LINE公式アカウントのみなし属性とは?セグメント配信の設定方法

LINE公式アカウント

「LINE公式アカウントの『みなし属性』ってなに?」
「『みなし属性』はどうやって活用したらいいの?」

LINE公式アカウントを運用していて、「みなし属性」の意味や、活用方法がはっきりと理解できていない方も多いのではないでしょうか。

「みなし属性」と「オーディエンス」を効果的に組み合わせ、セグメント配信を活用すれば、実効性の高い集客対策が行えます。

この記事ではみなし属性が指すものや、その有効活用法、設定方法などについて詳しく解説します。LINEを活用した集客・販売促進の精度を上げたい方は、ぜひ参考にしてください。

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LINE公式アカウントのセグメント(絞り込み)配信について

「みなし属性」について理解するためには、まずLINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)の機能について把握しておく必要があります。

セグメント配信は、効率的なLINE配信を行うために欠かせない機能です。まずはその内容や狙いについて見ていきましょう。

なお、セグメント配信の概要・設定方法・メリットなどは下記の記事で詳しく説明しています。ハイレベルなLINE集客を行いたい方や、費用対効果を高めたい方は、ぜひご確認ください。

LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)とは?
公式LINEのメッセージ配信を用いて、特定の属性の人にだけ送信するやり方を解説。オーディエンス(過去に何らかのアクションした人、タグ付けした人限定)やフィルター(自治体別や年齢別など)の設定方法、配信設定時の注意点を解説。

ターゲットを指定したメッセージ配信機能

LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)とは、LINEに蓄積されたユーザーの行動データをもとに、ターゲットを絞って行うメッセージ配信機能を指します。

「東京都在住の、20代男性ユーザー」のような、居住地、年齢、性別といったデータだけでなく、「配信済みのメッセージを閲覧したユーザー」や「特定のリンクをタップした顧客」など、行動パターンからターゲットを絞り込むことも可能です。

セグメント配信を活用するメリット

セグメント配信をうまく利用することで、ユーザーのさまざまなアクションを喚起することができます。

拡販したい商品・サービスの情報を狙った顧客層に宣伝し、購買意欲を高めることはもちろん、自社アカウントをブロックされる件数も減らすことができます。

さらにユーザーのサービス利用頻度などでも絞り込みができるため、おすすめ商品やキャンペーン情報を適切な顧客層に宣伝することも可能です。

このようにセグメント配信は、応用次第で大きな効果が見込める機能といえます。さらにセグメント配信の精度や効果を高めたい方は、「セグメント配信ツール」の活用もおすすめです。下記の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてください。

LINE公式アカウントのセグメント配信ツールとは?おすすめも紹介
LINE@のマーケティングツールを使えば効果的な運用が可能。配信先を属性、タグ、オーディエンスで絞り込むことでCV見込みの高い人に配信でき、反応率とブロック率の改善や送信数の削減に貢献。おすすめ拡張ツールの機能比較や選ぶ際のポイントも解説。

さらにL Message(エルメ)ならセグメント配信のほか、LINEをビジネスの成功に繋ぐ、豊富な拡張機能を利用できます。無料プランから試せるので、こちらもこの機会にご検討ください。

「みなし属性」とは?

セグメント配信を理解したうえで、あらためて「みなし属性」について見ていきましょう。

なぜ「みなし」と言われているのか、「オーディエンス」とは何が違うのかなど、その意味や分類を知ることで、これまで以上にみなし属性を活用できるようになるはずです。

みなし属性とは、個人を特定しない情報

「みなし属性」は、LINEのサービスの利用状況などから推定された、個人を特定しないユーザー情報です。

ユーザー自身が登録した性別や、エリア情報、行動履歴やコンテンツの閲覧傾向などの情報をもとに割り出したもので、必ずしも正確なデータというわけではありません。

あくまでも推定の情報でしかないため、「見なし」の属性というわけです。セグメント配信を推し進める担当者の方は、属性はあくまでも「みなし」であることを理解しておきましょう。

「属性」と「オーディエンス」の違い

セグメント配信で、ユーザーの絞り込みを行う際に混同しがちなのが、「属性」と「オーディエンス」です。

属性は前述の通り、ユーザーの性別や年齢、地域、あるいは友だち期間などの情報を指します。それに対してオーディエンスは「メッセージを開封した人」や「特定のリンクをタップした人」「指定のタグが付いている人」など、その行動パターンをもとに分類した情報です。

属性とオーディエンスは組み合わせて活用できるため、「関西地方に住む、友だち期間が1年以上の、リンクをクリックしてくれた30代前半女性ユーザー」など、詳細な絞り込み配信が可能です。

友だちの属性の確認方法

自社のLINE公式アカウントに友だち追加してくれているユーザーの属性情報を確認するには、メニューにある「分析」から「友だち」をクリックします。

下にスクロールし、「属性」のタブを選択します。

上記の操作ですぐに友だちの属性情報が確認できますが、属性を表示させるには20人以上のターゲットリーチ数が必要である点には注意が必要です。

ターゲットリーチとはLINEアカウントをブロックしたり、属性が不明であるユーザーを除いた、絞り込みが有効な友だちを指します。

こちらの記事ではターゲットリーチについて詳しく説明しているので参考にしてください。

LINE公式アカウントのターゲットリーチとは?友だち数との違いは?
LINE@の友だち数を分析する際に重要なターゲットリーチとは、実際にメッセージが届く有効友だちの人数のこと。属性の確認や集客に直結するフォロワーの増やし方、効果指標アクティブルーム・インプレッションについて詳しく解説。

