「LINE公式アカウントのトークルーム広告って何?」
「トークルーム広告はどうやって始めるの?」
などの疑問をお持ちではないですか?
LINE公式アカウントのトークルーム広告は2023年12月に提供を開始した機能です。
本記事ではLINE公式アカウントのトークルーム広告の始め方や、収益を得るコツをお伝えします。
LINE公式アカウントの運用で広告収入も得てみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
LINE公式アカウントのトークルーム広告とは?
- トークルーム広告の基本機能
- 利用料金
- 収益化条件
本章では上記3つについて詳しく解説します。
トークルーム広告の基本機能
トークルーム広告は、LINE公式アカウントのトークルームに広告を表示できる機能です。
この機能を使うことで、トークルームに表示された広告の回数などに応じて収益を得られるようになります。
具体的な広告の内容は下記のとおり。
- 画像
- 広告のタイトル
- 広告文
- 広告主名
上記がトークルーム上部のヘッダーに表示されます。
ただし、利用できるのはWeb版のLINE公式アカウントのみで、スマホアプリからは利用できないので注意してください。
トークルーム広告の利用料金
広告利用料 | 無料 |
送金申請手数料 | 550円(税込) |
トークルーム広告を利用するのに料金はかかりません。
ただし、収益金を自身の口座へ送金する際に、手数料550円(税込)が申請金額から差し引かれるので覚えておきましょう。
トークルーム広告を利用できるアカウントの条件
LINE社では、トークルーム広告を利用できるアカウントの条件を下記のように定めています。
利用を制限している一部のアカウントを除き、ターゲットリーチ数が200人以上のアカウント
「利用を制限しているアカウント」とは、下記に該当するアカウントです。
- 弊社認定セールスパートナーが開設または管理しているアカウント
- 特別なプランを利用しているアカウント
- 特定の業種カテゴリーを利用しているアカウント
- 日本以外の地域でサービスを利用しているアカウント
- その他、利用規約に反するアカウント
上記に該当するアカウントは利用できないので注意してください。
また、ターゲットリーチについては下記の記事で詳しく解説しています。「そもそもターゲットリーチって何?」「ターゲットリーチ数が少なくて困っている」という方はぜひご覧ください。
トークルーム広告利用開始までの3ステップ
下記の3ステップでトークルーム広告を利用開始できます。
- 利用申請を行う
- 審査が承認されるのを待つ
- 広告設定を行う
順番に見ていきましょう。
利用申請を行う
まずは利用申請を行います。
管理画面の「収益化」を選択します。
トークルーム広告を選択します。
利用規約を確認した上でチェックを入れ「審査をリクエスト」を選択します。
続いて審査に必要な情報を入力します。
- アカウント情報
- 事業者情報
上記を入力し申請を選択してください。
審査を待つ
審査は数日〜数週間かかることもあります。
承認されたら、表示オプションからトークルーム広告でオンを選択して「保存」をクリックしましょう。
広告設定を行う
広告設定画面にて操作します。
- 推定収益(推定される収益額)
- 表示オプション(トークルームで表示しない広告)
上記を設定すれば完了です。
利用前に必ず、LINEヤフーfor Businessのページもご確認ください。
トークルーム広告の収益金の受け取り方
下記の通り、送金申請を行うと収益金を受け取れます。
- 設定タブを選択
- 「収益」→「送金申請」を選択
- 申請金額を入力し「送金を申請」
ただし、送金申請には下記の条件があります。
申請最低金額 | 1,100円 |
申請可能期間 | 毎月5〜15日 |
入金時期 | 送金申請した月の月末 |
送金手数料 | 送金ごとに550円(税込) |
また、毎年5月と11月に関しては、自動送金が行われるので送金申請はできません。
なお自動送金は、
- アカウントの収益金が合計1,100円以上
- 送金先情報が登録されているアカウント
である必要があります。
トークルーム広告で稼ぐには?
トークルーム広告で稼ぐには、まず友だちにトークルームを開いてもらう必要があります。
トークルームを見てもらうための施策は下記のとおりです。
- ピン留めやお気に入り追加してもらう
- 応答メッセージを活用する
- 友だちの属性に応じて配信する時間を分ける
1つずつ見ていきましょう。
ピン留めやお気に入り追加してもらう
ピン留めとは、メッセージを配信した際に、友だちのトーク画面の一番上に表示されるようになる機能です。
ピン留めすることで、友だちの目に止まりやすくなるので、開封率の上昇につなげられます。
ただし、運営者側からはピン留めを行うことはできませんので、友だちにピン留めをお願いする必要があります。
例えば、「配信を見逃さないようにピン留めをお願いします」などとメッセージに記載すると良いでしょう。
また、お気に入り追加されると友だちリストの上位に表示され、開封率の上昇が期待できますのでピン留めと同時にお気に入り追加もお願いしましょう。
ピン留めのやり方は下記の記事で解説しています。友だちにピン留めをしてもらう方法や開封率を上げる方法を紹介しているのでぜひご覧ください。
応答メッセージを活用する
応答メッセージは、友だちのメッセージに自動で返信する機能です。
この応答メッセージを活用することで、定期的にトークルームを見てもらいやすくなります。
なぜなら、知りたい情報が迅速に手に入ることで、友だちがトークルームを開く動機が生まれるからです。
例えば、特定の商品に関する質問には、自動応答が商品の特徴や価格などの情報を返信するように設定しておきます。
これにより、友だちは自分のニーズに合ったコンテンツやサービスを入手しやすくなるので、トークルームの利用頻度が高まり、広告収益にもつながることが期待できます。
応答メッセージの設定方法や注意点、メリット・デメリットは下記の記事で解説しています。「応答メッセージの詳しい機能を知りたい」「効果的な使い方を知りたい」という方はぜひご覧ください。
友だちの属性に応じて配信する時間を分ける
トークルームを見てもらいやすくするためには、アカウントの友だちの属性に応じて配信時間を分けることが重要です。
なぜなら、友だちによってメッセージを開封されやすい時間帯が異なるからです。
例えば、ビジネスマンであれば、
- 通勤時間の午前7時〜9時
- ランチタイムの12時〜13時
- 帰宅後の20時〜22時
上記時間帯のメッセージ開封率が高いので、トークルーム広告が表示されやすくなります。
他にも、主婦や学生、シニア、企業によって時間帯によるメッセージの開封率が異なるので配信するタイミングを考えなければなりません。
メッセージの開封率が上がる時間帯については、下記の記事で詳しくお伝えしています。属性に合わせた配信タイミングを細かく解説しているので併せてご覧ください。
まとめ|正しく申請しトークルーム広告で収益を得よう
トークルーム広告を利用すると、LINE公式アカウントで広告収益を得られます。
ただし、利用できるのは「ターゲットリーチ数200人以上のアカウント」のみなので注意しましょう。
ぜひ本記事でお伝えした利用方法や稼ぐコツを参考にして、トークルーム広告を活用してみてくださいね。
なお、LINE公式アカウントの拡張ツールである「L Message(エルメ)」は、カレンダー予約や商品販売・決済機能など、収益化につながる機能が揃っています。
LINE公式アカウントを使って効率的に収益を得たい方は、ぜひ無料プランからお試しください。