「LINE公式アカウントのキャンペーンコードってなに?」
「キャンペーンコードを使うことでどんな効果があるの?」
LINE公式アカウントを運営していて、キャンペーンやクーポンを活用し、さらなる売上アップを図りたい方も多いでしょう。
本記事ではキャンペーンやクーポン配布時に利用できる「キャンペーンコード」について、活用事例も併せて解説します。
LINE公式アカウントのキャンペーンコードとは?
LINE公式アカウントで「キャンペーンコード」という場合、使用する場面や活用方法によって、いくつかの捉え方があります。
ここではキャンペーンコードが利用される場面や、用途について解説します。
LINEシリアルコードキャンペーン
LINE公式アカウントの「キャンペーンコード」が、LINEシリアルコードキャンペーンのコードを指す場合があります。
LINEシリアルコードキャンペーンとは、市販の商品に付いているシリアルコードを、企業のLINE公式アカウントから読み込み、抽選などの企画に応募するキャンペーンを指します。
LINE公式アカウントの「キャンペーン機能」の種類や活用法について知りたい方は、下記の記事も併せてチェックしてください。
クーポンコード
LINE公式アカウントのキャンペンコードが、単にクーポン配信時に利用できる「クーポンコード」を指す場合もあります。
LINE公式アカウントにはユーザーへクーポン券を配信する機能がありますが、その際キャンペーンごとにクーポンコードを作成すれば、利用者もアカウント側も管理が効率化できます。
この場合のクーポンコードは商品やアイテムを介さず、ユーザーに直接コードを送付することができます。
クーポンコードは管理画面のクーポンの「詳細設定」で作成できます。
LINE公式アカウントのクーポン機能の使用方法ついては下記の記事も参考にしてください。
LINE公式アカウントでキャンペーンコードを活用するメリット
LINEシリアルコードキャンペーンであっても、クーポンコードであっても、「キャンペーンコード」に共通しているのは、商品やサービスの注目度を上げる効果がある、という点です。
ここではキャンペーンコードを活用するメリットを4つ解説します。
1.集客や販売促進の効果が期待できる
「20%割引券」などのクーポンや、「期間限定ポイント2倍」などのキャンペーン企画は、ユーザーの注目度を上げ、集客や販売促進に効果が見込めます。
その際、「クーポンコード」を発行して管理すれば、同時に複数のキャンペーンを打ち出せて、さまざまな販売戦略が立てられます。
また「LINEシリアルコードキャンペーン」として、商品にコードを付けて販売すれば、キャンペーンに応募する目的で、商品自体の販売増も狙えます。
2.オンラインのみのユーザーにもアプローチできる
「キャンペーンコード」は、実店舗を持たない商店や、オンラインのみでしか取引していない顧客にもアプローチすることができます。
例えば「レシート持参の方に特典進呈」といったキャンペーンは、実際に店舗まで出向き、商品やサービスを購入したユーザーしか利用できません。オンライン上のみのサービスや、ネット販売でしか商品を買っていない顧客はそもそも対象外となります。
しかしLINE上でクーポンやコードを配布すれば、ECサイトなど実店舗を持たないサービスでも利用が可能。また実店舗への来店経験がない顧客もキャンペーンに参加できます。
3.ユーザーの使い勝手が良い
キャンペーンコードは「使いやすさ」という面でも大きな効果が見込めます。
複数のキャンペーンを同時に開催する場合、ユーザーも管理者も、それぞれの企画を把握するのが難しくなり、円滑な利用に支障をきたす場合があります。
その際「キャンペーンコード」を発行し、それぞれのキャンペーンを管理すれば、会計などの際も効率的に対応できるでしょう。
また従来の「バーコードを貼ってハガキで応募」のようなキャンペーンは、ユーザーも手間がかかり、応募率が落ちてしまう傾向があります。その際、「キャンペーンコードを提示・入力するだけ」となればすべてスマホで完結するため、キャンペーンの参加率も向上するでしょう。
4.友だち増加が図れ、ブロック防止効果もある
