LINE公式アカウントとLINE WORKSの違い|事例も紹介

LINE公式アカウント
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  • LINE公式アカウントとLINE WORKSの違いってなんだろう?
  • LINE公式アカウントとLINE WORKSの機能や料金プランを知りたい
  • 結局どちらを使うべきなの?

こんな疑問に答える記事です。

結論からいうと、LINE公式アカウントはユーザー向けの情報発信ツールで、LINE WORKSは組織運営を効率化するツールです。

とはいえ、LINE公式アカウントとLINE WORKSの違いがよく分からない方も多いですよね。

そこで今回は、LINE公式アカウントとLINE WORKSの機能や費用、活用事例をご紹介します。

本記事を最後まで読めば、LINE公式アカウントとLINE WORKSで何ができるのか、あなたがどちらを使うべきなのか分かります。

まずはご一読ください。

この記事を監修した人

阿部 悠人

阿部 悠人

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LINE公式アカウントとLINE WORKSの違いとは?

LINE公式アカウントとLINE WORKSのそれぞれの用途、主な機能、費用を簡単に比較してみました。

LINE公式アカウントLINE WORKS
用途企業がユーザーに情報を発信するツール組織や社内向けのコミュニケーションツール
月額プラン無料・5,000円・15,000円無料・450円・800円
(※年額契約の場合)
機能メッセージ配信、チャット、リッチメニュー、会員証、分析などチャット、掲示板、カレンダー、タスク管理、ファイル共有など

LINE公式アカウントはユーザーに向けた情報発信に特化しているのに対し、LINE WORKSは社内のコミュニケーションに特化した機能が充実しています。

LINE公式アカウントとは?

画像引用:LINE for Business

LINE公式アカウントは、LINEアプリを通じて企業とユーザーがやり取りを行えるようにするビジネス向けのツールです。

友だちになったユーザーとの1対1のやりとり、友だち全体に向けたセールのお知らせやクーポンの配信などを行うことにより、売上アップや業務効率化、リピーターの増加が期待できます。

LINE公式アカウントの機能

LINE公式アカウントの主な機能は以下のとおりです。

  • チャット(お問い合わせ、予約フォームなど、メッセージを受信できる)
  • メッセージ配信(友だちに向けた情報を発信できる)
  • 自動応答メッセージ(友だちからメッセージを受信した際に自動で返信できる)
  • AI応答メッセージ(友だちからのメッセージに対しAIが自動で返信する)
  • ステップ配信(友だちに最大10通までメッセージを自動送信できる)
  • セグメント配信(配信対象者を年齢や性別に基づき絞り込める)

上記のようなマーケティングに役立つ機能が多数搭載されています。

その他の機能は下記の記事で解説しています。20個の基本機能やLINE公式アカウントのメリット・デメリット、開設方法まで分かりますよ。LINE公式アカウントの機能や詳しい使い方を学びたい方はぜひご覧ください。

LINE公式アカウントとは?基本機能・開設方法・料金・活用事例を解説
公式LINE(旧LINE@)の使い方を解説。ログイン方法や料金体系、リッチメニューの作成方法、友だち人数を増やすための施策など、基礎から応用まで幅広くご紹介。

LINE公式アカウントの費用

LINE公式アカウントの料金プランはコミュニケーションプラン、ライトプラン、スタンダードプランの3つです。

コミュニケーションプランライトプランスタンダードプラン
月額固定費(税別)0円5,000円15,000円
無料メッセージ通数200通5,000通30,000通
追加メッセージ料金不可不可〜3円/通
(引用元:LINE for Business 料金表)※2023年6月1日現在の料金プラン

各プランで異なるのは、無料メッセージ通数と追加メッセージの有無です。

ちなみにコミュニケーションプラン(無料)でもLINE公式アカウントの機能はすべて使用できます。途中でプラン変更することもできるので、お試しで無料のコミュニケーションプランから始めるのも良いでしょう。

LINE公式アカウントの3つのプランについては下記の記事で詳しくお伝えしています。料金プランの詳細や、スマホとPCからの変更方法も詳しく解説していますよ。LINE公式アカウントのプラン選びにお困りの方はぜひご覧ください。

