LINEのCRMツールとは?機能や導入するメリットを解説

LINE公式アカウント
約22分で読めます
LINE公式アカウント

LINE公式アカウントで顧客情報を管理したいものの、どのツールを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

LINEのCRMツールを活用すると、顧客の情報や行動履歴を整理し、一人ひとりに合わせたメッセージを届けやすくなります。

近年は、LINE公式アカウント自体にも顧客管理を強化するCRMオプションが登場しました。

一方で、予約管理や販売、外部システムとの連携に対応した拡張ツールも提供されています。

この記事では、CRMツールの基本機能や導入メリット、おすすめのサービスを解説します。

この記事でわかること
  • CRMツールの仕組みと基本機能
  • 公式CRMオプションと外部ツールの違い
  • CRMツールを導入するメリット
  • 自社に適したツールの選び方と費用
  • おすすめのCRMツール5選と注意点

LINEのCRMツールとは?

LINE公式アカウントのCRMツールとは、LINE公式アカウントを通じて顧客情報を管理し、顧客との関係づくりを支援するシステムです。

CRMは「Customer Relationship Management」の略称で、日本語では「顧客関係管理」と呼ばれています。

単に顧客の名前や連絡先を記録するだけではありません。

購入履歴や問い合わせ内容などを把握し、継続的なコミュニケーションに役立てる考え方です。

たとえば、美容室では来店履歴や希望する施術内容を管理できます。

前回来店から一定期間が経過した顧客へ、次回予約を案内する運用も考えられるでしょう。

ECサイトなら、商品への興味や購入状況に応じてメッセージの内容を変更できます。

顧客全員に同じ内容を送るのではなく、必要な人に必要な情報を届けることがCRMの目的です。

LINE公式アカウントとの関係

LINE公式アカウントには、メッセージ配信やチャット、クーポンなどの基本機能があります。

標準機能でも一定の条件による絞り込み配信や、ステップ配信を利用可能です。

しかし標準機能のステップ配信は「友だち追加」を起点とし、みなし属性(性別・年代・エリア等)でしか分岐できません。

一方、CRMツールのステップ配信(シナリオ配信)は「アンケートの回答内容」「特定ボタンのタップ」「予約・購入完了」など独自の顧客データを起点(トリガー)にしてシナリオを分岐できる点が本質的な違いです。

どこまで自動化したいのかを明確にして、必要な機能を検討しましょう。

LINE公式アカウントの開設と基本機能について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

【初心者向け】LINE公式アカウントとは?基本機能や料金、運用のコツを紹介
公式LINEの概要について、メリットやデメリットの他に、料金体系や各機能の簡単な活用方法を解説。また、アカウント開設から運用までの流れをや友だちを効果的に集めるためのアイテムも紹介。

LINE公式アカウントのCRMオプションと外部ツールの違い

LINE公式アカウントでCRMを実現する方法は、大きく2種類あります。

1つは、LINEヤフー株式会社が提供する公式CRMオプションです。

もう1つとして、外部企業が開発・提供するLINE公式アカウント向けの拡張ツールが挙げられます。

いずれも顧客管理を支援する仕組みですが、利用できる機能や運用方法は同じではありません。

比較項目公式CRMオプション外部CRMツール
提供元LINEヤフー株式会社外部の開発企業
主な機能フォームでの情報取得、属性・タグ管理、条件別の自動配信、チャットPro機能顧客管理、予約、決済、高度な外部連携
対象アカウント認証済アカウントなど条件あり未認証・認証済ともに対応多数
月額費用5,000円(税別)0円〜各種プランあり

