「自社でもDXを進めたいけれど、何から始めればよいかわからない」とお悩みではありませんか。
DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術で業務やビジネスを変革すること)は大がかりなシステム開発が必要と思われがちです。
しかし、日常的なインフラであるLINE公式アカウントを活用すれば、身近なところからデジタル化をスタートできます。
LINE公式アカウントを使った顧客体験の向上や、具体的な先進事例をわかりやすく解説します。
- LINE公式アカウントのリクエスト予約の仕組みや通常予約との違い
- リクエスト予約を活用するメリットや向いている業種
- L Message(エルメ)を使ったリクエスト予約の設定方法
LINE公式アカウントのリクエスト予約とは?
LINE公式アカウントのリクエスト予約とは、お客様が希望する日時や利用したいサービスを送信し、店舗側が内容を確認したうえで予約を確定する機能です。
通常の予約とは異なり、お客様から予約希望が届いた時点では予約は確定せず、店舗側が「対応可能」と判断した場合に承認することで予約が成立します。
例えば、「希望日時に対応できるか」「希望するメニューの対応が可能か」などを確認してから予約を受け付けられるため、事前確認が必要なサービスでも利用しやすい機能です。
通常予約との違い
リクエスト予約と通常予約の大きな違いは、予約確定までの流れです。
通常予約は、お客様が表示されている予約枠の中から希望するコースや日時を選択すると、その時点で予約が確定する仕組みです。
あらかじめ対応可能な時間や人数が決まっている場合に適しており、飲食店や美容室など、空き枠を公開してスムーズに予約を受け付けたい業種で活用されています。
一方、リクエスト予約は、お客様が希望日時や予約内容を送信したあと、店舗側が内容を確認してから予約を確定する仕組みです。
例えば、引っ越しサービスのようにスタッフの移動時間を考慮する必要がある場合や、カットモデル受付のように通常とは異なる予約枠を設定したい場合など、予約前に対応可否を判断したいケースにピッタリです。
このように、通常予約は「決められた予約枠へスムーズに案内したい場合」、リクエスト予約は「内容を確認したうえで柔軟に受付したい場合」に向いています。
LINE公式アカウントには、リクエスト予約以外にも通常予約やキャンセル管理など、予約システム全体を効率化できる機能が用意されています。
無料で使える範囲やおすすめの拡張ツールも含めて予約システム全体を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

