「事業変更により、運用しているLINE公式アカウントが不要になったから削除したい」
「増えすぎてしまったテスト用アカウントを整理したい」
LINE公式アカウントを運用されている方の中には、このような悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、LINE公式アカウントを削除する方法や、削除前に必ず押さえておくべき注意点などについて、詳しく解説します。
- LINE公式アカウントを削除する際の注意点
- LINE公式アカウント削除の操作方法
- LINE公式アカウントの管理者権限の削除方法
- ユーザー(友だち)の削除方法
- LINE公式アカウントのBAN(望まない削除)の対処
LINE公式アカウントを削除する前に必ず確認すべきこと
ここではLINE公式アカウントを削除する前に、必ず確認しておきたい注意点を解説します。
一度削除してしまうと、元に戻せない内容が多く、「消さなければよかった」と後悔するケースも少なくありません。
削除の影響を正しく理解したうえで、本当に必要な操作かどうかを慎重に判断しましょう。
主な注意点は以下のとおりです。
- 削除したアカウントは復活できない
- 30日後にすべてのデータが完全削除される
- 分析および請求以外の機能がすべて使えなくなる
- 月途中に削除してもおける返金されない
- プレミアムIDは自動解約されない場合がある
- 友だちリストがすべて消える
- トーク(チャット)履歴が消える
削除したLINE公式アカウントは復活できない
「LINE公式アカウントを削除しても3ヶ月はデータが保持される」
という解説をどこかで見かけた方もいるかもしれません。
しかし、3ヶ月データが保持されるのは、「分析」と「請求」の項目のみ。
そのほかのすべてのデータは削除と同時に見られなくなってしまいます。
しかも、LINE公式アカウントは一度削除したら復活(復旧)できません。
LINE公式アカウントの削除は基本的に「後戻りできない」と理解したうえで実行しましょう。
削除から30日後にはすべてのデータが消える
LINE公式アカウントを削除すると、一定期間後に全データが自動で削除されます。
肝心の期限に関してですが、LINE公式アカウント管理画面では具体的なデータ保存期間が表示されていません。
しかしLINE for Businessの公式サイトをチェックすると、以下のように明記されています。
アカウントの削除から30日が経過すると、分析データを含むすべての情報が削除されます。
LINE for Business|アカウントを削除するには?(2023年12月7日時点)
そのため削除直後には表示されている友だち関連のデータは、30日後には完全削除されることになります。
もしもブロック率やステップ配信の完了率を記録しておきたいのであれば、早めにCSVのダウンロードをしてください。
なおCSVのダウンロードは、分析画面の各ページに表示されている『ダウンロード』をクリックすればOKです。
2~3秒で各データをダウンロードできます。
分析および請求以外の機能がすべて使えなくなる

