LINE公式アカウントを運用していると、「対応中のトークをすぐ見つけたい」「フォローアップの質をもっと上げたい」と感じることはありませんか?
そんな悩みを解消できるのが、チャットProオプションで使えるカスタムフィルター機能です。トークを条件ごとに絞り込めるため、対応漏れや確認ミスを防ぎ、チャット管理を効率化できます。
本記事では、LINE公式アカウントのカスタムフィルターとは何か、できることや具体的な設定方法、活用例までをわかりやすく解説。あわせて、チャットProオプションが必要かどうか、無料で代替できる方法についても紹介するので、自分の運用に合った選択ができるようになります。
- LINE公式アカウントのカスタムフィルターとは何か
- カスタムフィルターの具体的な活用例
- カスタムフィルターの設定方法
- 代替手段として使える無料のLINE拡張ツール
LINE公式アカウントのカスタムフィルターとは?
LINE公式アカウントの「カスタムフィルター」とは、チャット一覧を条件ごとに絞り込み、必要なトークだけを素早く確認できる機能です。
友だちに付与しているタグや対応状況などを条件として設定し、自分の運用に合ったフィルターを作成できます。
このカスタムフィルターは、LINE公式アカウントの有料オプションである「チャットProオプション」に含まれる機能の一つです。
チャットProオプションを利用することで、標準の表示切り替えだけでなく、複数の条件を組み合わせたフィルターを作成できるようになり、チャット管理の効率を高められます。
たとえば、「特定のタグが付いている友だちだけを表示したい」「対応が必要なチャットをまとめて確認したい」といったケースでも、カスタムフィルターを使えばスムーズに対応できます。
チャット対応の件数が多いアカウントほど、確認漏れや対応遅れの防止につながるのが特徴です。
なお、チャットProオプションについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。加入すべきかの判断ポイントや具体的な加入方法、事前に知っておきたい注意点まで分かりやすくまとめました。

また、LINE公式アカウントの概要や開設方法は以下の記事で詳しく解説しています。具体的な手順も動画で説明しているので、初心者の方はぜひチェックしてください。

カスタムフィルターの具体的な活用例
カスタムフィルターを活用すると、チャット一覧を条件ごとに切り替えて表示できるため、複数の顧客と同時にやり取りしている場合でも、状況を把握しやすくなります。
担当者が複数いる場合や、問い合わせ件数が増えてきたタイミングでは、対応の抜け漏れ防止や業務効率化に役立つ機能です。
たとえば、ビジネスの進行状況に合わせて、次のようなカスタムフィルターを作成できます。
| カスタムフィルター例 | 管理内容 | 活用シーン |
|---|---|---|
| 予約済み | 予約日時が確定している顧客 | 当日連絡・リマインド対象の確認 |
| 来店・利用完了 | すでにサービス提供が完了した顧客 | お礼メッセージやアンケート送付の対象抽出 |
| キャンセル・日程調整中 | キャンセル連絡が入った顧客 | 日程の再調整が必要なチャットをまとめて管理 |
| フォローアップ必要 | 一定期間返信がない、または再連絡したい顧客 | 対応忘れの防止、適切なタイミングでの再アプローチ |
| 購入検討中 | 商品・サービスに興味を示している顧客 | 説明や案内を送った段階の管理 |
| リピーター | 過去に利用履歴がある顧客を把握 | 優先対応や限定案内のキャンペーン企画に活用 |
このように、カスタムフィルターを使えば、チャットの状態を視覚的に整理しながら確認できるため、顧客対応の優先順位付けや進捗管理がしやすくなります。
結果として、対応スピードの向上や、顧客満足度の改善にもつながるでしょう。
カスタムフィルターの設定方法
カスタムフィルターの設定方法を解説します。
まず、LINE公式アカウントにログインし、メニューから「チャット」をクリックしてください。

次に、左メニューの歯車マークにカーソルを合わせると、「カスタムフィルター」が表示されるので選択します。

画面右下にある緑色の「+作成」ボタンから、チャットリスト用のカスタムフィルターを自由に新規作成できます。
なお、作成できるカスタムフィルターは最大20個までです。

作成済みのカスタムフィルターは、ページ下部に一覧で表示されます。
ここから表示順の並び替えや、フィルターの編集・削除も可能です。
カスタムフィルターに関するよくある質問
LINE公式アカウントのチャットProオプションで使えるカスタムフィルターに関して、よくある質問を解説します。
カスタムフィルターの料金は?
カスタムフィルターは、LINE公式アカウントの有料オプションである「チャットProオプション」に含まれる機能の一つです。
チャットProオプションは、LINE公式アカウントの管理画面から申し込みができ、料金は月額3,000円(税別)です。
LINE公式アカウントの料金プラン(コミュニケーションプラン・ライトプラン・スタンダードプラン)に関わらず、すべてのプランで追加できます。
チャットProオプションの機能一覧や料金体系、加入すべきかどうかの判断ポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。具体的な加入方法や、事前に知っておきたい注意点もまとめていますので、あわせてご確認ください。

一度解約したらフィルターの設定は消える?
チャットProオプションを解約しても、作成済みのカスタムフィルターの設定自体が完全に削除されるわけではありません。
再度チャットProオプションを購入した場合、解約前に設定していたカスタムフィルターが復元され、引き続き利用できます。
そのため、「一時的に利用を停止したい」「必要な期間だけ加入したい」という場合でも、再設定の手間が少ない点は安心材料といえるでしょう。
無料の代替ツールはある?
チャットProオプションに加入しなくても、無料で使えるLINE拡張ツールを導入することで、カスタムフィルターと同様にユーザーを絞り込み・管理できます。
たとえば、L Message(エルメ)では、友だち追加したユーザーに個別でタグを付けたり、同じタグが付いた友だちを一覧で確認したりといった管理が可能です。タグを使ったセグメント配信にも対応しています。
また、無料のフリープランでもタグの作成数・付与数に制限はありません。「タグで友だちを整理したい」「無料で顧客管理を強化したい」という場合には、有力な代替手段といえるでしょう。
機能の詳細については、L Message(エルメ)公式サイトをチェックしてください。
まとめ|ユーザーの管理に便利なカスタムフィルターは無料ツールも含めて検討しよう
本記事では、LINE公式アカウントのチャットProオプションで利用できる「カスタムフィルター」について、機能の概要から活用例、設定方法、よくある質問までを解説しました。
カスタムフィルターを使うことで、トークの管理がしやすくなり、対応漏れや確認ミスの防止につながります。
一方で、チャットProオプションに加入すると月額費用が発生するため、自身の運用規模や目的に合っているかを見極めることも重要です。
- カスタムフィルターは、トークを条件別に整理できる機能
- 利用するにはチャットProオプション(月額3,000円・税別)が必要
- 進行状況ごとの管理など、業務効率化に役立つ
- 設定はLINE公式アカウントの管理画面から簡単に行える
- 無料で代替できるLINE拡張ツールも存在する
カスタムフィルターは、チャット対応を効率化し、管理の手間を減らしたい方に役立つ新機能です。ただし、コストをかけずに同様の管理を行いたい場合は、無料で使えるLINE拡張ツールを導入する方法もあります。
たとえば、L Message(エルメ)なら、タグの作成数・付与数に制限がなく、セグメント配信なども簡単に利用可能。さらに、一定の間隔で配信できるステップ配信や自動応答など、売上アップとコスト削減につながる便利な機能が満載です。
「チャット対応をもっと自動化したい」という方は、初期費用・月額費用0円から利用できるL Message(エルメ)の機能もぜひチェックしてみてください。






