「LINE公式アカウントの一斉送信ってどうやってやるの?」
「一斉送信をするときはどんなことに注意すれば良い?」
LINE公式アカウントで多くのユーザーに情報を伝える際、一斉送信は効率的かつ有効な手段です。しかし計画性のない配信はかえってユーザーから疎まれるほか、料金プランごとに配信数の上限も決まっています。
本記事ではLINE公式アカウントの一斉送信の上手な利用方法や活用するうえでの注意点を解説します。
LINE公式アカウントで一斉送信する方法
まずはLINE公式アカウントでの一斉送信の操作方法について解説します。
PCに加えスマホアプリからも一斉送信が可能なので、自分にとって使いやすい方法を選択してください。
PCで一斉送信する方法
PCから一斉送信する方法は下記の通りです。
- LINE公式アカウントの管理画面より「メッセージ作成」を選択
- 「メッセージ配信」画面にて、「配信先」と「配信日時」を選択
- 送りたいメッセージを入力し、右上の「配信」をクリック
なお、配信先で「絞り込み」を選択すれば、属性や行動データをもとに配信するユーザーを絞り込むことも可能です。
また「高度な設定」では、メッセージ配信数の上限を設定したり、A/Bテストで配信の効果測定をしたりできます。
「絞り込み」や「高度な設定」については、のちほど詳しく解説します。
スマホアプリで一斉送信する方法
スマホアプリで一斉送信をする場合は以下の手順で進めます。
まずLINE公式アカウントのアプリを開き、ホーム画面の「メッセージを配信する」を選択
「+追加」からメッセージの種類を選ぶ
メッセージの種類はテキストをはじめ、写真や動画、スタンプ、クーポン、ボイスメッセージなど種類が豊富にあるので試してみてください。
今回は「テキスト」を選択してみます。
メッセージを作成して「次へ」をタップ
「配信予約」の有無を選び、配信先に「すべての友だち」か「属性で絞り込み」を選択。(配信予約を設定しなければすぐに送信されます)
なお、スマホアプリで一斉送信する場合も、「LINE VOOMに投稿」「配信メッセージ数の指定」といった高度な設定が可能です。
最後に「配信」を押したら完了です。
このように一斉送信は、PC・スマホアプリともにシンプルな操作で配信できます。
LINE公式アカウントの一斉送信機能の特徴
一斉送信は「同時に多くのユーザーにメッセージを配信する機能」とだけ認識されがちですが、実はほかにも活用方法やメリットがあります。
ここでは一斉送信機能の特徴について解説します。
無料で利用できる
LINE公式アカウントには「コミュニケーションプラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」という3つのプランが用意されており、配信できるメッセージ数によって利用料金が変わります。
一斉送信は無料プランである「コミュニケーションプラン」を含むすべてのプランで使用でき、下記で紹介する「絞り込み配信」や「高度な設定」なども、契約プランに関わらず利用可能です。
ただし、一斉送信はメッセージ配信数を一気に消費するので、契約プランの上限配信数を越えないよう、注意が必要です。「コミュニケーションプラン」なら月あたりのメッセージ上限は200通までです。
特定の友だちへ絞り込み配信できる
一斉送信機能では、すべての友だちだけでなく、特定の友だちを絞り込んでメッセージを送る「セグメント配信」が利用できます。
配信先を絞り込む際は一人ずつ友だちを選ぶ必要はなく、友だちの属性や利用履歴などから送信する相手を決められます。
セグメント配信の詳しい内容については、下記の記事を参考にしてください。
さまざまなコンテンツを配信できる
一斉送信で送れるのは、テキストメッセージだけではありません。ほかにも下記のようなさまざまなコンテンツの配信が可能です。
- スタンプ
- 写真
- クーポン
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- 動画
- ボイスメッセージ
- リサーチ
- カードタイプメッセージ
テキストだけだとユーザーからスルーされてしまう場合も、スタンプや写真、動画などを絡めれば、チェックしてくれる確率も上がるでしょう。
またクーポンやリッチメッセージも配信できるので、情報を伝えるばかりでなく、直接的に来店を促す集客ツールとしても活用できます。
