LINE公式アカウントのクリック率とは?平均値や改善方法も

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「LINE公式アカウントで配信しているメッセージのクリック率を知りたい」
「もっとクリック率を上げて売上につなげたい」

LINE公式アカウントでメッセージ配信をしていて、このように考えることはありませんか?

本記事では、LINE公式アカウントのクリック率を確認する方法や、クリック率と開封率の違い、さらにクリック率を上げる方法について解説します。

クリック率が上がらず困っている方や、LINE公式アカウントの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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LINE公式アカウントのクリック率とは?

LINE公式アカウントのクリック率とは、メッセージ配信やリッチメニューなどのクリック数をインプレッション数で割った割合を指します。

例えば、あるメッセージ内のURLクリック数が100、インプレッション数が1,000である場合、クリック率は100÷1,000=0.1→10%となります。

Click Through Rateを略して「CTR」と表記されることもあるクリック率は、ユーザーがリンク先に訪問したくなるようなメッセージや画像を配信できているかを教えてくれる重要な指標です。

クリック数、インプレッション数

クリック率について正確に理解するために、まずはクリック数とインプレッション数について理解しておきましょう。

まずクリック数ですが、これはメッセージ配信やリッチメニューなどのURLをリンクしたテキスト、または画像がクリックされた回数を指します。

(遷移先の読み込みが完了したかどうかは関係ありません)

次にインプレッションとは、メッセージの吹き出しが表示された回数を指します。

そのメッセージがどれだけのユーザーに見てもらえたかを示す重要な指標で、クリックやコンバージョンにつなげる役割があります。

インプレッションは、1つの吹き出しが100%表示された時点でカウントされ、吹き出しが表示されるたびにカウントされる仕組みになっています。

例えば同じユーザーにメッセージが2回表示されれば、インプレッションも「2」になります。

クリック率の計算方法

クリック率はクリック数をインプレッション数で割った値で、以下のように計算できます。

例えばインプレッション数が10,000回あって、そのうちクリック数が500回だった場合だと

「500回 (クリック回数) 」÷ 「10,000回 (インプレッション数)」 × 100 =「5%(クリック率)」

となります。

ちなみにLINE公式アカウントのメッセージリンクのクリック率は平均30%で、この値はメルマガと比較しておよそ5倍も高いといわれています。

30%といえば3~4人に1人はクリックしている計算なので、高い数値であることが分かると思います。

まずはクリック率30%以上を目指して取り組みましょう。

クリック率と開封率の区別

クリック率とよく混同してしまうのが「開封率」です。

両者の違いを正確に把握している人は意外と少ないかもしれませんが、開封率とは「送信したメッセージをどのくらいの人に読んでもらえたか」を示す数値です。

開封率は以下の計算式で導くことができます。

「メッセージを開封したユーザー数」÷「送信したユーザー数」× 100 =「開封率」

ちなみにLINE公式アカウントのメッセージ開封率は、平均して約60%です。

LINE公式アカウント・クリック率と開封率の見方

開封率とクリック率のデータは「分析」画面から確認できます。

「メッセージ配信」をクリックすると、過去に配信したメッセージのうえに「表示項目設定」が表示されます。

開封率とクリック率の欄にチェックを入れ、「選択した項目を反映」をクリックすることで、メッセージごとの開封率とクリック率が表示されます。

開封率やクリック率が低いメッセージ配信を続けても成果にはつながりません。

開封率やクリック率が低下していないか確認し、著しく下がっている場合は原因を突き止めて対策を取ることが重要です。

データの分析機能については以下の記事で詳しく解説しているため、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

LINE公式アカウントの分析機能とは?項目一覧や見方も紹介
友だち追加(流入)経路、クーポン、メッセージ配信の開封率、トーク、ショップカード、LINE VOOM等、公式LINEの機能をデータ分析・確認する方法について解説。また結果が反映されないといった問題が起こる理由も記載。

LINE公式アカウントのクリック率を上げる方法

ではLINE公式アカウントのクリック率を上げるために何をすればよいのでしょうか?

