LINE公式アカウントを英語設定するには?多言語配信のコツも解説

LINE公式アカウント
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「インバウンドのお客さんが増えてきたけれど、LINEの対応はどうすればいいの?」
「外国人スタッフが操作しやすいように、管理画面を英語にしたい」

といった悩みはありませんか。

ビジネスでLINE公式アカウントを使っていると、多言語対応の必要性を感じる場面が増えてきます。

しかし、どこから設定を変えればいいのか、言葉の壁をどう乗り越えればいいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

LINE公式アカウントでは、管理画面の表示言語を英語に変更したり、ユーザーの言語に合わせてメッセージを送り分けたりする設定が可能です。標準機能をうまく活用すれば、翻訳の手間を減らしながら、多言語での対応をスムーズに進められます。

本記事では、管理画面を英語に切り替える手順から、ターゲットごとに最適な言語で情報を届ける仕組み、対応を効率化するコツについて分かりやすく解説します。

この記事でわかること
  • LINE公式アカウントを英語・多言語対応させるメリット
  • LINE公式アカウントの管理画面(Web版・スマホ版)を英語に切り替える方法
  • ユーザーが使用したい言語に合わせてメッセージを送り分ける方法
  • 翻訳の手間を減らし、多言語での接客を効率化するポイント

この記事を監修した人

阿部 悠人

阿部 悠人

LINE集客の専門家

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LINE公式アカウントを英語対応させる3つのメリット

LINE公式アカウントでは、管理画面の表示や配信メッセージを英語に変更できます。ここでは、英語対応を進めることで得られる主な3つのメリットをご紹介します。

インバウンド集客や外国人ユーザーへの対応がスムーズになる

近年、観光地や飲食店などでも海外からのお客さまが増えています。しかし、せっかくお店に興味を持ってLINEを友だち追加してくれても、届くメッセージが日本語ばかりだと、海外のユーザーは内容を理解できず離れてしまいます。

かといって、問い合わせが来るたびに「翻訳サイトへ日本語をコピペし、返ってきた英語をまた貼り付ける」という手作業を繰り返すのは、想像以上に時間がかかるものです。

あらかじめ英語の設定を整えてスムーズに案内できる仕組みを作っておけば、返信の遅れによる予約チャンスの取りこぼしも防げます。おすすめ商品やクーポンを英語で届けることで、来店や予約のハードルが下がり、リピート率の向上にもつながるでしょう。

誤認を防ぎキャンセルやトラブルを防止できる

予約の時間や人数、キャンセルポリシーなどの重要なルールが正しく伝わっていないと、思わぬ損失に繋がりかねません。

特に「無断キャンセル(ノーショー)」やアレルギー情報の確認不足、店内のマナーに関する行き違いは、現場にとって大きなストレスにつながります。

「LINEの案内は日本語だけで問題ない」といった姿勢でいるのは、トラブルにつながるリスクがあります。重要な項目を英語で表示し、「そんなルールは知らなかった」という認識のズレを防いでおくことが大切です。

ユーザーにとってもフェアで誠実な対応に感じられ、不要なキャンセルやクレームの防止にもつながるでしょう。

外国人スタッフの業務効率が向上する

メリットがあるのは、ユーザーに対してだけではありません。一緒に働く外国人スタッフがいる場合、LINEの管理画面を英語に切り替えることで、日本語に不慣れなスタッフでもアカウントを操作しやすくなります。

日本語の意味をその都度説明したり翻訳したりする手間がなくなり、スタッフも自信を持ってLINEでの接客をこなせるでしょう。現場のオペレーションがスムーズになれば、日本人スタッフの管理負担も軽減されます。

LINE公式アカウントが標準対応している言語は6つ

LINE公式アカウントで設定できる言語は、日本語・英語・韓国語・タイ語・インドネシア語・中国語(簡体字)の6ヶ国語です。

国内で開設されたアカウントは初期設定が「日本語」になっていますが、必要に応じていつでも切り替えられます。

現在、LINEはアジア圏を中心に圧倒的なシェアを誇っています。2025年9月末時点のデータによると、月間アクティブユーザー数は日本で9,900万人(人口の約79%)、タイで5,400万人(人口の約81%)、台湾で2,200万人(人口の約94%)に達しています。

特に台湾やタイでは、日本以上に仕事上の連絡ツールとしてLINEが広く活用されている点が特徴的です。

こうした背景もあり、アジア圏を中心とした海外ユーザーとのやり取りも想定された設計となっています。インバウンド対応で需要の高い英語や中国語に加え、多くのアジア圏のユーザーに対してもスムーズな案内が可能です。

参考:「LINEのトーク」に関する利用実態調査を実施 台湾の一人当たりの送信数は日本の約3倍|LINEヤフー株式会社

管理画面と配信メッセージのどちらも多言語に対応

標準の6ヶ国語対応は、管理画面と配信メッセージのどちらにも対応しています。

管理画面については、Web版(PC)とアプリ版(スマホ)のどちらもメニュー表示を切り替えられます。ボタンや設定項目の名称が指定した言語で表示されるため、外国人スタッフが操作手順を迷うことも少なくなるでしょう。

