2025年12月18日、LINE公式アカウントの公式発表により、新しく「計測タグ」が提供開始されることが明らかになりました。
従来のLINE Tagは将来的に提供終了が予定されており、今後はLINEヤフーのサービスを横断して利用できる計測タグへ移行していく方針です。
本記事では、計測タグの概要やLINE Tagとの違い、導入メリット、設定方法までをわかりやすく解説します。
- LINE公式アカウントの計測タグとは何か
- 従来のLINE Tagとの違いと今後の方針について
- 計測タグを導入するメリット
- 計測タグの利用条件と設定方法
LINE公式アカウントの計測タグとは?
LINEヤフーが提供する「計測タグ」とは、LINE公式アカウントやYahoo!広告など、LINEヤフーの各種サービスを横断して利用できる統合型のトラッキングタグです。
従来は、サービスごとに個別のタグを設置・管理する必要がありました。
しかし、今後は計測タグを利用することで、企業内の複数サービス・アカウント間で共通のタグを使った計測・データ蓄積・活用が可能になります。
計測タグを導入すると、ユーザーの行動データをサービス単位で分断せずに把握可能です。
その結果、広告配信の最適化や、効果測定の精度向上につながります。
特に、LINE公式アカウントとYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)を併用している企業にとっては、横断的にデータを活用できる点が大きな特徴です。

計測タグがリリースされた背景には、LINEヤフーが掲げる「Connect One構想」があります。
Connect One構想とは、LINE公式アカウントを起点に、メッセージ・チャットだけでなく、広告、コマース、予約、販促、店舗DX、顧客分析など、さまざまなビジネスソリューションをひとつにつなげて提供するという考え方です。
これまで、ユーザー行動やデータはサービスごとに分かれて管理されていました。
Connect One構想では、これらを統合することで、より一貫性のある顧客体験と、効果的なマーケティング施策の実現を目指しています。
計測タグによって、分断されていたユーザーアクションを横断的につなげて把握できるようになる点が、Connect One構想を支える重要な要素です。
現在使われているLINE Tagは今後どうなる?
現在(2026年1月26日)、LINE公式アカウントやLINE広告で利用されている従来の「LINE Tag」については、将来的に提供を終了する予定であることが公式に案内されています。
ただし、現時点では具体的な終了時期は未定とされており、詳細が決まり次第あらためて告知される見込みです。
今後は、LINE Tagに代わり、LINEヤフーのサービス全体を横断して利用できる「計測タグ」への移行が進んでいくと考えられます。
そのため、これから新たにタグを設置する場合や、長期的な広告・分析体制を考える場合は、計測タグを前提とした運用を検討しておくことが重要です。
なお、従来のLINE Tagについて「どのような仕組みなのか」「基本的な使い方を押さえておきたい」という方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

また、LINE広告そのものの仕組みや、広告配信・タグ設置の基礎を整理したい場合は、こちらの記事も参考になります。
-32-160x90.png)
計測タグの導入による4つのメリット
計測タグを導入することで、LINE公式アカウントとYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)を横断したデータ活用が可能になります。
代表的な4つのメリットを以下にまとめました。
①広告配信効率がアップ
計測タグを導入すると、同一企業内のLINE公式アカウントとYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)でタグを共通化できます。
これにより、これまでサービスごとに分断されていたユーザーデータを横断的に活用できるようになります。
従来は、LINE公式アカウントとYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)でそれぞれ別のタグを使用していたため、オーディエンスデータが分散し、十分に活用できないケースがありました。
しかし、今回の計測タグ導入によりデータが統合され、オーディエンスサイズが拡大します。
その結果、
- リターゲティング配信の精度向上
- 類似ユーザーへの配信マッチ度の向上
といった効果が期待できます。
LINEヤフーのサービス横断データを活用した、より高度な広告運用が可能になる点は大きなメリットです。
②新規アカウントでも即戦力になる
これまで、新しくLINE公式アカウントや広告アカウントを作成するたびに、あらためて計測タグを設置し、ゼロからデータを蓄積する必要がありました。
そのため、配信や分析を十分に行える状態になるまで、一定の時間がかかっていたのが実情です。
一方、計測タグでは、同一企業内であればサービスやアカウントをまたいでデータを連携できます。
新しく作成したアカウントでも、すでに蓄積されているデータを活用した運用が可能です。
その結果、
- アカウント立ち上げ直後から、精度の高い配信が行える
- 初期段階から効果検証や改善に取り組みやすくなる
といったメリットがあります。

