LINE公式アカウントは、集客や販促、既存顧客との関係を強化するのに便利なツールですが、運用の際にはブロックという課題があります。
ブロックされた場合、ユーザーとのコミュニケーションが途絶えてしまうため、ブロックされないような運用を心がけるのも、LINE公式アカウント運用のポイントの一つです。
この記事では、LINE公式アカウントがブロックされる理由やブロックされない方法を解説します。
ブロック率を下げる方法を知り、正しく対策することで、LINEを効果的に活用しましょう。
LINE公式アカウントのブロック機能とは?
LINE公式アカウントのブロック機能とは、ユーザーがメッセージを受け取らないようにする機能です。
友だち登録したユーザーは、新着メッセージを受信した際に、トーク画面にメッセージが表示され、通知が届くようになります。
しかし、ブロックされると、以降の新着メッセージはトーク画面に表示されなくなり、通知も届かなくなります。
また、ユーザーから公式アカウントへメッセージを送信することもできなくなります。
なおブロックされる前に送信したメッセージは、トークルームを削除しない限り見ることが可能です。
ブロック率が高いと集客や販促などの効果が低下してしまうため、運用の際にはブロック率をなるべく下げたいところです。
LINE公式アカウントがブロックされる理由は?
ユーザーに興味を持ってもらえたのに、ブロックされてしまうのはなぜでしょうか。
ブロック率を下げるために、まずはブロックされる理由を把握しましょう。
LINE公式アカウントがブロックされる理由は、主に以下の4つです。
- メッセージの配信数が多い
- 配信時間が適していない
- 有益な情報が得られない
- 今後サービスを利用しない
メッセージの配信数が多い
メッセージ配信は、クーポンなどのお得な情報や新作商品を宣伝し、来店や商品購入を促進できる機能です。
便利な機能な半面、メッセージの配信数が多いと、迷惑に感じられブロックにつながる恐れがあります。
最適なメッセージ配信頻度については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
配信時間が適していない
配信時間が適切でないと、ユーザーにとって不都合なタイミングで通知が届いてしまいます。
特に夜間23時過ぎの配信はブロックに繋がりやすいです。
配信時間は、ユーザーの生活サイクルに合わせて決めると良いでしょう。
有益な情報が得られない
有益な情報とは、ユーザーにとってプラスになるものです。
具体的には、お得な割引クーポンや、知識やスキルを向上させる情報、興味を持って楽しめるコンテンツなどです。
ユーザーが求めている配信を行えば、ブロック率が下がり、ユーザーとの信頼関係も強くなります。
逆に、有益ではないと判断された場合には、不要なメッセージとしてブロックに繋がります。
今後サービスを利用しない
ユーザーは、今後利用しないサービスからのメッセージを受け取ると、不要に感じてブロックする可能性があります。
サービスを利用する時にだけ、クーポンをゲットするために友だち登録をするユーザーもいるでしょう。
今後も利用してもらうには、「また行きたい、使いたい」と思えるようなプレゼントやクーポンを用意するのが効果的です。
「ブロックされない方法」で、後ほど詳しく解説していきます。
LINE公式アカウントをブロックされない方法
ブロックされる理由が把握できたら、ブロックされない方法をチェックしましょう。
ブロック率を下げるポイントは、以下の5つです。
- 配信頻度や時間を最適化する
- あいさつメッセージを活用する
- セグメント配信をする
- プレゼントをする(クーポン・初回特典)
- コンテンツを入れる
ユーザーの生活スタイルやニーズに合わせた配信をすることが重要です。
それぞれの具体的な対策方法をみていきましょう。
なお、以下の動画ではブロックされない方法についてわかりやすく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
配信頻度や時間を最適化する
配信頻度が多かったり、配信時間が適していないとブロックに繋がります。
配信回数は、週2回程度の配信に留めておくのがおすすめです。週に3回以上の配信はユーザーに煩わしいと感じられる可能性があるので、過度な配信は控えましょう。
また配信時間は、開封率が高く、迷惑にならない時間帯を選ぶのがポイントです。
たとえば、あなたの配信のターゲットが主婦の場合、家事が落ち着くタイミングを狙って配信するなど、ユーザーの生活スタイルに合った時間帯を意識して配信すると良いでしょう。
適切な時間帯に配信できれば、開封率も上がり、ブロック率を下げることも可能です。
適切な配信時間帯はターゲット層により異なるため、以下の記事を参考にしてください。
あいさつメッセージを活用する
あいさつメッセージとは、友だち登録時に自動的に配信されるメッセージのことです。
最初に配信を受け取る価値があることをアピールしておくことで、ブロック率を下げることができます。
あいさつメッセージでは、配信内容や友だち登録しておくことのメリットを伝えましょう。
ユーザーに有益な情報やプレゼントがあることを知ってもらうことで、ブロックされない確率が上がります。
あいさつメッセージをただの自己紹介にはせず、顧客をしっかりと獲得できるよう上手に活用しましょう。
なお、あいさつメッセージの設定方法や事例については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
セグメント配信をする
セグメント配信とは、友だちの属性(年齢や性別など)ごとに配信内容を変えられる機能です。
セグメント配信では、「商品を購入したことがあるユーザー」だけにセール情報を送る、といったようにピンポイントに情報を届けることができます。
セグメント配信をうまく活用することで、ブロックされる確率を下げながら配信を行うことが可能なため、ユーザーのニーズをきちんと分析して、ピンポイントで有益な情報を配信しましょう。
なお、セグメント配信の詳細については、以下の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
プレゼントをする(クーポン・初回特典)
多くのユーザーが求めているのは、メリットのある情報やクーポンなどです。
友だち登録時にプレゼントをするのは、友だち登録のきっかけになります。
しかし、初回のプレゼントだけでは、今後もメッセージを受け取り続ける価値がないと判断され、ブロックされる可能性があります。
定期的なプレゼントで、ユーザーにメリットを与えましょう。
具体的には以下のようなプレゼントがあります。
- 無料ツール
- 成功事例・運用事例をまとめたレポート
- お試しグッズや試供品
- 無料モニターの募集
- 30分無料コンサル
また、サービスの利用を継続してもらうことも、ブロック率を下げる大切なポイントです。
初回利用時に次回以降に使える割引クーポンをプレゼントするなど、リピーターの獲得にもプレゼントは効果的です。
コンテンツを入れる
コンテンツの挿入により、ファンを獲得しましょう。
代表例としては以下のものがあります。
- 占い
- 診断
- 間違い探し
- あみだくじ
- マンガ
- クイズ
たとえば、「プリマハム」の公式アカウントでは、オリジナルキャラクター「ソップリン」のオリジナル漫画を配信しました。
熱狂的なファンの獲得に成功し、販売数量や全体シェアの成績向上に繋がったそうです。
ただし、コンテンツは作成するのに時間や労力がかかります。
リソースを鑑みて内容を考えてみましょう。
LINE公式アカウントのブロックに関するよくある質問
LINE公式アカウントのブロックに関するよくある質問について解説します。
- ブロック率の平均は?
