LINE公式アカウントのスタンプラリーの作り方と事例をご紹介

LINE公式アカウント
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スタンプラリーイベントをLINE公式アカウントで実施することにより、イベント参加者の管理が楽になるだけでなく、身近なアプリを使用することで参加のハードルを下げ、さらに友だちの新規獲得も期待できます。

しかしながら、LINE公式アカウントにはスタンプラリー機能がないため、実施には少々工夫が必要です。

本記事では、LINE公式アカウントでスタンプラリーイベントを実施する方法をいくつかご紹介します。

費用をかけずに無料で実施する方法や、自治体がLINE公式アカウントでスタンプラリーイベントを開催した事例などもまとめていますので、お困りの方は参考にしてください。

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LINE公式アカウントでスタンプラリーを行う流れ

はじめに、LINE公式アカウントでスタンプラリーを行う一般的な流れをご紹介します。

仕組みを理解することで、どのようなシステムが必要なのかをざっくりと把握しておきましょう。

  1. LINE公式アカウントを友だち追加してもらう
  2. ユーザーがラリースポットでQRコードを読み込む
  3. スタンプを付与する
  4. 貯まったスタンプと景品・プレゼントなどを交換する

従来のスタンプラリーには台紙が必要でしたが、LINE公式アカウントで実施する場合はQRコードの読み込みだけでスタンプを付与できます。

なお、景品やプレゼントなどの交換も、LINE公式アカウント上で完結させることが可能です。

LINE公式アカウントでスタンプラリーイベントを行うには

冒頭でもお伝えした通り、LINE公式アカウントには「スタンプラリー」という機能自体はありません。

ですが、LINE公式アカウントで使えるショップカード機能や、別途ツールを導入するなど、ちょっとした工夫によりスタンプラリーイベントを実施できます。

LINE公式アカウントでスタンプラリーイベントを実施する方法として挙げられるのは、主に以下の3パターンです。

  1. ショップカードを利用する
  2. LINE公式アカウントの拡張ツールを使う
  3. スタンプラリー専用のツールを導入する

それぞれ詳しくご紹介します。

1. ショップカードを利用する

無料でスタンプラリーを実施したい場合、ショップカードを利用する方法があります。

ショップカードはLINE公式アカウントに備わっている機能で、すぐに導入が可能です。

ただし、ショップカードは1アカウントにつき1枚しか作れないため、店舗ごとにスタンプラリーカードを使い分けることはできませんし、スタンプラリーイベントを何度も開催する場合は、前回のショップカードを活用するか、あらためて作り直す必要があります。

ショップカード自体はシンプルなポイントカードのような機能なので、どの場所で読み込まれたのかなど区別することはできませんが、手軽にスタンプラリーイベントを実施できる方法といえるでしょう。

ショップカードの作り方は以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

LINE公式アカウントのショップカードとは?ポイント付与方法や作り方
LINE@で商品購入や来店の特典ポイントをアプリ管理にしましょう。成功事例を元にメリット、デメリットや活用方法も紹介。リッチメニューとの連動、不正利用防止や複数枚利用する方法、削除手順も解説。

2. LINE公式アカウントの拡張ツールを使う

スタンプラリー機能の備わった拡張ツールを導入する方法です。

LINE公式アカウントの拡張ツールとは、LINE公式アカウントに不足する機能を補い、より便利かつ効率的にアカウント運用が可能となるツールのこと。

例えば、拡張ツール「L Message(エルメ)」を導入すると、LINEのトーク画面下に表示されるリッチメニューを複数作成して出し分けることができるので、LINE公式アカウントのショップカード機能よりも自由度の高いスタンプラリーを構築できます。

L Message(エルメ)ではその他にも、店舗やセミナーなどに使える予約システム、アンケートや問診票などに使えるフォーム作成機能など、スタンプラリー以外の機能も豊富に搭載されています。