③コンバージョン計測の精度が上がる
計測タグでは、コンバージョンの計測方法が「ラストクリックモデル」に変更されます。
従来のLINE Tagでは、複数の接点にコンバージョンを分配する「線形モデル」が採用されていました。
これに対し、計測タグでは、コンバージョン直前の最後の接点にのみ成果が紐づきます。
この仕組みによって、「どのメッセージがコンバージョンに直結したのか」を把握しやすくなります。
特に、LINE公式アカウントのメッセージ配信では、1通のメッセージがそのまま成果につながるケースも少なくありません。
ラストクリックモデルを採用することで、メッセージ単位での効果検証や改善が、より行いやすくなります。

④運用コストとサイト負荷の軽減
計測タグの導入は、運用コストやWebサイトへの負荷軽減にもつながります。
これまで、複数のサービスごとにタグを設置・管理していた場合、設定作業や管理工数が増え、運用負荷が高くなりがちでした。
計測タグでは、使用するタグを1つに集約できます。
その結果、
- タグ管理の手間を大幅に削減できる
- 設定ミスや管理漏れのリスクを抑えられる
といった効果が期待できます。
さらに、Webサイトで読み込むタグの数が減ることで、ページ表示速度への影響も最小限に抑えられます。
ユーザー体験の向上という点でも、メリットの大きい変更といえるでしょう。
計測タグの設定方法
計測タグを利用するには、事前準備として、LINE公式アカウントおよび Yahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)アカウントを「ビジネスマネージャー」へ連携する必要があります。
具体的には、以下の対応が完了していることが前提です。
- ビジネスマネージャーへのアカウント接続(組織への接続)
- 組織の認証審査・アカウント接続の認証審査
これらの手続きが完了すると、ビジネスマネージャーの管理画面から計測タグを発行できるようになります。
計測タグ発行の手順
① ビジネスマネージャーへログイン
まずはビジネスマネージャーにログインします。
管理画面上部のメニューから「トラッキング(タグ)」→「計測タグ(推奨)」タブを選択し、「計測タグを作成」をクリックします。

② 規約への同意
続いて、「計測タグ利用規約」が表示されます。
内容を確認したうえで、「同意」ボタンをクリックして次へ進みます。

③ 計測タグを作成
計測タグの名称を入力し、「作成」ボタンをクリックします。
これで計測タグの作成は完了です。
発行されたタグは、Webサイトへの設置や各種設定に使用できます。

LINE Official Account Managerからは計測タグの発行はできませんが、ビジネスマネージャーで発行した計測タグを参照することは可能です。
また、計測タグは、Yahoo!広告 ディスプレイ広告アカウントの管理画面から発行することもできます。
詳しい発行方法については、Yahoo!広告ヘルプを確認してください。
まとめ|LINE公式アカウントの計測タグでマーケティング活動をより効率化しよう
本記事では、LINE公式アカウントにて新しく提供される「計測タグ」について、その概要と導入メリット、従来のLINE Tagとの違いや利用条件・設定方法までを詳しく解説しました。
計測タグは、LINE公式アカウントとYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)を横断して利用できる統合型のタグで、サービス・アカウント間でのデータ活用が可能です。
これにより、広告配信精度やコンバージョン分析の精度向上、運用効率化が期待できます。
導入にあたっては、ビジネスマネージャーへの接続・認証審査が必要になりますが、データを一元管理できる点は大きなメリットです。
計測タグの活用を通じて、LINE公式アカウントのパフォーマンスを高めていきましょう。
- 計測タグは、LINE公式アカウントとYahoo!広告などのサービス横断で利用できる統合タグ
- 従来のLINE Tagよりデータの統合性と可視化が高まり、運用効率化につながる
- 広告配信の精度向上やコンバージョン分析の改善に寄与する
- 計測タグを利用するにはビジネスマネージャーへの接続・認証審査が必要
- LINE Tagは将来的に提供終了が予定されているため、移行を早めに検討する必要がある
計測タグで取得したデータを実際の成果につなげるには、「どのユーザーが、どんな行動をしたのか」を起点に、配信内容や導線をどこまで柔軟に設計できるかが重要になります。
たとえば L Message(エルメ) では、友だち追加経路ごとのアクション分岐、予約・購入と連動した自動配信など、LINE公式アカウント単体では実現しにくい運用設計が可能です。
計測タグで把握した流入元や行動データを、そのまま配信・導線設計に反映できるため、広告効果の検証から改善までをよりスムーズに回せます。
「計測結果を見て終わりにせず、次のアクションまで落とし込みたい」「広告運用とLINE活用を本格的に連動させたい」という場合は、こうした拡張ツールの活用も選択肢のひとつとして検討するとよいでしょう。
初期費用・月額費用0円から利用できるL Message(エルメ)の詳細はこちらからご確認いただけます。