みなし属性を活用したセグメント配信の設定方法

セグメント配信を設定するには、LINE公式アカウントの管理画面から「メッセージ作成」をクリックします。

メッセージ作成の画面を開いたら、配信先の「絞り込み」にチェックを入れることで、みなし属性(LINE公式アカウントの管理画面上では「属性」)やオーディエンスで絞り込むことができます。

属性で設定できるフィルター

「属性」として設定できるフィルターは下記の通りです。

属性選択条件
友だち期間・6日以下
・7日~29日
・30日~89日
・90日~179日
・180日~364日
・365日以上
性別・男性
・女性
年齢・14歳以下
・15~19歳
・20~24歳
・25~29歳
・30~34歳
・35~39歳
・40~44歳
・45~49歳
・50歳以上
OS・Android
・iOS
・Windows Phone
・BlackBerry
・Nokia
・Firefox
地域・47都道府県
・北海道/東北地方
・関東地方
・甲信越、北陸地方
・東海地方
・関西地方
・中国地方
・四国地方
・九州/沖縄地方

例えば「年齢」も「20代前半」「40代後半」など、かなり細かく設定することができます。また、ユーザーが使用している「OS」なども絞り込みが可能です。

オーディエンスとの併用も可能

「性別」「年齢」「エリア」といった属性は、「配信済みメッセージを開封した人」などのオーディエンスと併用可能です。

両者を組み合わせることで、かなり限定的なユーザーに対してメッセージを配信できます。

絞ったターゲットにあわせたキャンペーン情報やセールの案内など、配信内容にもこだわれば、少ない配信数で大きな効果を狙えるでしょう。

このように費用対効果を上げるためにも、セグメント配信は有効だといえます。

オーディエンスの種類や設定方法はこちらの記事で詳しく解説しています。セグメント配信の精度と効果をアップさせたい方は、オーディエンスの内容についても押さえておきましょう。

LINE公式アカウントのオーディエンスとは?表示されない原因は
公式LINEのオーディエンスは、メッセージ配信の対象者を絞り込む機能です。この記事では、オーディエンスの種類や作成方法、設定方法に加え、ステータスが準備中などオーディエンスが表示されない場合の原因や対処方法についても解説します。

みなし属性を活用する際の注意点

みなし属性をうまく絞り込むことで、特定のターゲットへ、具体性のある配信を行うことができます。とはいえ、その活動を軌道に乗せるには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ここではみなし属性を分析・活用する際の注意点について解説します。

属性での絞り込みにはターゲットリーチ数が100人以上必要

属性で配信ユーザーを絞り込むためには、当然絞り込むだけの母数が必要となります。

友だちが少なかったり、ブロックされている割合が大きかったりすると、そこから属性で絞り込んでいくことができません。

具体的には、属性での絞り込みには100人以上のターゲットリーチ数が必要とされています。また絞り込みを行った結果、推定対象ユーザーが50人未満の場合、セグメント配信は使用できません。

友だちの属性情報の確認も、20人以上のターゲットリーチ数が必要であるため、まずは友だちの数を増やし、絞り込むだけのターゲットリーチ数を蓄積する必要があります。

あくまでも「みなし属性」であることを理解する

属性はユーザーのLINE内でのアクションにもとづく推測データです。あくまでも「みなし」のデータでしかなく、すべての友だちに付与されているものでないことは理解しておきましょう。

正確なデータとは限らないため、属性を絞ったセグメント配信の際も、配信内容に「30代のお客様限定」「レディースデー」などの個別的な文言は盛り込まないほうが良いでしょう。

はじめから属性を狭めすぎない

セグメント配信は、限定的なターゲットにメッセージを送信することができますが、はじめのうちはあまり属性を狭めすぎないことをおすすめします。

はじめからターゲットを絞りすぎると、本来顧客となるはずだった属性のユーザーを取りこぼしてしまうかもしれません。

まずはやや広めの属性を設定し、反応を見ながらより具体的な絞り込みをしていく流れが効率的でしょう。

まとめ|LINE公式アカウントの「みなし属性」を活用し効果的なセグメント配信を

この記事ではLINE公式アカウントのセグメント配信を活用するための「みなし属性」と呼ばれるユーザーデータについて解説しました。

みなし属性はその名の通り、友だちに関する「推測」の情報でしかないものの、うまく活用すれば、大きな集客効果・販促効果が期待できます。

みなし属性の意味合いや内容を理解し、効果的なセグメント配信を行いましょう。

このようにLINE公式アカウントは、ビジネスを活性化させるさまざまな機能を備えています。
LINE公式アカウントの拡張ツールL Message(エルメ)を活用すれば、集客から決済・分析までLINE公式アカウントを自動化することが可能。無料プランから利用できるので、ぜひ有効活用し、精度の高いLINE公式アカウント運用を行ってください。

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