LINE公式アカウントだけでは、通常はリッチメニューのタブ分け表示を設定することはできません。
しかし、拡張ツールを利用すれば、LINE公式アカウントでも簡単にタブ分けされたリッチメニューの導入が可能です。
トークルームに表示されるリッチメニューをタブで分けることにより、より多くのメニューを表示させたり、カテゴリー別にメニューを表示させたりできるので、いつものリッチメニューが見やすくなります。
この記事では、LINE公式アカウントのリッチメニューをタブ分けする方法について、画像付きで解説します。
LINE公式アカウントでタブ付きリッチメニューを作るには
冒頭でもお伝えした通り、LINE公式アカウントの機能だけではタブ付きリッチメニューを作成したり、設定することはできません。
しかしながら、タブ付きリッチメニューに対応した拡張ツールと、LINE公式アカウントを連携することで、タブ付きリッチメニューの作成や設定が可能になります。
LINE公式アカウントの「拡張ツール」とは、LINE公式アカウントと連携することにより、機能を追加できるツールのことです。
具体的には、ツールによって自由度の高いアンケートフォーム作成や、より精度の高い分析機能、友だちのグループ分けなど、LINE公式アカウントにはない細かな機能を補ったり、自動で情報をまとめたりできます。
例えば拡張ツールの「L Message(エルメ)」なら、無料プランでも2つまでのリッチメニューの作成が可能です。また、タブ付きリッチメニューの作成と設定にも対応しています。
拡張ツールは、通常、月額料金がかかるのが一般的なので、ツールの選定は慎重に行いましょう。エルメのように、ずっと使い続けられる無料プランが用意されているツールを選ぶのもおすすめです。
LINE公式アカウントのタブ付きリッチメニューの作り方
早速ですが、LINE公式アカウントのタブ付きリッチメニューの作り方をご紹介します。
今回は、先ほどご紹介した拡張ツールの「L Message(エルメ)」を使用して作成します。
エルメでは、全ての機能の操作方法を画像付きでまとめたマニュアルがあるため、初心者でもすぐに操作に慣れていただけるはずです。
1.タブの枚数分のリッチメニューデザインを用意する
まずはタブの枚数分のリッチメニューデザインを用意します。例えば2つのタブに分けたい場合は、2枚のリッチメニューの画像が必要です。
今回使用するエルメでは、画像を用意しなくてもツール内で簡単に作成できます。
よりデザインにこだわる場合は、Canvaなどの画像作成サイトを利用するのが良いでしょう。
エルメの機能でリッチメニューの画像を作成する場合は、このまま次の手順でリッチメニューの画像作成へと進みます。
なお、Canvaを使用したリッチメニュー画像の作成方法は以下の記事で解説しています。自分で画像を作りたい方は参考にしてみてください。
2.タブの設定を行う
はじめに、エルメのメニュー画面左にある「顧客対応」より「リッチメニュー画像作成」を選択します。
「新規作成」をクリックしたあと、自身で管理する用の管理名と保存するフォルダを選択。
画面を下にスクロールし、タブを「利用する」にチェックを入れてタブの設定を行います。
こちらでは、タブの枚数やタブのカラーなどの大まかなデザインを決めることが可能です。全ての設定が完了したら、画面下部の「決定」をクリックします。
3.リッチメニューの内容を設定
タブの大枠ができましたので、リッチメニューの内容を設定していきましょう。
タブ部分のテキストを決めます。先ほどのタブ設定の項目から少し上にスクロールしましょう。
メニューのカテゴリーをイメージしてみてください。例えば「予約」タブと「商品情報」タブに分けたり、「予約・確認」タブと「コラム」タブと「問い合わせ」タブに分けたりなど、メニューのカテゴリー名をタブ部分に記載すると分かりやすいです。
次にレイアウト選択の「選択」をクリックし、タップ領域のレイアウトを決定します。