公式CRMオプションの特徴

LINEヤフー株式会社は2026年6月23日、LINE公式アカウントの「CRMオプション」を提供開始しました。

このオプションでは、フォームで取得した顧客情報を整理し、ユーザーごとの属性やタグを管理できます。

取得した情報に応じた配信や、条件に合わせた自動配信にも対応。LINE公式アカウントの管理画面を中心に運用できる点が特徴です。

月額料金は5,000円(税別)で、チャットProオプションの機能も含まれています。

ただし、LINE公式アカウント自体の料金は別途必要です。

また、利用には認証済アカウントであることや、ビジネスマネージャー(LINEヤフーが提供するデータ管理基盤)との接続・認証などの条件があります。

一定以上の友だち数が求められるなど、申し込み条件もあるため、契約前に確認しましょう。

外部CRMツールの特徴

外部の拡張ツールは、LINE公式アカウントに独自の機能を追加するサービスです。

顧客管理やメッセージ配信に加え、予約受付、商品販売、決済連携などに対応した製品があります。

ECサイトや既存の顧客管理システムと連携し、購入データを活用できる点も大きな特徴といえるでしょう。

個人・法人を問わず、未認証アカウントのまま契約を申し込めるツールも少なくありません。

さらに、導入や運用のサポート体制が充実しているサービスが多い点も魅力です。

一方で、料金や設定方法は製品ごとに異なるため注意しましょう。

LINEのCRMツールでできること

CRMツールには、顧客情報の管理やメッセージ配信を効率化する機能があります。

とくに代表的なのは、以下の3つです。

顧客データの一元管理

顧客データの一元管理とは、別々の場所で管理していた情報をまとめることです。

たとえば、管理できる主な情報は以下のとおりです。

  • LINEの表示名や、フォーム等で取得した氏名・連絡先
  • アンケートの回答内容
  • 商品やサービスへの興味
  • 問い合わせ内容や対応状況
  • 来店・購入履歴(対応ツールや連携状況による)

これらを一元化して整理すると、顧客一人ひとりの状況を把握しやすくなります。

美容室なら「カット希望」「カラー希望」などの情報を記録する運用が一例です。

問い合わせの際に過去の希望を確認できれば、同じ質問を繰り返す手間も減らせるでしょう。

また、複数のスタッフで対応する場合にも役立ちます。

情報の保存先が統一されていれば、担当者が変わった際の引き継ぎもスムーズになるためです。

ただし、取得できる情報はツールや連携方法によって異なります。

LINE公式アカウントの友だち追加だけで、氏名や購入履歴などを自動取得できるわけではありません。

必要な情報は、フォームや適切なシステム連携を通じて取得します。

高度なセグメント配信

セグメント配信とは、特定の条件に当てはまる顧客だけにメッセージを送る機能です。

たとえば、アパレルショップなら、アンケートで「レディース商品に興味がある」と回答した人に新商品を案内できます。

すべての友だちに同じ情報を届ける必要がなくなるため、顧客にとって関係の薄いメッセージを減らせるでしょう。

LINE公式アカウントの標準機能でも、属性やオーディエンス(過去の配信をクリックした人などのグループ)を使った絞り込み配信が可能です。

ただし、標準機能では利用できる条件や対象人数に制限があります。

その点、CRMツールなら、取得したアンケート回答やタグなどを掛け合わせ、より細かな配信対象の設定が実現するでしょう。

配信条件の例は以下のとおりです。

顧客の条件配信する内容
初回購入を終えた人商品の使い方
特定の商品に興味がある人関連商品の紹介
予約が確定した人来店前の案内
アンケートで悩みを回答した人悩みに合った情報

実際に設定できる条件は各ツールの仕様によって異なります。

必要以上の配信を避け、顧客が求めている情報を届けることが大切です。

標準機能でのセグメント配信の基本や設定手順を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

LINE公式アカウントのセグメント配信(絞り込み配信)とは?
公式LINEのセグメント配信(絞り込み配信)機能を用いて配信対象を絞り込む方法を解説。オーディエンス(過去に何らかのアクションをした人、タグ付けした人限定)やフィルター(地域・性別・年齢など)の設定方法、配信設定時の注意点、活用例を解説。