「高度な設定」ができる
一斉送信ではメッセージを送るばかりでなく、複数の「高度な設定」を選択できます。「高度な設定」の内容は下記の通りです。
- LINE VOOMに投稿
- 配信メッセージの上限を指定
- A/Bテストを作成
- キャンペーンを設定
SNS的要素の強い「LINE VOOM」に投稿できるほか、配信したいユーザー数の上限を指定することも可能です。上限を指定した場合、配信する友だちはランダムに選ばれます。
また、複数のメッセージを特定の割合で分けた友だちに配信し、それぞれの効果を測れる「A/Bテスト」を作成することも可能。A/Bテストについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてください。
さらに一斉送信では複数の「キャンペーン」を作成して、キャンペーンごとに効果を集計することもできます。キャンペーンの内容や活用方法については下記の記事を参考にしてください。
LINE公式アカウントで一斉送信をする注意点
一斉送信は多くのユーザーに同じ内容を伝えられ、集客や販促に効果的ですが、利用にあたっては理解しておくべき注意点があります。
注意点を押さえておかないと、望んだ効果が得られないばかりか、ユーザーからブロックされてしまう可能性も高まります。
ここでは一斉送信をする際の注意点を見ていきましょう。
「テスト配信」で一斉送信の内容をチェックする
一斉送信は多くのユーザーへメッセージを配信しますが、送信の中止や取り消しができないため、その内容はしっかりと吟味する必要があります。
また一斉送信をする前に、配信内容について社内の関係者で確認したい場合もあるでしょう。
そのような際に有効なのが「テスト配信」です。テスト配信は、本番の配信の前に指定のメンバーだけにメッセージを送り、その内容をチェックできる機能です。
テスト配信については下記の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ併せてご確認ください。
一斉送信の時間や頻度に気を配る
LINEでのお得情報の配信やキャンペーンのお知らせは、ユーザーにとって魅力的ですが、あまりにメッセージが多いと煩わしく感じられ、かえってブロック率が増してしまいます。ですから一斉送信を行う際は、その配信頻度や送信する時間帯などに気を配る必要があります。
メッセージの配信頻度は、一般的に週1回程度が適切とされています。限られた配信回数のなかで、中身の濃い内容を送るよう努めましょう。
また、配信の時間帯はユーザーの属性や生活パターンに沿ったものが求められます。下記の記事では「読まれるメッセージ」を配信するためのコツについてまとめています。ぜひ参考にしてください。
開封数から既読を判断する
LINEのメッセージの特徴的な機能として、相手の「既読」をチェックできる点が挙げられます。しかし一斉送信したメッセージについては、ユーザーの既読をチェックすることができません。
一斉送信したメッセージに対するユーザーの反応を確認したい場合は、メッセージの開封数をチェックすると良いでしょう。開封数は文字通りメッセージを開封した人数を指します。
メッセージ開封数の確認方法は下記の通りです。
- 「分析」タブをクリックし、「メッセージ配信」を選択
- 開封数が表示されていない場合は、「表示項目設定」内の「開封」にチェックを入れる
- 画面下側に、配信したメッセージごとの開封数が表示される
まとめ|LINE公式アカウントの一斉送信を上手に活用しよう
本記事では、LINE公式アカウントの一斉送信機能について解説しました。一斉送信を活用すれば、多くのユーザーに情報を伝えられ、集客や販促に効果が見込めます。
しかし契約プランによって配信数に上限が決まっているため、内容についてよく吟味するほか、配信するユーザーの絞り込みも入念に行う必要があるでしょう。
この際、LINE公式アカウント拡張ツールL Message(エルメ)を活用すれば、ユーザーの分析などが詳細に行えます。例えば、商品購入率の高い流入経路を分析し、「商品を買ってくれそうな顧客にだけメッセージを送る」といった精度の高い一斉送信も可能です!
初期費用・月額費用0円から利用できるため、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。