LINE公式アカウントの運用に伴って何らかの支払いが発生している場合、インボイス帳票の交付を受けることで、確定申告時に仕入れ額控除の申請が可能となります。
この記事では、LINE公式アカウントにおけるインボイスの発行方法や、Paid決済を利用している場合のインボイス対応方針などについて、わかりやすくまとめました。
LINE公式アカウントのインボイス対応方法が知りたい方は参考にしてください。
- LINE公式アカウントとLINE広告のインボイス対応の違い
- 管理画面からインボイス明細・請求書を発行する具体的な手順
- 領収書の発行可否とPaid決済(請求書払い)時の注意点
LINE公式アカウントでインボイスの発行が可能に
2023年10月1日よりインボイス制度が始まり、それに伴ってLINE公式アカウントやLINE広告での支払い分についても、インボイスの作成が可能となりました。
ただしLINE公式アカウントの有料プランやLINE広告の利用では、インボイス発行の対応方法が異なります。
まずはLINE公式アカウント、LINE広告、そしてLINE公式アカウントでPaid決済(法人・個人事業主向けの請求書後払いサービス)を利用している場合の各インボイス対応について理解しておきましょう。
なお、以下の記事ではLINE公式アカウントの支払い方法を変更する手順について解説しています。この機会に支払い方法を変更したい方はチェックしてみてください。

LINE公式アカウントの有料プランを利用している場合
LINE公式アカウントの有料プランを利用している場合、請求書自体が発行されるわけではありません。
具体的には、管理画面の「お支払い履歴」から確認できる「お取引の詳細」の内容が、インボイスの記載要件に対応した形で表示される仕組みです。
2026年1月26日より前の支払い分については、従来どおり「お支払いの詳細」画面がインボイス様式に対応しています。
加えて、事前に「インボイス情報」へ事業者名の登録が必要です。
LINE広告を利用している場合
LINE広告の利用料を支払っている場合、請求書払いの方はインボイスの様式を満たした請求書を発行してもらうことができます。
一方で、クレジットカード払いを選択している方は、インボイスの様式を満たした「明細書」の発行を受けることが可能です。
領収書ではインボイスの様式を満たしていないため注意しましょう。
LINE広告とLINE公式アカウントの違い、LINE広告の出し方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

Paid決済分のインボイス対応について
LINE公式アカウントが認証済みアカウントの場合、Paid決済サービスを利用した請求書払いで有料プランの支払いができます。
Paid決済分のインボイス対応についても、先述した有料プランの場合と同じ方法で、管理画面の「お支払い履歴」から確認できる「お取引の詳細」の内容が、インボイスの記載要件を満たした形で表示されます。
LINE公式アカウントでインボイスを発行する手順
- LINE公式アカウントでインボイスを発行する手順
- LINE広告を利用している場合のインボイス発行手順
この項目では上記2種類のインボイス発行手順について、詳しく解説します。
LINE公式アカウントのインボイス発行手順
LINE公式アカウントを利用している場合、事前に管理画面の「インボイス情報」より事業者名を登録しておく必要があります。
なお、「インボイス情報」は管理者権限が必要となります。
事業者名を登録する手順は以下の通りです。
インボイス情報の登録手順(Web版管理画面)
- LINE Official Account Managerにログインし、アカウントリストから対象のアカウント名をクリックします。

- 「設定」>「利用と請求」>「インボイス情報」をクリックします。

- 「編集」をクリックし、会社・事業者名を入力して「保存」をクリックします。
インボイス情報の登録手順(スマートフォンブラウザ向け購入画面)
※管理アプリからは操作できません。
ブラウザで管理画面にアクセスして手続きしてください。
- アカウントリストから対象のアカウント名をタップします。
- 「≡」>「インボイス情報」をタップします。
- 「編集」をタップし、会社・事業者名を入力して「保存」をタップします。
事業者名の登録が済んだら、以下の手順でインボイスの内容を確認しましょう。
確認手順(Web版管理画面)
- アカウントリストから確認したいアカウント名をクリックします。
- 「設定」>「利用と請求」>「お支払い履歴」をクリックします。