LINE公式アカウントを削除すると、『分析』と『ホーム(利用と請求)』の2つしか表示されなくなります。
削除後の各機能の詳細は以下の通り。
| 概要 | 詳細 |
|---|---|
| 分析 | 友だち プロフィール メッセージ通数 メッセージ配信 ステップ配信 チャット LINE VOOM ツール |
| ホーム(利用と請求) | ダッシュボード 月額プラン プレミアムID お支払い履歴 お支払い方法 |
削除をすると基本的に、これまでにしてきたことを確認することしかできなくなるということですね。
そのため、チャット・一斉配信・設定など『これから新たに何かをする』という行為が一切できなくなります。※
※例外として『お支払い方法の登録』のボタンは押せました。しかし削除をしたアカウントに支払い方法を登録する必要はないでしょう。
つまり削除をした後に、友だちに対して『このアカウントは閉鎖いたします。以降は別のアカウントにて情報配信いたします』などといったアナウンスはできません。
もしLINE公式アカウントの削除および閉鎖に関するお知らせをするのであれば、必ず消す前に行いましょう。
削除の事前通告を友だちに対して行うことで、ユーザーが混乱したり、不満を抱いたりすることを防げます。
月途中に削除しても返金されない
LINE公式アカウントは、月の途中で削除しても料金の返金はされません。
具体的には以下のようなケースです。
【具体例】
4月1日にLINE公式アカウントを開設
4月1日に有料プラン(スタンダード)にアップグレード
4月2日にLINE公式アカウントを削除
→4月分の費用『15,000円』が丸々請求される
このように、どれだけ早く削除をしたとしても、その月の基本料金が全額請求されます。
LINE公式アカウントでは、実際の利用期間が短かったとしても日割り計算はされません。
実質的な利用期間がわずかでもあれば、1か月利用した時と同じ金額を請求されることになります。
そのため、有料プランに加入中のLINE公式アカウントを削除するのであれば、月末に近いタイミングで行うのが無駄なコストを抑えるポイントです。
削除のタイミングを逃して翌月に入ってしまうと、さらに1か月分の料金が発生してしまうため注意しましょう。
なお、プランの停止や解約に関する詳しい手続きについては、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
プレミアムIDは自動解約されない場合がある
iOS版管理アプリでLINE公式アカウントのプレミアムIDを購入していた場合、アカウントを削除してもサブスクリプションが解約されません。
これはLINE公式アカウントに限ったことではなく、どうやらApp Store経由のアプリ全般に適用されるルールのようです。
そのためLINE公式アカウントを削除しただけだと、忘れたころにプレミアムID費用を請求されてしまいます。
そういった事態を防ぐために、以下の手順でプレミアムIDのサブスクリプションを解約してください。
- 『Apple サポート (日本)|Apple のサブスクリプションを解約する必要がある場合』をクリック
- 『サブスクリプションを解約する』をクリック
- 画面の指示に従い操作
注意点としては、解約に至るまでの操作方法がデバイスごとに異なること。
例えばMacであればAPP Storeに、WindowsならばiTunesにアクセスをします。
その後の操作方法も若干異なりますので、先ほどご提示したページ内の情報をよく読み、解約手続きを済ませましょう。
アカウントの友だちリストがすべて消える
LINE公式アカウントを削除すると、そのアカウントの「友だち」はすべて消去され、別のアカウントへ引き継ぐことはできません。
コツコツと集客したリストが一瞬で失われてしまうため、LINE公式アカウントの削除は特に慎重に行う必要があります。
事業者様によっては、複数の商品やサービスを販売しているケースもありますが、既存のアカウントを削除してしまうと、それまでに蓄積した顧客情報を活かすことができなくなります。
そのため、削除を検討する前に、アカウント名や運用内容を見直し、既存の友だちを活かしたまま別の商品やサービスの販売促進に流用できないか、確認しておくと良いでしょう。
トーク(チャット)履歴が消える
LINE公式アカウントでは、LINEチャット(LINE@では「1:1トーク」と呼ばれていたもの)で、顧客と直接メッセージのやり取りができます。
そのメッセージ履歴はLINE公式アカウントと紐付いているため、アカウントを削除すると、これらのメッセージも削除され閲覧できなくなります。
LINEチャットの内容は、マーケティングの大きなヒントになります。
そんなトーク(チャット)も、事業者にとって「財産」のひとつ。
ただ、チャット履歴はバックアップすることができるため、LINE公式アカウントを削除する前にダウンロードしておくといいでしょう。
チャット機能に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
また、アカウントを削除すると、友だちとのこれまでのトーク履歴はすべて閲覧できなくなります。これには、テキストメッセージはもちろん、送受信した画像、動画、音声ファイル(ボイスメッセージ)なども含まれるため注意が必要です。LINE公式アカウントにおけるボイスメッセージについては、以下の記事をご覧ください。
LINE公式アカウントを自分で削除する方法
注意点を踏まえたうえでアカウントの削除を進める際は、以下の方法に従って作業しましょう。
削除自体はLINE公式アカウントの「LINE Official Account Manager」のホーム画面から数ステップで行えます。
管理アプリでの削除手順も紹介するので、普段スマホでLINE公式アカウントを管理している方も参考にしてください。
Web版での削除手順
LINE公式アカウントは、管理画面(Web版)から簡単に削除できます。基本的な流れは以下のとおりです。
まず、LINE公式アカウントの管理画面にログインし、対象のアカウントを開きます。
画面右上の「設定」をクリックし、設定画面へ移動してください。

次に、画面を下までスクロールすると「アカウントを削除」という項目が表示されるので、こちらをクリックします。

最後に、注意事項を確認して同意にチェックを入れ、「アカウントを削除」をクリックすれば完了です。

操作は数ステップで完了しますが、削除後はメッセージ配信やチャット対応が一切できなくなるため、必要な案内は事前に済ませておきましょう。
管理アプリでの削除手順
スマホの管理アプリからも、LINE公式アカウントの削除が可能です。
基本的な流れはWeb版と大きく変わりませんが、スマートフォンの操作画面に合わせた配置になっています。
アプリを開いて対象アカウントを選択し、「設定」メニューへ進みます。