顧客データを活用した自動メッセージ配信

CRMツールでは、取得した顧客情報を使ってメッセージを自動配信できる場合があります。

たとえば、誕生日にクーポンを届ける配信や、予約日の前日に案内を送る運用などです。

顧客の行動や登録情報をもとに、あらかじめ決めた条件でメッセージを送る仕組みを作れます。

また、メッセージを段階的に届ける「ステップ配信」に対応したツールもあります。

たとえば、アンケートで『ダイエット目的』と回答した人には減量プログラムの案内を、『筋力アップ目的』と回答した人にはトレーニング事例を段階的に届けるといった、顧客の関心別に分岐させる運用が一例です。

ただし、LINE公式アカウントにも標準のステップ配信機能があります。

顧客データと組み合わせた細かな条件設定が必要かどうかで、導入の必要性を判断しましょう。

ステップ配信について、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

LINE公式アカウントのステップ配信とは?やり方・機能を徹底解説
公式LINEでは、ユーザーの行動に応じて特定のメッセージを自動配信できるステップ配信が無料から利用可能。設定方法や活用事例、料金面や配信されない際の注意点などを詳しく解説。

LINEのCRMツールを導入するメリット

CRMツールを導入するメリットは、顧客管理の負担軽減と、顧客に合わせた情報提供を両立しやすくなる点です。

ここでは、主なメリットを4つ紹介します。

顧客対応を効率化できる

顧客情報を複数の場所で管理していると、問い合わせのたびに情報を探す手間が発生します。

CRMツールに必要な情報をまとめれば、対応履歴や顧客の状況を確認しやすくなるでしょう。

自動応答や予約案内を組み合わせると、定型的な作業の削減も期待できます。

スタッフは個別の相談など、人による対応が必要な業務に時間を使いやすくなります。

顧客に合わせた案内を届けやすくなる

顧客の関心や利用状況は、それぞれ異なります。

商品を初めて購入する人と、何度も購入している人では、必要な情報も同じではありません。

CRMツールを活用すれば、顧客の状況に合ったメッセージを届けやすくなります。

初回購入者には使い方を案内し、リピーターには関連商品を紹介するといった運用が可能です。

顧客に必要な情報を適切なタイミングで届けることで、継続利用につながる可能性があります。

メッセージ配信を見直しやすくなる

全員への一斉配信を減らし、顧客が求める情報だけを届けられるため、友だちのブロック防止につながります。

また、CRMツールによっては配信したメッセージの開封数やクリック率を細かく分析可能です。

どの案内が好反応だったかを把握できれば、次回の配信内容を改善する際に役立ちます。

関心の高い層へ的確にアプローチし、予約件数や売上などの成果を着実に高めていきましょう。

リピーター獲得に役立つ

一度購入した顧客と、継続的な関係を築きやすくなる点もメリットです。

たとえば、購入後のフォローやサービス利用後のアンケートを、LINEを通じて届けられます。

顧客の反応をもとに、次に必要な情報を案内する運用も考えられるでしょう。

購入直後に販売促進のメッセージを何度も送るのではなく、相手の状況に配慮することが大切です。

使い方の相談やアフターフォローなど、顧客に役立つ情報を継続的に届けましょう。

LINEのCRMツールを選ぶ際に確認したいポイント

CRMツールは、搭載されている機能が多ければよいわけではありません。

自社の課題を整理し、必要な機能を無理なく使えるサービスを選ぶことが大切です。

比較するときは、以下の4点を確認しましょう。

LINEとスムーズに連携できるか

まず確認したいのは、利用中のLINE公式アカウントと連携できるかどうかです。

外部ツールを導入する場合、連携設定や利用権限の確認が必要になることがあります。

また、LINE公式アカウントの認証状態や契約内容によって、利用できる機能が異なるケースもあります。

契約前には、次の点を確認しておくと安心です。

  • 現在のLINE公式アカウントと連携できるか
  • 連携に必要な設定や権限は何か
  • 既存の友だち情報をどこまで利用できるか
  • ツール変更時にデータを移行できるか