また、エルメは無料プランを用意しており、ほとんどの機能を無料で使えますので、興味のある方はぜひ一度お試しください。

3. スタンプラリー専用のツールを導入する

出典:ザ・スタンプラリー公式サイト

他社が開発・提供するデジタルスタンプラリーシステムを導入する方法です。

既存のシステムを使うため、手間をかけずスピーディーにスタンプラリーイベントを開催できます。

コストをかけてもよいので、本格的なシステムを手軽に導入したい」という場合におすすめです。

一部無料で利用できるシステムもありますが、導入費用がかかるのが一般的。

導入費用はおおよそ10万円前後を目安に考えておくと良いでしょう。

LINE公式アカウントのデジタルスタンプラリーの作り方

ここでは、デジタルスタンプラリーの作り方をご紹介します。

  1. スタンプラリーイベントの内容を固める
  2. スタンプラリーシステムを用意する
  3. LINE公式アカウントとシステムを連携する
  4. イベントを開催する

流れはシンプルです。初めてのシステム導入で、何から始めたら良いのかわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. スタンプラリーイベントの内容を固める

まずはスタンプラリーイベントの内容をよく考え、案を固めます。

  • どこにラリースポットを設置するのか
  • スタンプいくつでどうなるのか
  • スタンプが貯まったときの特典内容
  • スタンプラリーシステムの導入費用や特典内容を含めた予算

上記の内容を具体的に決めておくと、後の流れがスムーズです。

2. スタンプラリーシステムを用意する

  • LINE公式アカウントのショップカード機能を使う
  • LINE公式アカウントの拡張ツールを使う
  • 既存のスタンプラリーシステムを導入する

どのような手段を使ってスタンプラリーシステムを導入するのかを決めます。

無料で簡単にスタンプラリーイベントを開催したいならショップカード機能がおすすめです。スタンプラリーとしての機能性は高くありませんが、最も簡単に導入できます。

スタンプラリーを活用して、LINE公式アカウントから積極的に集客や売上につなげたい場合は、LINE公式アカウントの拡張ツールを導入するのが良いでしょう。

コストにこだわらず、簡単に本格的なシステムを導入するなら、既存のスタンプラリーシステムを利用するとスムーズです。

3. LINE公式アカウントとシステムを連携する

スタンプラリーシステムを用意できたら、LINE公式アカウントとシステムを連携します。

ショップカードを利用する場合は、とくに連携などの作業は不要ですが、他社製のスタンプラリーシステムを導入する場合は、操作説明やサポートを受け、案内の通りにLINE公式アカウントと連携を行います。

例えば拡張ツールの「L Message(エルメ)」の場合は、一つひとつの操作を画像付きで解説したマニュアルがありますので、初心者の方でもスムーズに導入いただけます。

4. イベントを開催する

スタンプラリーシステムの導入が完了したら、イベントを開催しましょう。

イベント開催までに、スタンプラリーシステムのテスト運用を行うことをおすすめします。

また、イベント期間中は、LINE公式アカウントの友だち増加が期待できます。

LINE公式アカウントのアンケート機能などを利用し、イベント参加者からの意見や要望を収集しておくことで、次回のイベント開催に活かすことが可能です。

なお、LINE公式アカウントでアンケートを実施する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。アンケート機能はサービスの改善や意見収集に役立つ重要な機能なので、ぜひあわせてチェックしてくださいね。

LINE公式アカウントのアンケートの作り方は?リサーチを無料で実施
LINE@の回答フォーム機能では友だちの性別や年齢、居住地や自由記述の質問によって商品・サービスに関する悩みや需要を調査可能。集計結果のダウンロードや回答のお礼としてクーポン配布の設定も。作成方法と便利な使い方を紹介。

LINE公式アカウントでスタンプラリーを実施した事例

今までに実施したことのないイベントを開催するときや、初めてのシステムを利用するときは、他社の事例をいくつかチェックしておくと参考になります。

  • 株式会社バンダイ|ガシャポン®デジタルラリー
  • 自治体(熊本県・宮崎県・鹿児島県)|ぐるっと南九州3県デジタルスタンプラリー
  • 大垣観光協会・中日本高速道路株式会社|お城LINEスタンプラリー