具体的な方法を4つ紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

1. メッセージや画像を見直す

メッセージと画像が単調で機械的だと、クリック率は上がりません。

配信者の個性や伝えたいことがよく分かる内容にしましょう。

例えば「新商品のお知らせ」ではなく、「担当者〇〇が厳選、夏の暑さ対策におすすめの新商品!」のように変えるだけで、ユーザーの興味を引いてクリック率の改善につながります。

画像を載せる際も、伝えたい内容を1枚にまとめたり、前後にテキストでユーザーに語りかけるようなメッセージを入れるのもいいでしょう。

またリッチメッセージを活用して、「詳しい商品情報はこちら」「来店予約はこちらをタップ」など次のアクションへつなげるメッセージも効果的です。

リッチメッセージについては以下の記事で詳しく解説しているため、機能をよく知らないという方はぜひチェックしてみてください。

LINE公式アカウントのリッチメッセージとは?作り方と配信方法
公式LINEの開封率、クリック率の向上と売り上げアップにつながる効果的なリッチメッセージの使い方を解説。複数の写真を使ったメッセージ画像のデザインや、テンプレートのサイズ、リンクやテキストの設定を行うアクションラベルまで紹介。

2. ユーザーに合わせた配信を心がける

LINE公式アカウントは、ユーザーの性別や年齢、地域、友だち期間などを条件に配信先を絞り込むことができます。

例えば「20代女性」のようにターゲットを限定する絞り込み配信をしたり、商品購入後のお礼メッセージの内容を商品ごとに変えるなど、ユーザーに合わせた配信を心がけましょう。

ユーザーの属性に基づいたメッセージを配信することで、ユーザーは「自分に向けて送っている」と感じるようになり、クリック率の向上につながります。

3. A/Bテストを使ってどちらが効果的なメッセージか比較する

「A/Bテスト」とは、2通り以上のメッセージや配信方法を用意して同条件で実験し、どちらが高い効果を上げるか比較検証する方法です。

「どのようなメッセージや配信方法で送ればユーザーの反応が良くなるか」といった分析をするのに有効な機能です。

ただし2024年10月2日をもって、LINE公式アカウントのA/Bテストのサービスは提供終了となっています。

A/Bテストの代替機能として、LINE公式アカウントの拡張ツール「L Message(エルメ)」のタグ付け機能を利用してみてください。

送ったメッセージごとにユーザーを管理して、各ユーザーのアクションから有効なメッセージを探ることができます。

エルメのA/Bテスト代替機能について、詳しくは以下の記事を参照してください。

LINE公式アカウントのA/Bテストとは?提供終了に伴う代替策
公式LINEのabテストはメッセージ配信のオプション機能でしたが、2024年10月に提供を終了しました。本記事ではオーディエンスを利用したa/bテストの代替策や、拡張ツール「エルメ」を活用したabテストの事例などについて解説します。

4. LINEの拡張ツールを導入する

LINE公式アカウントには誰でも簡単に利用できる機能が備わっていますが、開封率やクリック率を上げるには、LINE公式アカウントだけではカバーしきれない機能もあります。

そんな時はぜひLINEの拡張ツールを使用してみてください。

LINEの拡張ツールには、特定のユーザーを絞ってメッセージ配信できる「セグメント配信機能」、ユーザーごとに異なるリッチメニューを表示できる「セグメントリッチメニュー機能」などがあります。

拡張ツールについては以下の記事で詳しく解説しています。

無料で使える機能がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。

LINE公式アカウントの拡張ツールを一覧比較!無料で使える機能も
LINE公式アカウントの拡張ツールってそもそも何なの?機能は?本記事ではそんな疑問を解決すべく、LINE公式アカウントで使える拡張ツールの基本機能をご紹介します。無料のおすすめ拡張ツールも比較しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ|LINE公式アカウントのクリック率を高めて売上につなげよう

本記事では、LINE公式アカウントのクリック率とは何か、計算方法や開封率との違い、そしてクリック率を上げる方法について紹介しました。

LINE公式アカウントはメルマガに比べて高いクリック率を誇るツールですが、メッセージや画像を見直したり、ユーザーに合わせた配信を心がけたりすることで、さらにクリック率を高めることができます。

また、LINE拡張ツールの「L Message(エルメ)」なら、そうした工夫をサポートしてくれる機能がたくさん備わっています。

自由で独自性のあるリッチメニューを作成してメッセージの訴求性を高めたり、「タグ付け」機能を使って「20代」「購入履歴あり」などユーザーを絞り込んだ配信もできます。

無料プランでも多くの機能を利用できるので、ぜひ一度お試しください。