とくに注意したいのは、ツールを接続するだけですべての顧客情報が引き継がれるとは限らない点です。

過去の配信履歴や独自の顧客情報を利用したい場合は、移行範囲を提供会社に確認しましょう。

自社に必要な機能が揃っているか

次に、自社が解決したい課題を整理しましょう。

問い合わせ対応が中心なら、顧客情報の閲覧やチャット管理が重要です。

一方、予約の受付や来店案内を自動化したい店舗では、予約管理とリマインド機能が必要になるでしょう。

用途別に必要な機能を整理すると、次のようになります。

主な課題確認したい機能
顧客情報が整理できていない顧客管理・タグ管理
配信内容を出し分けたいセグメント配信・ステップ配信
問い合わせが多い自動応答機能・アンケート機能
予約忘れを減らしたい予約管理・リマインド配信機能
購入や購入後の対応を自動化したい決済機能・購入情報連携・自動タグ付け

多機能なツールでも、使わない機能が多ければ費用に見合わない可能性があります。

まずは必要な機能を絞り、運用に慣れてから活用範囲を広げる方法がおすすめです。

サポート体制は充実しているか

初めてCRMツールを導入する場合、設定方法や運用手順で迷うこともあるでしょう。

そのため、サポート体制の確認が欠かせません。

具体的には、マニュアルの有無や問い合わせ方法、対応時間などを比較します。

また、初期設定のサポートが必要な場合は、有料か無料かも確認してください。

ツールによっては、導入支援や運用相談を別料金で提供しているケースがあります。

単に問い合わせ窓口があるかどうかではなく、自社の担当者が継続して使える環境かを判断しましょう。

既存システムと連携できるか

すでに顧客管理システムやECサイトを利用している場合は、外部連携も重要なポイントです。

たとえば、ECサイトの購入情報をLINE側で利用できれば、購入状況に応じた案内を検討できます。

ただし、連携先や対応範囲はツールごとに異なります。

「API連携」に対応しているかも確認したいところです。

APIとは、異なるシステム同士で情報をやり取りするための仕組みを指します。

APIに対応していても、必要なデータをすべて連携できるとは限りません。

利用中のシステム名と実現したい運用を伝え、対応状況を確認することが大切です。

LINEのCRMツールの費用体系と比較ポイント

CRMツールを導入する際は、導入費用だけでなく、継続的に発生する料金も確認しましょう。

確認しておきたい主な費用項目は以下のとおりです。

  • 初期費用
  • CRMツールの月額利用料
  • LINE公式アカウントの利用料
  • メッセージの追加配信料
  • オプション機能やサポートの費用

とくに、LINE公式アカウントと外部CRMツールは、それぞれ別契約・別料金となるのが一般的です。

そのため、ツールの月額料金だけで予算を判断しないようにしましょう。

LINE公式アカウントの基本料金

LINE公式アカウントには、3つの料金プランがあります。

プラン月額料金(税別)月間の無料メッセージ
コミュニケーション0円200通
ライト5,000円5,000通
スタンダード15,000円30,000通

※上記は2026年10月19日時点の料金で、スタンダードプランでは、無料枠を超える配信に従量料金が発生します。

公式のCRMオプションを利用する場合は、これらとは別に月額5,000円(税別)が必要です。

たとえば、ライトプランと公式のCRMオプションを組み合わせる場合、月額固定費は合計10,000円(税別)となります。

なお、CRMオプションにはチャットProオプションが含まれています。

両方のオプション料金を重複して計算しないよう注意してください。

外部CRMツールの料金で確認したいこと

外部ツールでは、無料プランや月額制、個別見積もりなど、さまざまな料金体系が採用されています。

料金を比較する際は、利用できる機能の範囲も重要です。

たとえば、無料プランで顧客管理を始められても、配信数や登録件数などに制限が設けられている場合があります。

また、高度な分析や外部連携を利用するには、上位プランの契約が必要になるケースもあるでしょう。

導入前には、少なくとも次の点を確認してください。

  • 月額料金に含まれる機能
  • メッセージ配信数の上限
  • 顧客情報の登録件数や保存期間
  • 上位プランへ変更する場合の料金
  • 解約条件やデータの取り扱い