ここでは、大手企業や自治体などがLINE公式アカウントでスタンプラリーを実施した事例を3つピックアップしました。

ぜひ今後のイベント開催時の参考にしてください。

株式会社バンダイ|ガシャポン®デジタルラリー

出典:ガシャポンオフィシャルサイト – 西武線デジタルラリーの遊び方

バンダイのガシャポン®自販機と、LINE公式アカウントを組み合わせたスタンプラリーイベントの事例です。

スタンプラリー会場内でQRコードを読み取ることで、スタンプを獲得できます。

貯まったスタンプは、LINE公式アカウントの拡張ツールを使用し、LINEで景品交換用コードを発行できるよう設定されています。加えて、会場内の景品用QRコードを読み込むことにより、景品のガシャポン®が解錠される仕組みです。

また、LINE公式アカウントで取得したユーザーデータは、友だちの属性に合ったメッセージを配信したり、友だちの興味に合うガシャポン®が検索できる機能などに活用したりと、新規顧客をリピーター化する工夫も施されています。

自治体(熊本県・宮崎県・鹿児島県)|ぐるっと南九州3県デジタルスタンプラリー

熊本県、宮崎県、鹿児島県の南九州3県が、県をまたいで実施したデジタルスタンプラリーイベントです。スタンプを集めて応募すると、抽選で3県の特産品がゲットできます。

ラリーポイントにてLINE公式アカウントに設置したメニュー「GPSを読み込む」をタップすることで、GPS機能を利用してスタンプが獲得できる仕組みです。

先にご紹介したガシャポン®のデジタルスタンプラリーでは、QRコードを読み込むシステムでしたが、南九州3県のスタンプラリーでは、GPSを使用してより簡単にスタンプがもらえるようになっています。

また、スタンプラリーイベント終了後も、継続的に観光情報を発信するなどして、イベントで獲得した友だちへ積極的にプロモーション活動を行っています。

大垣観光協会・中日本高速道路株式会社|お城LINEスタンプラリー

岐阜県大垣市の大垣観光協会と、中日本高速道路株式会社が主催するスタンプラリーイベントです。こちらはラリーポイントでQRコードを読み取ることで、スタンプがもらえます。

全国15か所のお城をめぐることでもらえる各スタンプは、デジタル御朱印のデザインとなっており、お城好きのユーザーが楽しめる工夫が凝らされている点もポイント。

スタンプを6個集めると参加賞として大垣城3勺枡が、スタンプを全て集めると大垣城特別デジタル御城印がもらえる特典内容となっています。

スタンプのデザインに凝ることも、イベントを盛り上げる要素のひとつといえるでしょう。

まとめ|LINE公式アカウントでスタンプラリーを実施しよう

LINE公式アカウントでスタンプラリーイベントを実施するには、LINE公式アカウントのショップカード機能を利用する方法、拡張ツールを利用する方法、そして他社が提供するスタンプラリーシステムを導入する方法があります。

おすすめしたい手段の選び方は以下の通りです。目的に合わせて最適な手段を選びましょう。

  • 無料で簡易的に実施する場合:ショップカード機能を利用する
  • LINE公式アカウントのさまざまな便利機能を使いたい場合:拡張ツールを利用する
  • 手軽に本格的なシステムを導入したい場合:他社提供のシステムを導入する

なお、LINE公式アカウントと連携が可能な拡張ツール「L Message(エルメ)」では、より詳細な分析機能や、属性・条件・タグなどによる友だちのグループ分け、LINE公式アカウントの既存機能よりも自由度の高いアンケートフォーム作成など、さまざまな便利機能が利用できます。

スタンプラリーイベントを開催すると、友だちの急増が予想されますので、ぜひこの機会にツールを無料でお試しいただき、効率的なアカウント運用を体感してみてください。