メッセージの送り分けについては、ボタン一つで自動的に切り替わるわけではなく、タグ機能を活用するなど、ちょっとした工夫が必要です。とはいえ、一度手順を覚えてしまえば難しい操作ではありません。

詳しい手順は「LINE公式アカウントの配信メッセージを英語表示にする方法」で解説します。

なお、国外に拠点をおいているビジネスでLINE公式アカウントを活用したい場合は、海外版アカウントを作成する方法もあります。ただし注意点もあるため、詳細を知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。

LINE公式アカウントの管理画面を英語表示にする方法

LINE公式アカウントの管理画面では、PCでもスマホアプリでも、数回のクリックやタップだけで簡単に言語を切り替えられます。ここでは、管理画面の言語を英語に変更する手順を見ていきましょう。

Web版管理画面(PC)

パソコンのブラウザから操作するWeb版管理画面の場合、設定画面から言語の切り替えを行います。

  • 画面右上のアイコン(アカウント名)をクリック
  • メニューの中から「設定」をクリック
  • 「言語」から設定したい言語を選んで「変更」をクリック

一度設定してしまえば、次にログインした際もその言語で表示されます。日本語に戻したい場合は、同様の手順で「日本語」を選択しましょう。

このほかにも、管理画面からはLINE公式アカウントのさまざまな設定が可能です。以下の記事では、プロフィール情報の変更手順を詳しくまとめているので、合わせてチェックしてみて下さい。

管理アプリ(スマホ)

スマホの管理アプリでも、アプリ内の設定から言語変更が可能です。

  • 画面左上の三本線のマーク「≡」をタップし、「ユーザー設定」へ進む
  • 「ユーザープロフィール」という項目を開き、言語選択画面を表示する
  • 希望の言語を選んで「変更」をタップする

なお、上記の設定はブラウザおよびOSの言語には影響されないため、「端末で日本語を設定していても、管理アプリだけを英語にする」といった使い分けができます。

LINE公式アカウントの配信メッセージを英語表示にする方法

LINE公式アカウントの標準機能には自動翻訳して送り分ける機能はありませんが、少しの手順を加えるだけで、必要なユーザーにだけ英語の案内を届ける仕組みが作れます。詳しくみていきましょう。

①「希望する言語」を回答してもらう

英語での配信を行うには、まず「どの友だちがどの言語での案内を必要としているか」を把握する必要があります。

そのため、友だち追加時の「あいさつメッセージ」などでアンケートを実施し、ユーザー自身に希望の言語を選択してもらいましょう。

出典:LINEヤフーマーケティングキャンパス

「リサーチ機能」やボタン形式の「カードタイプメッセージ」を活用し、「English / 日本語」といった選択肢を提示します。

追加直後のタイミングで確認しておくことで、日本語がわからないユーザーに対しても、最初から適切な言語で対応する準備を整えられます。

②言語別に「タグ」を付ける

ユーザーに回答をいただいた後は、その選択内容に基づいて「英語希望」「日本語希望」といったタグを顧客情報に付与します。これがLINEの「チャットタグオーディエンス」の役割です。

回答結果に合わせてタグを紐付けておけば、「どの友だちがどの言語を求めているか」が管理画面上で判別できるようになります。

その後のメッセージ作成や個別のやり取りにおいては、「英語希望」のタグを付けたユーザーだけを絞り込んで、英語のメッセージを配信していきます。

以下の記事では、「タグ」の付け方や多言語以外の活用方法について詳しくまとめていますので、合わせてチェックしてみてください。

③「セグメント配信」を実施する

最後に、特定のタグが付いたユーザーだけを指定してメッセージを送る「セグメント配信」を行います。

全員に日本語と英語が混ざった長い文章を一斉送信するのではなく、宛先を「英語希望のタグがある方」に絞り込み、翻訳した専用のメッセージを届けます。

この方法であれば、日本語のユーザーには不要な英文を見せることなく、海外のユーザーには必要な情報をその方の言語で正確に伝えることが可能です。

手間を惜しまず言語ごとに配信内容を出しだし分けることで、情報の見落としや誤解を防ぎ、確実なコミュニケーションへとつなげられるでしょう。

以下の記事では、「セグメント配信」について詳しく解説しています。使い方はもちろん、具体例や注意点もご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