LINE公式アカウントのリクエスト予約を活用するメリット
リクエスト予約を活用することで、予約受付時の確認作業をスムーズに行えるだけでなく、店舗の状況に合わせた予約対応がしやすくなります。
また、お客様との事前確認の機会が増えるため、予約内容の認識違いや当日の対応に関する不安を減らすことにもつながります。
リクエスト予約を活用する主なメリットは、以下の3つです。
- 空き時間を有効活用し、予約枠を最大限活かせる
- 予約管理のミスを減らし、スムーズに運営できる
- お客様とのコミュニケーションを深められる
空き時間を有効活用し、予約枠を最大限活かせる
リクエスト予約では、スタッフのシフトや予約内容、必要な対応時間などを確認したうえで予約を確定できます。
例えば、ネイルサロンで施術内容によって60分・120分など必要な時間が異なる場合、予約枠を一律で120分に設定すると、60分で完了するメニューの場合でも余った時間が発生してしまいます。
リクエスト予約であれば、お客様の希望メニューや内容を確認したうえで、対応可能な時間に応じた予約日時の調整が可能です。
このように、店舗やスタッフの状況に応じて予約時間を柔軟に設定できるため、空き時間を有効活用しやすくなり、予約枠を最大限活かすことにつながります。
予約管理のミスを減らし、スムーズに運営できる
リクエスト予約では、予約希望を受け付けたあとに店舗側で内容を確認してから確定するため、予約の重複やスケジュールの行き違いを防ぎやすくなります。
例えば、複数のスタッフが対応する店舗では、担当者の予定を確認せずに予約を確定してしまうと、対応できるスタッフがいないといったトラブルにつながる可能性があるでしょう。
リクエスト予約なら、予約確定前にスタッフの対応状況や既存の予約を確認できるため、無理のないスケジュールで受付できます。
また、予約日時だけでなく、希望するメニューやサービス内容も事前に確認できるため、「想定していたサービスと実際の依頼内容が異なる」といった認識のずれも防ぎやすくなります。
予約前に必要な確認を行えることで、予約後の変更対応やトラブルを減らし、安定した運営につなげられる点がメリットです。
お客様とのコミュニケーションを深められる
リクエスト予約では、予約を確定する前にお客様とやり取りする機会を作れるため、サービス内容や希望条件を事前にすり合わせられます。
例えば、施術前に希望するデザインを確認したり、相談内容に合わせて必要な準備を案内したりすることで、お客様の要望に沿ったサービス提供が可能です。
また、予約前に疑問点や不安な点を解消できるため、お客様は安心して来店・利用することができます。
このように、予約受付を単なる日時調整で終わらせず、事前のコミュニケーションを通じてお客様との関係性を深められる点も、リクエスト予約のメリットです。
LINE公式アカウントのリクエスト予約を活用しやすい業種
リクエスト予約は、予約前に確認や調整が必要なサービスで特に活用しやすい機能です。
スタッフの予定やサービス内容、対応場所などによって予約時間を柔軟に調整したい業種では、通常の予約受付よりもリクエスト予約が適しています。
主な活用例は以下の通りです。
| 業種 | 活用しやすい理由 |
|---|---|
| 個人サロン(ネイル・エステ・整体など) | 施術内容やメニューによって所要時間が異なるため、空き状況や対応可能な時間を確認してから予約を確定できます。 |
| 訪問サービス(ハウスクリーニング・家事代行など) | 訪問先までの移動時間や対応エリアを考慮する必要があるため、スケジュールを調整しながら予約を受け付けられます。 |
| レッスン・スクール(家庭教師・パーソナルトレーニング・英会話など) | 講師の予定や教室の空き状況を確認したうえで、無理のない日時を案内できます。 |
| 撮影・クリエイティブ(カメラマン・動画撮影・デザイン相談など) | 撮影内容や打ち合わせの有無、必要な作業時間を確認してから予約を確定できるため、案件ごとに柔軟な対応が可能です。 |
| 専門サービス(税理士・FP・カウンセラー・コンサルタントなど) | 相談内容によって必要な準備や対応時間が異なるため、事前に内容を確認してスケジュールを調整できます。 |
リクエスト予約と併せて使いやすいLINE公式アカウントの機能
LINE公式アカウントのリクエスト予約を活用する際は、予約受付だけでなく、予約前後の案内やお客様とのやり取りをスムーズにする機能を組み合わせることが大切です。
リクエスト予約と併せて活用しやすい主な機能は、以下の3つです。
- チャット
- セグメント配信
- リッチメニュー
チャット
チャットとは、通常のLINEアプリのように、LINE公式アカウントの友だち(顧客)と1対1でメッセージのやり取りができる機能です。
リクエスト予約では、予約希望日時の確認やサービス内容に関する質問への回答など、お客様ごとに異なる内容を案内する際に活用できます。
例えば、予約前に希望内容を確認したり、予約確定後に必要な情報を共有したりすることで、スムーズにコミュニケーションが取れるでしょう。
チャットは1対1でのやり取りに強い機能で、予約前後のこまやかな確認業務に向いています。使い方や設定方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。

セグメント配信
セグメント配信とは、ユーザー情報をもとに配信対象を細かく分類し、一人ひとりに合わせた必要な情報を届ける機能です。
リクエスト予約を利用している場合、予約状況や利用内容に応じて案内を出し分ける際に役立ちます。
例えば、「予約を検討している方には予約ページを案内する」「予約済みの方には事前準備や確認事項を送る」といったように、状況に合わせた情報発信が可能です。
必要な人へ適切なタイミングで案内を届けられるため、予約につながる導線作りにも活用できます。
セグメント配信を使えば、予約状況ごとにメッセージを出し分けて予約完了までの導線を強化できます。メリットや設定方法を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