LINE公式アカウントのプラン変更方法は?スマホ・PC別で解説
LINE公式アカウントのプランの変更ができないとお困りの方はいませんか?本記事では、LINE公式アカウントの料金プランやその変更方法、変更のタイミングを分かりやすく解説。スマホ・パソコン別のやり方をご紹介します。

活用事例①:アパレル企業

アパレル企業のギャップジャパン株式会社のLINE公式アカウント活用事例です。同社はギャップジャパンの会員増加や、オンラインショップのカゴ落ちを防ぐ取り組みを行うためにLINE公式アカウントを活用しています。

同社はLINE公式アカウントを導入することで、メンバーシップ登録(会員登録)までのハードルが下がり、会員数の増加に繋がりました。

他には、属性に合わせたメッセージ配信でメッセージの開封率が50%前後を記録。カゴ落ちユーザーへのステップ配信で、ステップ配信経由の費用対効果が3,000%超えを記録しています。

一斉配信やセグメント配信、ステップ配信を上手く使った運営をしているので、ぜひ参考にしたいところです。

事例記事一覧|LINEヤフー for Business
LINEヤフーの法人向けサービスを導入し、成果を残している企業や店舗の最新事例を紹介します。主にLINE広告・LINE公式アカウント・Yahoo!広告の成功事例を紹介しています。

活用事例②:EC企業

インナーウエア商品を販売している株式会社白鳩のLINE公式アカウント活用事例です。同社はメルマガに変わる販促ツールとしてLINE公式アカウントを導入しています。

LINE公式アカウントの導入で、メルマガと比べてメッセージ開封率は3.7倍、クリック率は5.1倍に増加しました。それだけでなく、これまでリーチできなかった若年層の獲得にも成功しています。

また、友だち特典やクーポンを配布、自社ECサイトやECモールといったアカウントごとのLINE公式アカウントを作成するなどの施策を行い、友だち登録数が20倍の10万人に増加していますよ。

自社ECサイトやECモールごとにアカウントを作成するあたりは、EC企業ならではの施策です。EC企業でマーケティングを担当されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

事例記事一覧|LINEヤフー for Business
LINEヤフーの法人向けサービスを導入し、成果を残している企業や店舗の最新事例を紹介します。主にLINE広告・LINE公式アカウント・Yahoo!広告の成功事例を紹介しています。

LINE WORKSとは?

画像引用:LINE for Business

LINE WORKSは、組織や社内向けのコミュニケーションチャットツールです。メールはもちろん、リアルタイムでの情報共有や工程管理、ファイル共有などができるので、コミュニケーション円滑化や業務効率向上に繋げられます。

また、本社と店舗との連携や、他社のLINE WORKSユーザーとの連携も可能です。

LINE WORKSの機能

LINE WORKSの主な機能は以下のとおりです。

  • トーク(メンバーとの個別トーク、グループトークができる)
  • 掲示板(重要な情報や連絡事項などを掲示板にまとめて共有できる)
  • カレンダー(個人やチームメンバーの予定を確認できる)
  • メンバー管理(管理者やメンバーのLINE WORKS上の操作をモニタリングできる)
  • Drive(ファイルを保存し、必要なときにどこからでも利用できる)

上記のようなチームや組織のコミュニケーションを円滑にする機能が搭載されています。

また、LINE WORKSのデータはセキュリティ専門のエンジニアチームにより24時間体制でモニタリングされています。

LINE WORKSはコミュニケーションの円滑化や作業効率化ができるだけでなく、セキュリティ面でも優れているので、情報の保存場所としても優秀なツールと言えるでしょう。

LINE WORKSの費用

LINE WORKSの料金プランは、フリー、スタンダード、アドバンストの3つです。各プランの詳細を以下の表にまとめました。

フリープランスタンダードプランアドバンストプラン
月額固定費無料540円
年額契約:450円
960円
年額契約:800円
ユーザー数100人まで無制限無制限
ストレージ5GB1TB100TB
基本機能仕事に必要な基本機能※
+
音声/ビデオ通話/画面共有(4人まで、最大60分)
管理者機能(制限あり)
フリープランの全機能
+
音声/ビデオ通話/画面共有(200人まで)
管理者機能
カスタマーサポート/SLA保証
スタンダードプランの全機能
+
Drive
メール
(※トーク、掲示板、カレンダー、タスク、アンケート、アドレス帳)

