成果をしっかり把握し、より高い効果を目指したい企業におすすめです。
特に、データを活用して費用対効果を高めたいマーケティング担当者にとって心強いパートナーとなります。
LINE公式アカウント運用でパートナーの支援を活用するメリット

認定パートナーの支援が、具体的にどのように自社のLINE公式アカウント運用に役立つのか、わからない方も多いでしょう。
ここではLINE公式アカウントの運用者がパートナーの支援を利用するメリットを解説します。
なお、LINE公式アカウントの開設や設定、運用を専門の代行会社に依頼したいとお考えの方は、以下の「LINE構築代行」に関する記事も参考にしてください。
運用負担を軽減できる
LINE公式アカウントの運用では、メッセージ配信、友だち管理、効果測定などさまざまな作業が必要となります。
しかし、人手が足りなかったり、LINE運用に慣れている従業員が少ない場合は手が回らないケースも多いでしょう。
そのような場合、認定パートナーの支援を活用することで、日々の作業を代行してもらえ、担当者の負担を大幅に減らすことができます。
特に中小企業やリソースが限られた団体では、専門家のサポートを受けることで、LINEの対応品質を保ちながら安定した運用が可能になります。
専門的な施策を導入できる
認定パートナーの支援を活用すれば、キャンペーンの設計やクーポン配信、チャットボット構築など、専門的な施策をスムーズに導入できます。
友だちの獲得や販売促進、自動応答シナリオの最適化なども、パートナー独自のノウハウを活かすことで効果を最大化できます。
例えば、自社だけでは難しい自動応答シナリオの構築や、友だちの購買行動を分析したキャンペーン設計なども任せられます。
自社のリソースだけで専門性の高い運用ができない場合は、認定パートナーの支援を検討しても良いでしょう。
最新機能を最大限に活かす運用設計ができる
LINEは定期的に機能追加や改善が行われています。しかしLINE運用に慣れていないと、どういった機能が実装され、それがどのように活用できるのか、わからないケースも少なくないはずです。
認定パートナーは新機能や成功事例に詳しいため、公式アカウント運用者がサポートを受けることで、最新機能を最大限活用できます。
これにより、他社との差別化や運用改善、新しい販促施策の導入がスムーズになり、常に効果的な運用を続けることが可能です。
自社だけでは難しい高度な分析・改善が可能
認定パートナーへ支援を依頼することで、配信効果やKPI(評価指標)など、LINE運用の効果を詳細に把握することが可能です。
LINE公式アカウントの運用効果の確認や分析は自社だけでも行えますが、分析を受けてどういった改善を図るべきかなど、具体的な施策に落とし込むことがむずかしいと感じる運営者の方は多いのではないでしょうか。
認定パートナーは細かく数値分析を行うことはもちろん、分析結果に基づいた改善施策の提案も行ってくれるため、運用のPDCAを効率的に回せます。
LINEヤフー認定パートナー選定時の3つのポイント
パートナーを選ぶ際は「どの企業に頼むか」よりも「何を実現したいか」を明確にすることが大切です。
ここでは、選定時に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
目的に合った分野を選ぶ
まずは、自社がLINE公式アカウントを使ってどんな成果を出したいのかを整理しましょう。
例えば、販売促進や友だち数の拡大を目指すなら「セールスパートナー」、予約や問い合わせの自動化を進めたいなら「テクノロジーパートナー」が適しています。
他社と協力してキャンペーンやコラボを展開したい場合は「ネットワークパートナー」、広告の効果を最大化したい場合は「アドテックパートナー」がおすすめです。
このように目的をはっきりさせることで、無駄なく自社に最適なパートナーを選ぶことができます。
実績・専門性を確認する
パートナー企業の実績や得意分野を確認することも重要です。
同業種や同規模での導入実績がある企業は、業界特有の課題や運用ノウハウを理解しており、スムーズな導入が期待できます。
また、チャットボット構築や広告運用、CRM連携など、どの分野に強いかも事前に把握しておくことで、自社に適したパートナーが見つけやすくなります。
サポート体制・費用を比較する
運用開始後のサポート体制や費用面も慎重に確認しましょう。
サービスや支援範囲は企業によって異なり、初期設定だけなのか、日々の運用まで任せられるのかで大きく変わります。
料金も固定費型・成果報酬型などさまざま。自社のリソースや予算に合わせ、必要な部分だけ支援してもらえる柔軟なパートナーを選ぶことが重要です。
まとめ|LINEヤフー認定パートナーを活用しよう
本記事では、LINEヤフー認定パートナーの概要や、利用するメリット、選び方などについて解説しました。
LINE公式アカウント運用を成功させるには、適切なパートナーへの支援依頼が効果的です。
パートナーの種類や特徴、実績を理解し、自社の目的に合った支援を受けることで、運用負担の軽減や専門施策の導入、自社だけでは補いきれないような高度な分析や最新機能の活用などが可能になります。
- LINEヤフーパートナープログラムはLINEやYahoo!のサービスの導入、運用をサポートするパートナーを認定する制度
- 認定パートナーを活用することで、広告運用やシステム開発など幅広い運用支援が可能
- 認定パートナーは種類ごとに得意分野が異なる
- 運用支援の範囲や費用を比較しながら、自社の目的にあった実績のあるパートナーを選ぶことが大切
さらに、LINE公式アカウントの機能性を高めたい場合は、拡張ツール「L Message(エルメ)」がおすすめです。
エルメなら友だち追加してくれたユーザーへ友だち情報の付与ができる機能や、予約受付、顧客情報管理など、通常のLINE公式アカウントだけではむずかしい部分も効率化が可能。
より細かく、効果的な運用を目指す方は、ぜひ活用を検討してください。