キャンペーンコードを利用したキャンペーンを開催すれば、キャンペーンに参加する目的での友だち増加が見込めます。
その際キャンペーンに参加し、抽選結果などを知るまでには、一定期間友だち追加している必要があり、ブロックされる可能性も低減することができます。
キャンペーンへの参加だけを目的としていたユーザーに対しても、新たなサービスの訴求や集客施策が打ち出せるかもしれません。
LINE公式アカウントでキャンペーンコードを活用するデメリット
さまざまな用途で活用できるキャンペーンコードですが、使用方法によってはデメリットも見られます。
ここではキャンペーンコードを配信する際に注意すべきポイントを2つ押さえておきましょう。
1.配信が多いと煩わしく感じられる
キャンペーンコードを活用すれば複数の企画を同時に打ち出せるなど、運用面での使い勝手が良くなります。
しかし、あまりに多くのキャンペーンを打ち出したり、一部の顧客にしか該当しない案内を配信したりすると、かえって煩わしく感じられ、客離れを起こす可能性があります。
キャンペーンコードを配信して集客・販促を図る際は、企画の打ち出し方にも気を配ったほうが良いでしょう。
メッセージ配信のコツについては、下記の記事を参考にしてください。
2.拡散力は弱い
キャンペーンコードを使用した施策は、LINE以外のSNSでも行われていますが、LINEは「拡散力」には劣るという点も覚えておきましょう。
XなどのSNSは、「リツイート」機能などで情報をフォロワーと瞬時に共有できるため、拡散力が高い特徴を持ちます。その点LINEは基本的に1対1のコミュニケーションを取り合うサービスであるため、拡散力はさほど高くありません。
キャンペーン情報の拡散を狙う場合は、LINE公式アカウントは若干劣勢であることも認識しておきましょう。
LINE公式アカウントのキャンペーンコード活用事例
キャンペーンコードの利便性は理解できたけれど、「具体的にどのようにキャンペーンコードを活用したら良いの?」と感じている方も多いでしょう。
ここでは、キャンペーンコードを配信して成果を上げた企業の事例を紹介します。
株式会社メガネトップ
「眼鏡市場」を展開する株式会社メガネトップは、メガネやコンタクトレンズ専門のECサイト「レンズダイレクト」も展開しています。
当社はLINEの友だち数増加を図るために、インセンティブとしてクーポンコードを配信。「注文の際ぜひ使ってください」と、自社サイトでの利用を促しました。
上記のような施策で、同社の友だち数は増加。ほかの施策とも連動し、KPIに設定していた友だち数10万人を大きく達成しています。
参考:LINE公式アカウント経由の売り上げが約6倍に!LINEログイン導入による効果とは|LINEヤフー for Business
株式会社ナースステージ
株式会社ナースステージは、看護師や医師などが利用するウェアやシューズなどのアイテムを取り扱うECサイト「ナースリー」を運営する会社です。
同社はユーザーのニーズに合わせた情報を届けるために、LINE公式アカウント運用を強化。自社の会員情報をLINE公式アカウントと連携させることに注力するなど、さまざまな施策を行いました。
その際、アカウント連携が完了したユーザーにクーポンコードが表示される仕組みを整え、ID連携率78.2%と想定以上の成果を記録。クーポンの利用率は34.5%(2020年4〜7月実績)と、ECサイトの売り上げアップにもつながりました。
参考:ID連携率78.2%!医療従事者向けECサイト「ナースリー」のLINE公式アカウント活用|LINEヤフー for Business
まとめ|LINE公式アカウントのキャンペーンコードを活用しよう
本記事ではLINE公式アカウントのキャンペーンコードのメリット・デメリットや活用方法について解説しました。
キャンペーンコードを利用すれば、効率的にクーポンやキャンペーンを運用でき、高い集客効果が見込めます。
さらにLINE公式アカウントの拡張ツールL Message(エルメ)を利用すれば、顧客情報をより詳細に分析できるなど、キャンペーンの精度を上げることが可能。初期費用・月額費用0円から利用できるので、ぜひこの機会に導入をご検討ください。