LINE公式アカウントのバックアップとは?トーク履歴の復元方法

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「LINE公式アカウントのバックアップって何?」
「バックアップはとっておく必要があるの?」

このようにLINE公式アカウントのバックアップの必要性を正しく理解できていない方も多いのではないでしょうか。

バックアップについて正しく把握していないと、顧客とのメッセージのやり取りが消えてしまったり、過去のメッセージが参照できなくなったりして困る可能性があります。

本記事ではLINE公式アカウントのバックアップの重要性や、バックアップのとり方について解説します。

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LINE公式アカウントのトーク履歴はバックアップが必要

ユーザーと直接チャットでやり取りできることは、LINE公式アカウントのたいへん有効な機能です。ビジネスでLINEを利用する場合、チャットの中身には顧客の重要な情報が含まれていることもあるでしょう。

しかし、LINE公式アカウントのトーク履歴は、一定期間が経過すると自動で消えて、閲覧できなくなってしまいます。トークの内容を残しておきたい場合、中身が消えてしまう前に保存しておく必要があるのです。

そこで必要になるのが、トーク履歴のバックアップというわけです。

なおチャットの機能や活用方法についてより詳しく知りたい方は、下記の記事を参照してください。

公式アカウントのLINEチャットとは?機能・料金・設定を解説
LINE@の1:1トークは無料で友だちとやり取りできる機能。通知の受取や時間帯によるモード切替、自動返信応答bot(ボット)との併用も可能。トークが開けない、できない時の対処方やブロック、メッセージ削除、チャットタグの設定手順も紹介。

トーク履歴の保存期間は1年間

それではいったいいつまでにトーク履歴のバックアップをとっておけば良いのでしょうか。

トーク履歴が消えずに保存されている期間は1年間のみです。1年が経過するとチャットの内容はもちろん、画像やファイルなどのデータもすべて消えてしまいます。

チャットの中に顧客の重要な情報が含まれていたとしても、その内容を復元することはできず、改めて顧客に確認をとらなければいけない事態にもなりかねません。

それでは顧客からの信頼度も下がってしまう恐れがあります。

グループチャットの画像・動画の保存期間はさらに短い

保存期間が1年間なのは、1対1のトーク履歴のみです。複数人が参加するグループチャットのトーク履歴の保存期間はさらに短く、コンテンツメッセージが2週間、ファイルにいたってはわずか1週間と設定されています。

チームの情報共有にたいへん役立つグループチャットですが、長期間保存しておきたい内容については、バックアップをとっておくことが欠かせません。

グループチャットのメリットや使用例などは下記の記事をご確認ください。

LINE公式アカウントのグループチャットとは?作成、招待、参加方法
LINE@で複数人で連絡、情報共有したい時はLINEグループのチャット機能で!ビジネスアカウントの運営者側で参加許可設定を行い、登録者側のLINEアプリから作成・招待で参加可能に。使うメリットや設定方法も紹介。

LINE公式アカウントのトーク履歴のバックアップ方法

チャットの内容や、共有したデータをいつでも確認できるようにしておくには、トーク履歴が消える前にバックアップをとり、中身を保存しておく必要があります。

ここではLINE公式アカウントのトーク履歴のバックアップをとる手順について解説します。

なお、本記事ではトーク履歴のバックアップについて解説しますが、LINE公式アカウントでバックアップをとれるのはトーク履歴だけではありません。詳しくは下記の記事をご参照ください。

LINE公式アカウントのファイルをダウンロード機能について解説
公式LINEのデータ分析画面では「ファイルをダウンロード」機能によって、分析項目ごとの数値をExcelファイルでダウンロードできます。LINE公式アカウントの分析データをダウンロードし、社内での共有やサービス改善に役立てましょう。

チャット履歴全体のバックアップ方法

トーク履歴のバックアップには大まかに2つの方法があります。

1つ目の方法が、個別のテキストを保存するのではなく、チャット履歴全体を、丸ごと保存する方法です。

まずはLINE公式アカウントの管理画面を開き、「チャット設定」の「基本」から「チャット履歴のバックアップの「作成」を選択します。

すると「CSVファイルをダウンロード」が押せるようになるので、そちらをクリック。バックアップの作成が始まります。

データはCSVファイルとしてダウンロードされるため、保存する以外にも、フィルターをかけるなどしてデータの分析にも利用できます。

個別テキストのバックアップ方法

2つ目のバックアップ方法が、個別のテキストを保存する方法です。

こちらは保存したいチャットの画面を開き、アイコン横の設定ボタンからダウンロードできます。

一部のユーザーのチャットのみ残しておきたい場合や、個別のファイルでバックアップを残したい場合は、こちらの方法が便利です。

画像・動画・ファイルのバックアップ方法

次に画像や動画、ファイル類のバックアップ方法を解説します。

保存したい画像やファイルを選択し、ダウンロードボタンを押下します。

このようにバックアップ自体は簡単に作成できるので、定期的に保存しておくことをおすすめします。

LINE公式アカウントのデータは別の端末に引き継ぐと消える?

ところでバックアップと聞くと、デバイスの機種変更などを行う際に、「データが消えてしまわないよう保存しておくもの」と考える人もいます。LINE公式アカウントのデータを引き継ぐときは、どのような操作が必要なのでしょうか。

結論から言うと、機種変更や別端末に引き継ぐために、LINE公式アカウントのデータのバックアップを作成する必要はありません。

別の端末からLINE公式アカウントへアクセスしたい場合には、単に同様のアカウントでログインし直せば良いだけです。

チャットの履歴や友だちの情報、作成したクーポンなどが消えてしまうことはないので、何らかの事前準備を行う必要もありません。

バックアップはあくまでも、一定期間経ったら消えてしまうトーク履歴を保存するための作業と認識しておきましょう。

なお、LINE公式アカウントの引継ぎについては下記記事でも詳しく解説しています。ぜひ一度目を通しておいてください。

LINE公式アカウントの引き継ぎ方法!友だちやトーク履歴は?
この記事では機種変更や管理者の変更でLINE公式アカウントを引き継ぎたい場合の手順やバックアップの取り方、アカウント権限の譲渡方法を紹介しています。トーク履歴や友だち情報も問題なく引き継げますので、安心してご活用ください。

まとめ|LINE公式アカウントのトーク履歴は消える前にバックアップを

本記事では、LINE公式アカウントのバックアップの必要性や、実際にバックアップを作成する方法について解説しました。

ユーザーとチャットでやり取りできるのは、LINE公式アカウントの優れた機能ですが、その内容は履歴としていつまでも残るわけではありません。

見返そうとした際に、「トーク履歴が消えてしまって確認できない!」という状況にならないよう、バックアップをとるタイミングを「毎月」「半年に1回」など、決めておくことが賢明です。

また、チャット機能だけで予約や問い合わせを受けるのに苦労しているLINE公式アカウント運営者の方も多いのではないでしょうか。

LINE公式アカウントの拡張ツール、L Message(エルメ)を導入すれば、通常はチャットでやり取りするしかない来店予約なども自動で行え、利便性がぐんと向上します。

初期費用・月額費用0円から利用でき、契約期間の縛りなどもないので、ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。

LINE公式アカウントのチャット機能を活用して、自社のビジネスを活性化させましょう!