費用を抑えたい場合は、無料プランから始められるツールも選択肢になります。

ただし、安さだけで判断せず、必要な機能と運用負担のバランスを確認しましょう。

LINEで使えるおすすめのCRMツール

LINE公式アカウントで顧客管理を行いたい場合は、公式CRMオプションのほかにも、複数の外部ツールが候補になります。

ここでは、代表的な5つのツールを紹介します。

各サービスの特徴や料金体系は異なるため、自社の用途に合わせて比較しましょう。

L Message(エルメ)

出典:L Message(エルメ)

LINE公式アカウントの顧客管理からメッセージ配信、予約受付まで幅広く対応するL Message(エルメ)は、株式会社ミショナが提供するLINE公式アカウントの拡張ツールです。

顧客管理やメッセージ配信に加え、フォーム作成、予約受付、商品販売、決済連携などに対応しています。

たとえば、アンケートで取得した情報を顧客データに反映し、その内容に応じてメッセージを配信する運用が可能です。

予約管理では、受付からリマインド配信までを効率化できます。

また、顧客の情報を確認しながらチャット対応できる点も特徴の一つです。

複数の業務をLINEにまとめたい店舗や、顧客対応の自動化を進めたい事業者に適しているでしょう。

L Messageは初期費用0円で、月額0円から始められるフリープランも用意されています。

初めて拡張ツールを導入する方でも、実際の操作感や機能を確認してから本格的な運用を検討できます。

なお、利用可能な機能や上限はプランによって異なるため、導入前に公式サイトで確認しましょう。

Liny

出典:Liny

大規模なLINE運用や、外部システム連携、組織的な顧客管理を支援するツール、Liny(リニー)は、企業や自治体などの大規模なLINE運用にも対応するサービスです。

顧客情報の管理やメッセージ配信に加え、複数の担当者による運用や、外部システムとの連携を重視しています。

企業向けの運用体制やセキュリティ管理を想定した機能が用意されている点が特徴です。

たとえば、多数の顧客を管理する企業では、担当者ごとの業務範囲やアクセス権限を適切に設定する必要があります。

また、既存の社内システムと連携して、顧客情報を活用したいケースもあるでしょう。

Linyは、こうした組織的な運用を検討している事業者の選択肢になります。

ただし、小規模な店舗にとっては、必要な機能や導入体制が異なる場合もあります。

利用条件や費用については、公式サイトで確認しましょう。

Lステップ

出典:Lステップ

Lステップは、顧客の行動や回答内容に応じたシナリオ配信などを構築できる、LINE公式アカウントの機能を拡張するマーケティングツールです。

顧客情報の管理やセグメント配信、シナリオ配信、回答フォームなどの機能を備えています。

シナリオ配信とは、あらかじめ設定した順番や条件に沿ってメッセージを送る仕組みです。

たとえば、友だち追加後にサービスを紹介し、数日後に利用事例を案内する配信を作成できます。

さらに、回答フォームで取得した情報をもとに、顧客ごとの配信内容を変更する運用も考えられます。

予約管理や流入経路の分析にも対応しているため、顧客獲得から継続的なフォローまで活用しやすいでしょう。

Lステップには無料プランも提供されていますが、すべての機能を無料で使えるわけではありません。

外部システムとの連携など、高度な機能にはプラン条件や追加料金が設定されている場合があります。

必要な機能を事前に確認したうえで、公式サイトで料金を比較してください。

Mico Engage AI

出典:Mico Engage AI

LINEでの顧客獲得やデータ活用、メッセージ配信の最適化を支援するサービスであるMico Engage AI(ミコエンゲージAI)は、Micoが提供するLINEマーケティングツールです。