また、オプションで以下の機能を追加できます。

  • Drive:¥100 / 1ユーザー/月(年額契約)
  • アーカイブ(トーク):¥300/1ユーザー/月(年額契約)
  • アーカイブ(メール):¥300/1ユーザー/月 (年額契約)
  • ストレージ容量とアドレス帳追加登録数の拡張:追加分課金

(参考元:LINE WORKS利用料金のご案内

フリープランでも仕事に必要な基本機能は搭載されていますが、ユーザー数が100人までとなっているのに注意してください。

組織のメンバーが100人以上いる場合や、より充実した機能を求めるならスタンダードプランかアドバンストプランに切り替えるか、オプションを利用すると良いでしょう。

活用事例①:小売・卸売

自動車販売を行っているホンダカーズ佐賀株式会社のLINE WORKS活用事例です。同社は、全社員の円滑なコミュニケーションを実現するためにLINE WORKSを導入しています。

同社は販売店が県内に点在していることから全社員が一同に介する機会が少なく、組織内の円滑なコミュニケーションを図ることは非常に重要だと考えていました。

そこで全社員にLINE WORKSのアカウントを発行し、私用スマホにアプリを入れてもらうことになりました。

連絡ツールが電話やメールからLINE WORKSに変わったことで、部門間や店舗間の連絡がスムーズになり業務効率化に成功しています。

また、トーク内に手書きメッセージ付きの画像を添付することで、温度感が伝わるようにしているそうです。

私用スマホにアプリを入れてもらうことは、社員にスマホを配布する必要がないためコスト削減にも繋がりますね。

【導入事例】ホンダカーズ佐賀株式会社 - LINE WORKS
6店舗の全社員がタイムリーに情報共有できる環境をローコストで構築。LINE WORKSで業務効率化を積み上げ、時間を有効活用できるようになりました。

活用事例②:建設・工事

PCコンクリートを用いた橋梁の設計・施工、および製造・販売を行う、東日本コンクリート株式会社のLINE WORKS活用事例です。同社はモバイルでの情報伝達を円滑にする目的でLINE WORKSを導入しています。

同社はLINE WORKSで、社員間の連絡手段だけでなくDriveを使った業務データのバックアップも行っています。

グループトークやビデオ通話を使うことにより、以前と比べて情報伝達速度が向上したため、業務のスピードアップに成功しています。現場でのトラブル時には管理職ですぐに情報共有し、素早く対応できるようになりました。

さらにカレンダーや掲示板機能を活用し、予定やお知らせを素早く伝達できるようにもしています。

工事現場の管理者は打ち合わせなどで現場を離れることも多いので、出先から現場の情報を確認できるのは大きなメリットになります。

LINE WORKSの導入で、業務効率化、生産性向上、建物の品質向上にも繋がるので、建設業界の方はぜひ参考にしたいところです。

【導入事例】東日本コンクリート株式会社 - LINE WORKS
全社のコミュニケーションをLINE WORKSに集約。リアルタイムな情報共有で橋梁建設の進捗管理がしやすくなり、間接部門の業務効率も向上しました。

LINE公式アカウントとLINE WORKSはどっちがおすすめ?

「結局LINE公式アカウントとLINE WORKSはどっちがおすすめなの?」

ここまでの情報を整理して、あなたがどちらのツールがおすすめなのか考えると下記のようになります。

【LINE公式アカウントがおすすめな人】

  • ユーザーにセールや新製品の情報を伝えたい
  • 顧客管理をしたい
  • 顧客対応を円滑にしたい
  • リピーターの増加、来店率をアップしたい

【LINE WORKSがおすすめな人】

  • 組織や社内のコミュニケーションを円滑にしたい
  • スケジュールやお知らせを共有したい
  • ファイルの保存場所に使いたい

上記のように、ツールを使って何をしたいかで変わってきます。あなたはどちらが合っているか考えてみてくださいね。

まとめ|LINE公式アカウントとLINE WORKSの違いを知り上手に活用しよう

今回はLINE公式アカウントとLINE WORKSの違いについてお伝えしました。

LINE公式アカウントとLINE WORKSは、どちらもビジネスで役立つ機能が搭載されています。利用する際は、今回お伝えしたそれぞれの特徴や活用事例をぜひ参考にしてみてくださいね。

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