「LINE公式アカウントでスタンプを購入、利用はできないかな?」
「文章だけのやり取りだと堅苦しくなってしまう」
とお困りの方はいないでしょうか。
LINEスタンプは、文字だけではどうしても事務的になってしまいがちなメッセージのやり取りにアクセントをもたらしてくれます。
LINE公式アカウントでもLINEスタンプを利用して、自社のブランドイメージや雰囲気、ユーザーに送信する言葉のニュアンスなどを正しく伝えたいですよね。
本記事では、LINE公式アカウントを運用する上で使用可能なスタンプや使用場面、使用する上でのメリットなどを詳しく解説していきます。
LINEスタンプの特徴や効果を正しく理解し、ユーザーとの距離を縮めていきましょう。
- LINE公式アカウントでスタンプを購入・利用する方法
- LINE公式アカウントで利用できるスタンプの種類
- LINE公式アカウントでのスタンプの有効活用法
- LINE公式アカウントでスタンプを使用できない時の原因や対処法
LINE公式アカウントでもスタンプの購入は可能

LINE公式アカウントでもスタンプの購入、利用は可能です。
正確には、LINE公式アカウントと個人のLINEアカウントを連携することで、個人のLINEアカウントで購入したスタンプをLINE公式アカウントでも使えるようになります。
文字よりも大きいため、パッと視界に入り、利用もしやすいLINEスタンプ。使わない手はないですね。
スムーズに活用していくために、スタンプの種類や利用可能環境などを紹介します。
【LINE公式アカウント運用初心者の方へ】
以下の記事では、集客・販促ができるLINE公式アカウントについて解説しております。LINE公式アカウントの開設から配信作業の操作方法まで紹介しているので、はじめての方もスムーズに導入できるでしょう。

LINE公式アカウントで購入・利用可能なLINEスタンプは4種類!

LINEスタンプにはどういった種類があるのでしょうか。効率良くスタンプを活用していくために、まずは種類を把握しておきましょう。
デフォルトのスタンプ

「デフォルトのスタンプ」は、LINE社が提供している、デフォルトで登録されている無料のスタンプです。LINE利用者であれば誰でも利用できます。

茶色いクマや、白いうさぎなどのLINEキャラクターが主に使用されていますね。
躍動感があり、返事の際に使えるような利用しやすいものも多く、無料で利用できるためLINEに登録したばかりのタイミングでも活用できるスタンプが多数用意されていて便利です。
企業公式スタンプ

「企業公式スタンプ」はLINE社、もしくはその他企業が制作したオリジナルスタンプのことで、大手企業のキャンペーンマスコットや有名漫画、コンテンツ、芸能人などを用いた版権元提携のスタンプが主な対象です。「友だち」登録をする等の条件付きの期間限定で無料でダウンロードできるものや、有料販売されているものがあります。
クリエイターズスタンプ

「クリエイターズスタンプ」とはプロ・アマチュア、個人・企業に関わらずLINE Creators Marketでクリエイターが制作、販売しているスタンプのことです。オリジナルのキャラクターや珍しいイラストなどバリエーションが豊かなので、自分のお気に入りを見つける楽しさがあります。
ただし、以下のクリエイターズスタンプはLINE公式アカウントでは使用できません。
- メッセージスタンプ
自分の送りたい文章を最大100文字まで入力して、メッセージカードのように送れるスタンプ - カスタムスタンプ
スタンプ購入者がイラストに合わせて好きな文章や自分の名前などを入力し作るオリジナルスタンプ
また、クリエイターズスタンプはLINE Official Account Managerや管理アプリにログインしているLINEアカウントで購入したスタンプのみ利用ができます。普段利用しているメールアドレス経由でのビジネスアカウントでログインすると、購入したスタンプが利用できないので注意が必要です。
LINEプロモーションスタンプ

「LINEプロモーションスタンプ」はLINE社に企業側が広告費を支払うことで、ユーザーに向けて無料、または条件付きで提供できるスタンプです。
つまりは「使ってもらう広告」を実現した、拡散型ビジネススタンプ。
例えば友人とのチャットのなかで普段とは見慣れないスタンプがポンッと送られてくると、「これ何のスタンプ?」と気になるのではないでしょうか?日常の中で自社のキャラクター等の存在を織り交ぜれば、スルーされずに自然と広告、PR効果を生みだせるのです。
売り込み感ゼロで多くの人にリーチしやすくなるのが、「LINEプロモーションスタンプ」の大きな強みです。実際にプロモーションスタンプを利用した前後では、企業に対する認知度、ファン度が上昇した、というデータをLINE社が発表しています。