旧サービス名はMicoCloudで、LINEを活用した顧客とのコミュニケーションを支援しています。

主な機能には、アンケート、セグメント配信、Web行動データ連携などを搭載。

また、顧客に応じたリッチメニュー(トーク画面下部に固定表示されるメニュー)の出し分けや、AIを活用したシナリオ作成にも対応しています。

Webサイト上の行動情報とLINE公式アカウントで取得した情報を組み合わせる運用が可能になるでしょう。

関心のある商品やサービスに合わせて配信内容を調整したい企業にとって、検討しやすい機能構成です。

複数拠点管理にも対応しているため、複数店舗のLINE運用を行う企業でも選択肢になります。

ただし、連携できるデータや機能の詳細は、契約内容や導入環境によって異なります。

自社で実現したい運用を整理し、公式サイトから相談しましょう。

MAAC

出典:MAAC

MAAC(マーク)はCrescendo Labが提供する、LINEに加え、メールやSMSなどの顧客接点を横断して活用するマーケティング自動化ツールです。

LINEを中心に、メールやSMSなど、複数の方法を組み合わせた顧客とのコミュニケーションに対応しています。

特徴は、異なる接点で取得した顧客データを統合し、配信に活用できる点です。

たとえば、ECサイトでの商品閲覧や購入履歴などをもとに、顧客の状況に合わせた案内を届ける運用が考えられます。

また、セグメント配信や自動配信、AIを活用した商品提案などの機能も紹介されています。

LINEだけでなく、複数の販売・集客チャネル(顧客との接点となる媒体)を利用している企業に適したサービスといえるでしょう。

一方で、必要な連携設定や運用体制によって導入の難易度は変わります。

対応するシステムや料金など、詳細については公式サイトで確認してください。

紹介した5つのCRMツールの比較

各ツールの主な特徴をまとめると、以下のようになります。

ツール主な特徴検討したいケース
L Message顧客管理・予約・販売などを幅広く支援予約・販売・顧客管理をまとめて効率化し、まずは無料で試したい
Liny大規模運用や組織管理に対応企業・自治体などで運用したい
Lステップシナリオ配信や顧客別の配信設計メッセージ配信を細かく設定したい
Mico Engage AI顧客データ活用や配信最適化顧客獲得から分析まで取り組みたい
MAACLINE・メール・SMSなどの連携LINEやメールなど複数の連絡手段を併用したい