その後、「アカウント」画面下部にある「アカウントを削除」をタップし、注意事項を確認のうえ削除を実行してください。

なお、アプリ版では画面サイズの関係でメニューがコンパクトに表示されるため、「設定」や「削除」の項目が見つかりにくい場合があります。その場合はメニュー内をスクロールして確認しましょう。
削除の仕様や影響はWeb版と同じため、どちらから操作しても結果に違いはありません。
削除・非表示・ブロックの違いとは?
特定のユーザーを削除する方法についてご紹介しましたが、L Message(エルメ)などの拡張ツールを活用することで、ユーザーを削除する以外にも非表示にしたり、ブロックしたりする対応を行うことも可能です。
どの方法を選ぶかは、「今後そのユーザーとやり取りする可能性があるか」が判断のポイントになります。
関係を完全に断つ場合はブロック、一時的に整理したい場合は非表示、履歴だけ整理したい場合は削除といった使い分けが有効です。
ここでは、LINE公式アカウントの運用者側から見た「削除」「非表示」「ブロック」の違いについて、それぞれの特徴と使い分け方を解説します。
削除
「削除」は、ユーザーとのチャット履歴を完全に消去する操作です。
削除した時点で、これまでのやり取りはすべて失われ、後から復元することはできません。いわばデータを完全に消す対応となります。
なお、削除したユーザーから新たにメッセージが届いた場合は、チャットは再作成されますが、過去の履歴が戻ることはありません。
削除は、やり取りが長期間途絶えており再び連絡を取る可能性が低いユーザーや、迷惑行為を行うユーザーなどに対して実施するとよいでしょう。
チャットを削除しても、相手側に通知されることはありませんので、安心して対応できます。
非表示
「非表示」は、ユーザーとのチャット履歴を一覧から見えなくする方法です。
削除とは異なり、データ自体は消去されず、あとから再表示することも可能です。あくまで表示上の整理であり、履歴を完全に消すわけではありません。
また、LINE公式アカウントでは、迷惑なメッセージを送ってくるユーザーを「スパムユーザー」として指定し、新着メッセージの通知が届かないように設定することも可能です。
スパム設定を行うと、該当ユーザーのチャットルームは自動的に「スパム」フォルダに移動されます。ただし、運用者側からの配信メッセージが引き続き相手に届く点は認識しておきましょう。
なお、スパムユーザーに設定したことが相手に通知されることはありませんので、安心して対応できます。
スパム設定の詳しい方法については、以下の記事で解説しています。

ブロック
「ブロック」は、特定のユーザーとのコミュニケーションを制限する方法です。
LINE公式アカウントにはユーザーをブロックする機能はありませんが、L Message(エルメ)などの拡張ツールを活用することで、特定のユーザーをブロックすることが可能です。
ブロックすると、相手からのメッセージは受信されなくなり、同時に運用者側からの配信も対象ユーザーには届かなくなります。つまり、送受信の両方が停止される状態になります。
ブロックしても相手に通知が届くことはありません。そのため、迷惑なメッセージや不要なやり取りを避けたい場合には、安心して利用できます。
エルメでユーザーをブロックする手順については、以下の記事で解説しています。

自社のLINE公式アカウントがLINE社に削除されたら?
LINE公式アカウントがLINE社によって削除されるケースもあります。
主な原因は、利用規約への違反です。たとえば、スパムと判断されるような配信や、不適切な内容の送信などが該当します。
通常の運用であれば過度に心配する必要はありませんが、知らないうちにルールに抵触してしまう可能性もあるため、基本的なガイドラインは押さえておくと安心です。
万が一LINE社から一方的に削除(BAN)をされてしまったときの対処法については、以下の記事をご参照ください。
削除前にやっておくべきバックアップ
LINE公式アカウント削除後はデータの復元ができないため、事前の保存が重要です。削除を実行する前に、必要な情報は必ずバックアップをとっておきましょう。
最低限、以下の項目は確認・記録しておくことをおすすめします。
- チャット(トーク)履歴のバックアップ(顧客情報など)
- メッセージ配信結果やステップ配信の実績
- 友だち数やブロック率などの分析データ(CSVダウンロード)
- 請求情報や利用料金の履歴
- プレミアムIDなど有料オプションの契約状況
特に、チャット履歴や分析データは、今後のマーケティングや顧客対応に役立つ重要な情報です。必要なデータを保存しないまま削除してしまうと、振り返りや改善に活かせなくなります。
削除前には「後から見返す可能性がある情報はないか」という視点でチェックし、漏れがないように準備しておきましょう。
まとめ|削除でLINE公式アカウントを整理
ここまで、LINE公式アカウントの削除について解説しました。
削除自体は数分で完了しますが、実行する前に、この記事で紹介したポイントは必ず押さえておきましょう。
- LINE公式アカウントは削除後復活できず、データは完全に引き継ぎ不可
- アカウント情報は30日後に完全消去される
- 支払い済みの料金は返金されない
- プレミアムIDなど有料オプションの契約状況は事前に確認が必要
一度削除したアカウントの友だちやデータは戻せないため、慎重な判断が重要です。
なお、「削除」ではなく、LINE公式アカウントからの「退会」で対応できるケースもあります。状況に応じた選択をしたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。
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