- ブロック数の確認方法は?
- ブロックされたら他の友だちにもバレる?
- ブロックされたユーザーの確認方法は?
ブロック率の平均は?
LINE公式アカウントのブロック率の平均は、約20〜30%とされています。
数値はあくまでも平均であり、業種や友だちの獲得方法により差があります。
たとえば、広告運用などで友だち登録者数を多く集めている場合は、ブロック率は高めです。
一方、ブログやSNSなどの媒体でユーザーの興味関心を高めてから友だち登録してもらう場合はブロック率が低くなる傾向があります。
ブロック数の確認方法は?
LINE公式アカウントのブロック数の確認方法を解説します。
まず、LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)にログインしましょう。
ブロック状況を確認したいアカウント名をクリックします。
「分析」をクリックします。
分析画面の「ブロック」に表示されている数値が、現在ブロックされているユーザー数となります。
ブロックされたら他の友だちにもバレる?
ブロックされたとしても、他の友だちにブロックされた人数やブロック率がバレることはありません。
誰にブロックされたか、どのタイミングでブロックされたかなども友だちや他のアカウントからは確認できません。
ブロックされたユーザーの確認方法は?
ブロックされたユーザーの確認方法を解説します。
LINE公式アカウントでチャット機能をオンにしている場合、管理画面の個別チャットから確認することが可能です。
まず、管理画面(LINE Official Account Manager)にログインしましょう。
管理画面上部の「チャット」をクリックします。
友だちとのチャットルームがある場合は、友だちからブロックされたあとにユーザー名が「Unknown」と表示されます。
トーク内容を把握できていれば、ブロックされたユーザーの特定が可能です。
しかし、一人ひとりのトーク内容を把握しておくのは大変ですよね。
LINE公式アカウントの拡張ツールを利用すれば、ブロックしたユーザーの一覧を確認できます。
ブロックされたユーザーを特定したい場合は、拡張ツールの導入を検討しましょう。
当社、エルメも無料で利用できる拡張ツールのひとつです。
なお、ブロックしたユーザーを確認する方法と対策については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
運用者からユーザーをブロックできる?
結論から言うと、LINE公式アカウント側からユーザーをブロックする機能はありません。
ただし、迷惑ユーザーに対して、スパムユーザー設定をすることは可能です。
スパムユーザー設定とは、ユーザー側からのブロックとは少し異なり、ユーザー側からのメッセージがトークルームに非表示になる機能です。
そのため、LINE公式アカウントからのメッセージ配信は相手に届きます。
つまり、配信数はカウントされてしまうということです。
完全にユーザーの友だち登録を削除したい、ということであれば、
こちらもエルメなどの拡張ツールを導入して、徹底した友だち管理をすることをおすすめします。
スパムユーザー設定のやり方は簡単です。
管理画面(LINE Official Account Manager)からチャットへ移動します。
設定したいユーザーの「⁝」をクリックして、「スパムユーザーに設定」を選択しましょう。
スパム設定を解除したい時も同様の手順です。
ユーザーを「友だち」から削除できる?
こちらも結論から言って、LINE公式アカウント側から友だちを削除することはできません。
ただし、トーク一覧から、特定のユーザーのトークルームを削除して非表示にすることは可能です。
例えば、ブロックされたユーザー(Unknown)のトークルームを削除してアクティブなユーザーのトークルームのみに管理することはできます。
完全に友だち登録を解除するには、やはり拡張ツールが必要です。
トークルームの削除もやり方は簡単です。
先ほどと同様に、管理画面(LINE Official Account Manager)からチャットへ移動し、
削除したいユーザーの「⁝」をクリックして、「削除」を選択しましょう。
まとめ|ブロックされる理由を知って対策!
今回は、LINE公式アカウントでブロックをされる理由やブロックされない方法について解説しました。
ブロックされる理由を知って対策することで、LINEを効果的に活用しましょう。
LINE公式アカウントは誰でも簡単に開設できる、ビジネスツールですが、さらに効果的でスムーズな運用をしたいと考えている方は、拡張ツールである「L Message(エルメ)」をぜひご活用ください。
L Messageでは、ブロックしたユーザーの確認や、友だちの削除まで可能です。
また、L Messageの公式LINEでは、LINE公式アカウントの自動集客や活用術を無料配信中です。
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