リッチメニュー
リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されるメニュー機能です。
予約ページや問い合わせページなどへのリンクを設置できるため、お客様が必要な情報へ迷わずアクセスできる導線を作れます。
例えば、リッチメニューに「予約する」ボタンを設置することで、友だち追加後すぐにリクエスト予約へ誘導できます。
また、予約後のお客様向けに「予約内容の確認」「お問い合わせ」などのメニューを表示することで、利便性の向上にもつながるでしょう。
リッチメニューを設定しておけば、トーク画面を開くだけで予約や問い合わせへ迷わず進める導線を作れます。作り方や活用事例を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

リクエスト予約の設定方法
LINE公式アカウントの標準機能だけでは、リクエスト予約のように店舗側で予約内容を確認してから確定する仕組みを設定できません。
リクエスト予約を導入するには、L Message(エルメ)のようなLINE公式アカウントの拡張ツールを活用する必要があります。
L Messageでは、予約受付から承認・否認までの管理を行えるため、店舗側で予約状況を確認しながら運用可能です。
ここでは、L Messageを使ったリクエスト予約の設定方法を紹介します。
PCでL Message(エルメ)のリクエスト予約を設定する方法

PCからリクエスト予約を設定する場合は、サロン予約の設定画面から変更を行います。
設定手順は以下の通りです。
- 「サロン予約」の「全体設定」から「予約・キャンセルのメッセージ・リクエストと締切」を開く
- 「予約時の設定をする」または「キャンセル時の設定をする」をクリックする
- 「基本設定・メッセージ」から「リクエスト制にする」にチェックを入れる
- 画面最下部の「保存」をクリックする
設定完了後は、お客様から届いた予約リクエストを確認し、承認または否認を行えるようになります。
詳しい設定方法については、以下のマニュアルをご確認ください。

スマホでリクエスト予約を承認・拒否する方法(L Message(エルメ))

L Message(エルメ)では、スマホから予約リクエストの確認や承認・拒否を行うことも可能です。
外出中や店舗にいない場合でも、スマートフォンから予約状況を確認して対応できます。
リクエスト予約を承認・拒否する手順は以下の通りです。
- 予約カレンダーを選択する
- リクエスト予約が表示されている日程をタップする
- 表示された予約リクエストの内容を確認し、変更したい予約をタップする
- 「予約リクエスト承認・否認アクションの実行」で「実行する」を選択する
- 「リクエストを承認」または「リクエストを否認する」を選択する
このように、L Message(エルメ)を活用すると、予約受付だけでなく、予約内容の確認や確定まで一連の流れを管理できます。
【シェアリングサービス】東京電力エナジーパートナー「充レン」(QRコード連携)

モバイルバッテリーのレンタルスタンドを展開する東京電力エナジーパートナー「充レン」では、手軽なレンタルサービスを実現しました。
利用者は、LINE公式アカウントからスタンドのQRコードを読み取る画面へダイレクトに移動できます。
QRコードを読み取るだけで、すぐにレンタルを開始できる仕組みです。
さらに、利用開始や返却完了の通知もLINE上に届きます。
直感的な操作性を追求した結果、ユーザーがストレスなく快適に手続きを進められる仕組みが整っています。
引用元:LINE DX ガイドブック
まとめ|LINE公式アカウントのリクエスト予約を活用しよう!
LINE公式アカウントのリクエスト予約を活用すると、お客様からの予約希望を確認したうえで、店舗側の状況に合わせて予約を確定できます。
通常予約では対応が難しい、スタッフの予定確認が必要なサービスや、予約内容によって対応時間が変わる業種でも、柔軟な予約管理が可能です。
また、リクエスト予約はチャットやセグメント配信、リッチメニューなどのLINE公式アカウントの機能と組み合わせることで、予約前後の案内やお客様とのコミュニケーションにも活用できます。
- リクエスト予約は、お客様の希望日時を確認したあと店舗側で承認して予約を確定する機能
- 予約枠の有効活用や予約管理のミス防止、お客様とのコミュニケーション向上につながる
- チャットやセグメント配信、リッチメニューと組み合わせることで、予約前後の案内もスムーズにできる
- リクエスト予約を導入するには、L Message(エルメ)のような拡張ツールの活用が必要
LINE公式アカウントを活用した予約管理を効率化したい場合は、拡張ツールの活用がおすすめです。
L Message(エルメ)なら、予約受付から承認・否認までの管理に加えて、顧客情報に合わせたメッセージ配信や予約導線の作成も可能です。