- 該当する決済の「お取引の詳細」をクリックし、続けて「View」をクリックします。

以下の画像のように、消費税やLINEヤフー株式会社の登録番号などが表記された明細を確認できます。

確認手順(スマートフォンブラウザ向け購入画面)
※管理アプリからは操作できません。ブラウザで管理画面にアクセスして手続きしてください。
- アカウントリストから確認したいアカウント名をタップします。
- 「≡」>「お支払い履歴」をタップします。
- 該当する決済の「お取引の詳細」をタップします。
2026年1月26日以降の支払い分からは、上記のように「お取引の詳細」画面を経由して内容を確認する仕様に変更されています。
2026年1月26日より前の支払い分については、従来どおり「お支払いの詳細」画面がそのままインボイスの様式に対応した内容として表示されますので、あわせて覚えておきましょう。
LINE広告のインボイス発行手順
LINE広告で支払いがある場合のインボイス発行手順は、支払い方法によって異なります。
請求書払い(オフラインアカウント)の場合
インボイスの様式を満たした請求書を発行できます。
- LINE広告のグループにアクセスします。
- 画面左上の「三」をクリックします。
- 「請求と支払い」を選択します。
- 「請求書をダウンロード」を選択します。
なお、請求書は請求先のID単位で発行され、月初5営業日以降にダウンロードができるようになります。
※請求書払いを利用できるのは、過去3ヶ月間毎月50万円以上出稿している、または請求書払い開始月から1ヶ月あたり50万円以上の出稿を約束できる場合に限られます。
条件を満たさない場合は、LINE広告の販売パートナー経由での利用を検討しましょう。
クレジットカード払い(オンラインアカウント)の場合
インボイスの様式を満たした明細を発行できます。
ほとんどのアカウントはこちらに該当します。
- LINE広告のグループもしくは広告アカウントへアクセスします。
- 画面左上の「三」をクリックします。
- 「請求と支払い」を選択します。
- 「明細をダウンロード」を選択します。
明細についても月初5営業日以降からダウンロードが可能です。
また、領収書はインボイスの様式に対応していないため注意しましょう。
LINE公式アカウントで領収書は発行される?
領収書については、LINE公式アカウントの決済手段によって発行の可否が異なります。
| 支払い方法 | 領収書の発行可否 |
|---|---|
| クレジットカード払い | 各クレジットカード会社から発行される利用明細書が領収書扱いとなる |
| 請求書払い | 金融機関から発行される振込明細書が領収書扱いとなる※インターネットバンキングの場合は振込完了画面を印刷したもの |
LINE公式アカウントのインボイスに関するQ&A
LINE公式アカウントのインボイス対応に関して、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
Q.LINEヤフー株式会社の適格請求書発行事業者登録番号は?
Q.請求書払いで適格請求書の発行が確認できないのですが?
Q.LINE公式アカウントで領収書が発行できないのですが?
これらの疑問について回答していきますので、気になる項目があればチェックしてみてください。
Q.LINEヤフー株式会社の適格請求書発行事業者登録番号は?
A.LINE公式アカウントサービスを提供する、LINEヤフー株式会社の事業者登録番号は以下の通りです。
事業者名称:LINEヤフー株式会社
登録番号:T4010401039979
なお、国税庁の「適格請求書発行事業者公表サイト」から確認することもできます。
Q.請求書払いで適格請求書の発行が確認できないのですが?
A.LINE公式アカウントの場合、請求書払い(Paidサービス経由)でのインボイス発行は行われません。
LINE公式アカウントの管理画面から事業者名を登録したうえで、「お支払い履歴」内の「お取引の詳細」(2026年1月26日より前の支払い分は「お支払いの詳細」)から、インボイスの様式に対応した明細を確認しましょう。
Q.LINE公式アカウントで領収書が発行できないのですが?
A.現行の支払い方法(クレジットカード払い・請求書払い)であれば、各カード会社の利用明細書、または金融機関の振込明細書を領収書代わりとして取得できます。
発行方法がわからない場合は、管理画面の「お支払い方法」から現在登録している支払い方法をご確認ください。
まとめ | LINE公式アカウントでインボイスの準備をしよう
LINE公式アカウントでは、請求書自体の発行はされないものの、インボイスの様式に対応した支払い明細を交付してもらうことができます。
また、LINE広告でもインボイスや明細の発行が可能です。
ぜひ本記事で解説した手順を参考に、インボイス対応を進めてください。
- 有料プランは請求書ではなく、管理画面の「お支払いの詳細」がインボイスに対応
- 事前に管理画面の「インボイス情報」から事業者名を登録しておく必要がある
- LINE Pay決済のみ領収書の発行ができないため、他の決済手段の検討もおすすめ
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