初心者の方は、機能の多さだけでなく、初期設定のしやすさやサポート体制も比較しましょう。

また、無料で始められ、顧客管理から予約受付や自動配信までまとめて効率化したい方には、L Messageがとくにおすすめです。

LINEのCRMツールでよくある失敗と注意点

CRMツールは便利ですが、導入するだけで顧客管理やメッセージ配信の成果が改善するわけではありません。

効果的に活用するには、目的や運用方法を事前に整理する必要があります。

ここでは、よくある失敗と注意点を紹介します。

目的を決めずに導入する

よくある失敗の一つが、多機能なツールを導入したものの、何に使うのか決まっていないケースです。

顧客管理や自動配信などの機能を使いこなせなければ、費用だけが発生する可能性もあります。

まずは「問い合わせ対応の時間を減らす」「予約忘れを減らす」など、具体的な目的を設定しましょう。

そのうえで、必要な機能を備えたサービスを選ぶことが大切です。

顧客情報を集めるだけで終わる

顧客情報を蓄積しても、活用しなければ十分な効果は期待できません。

たとえば、アンケートで興味のある商品を尋ねた場合は、回答内容に合わせて配信する仕組みを考えましょう。

一方、情報を集めすぎることにも注意が必要です。

収集する項目が多いと、回答する顧客の負担が増えてしまいます。

何のために必要な情報なのかを明確にし、必要な範囲で取得してください。

メッセージを配信しすぎる

CRMツールを導入すると、自動配信を設定しやすくなります。

しかし、頻繁にメッセージを送ればよいわけではありません。

顧客が必要としていない内容を何度も届けると、ブロックにつながる可能性もあるでしょう。

配信頻度や内容を定期的に見直し、顧客にとって役立つ情報を優先してください。

また、配信前にはテスト送信を行い、設定した条件が正しく動作するか確認することも重要です。

個人情報の取り扱いに注意する

CRMツールでは、氏名や連絡先、購入履歴などの情報を扱うことがあります。

そのため、個人情報の安全な管理が欠かせません。

取得する情報の利用目的を明確にし、必要に応じて顧客から同意を得るなど、適切に取り扱いましょう。

また、ツールの管理画面にアクセスできる担当者を制限することも重要です。

退職者のアカウントを放置せず、権限を定期的に見直してください。

外部サービスと情報を連携する場合は、契約内容や情報の保存先なども確認しておくと安心です。

導入後の効果を確認しない

CRMツールの導入後は、運用状況を定期的に振り返りましょう。

確認したい指標は、導入目的によって異なります。

たとえば、問い合わせ対応の効率化が目的なら、対応時間や手作業の件数が参考になります。

販売促進を目的としている場合は、メッセージのクリック数や予約数、購入数などを確認しましょう。

ただし、数値の増減には、季節やキャンペーンの影響も考えられます。

一度の結果だけで判断せず、継続して改善する姿勢が重要です。

LINE公式アカウントの配信結果を確認し、改善に役立てたい方は、以下の記事も参考にしてください。

LINE公式アカウントのデータ分析とは?流入元や開封、クリック率
LINE公式アカウントの分析機能では、友だち追加数やブロック数、メッセージの開封率をはじめとして様々なデータの閲覧・分析が可能です。この記事では、LINE公式アカウントで分析できる項目や機能、また外部流入経路の調べ方を解説しています。

まとめ|自社に合ったCRMツールを活用して効率化を目指そう

LINEのCRMツールを活用すると、顧客情報を整理し、一人ひとりに合わせたメッセージ配信を行いやすくなります。

また、予約受付や問い合わせ対応などを効率化できるツールも多く、幅広い業務の効率化に役立つでしょう。

一方で、ツールごとに機能や料金は異なるため、自社の目的に合ったサービスを選ぶことが大切です。

この記事のまとめ
  • LINEのCRMツールは顧客情報の管理や関係づくりを支援する
  • LINE公式アカウントには公式CRMオプションも用意されている
  • 外部ツールには予約管理や販売機能などを備えた製品もある
  • 料金だけでなく、連携機能やサポート体制も比較する
  • 導入後は配信結果を確認し、運用を改善することが重要

初めてCRMツールを導入する場合は、必要な機能を整理し、無理なく始められるサービスから検討しましょう。

LINE公式アカウントでの顧客管理に加え、予約受付やメッセージ配信、商品販売などをまとめて効率化したい方には、L Message(エルメ)もおすすめです。

L Messageには初期費用・月額0円で期間制限なく試せるフリープランがあり、初めての方でも直感的な操作で安心して導入できます。

まずは公式サイトで、詳細な機能や無料のアカウント開設をチェックしてみてください。

LINE公式アカウントの自動化ツールなら「L Message(エルメ)」
ラインアットで売上アップ、コスト削減、採用なら「エルメッセージ」。顧客管理、セグメント配信、アンケート、リッチメニュー、予約受付、リマインド、商品販売、決済連携などに対応したシステム。マーケティングDXへの活用に最適。料金は無料プランから。

この記事の監修者

氏名
阿部悠人
役職・肩書き
LINE集客・業務効率化の専門家
経歴・プロフィール
広告費を一切使わない無料集客でLINE公式アカウントの友だちを1万人以上獲得し、プロモーションでは1カ月で3億円以上の売上を達成。100社以上の中小企業へのLINE導入支援実績を持ち、集客力の強化や業務効率化、収益改善を支援している。また、人材採用においても、毎月数百名以上の応募を獲得する集客フローや選考プロセスの自動化システムを構築している。
阿部悠人
エルグラム|Instagramで自動化するならエルメッセージ|集客から決済・分析まで LINE公式アカウント自動化システムエルサイト|集客・顧客対応を自動化するチャットマーケツール