プロモーションスタンプにできる形態や費用は様々で、基本のスタンプからオプション機能をつけることで動くアニメーションスタンプや、通常のスタンプよりも大きなBIGスタンプ、カスタムスタンプやメッセージスタンプも作成可能です。
また、「LINEプロモーションスタンプ」では、自社キャラクターをお持ちでない企業であっても、LINE社が提携しているクリエイターにスタンプデザインの制作を依頼できます。
人気のクリエイターとコラボすれば、クリエイター側のファンをも取り込んだマーケティングが可能となるため、ダウンロード数や利用率のアップも期待できるでしょう。
LINE公式アカウントで使用できるLINEスタンプについては、以下の記事でも詳しく解説しております。記事の内容をお読みいただければ、自社に合ったLINEスタンプの活用法が見えてくるでしょう。

LINE公式アカウントでスタンプを購入する方法
LINE公式アカウントでもスタンプを送ることができますが、LINE公式アカウント上で直接スタンプを購入できるわけではありません。
正確には、個人のLINEアカウントで購入したスタンプを、LINE公式アカウント上でも使うために、LINE公式アカウントと個人のLINEアカウントを連携することになります。
この機能を使うには、LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)にて、スタンプを購入したLINEアカウントと同一のアカウントでのログインが必要です。
ここでは個人のLINEアカウントでLINE公式アカウントにログインする方法を解説します。
個人のLINEでアカウントを開設する
これから新しいLINE公式アカウントを開設し、スタンプを使用したい方は、アカウント開設時、以下のように個人のLINEアカウントで登録を行いましょう。

なお、以下の記事では、LINE公式アカウントの開設方法を動画付きで詳しく解説しています。これからLINE公式アカウントを運用していく予定の方は、この機会に併せてご確認ください。
個人のLINEアカウントを連携する
すでに運用しているLINE公式アカウントでスタンプを使用したい場合、LINE公式アカウントと個人LINEの連携を行います。
管理画面右上の「アカウント名」をクリックし、「設定」の画面から、「LINE」の項目にあるアイコンを選択し、連携を進めましょう。

ビジネスIDと個人のLINEアカウントの連携方法は以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
個人のLINEアカウントを管理者として追加してもらう
他者が運用しているLINE公式アカウントでスタンプを使用したい場合は、アカウントを管理している人に、「自分のLINEアカウント」を管理者として追加してもらいましょう。
LINE公式アカウントの管理者に招待してもらう手順は以下の記事をご覧ください。
LINE公式アカウントで購入したスタンプを使える場面

では、LINE公式アカウントのどういった場面でスタンプを利用できるのでしょうか?
LINE公式アカウントで購入したスタンプは、一斉配信には対応しておらず、チャット機能時のみ使用できます。ここからはLINE公式アカウントスタンプの使用場面を2つ紹介します。
1対1のチャット
LINE公式アカウントで購入したスタンプを使える場面1つ目は、1対1のチャットです。スタンプの利用により、文字だけでは伝わらない親しみやすさを出せるため、ユーザーにもやり取りしやすいと感じてもらえるかもしれません。
ちなみに未認証アカウントの場合、1対1のチャットができるのは相手からメッセージをもらった場合のみです。認証済みアカウントであれば、チャットの開始機能を利用しいつでも1対1のチャットを開始できます。
未認証アカウントをご利用の方は、必要に応じて認証済みアカウントへの移行もご検討ください。
以下の記事にて、LINE公式アカウントのチャット機能について詳しく紹介しております。記事の内容を実践し、チャット機能の設定から使用方法までマスターしましょう。

自動応答メッセージ
LINE公式アカウントで購入したスタンプを使える2つ目の場面は、自動返信のメッセージです。
自動応答メッセージは、業務の効率化や、利便性、人件費の節約などに大変有用なのですが、受け手側としては、人の手が介在していないそっけない文章、対応に感じてしまいがちです。
例えば、気になることや商品をLINE公式アカウントで問い合わせた際に、文章のみで事務的な返信が来たら、「なんか冷たいかも」と感じてしまうこともありますよね。機械的なイメージを少しでも和らげるために、このスタンプが大変有用になります。自動返信のメッセージ内容を作成する際にスタンプ選択ができるので、ぜひブランドイメージや対応にあったスタンプを選んでみましょう。
LINE公式アカウントでスタンプを利用するメリット