LINE公式アカウントの多言語対応には「拡張ツール」が便利

拡張ツールとは、LINE公式アカウントに連携させて使う追加機能のようなもので、標準機能では手が届かなかった「自動化」や「翻訳の効率化」をサポートしてくれます。

ここでは、導入することで具体的にどのようなメリットがあるのか見てみていきましょう。

言語に合わせて「リッチメニュー」を自動で切り替えられる

出典:LINEヤフーマーケティングキャンパス

LINEの下部に表示される「リッチメニュー」とは、トーク画面の下部エリアに固定表示されるメニュー画面のことです。

標準機能では、表示/非表示の切り替えや期間による出し分けは可能ですが、全員に同じメニューが表示されます。

拡張ツールを使えばリッチメニューをユーザーごとに「自動」で出し分けることが可能です。例えば、アンケートで「英語」を選んだユーザーには英語のメニューを、「日本語」を選んだユーザーには日本語のメニューを、システムが判別して瞬時に表示を切り替えます。

ユーザー側もわざわざ手元で翻訳する必要がなく、使い慣れた言語で予約や問い合わせのボタンを押せるようになるため、利用率の向上が期待できます。

チャットのやり取りを「自動翻訳」できる

海外のユーザーから英語で問い合わせが来た際、その都度コピーして翻訳ソフトにかけるのは意外と時間がかかるものです。拡張ツールの中には、チャット画面そのものに翻訳機能が組み込まれているものがあります。

ユーザーから届いたメッセージがその場で日本語に翻訳され、こちらが日本語で入力した返信も瞬時に英語に変換されて送信されるため、日本語同士でやり取りしているようなスピード感で接客が可能です。

返信を待たせないスムーズな対応は、お客様に安心感を与え、成約や来店を後押しするきっかけにもつながります。

標準対応の6ヶ国語以外も利用できる

LINE公式アカウントが標準でサポートしているのは日本語・英語・韓国語・タイ語・インドネシア語・中国語(簡体字)の6つですが、地域によってはそれ以外の言語での対応が求められることもあるでしょう。

一部の拡張ツールは、ベトナム語やドイツ語、フランス語など、幅広い言語に対応しています。最新のAI翻訳技術と連携しているツールも多く、より自然な表現で多言語コミュニケーションが行えます。ターゲットとするユーザーの国籍が多岐にわたる場合でも、ツール一つで対応の幅を広げることが可能です。

LINE公式アカウントで英語・多言語対応を行う際の注意点

導入した後に「思っていたのと違う」と慌てないためにも、LINEというツールの特性と機能の限界を把握しておくことが大切です。

ここでは、LINE公式アカウントで英語・多言語対応を行う際、特に注意したい2つのポイントを解説します。

LINEの普及率が低い国(欧米など)のユーザーには届きにくい

LINEは日本・タイ・台湾といった国々で高い普及率を誇っていますが、欧米諸国などでは「WhatsApp」や「Messenger」といった他のコミュニケーションアプリが主流です。

そのため、アジア圏以外からの旅行客やビジネスユーザーの中には、そもそもLINEを利用していない層も一定数存在します。

英語対応を整える際には、対象とするお客さまが主にどの地域の方なのかを検討することが重要です。アジア圏を中心としたインバウンド対応であればLINEが有効ですが、それ以外の地域をターゲットとする場合は、他の連絡手段との併用も視野に入れる必要があります。

標準機能だけでは「自動翻訳」ができないため工夫が必要

LINE公式アカウントの標準機能には、受信したメッセージを自動的に特定の言語へ翻訳する機能は含まれていません。海外のユーザーから外国語で問い合わせが届いた場合、基本的にはその文章をコピーし、外部の翻訳サービスなどへ貼り付けて内容を解釈する作業が必要です。

返信を送る際も、自ら翻訳した文章を作成して送信することになるため、日本語でのやり取りと比較すると1通あたりの対応時間は長くなる傾向にあります。

問い合わせ件数が多い環境で運用する場合は、あらかじめ定型文を複数の言語で用意しておくか、翻訳作業を効率化するための外部ツールを導入するといった運用上の備えが求められます。

まとめ|LINE公式アカウントを英語対応させて接客の幅を広げよう

LINE公式アカウントの多言語設定を整えることで、海外のお客さまへの案内がスムーズになり、利便性の向上が見込めます。

管理画面の表示変更やタグ機能を活用したメッセージの送り分けは、標準機能の範囲内で実施可能です。まずは自社のターゲットに合わせて、必要な言語環境を整えてみましょう。

この記事のまとめ
  • LINE公式アカウントの対応言語は日本語・英語・韓国語・タイ語・インドネシア語・中国語(簡体字)の6ヶ国語
  • 「タグ」で言語を分類することで、メッセージの言語を切り替えられる
  • 英語・多言語対応には自動翻訳などができる拡張ツールの検討が有効

多言語運用の工数を削減し、よりスムーズな対応を目指すなら、拡張ツール「L Message(エルメ)」の活用がおすすめです。

言語ごとのリッチメニューの自動表示や、顧客情報と連動した効率的なチャット管理が可能になります。初期費用・月額費用がかからないフリープランから利用できるため、まずはコストを抑えて、自社の運用に合わせた多言語対応の仕組みを作ってみてはいかがでしょうか。