「LINE公式アカウントの認証済みアカウントは名前を変更できる?」
「名前変更したいときはどこに問い合わせたらいいの?」
LINE公式アカウントの運用において、アカウントの名称はこだわりたいポイントです。なかにはこれまで使用していたアカウント名を変更したい方もいるでしょう。
しかしアカウント名の変更は簡単ではなく、特に「認証済みアカウント」ではLINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー社)へ申請する必要があります。
本記事ではLINE公式アカウントの未認証アカウントの名称変更手順や、名前を変更する際の注意点について解説します。
LINE公式アカウントの「認証済みアカウント」は名前変更できる?
LINE公式アカウントのアカウント名変更の可否は、認証済みアカウントか未認証アカウントかによって異なります。
認証済みアカウントと未認証アカウントの違いについては下記の記事を参考にしてください。
誰でも開設できる未認証アカウントは、名称変更したいタイミングで、運用者自身が管理画面から再設定できます。
一方、LINEヤフー社の審査を通過した認証済みアカウントは、基本的にアカウント名の変更ができません。
運用会社の社名変更や、サービス名の変更など、アカウント名を変更せざるを得ない場合は、あらためてLINEヤフー社の審査を受ける必要があります。
認証済みアカウントの名前を変更する方法
企業名やサービス名の変更に伴い、運用している認証済みアカウントの名称を変更したい場合は、こちらの問い合わせページから再申請する必要があります。
問い合わせの手順は下記の通りです。
ログイン画面にて、LINEアカウントと連携している場合はLINEアカウントのメールアドレス・パスワードを入力します。LINEアカウントと連携していない場合は「ログインせずにつづける」を選択してください。
なお、登録しているメースアドレスは、LINEアプリの[ホーム]タブ>設定(歯車マーク)>[アカウント]から参照できます。
パスワードを忘れた際は、ログイン画面で直接確認できないため、「メールアドレス・パスワードの確認はこちら」で表示される操作手順に従って対応してください。
また、QRコードを利用したログインも可能です。「QRコードログイン」で表示されるQRコードを、スマホ版LINEアプリの検索ボックス内、QRコードアイコンからスキャンします。
お問い合わせ画面でメールアドレスを入力し、カテゴリ欄は「アカウント」、詳細欄は「LINE公式アカウント表示名を変更したい」を選択します。
「1)アカウントの種類を教えてください」で「認証済みアカウント」を選択。
自社アカウントの登録情報を入力してください。
「LINE公式アカウントのID」「LINE公式アカウントの表示名」は管理画面上段の表示から確認できます。
また、管理者名は管理画面「設定」内の「登録情報」から確認可能です。
「1-2)審査受付番号」の欄を入力します。
審査受付番号はLINE公式アカウントの認証を受けた際の、申し込み受け付けや審査結果のメールから確認できます。
「【LINE公式アカウント】アカウント審査を受け付けました[受付番号:〇〇〇]」や「【LINE公式アカウント】審査結果のご連絡[受付番号:〇〇〇]」といったタイトルのメールを参照しましょう。
「1-3)希望のアカウント表示名」に新しいアカウント名を入力します。
「1-4)店舗/屋号変更が確認できるサイトURL」を入力します。
「店舗/屋号変更が確認できるサイトURL」には、自社の新しい店舗名・屋号が明記されている会社概要ページなどを指定すると良いでしょう。
送信を押して申請完了です。
申請完了後、返信用メールアドレスに「受付完了メール」が届きます。名称変更が認められれば、数日でアカウント名が変更されます。
上記が認証済みアカウントの名称変更方法です。未認証アカウントの変更方法は下記の記事を参考にしてください。
認証済みアカウントが名前変更する際の注意点
ここでは認証済みアカウントの名称変更に関する注意点を解説します。
LINEヤフー社への申請が認められれば、認証済みアカウントも名称変更は可能です。
ただし下記で紹介する点については、名称変更を申請する前に押さえておく必要があるでしょう。
変更不可の際も理由は開示されない
認証済みアカウントは基本的に名称変更不可であり、変更申請が受け付けられるのも企業名・サービス名等が変更となった場合のみです。
仮に再審査にてアカウント名変更が「不可」と判断された際も、その審査内容や認可されない理由については開示してもらえません。
運用中に社名変更などが生じた場合はやむを得ませんが、可能な限り変更しない前提で、アカウント名を設定する必要があるでしょう。
名前変更が想定される場合は未認証アカウントを利用する
アカウントの開設当初から、名称の定期的な変更が想定されるような場合は、認証済みアカウントの申請を受けずに、未認証アカウントのまま運用するのもひとつの方法です。
未認証アカウントは、認証済みアカウントに比べユーザーからの信頼性が低いことや、販促用ポスターがダウンロードできないなどのデメリットがありますが、機能面での制限などはありません。
未認証アカウントのメリット・デメリットは下記の記事で詳しく解説しているので、気になる方はこちらも参考にしてください。
ただし、未認証アカウントでも、アカウント名変更後7日間は名前の再設定ができません。頻繁に名前の変更ができるわけではないことは覚えておきましょう。
変更の必要がない名前を付ける
前述の通り、認証済みアカウントで名称変更が可能なのは、会社名やサービス名等が変更となったときだけです。
またLINEヤフー社に申請が認可されない限り、アカウント名は変更できません。
上記のルールを事前に理解したうえで、はじめから変更の必要がない名称を付けることが大切です。
アカウント名変更の際は必ずユーザーへ告知する
認証済み、未認証に関わらず、アカウント名が変更になる際は、必ず自社アカウントのユーザーへ変更の旨を告知しておきましょう。
告知がないままアカウント名を変更すると、ユーザーのなかには「登録するつもりでないアカウントを友だち追加してしまった」と誤解する人もいます。
ブロック率の拡大や、ユーザーの混乱を招く恐れがあるので、名前を変える旨は事前にしっかり周知しておく必要があります。
LINE公式アカウントのおすすめの名前とは?
LINE公式アカウントを開設する際は、将来的に変更しなくてもいいようなアカウント名を設定する必要があります。
ただしアカウント名には20文字以内という制限があり、多くの情報を盛り込むことはできません。
また、認証済みアカウントとして承認されるためには、わかりやすく信頼性の高い名称を付ける必要があります。
企業名やブランド名、店舗名などをそのままを使用するほか、「〇〇法律事務所」「〇〇医院」など、業種が一目でわかる名前もおすすめです。
信頼性を示したい場合も「〇〇公式」「〇〇本店」程度にとどめ、表現しきれない情報は、ステータスメッセージに記載しましょう。
LINE公式アカウントの効果的な名前の付け方は下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
まとめ|LINE公式アカウントの認証済みアカウントは基本的に名前変更できない
この記事ではLINE公式アカウントの、認証済みアカウントの名称変更方法やおすすめの名前などについて解説しました。
認証済みアカウントは、基本的に名前を変更できません。どうしても変更したい場合は、問い合わせページからLINEヤフー社へ申請する必要があります。
名称変更できない点は不便に感じるかもしれませんが、認証済みアカウントを運用し、ユーザーからの信頼度を高めることは、アカウントの成長のためにとても大切です。
LINE公式アカウントの信頼性をさらに高めるには、拡張ツールのL Message(エルメ)もおすすめです。エルメは、「カレンダー予約機能」や「商品販売&決済連携機能」など、ビジネスの活性化に役立つ様々な機能を備えています。
LINE公式アカウントを利用した集客・販促の品質を高めたい方は、ぜひこの機会にエルメの導入もご検討ください。