ここまでスタンプの種類や、LINE公式アカウントでの利用できるシーンをご紹介してきました。なんとなくわかってはいても、やはりメリットをきちんと理解して運用したいですよね。
ここでは、LINE公式アカウントでスタンプを購入し利用するメリットを3つ解説いたします!
親しみやすい雰囲気が出せる
LINE公式アカウントでスタンプを購入する1番のメリットは、やはりトークルームの雰囲気を親しみやすくできることです。
既に性格が理解できている親しい人とのやり取りであれば、スタンプがなくても「そういう人だから」と特に気に留めることもない方もいらっしゃるでしょう。
ですが、企業などの公式アカウントの場合、トークルームの向こう側が見えないユーザーが多いため、一つひとつのやり取りで公式アカウントのイメージを作ってしまいがちです。
例えばとても可愛らしいキャラクターを扱っているお店や、優しい雰囲気の飲食店のアカウントだった場合、きっとユーザーはその雰囲気を気に入って登録してくれることが多いでしょう。
親しみやすい雰囲気をイメージしていたアカウントから、問い合わせ時に文章だけの機械的な返信が来たら、ちょっとがっかりしてしまいますよね。親しみやすい雰囲気を演出するためにも、スタンプは一役買ってくれるのです。
アカウントのイメージづくりができる
アカウントのイメージづくりにもスタンプは有用です。
文章だけではなかなか温度感や雰囲気などを伝えきれません。
例えば居酒屋さんのアカウント、楽しさや賑やかさがウリのお店だったとしても、「!」マークをたくさん使っても、なんだか雑な感じだったり、ただ単に「暑苦しい・・・」と感じることもあるかもしれません。
そんな時に爽やかなお兄さんが元気に挨拶しているスタンプや、くすっと笑えるようなスタンプが送られてきたら、どんなお店なのかユーザーもイメージもしやすいですよね。
テキストと一緒にイメージしやすい画像やスタンプを送れば、「こんな企業ですよ」「お店ですよ」と伝えることもできるのです。
配信メッセージに変化をつけられる
配信メッセージに変化をつければ、ユーザー側の飽きを回避できます。
文字だけの文章を読んだ際、なんとなく疲れてしまったり、文字に埋もれて大事なことを見逃してしまったりすることはありませんか?
スタンプを使用してメッセージに変化をつければ、ユーザーの目に止まりやすくなり、やり取りに緩急をつける効果も期待できるのです。見返す時にも、スタンプを目印にできると見つけたいやり取りが探しやすくなるかもしれません。
ぜひ文字とスタンプの組み合わせで、ユーザーへの印象アップを狙ってみましょう!
LINE公式アカウントで購入したスタンプが使えない時の対処法
利用することでさまざまなメリットがあるLINEスタンプですが、LINE公式アカウントでスタンプを使用するのにはいくつか条件があります。
ここでは購入したスタンプが使えない時の対処法について解説します。
個人アカウントとの連携を確認する
前述の通り、LINE公式アカウントでスタンプを使用するためには、LINE公式アカウントと個人LINEを連携しておく必要があります。
普段ビジネスアカウントでLINE公式アカウントを運用している方も多いと思いますが、その状態ではスタンプの購入も利用もできないため、改めて個人アカウントとの連携を確認しましょう。
スタンプが利用可能な機能を理解する
LINE公式アカウントにおいて、購入済みのスタンプを利用できるのは1対1のチャットのみです。
また、一斉送信機能や自動応答メッセージではLINEアプリに元々用意されているスタンプしか送ることができません。
クリエイターズスタンプなどはバリエーションが豊かで、使い勝手が良いですが、あくまで1対1のチャットでしか使えないことを理解しておきましょう。
スタンプのダウンロード状況を確認する
LINE公式アカウントでスタンプを送るには、事前に個人のLINEアカウントでスタンプを購入しておく必要があります。
その際、スタンプによっては、購入後にダウンロードをしないと利用できないものもあります。
トーク画面でスタンプを選んだ際に「ダウンロード」ボタンが表示される場合は、ダウンロードできていない状態です。「ダウンロード」ボタンをタップし、ダウンロードを完了してから利用してください。
スタンプの有効期限を確認する
LINEスタンプのなかには有効期限が設定されているものもあります。有効期限切れのスタンプは、当然LINE公式アカウントでも使用することはできません。
有効期限が切れているスタンプを再度利用したい場合は、改めてスタンプを購入する必要があります。
まとめ | LINE公式アカウントでスタンプを活用しよう!

今回は、LINE公式アカウントでのスタンプの購入・利用方法について紹介しました。今やLINEは生活の一部となったコミュニケーションツールです。
単に楽しんで使うだけでなく、LINE公式アカウントでもスタンプを戦略的に利用すれば、自社イメージの共有やブランド性強化への有効な手段となります。
パッと見て雰囲気が伝わるので、自社にあったスタンプ選びは慎重に行う必要がありますが、イメージとのギャップでアピールしてみると、新たなファン獲得や話題性にもつながるかもしれませんね。
- LINE公式アカウントでも、個人LINEと連携することで購入済みのスタンプを使用できる
- LINEスタンプはさまざまな種類があるが、利用できる機能は限られているので注意が必要
- スタンプを利用することでアカウントのイメージ作りができるなど多くのメリットがある
- LINE公式アカウントでスタンプが使えない時は、個人LINEの連携状況や利用可能な機能を確認しよう
LINE公式アカウントでスタンプを活用して、思わず問い合わせをしてみたくなるような親しみやすいアカウント運用をしてみましょう!
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