今回はメニューが4分割されたレイアウトを選択しました。メニューボタンのテキストも設定しましょう。メインテキストとサブテキストは、例えばメインテキストが「お問い合わせ」の場合、サブテキストには「お問い合わせはこちら」などと簡単に補足します。
エルメでは、リッチメニューのアイコンもツール内で用意できます。自分で用意したアイコンをアップロードすることも可能です。
また、全体背景をシンプルなカラーにしたり、あらかじめ用意した画像に設定したりできます。そのほかにも、メニュー1つ1つの背景を個別に設定したりと細かな設定もできるので、お好みにあわせてお試しください。
設定が完了したら画面下部の「保存」をクリックします。
4.タブの枚数分のデザインを作成し保存する
ここまでのステップで、タブ付きリッチメニューのうち1枚目の画像作成が完了しました。
同じ手順で2枚目のリッチメニュー画像を作成しましょう。
2枚目のリッチメニュー画像を作成する際は、先に作成した1枚目のリッチメニュー画像を「コピー」して進めると、余分な手間が省けて楽に2枚目の画像を作成できます。
2枚目の画像作成では、タブ設定で「メインタブ選択」の「B」にチェックを入れて作成していきましょう。
5.タブ付きリッチメニューを設定する
エルメで作成したリッチメニューデザインを使用し、タブ付きリッチメニューを設定します。
エルメのメニュー「顧客対応」から「リッチメニュー」を選択。
「新規作成」をクリックします。
「アップロード」より、先ほど作成した1枚目のリッチメニュー画像をアップロードしましょう。画面の内容に沿って、管理用のリッチメニューの名前などの項目を入力していきます。
「エリア追加」ボタンをクリック後、画像のボタン部分にタップできるエリアを設定してください。
同じ手順で全てのボタンの設定を済ませ、「保存」をクリックしましょう。
ここまでがタブ1枚目の設定です。
同じ手順で「新規作成」から2枚目のタブの設定も同様に行います。
全タブ分の設定が完了したら、リッチメニュー一覧の画面で再度1枚目のタブを選択。
「エリア追加」より、2枚目のタブ部分をドラッグし、右下の「確定」を選択しましょう。
エリア追加後、「友だちアクション」の箇所で「リッチメニューを表示」を選択。リッチメニューをタップした際に、別のリッチメニューへ切り替えできるよう設定が可能です。
同様の手順で全てのリッチメニュー画像に対し、タブ部分のアクション設定をしておきましょう。
これでタブ付きリッチメニューの作成は完了です。
LINE公式アカウントのタブ付きリッチメニューに関するQ&A
今回はLINE公式アカウントのタブ付きリッチメニューに関して、以下3つのよくある疑問と回答をまとめました。
気になる項目があれば参考にしてみてください。
Q.リッチメニューをユーザーごとに出し分けることはできる?
A. 拡張ツールの利用により、ユーザーごとに表示させるリッチメニューを出し分けることができます。
例えばエルメでは、「新規顧客用メニュー」「リピーター用メニュー」「会員用メニュー」「非会員用メニュー」など自由に設定し、条件に応じて出し分けることも可能です。
Q.リッチメニューのデザインをスマホで作る方法は?
A. スマホ対応の画像作成アプリを使用すれば、スマホでもリッチメニューのデザインを作成できます。
Canvaであれば、スマホアプリを使用して画像を作成できます。パソコン版と同様にテンプレートを使用してリッチメニューが作成できるため、一から作成するよりも簡単です。
ただし、スマホなのでどうしても操作性はパソコンに劣ります。
Q.タブ付きリッチメニューは無料で設定できる?
A. 無料で使える拡張ツールを利用すれば、無料でタブ付きリッチメニューを設定できます。
例えばエルメなら2つまでのリッチメニューを無料プランで作成することが可能です。
ツールによっては有料機能であることも珍しくないので、事前にプランと使える機能は確認しておきましょう。
まとめ|LINE公式アカウントのタブ付きリッチメニューは簡単に作れる
LINE公式アカウントだけでは、タブ付きリッチメニューの作成はできませんが、拡張ツールを導入することで簡単にタブ付きリッチメニューを作成し設定できます。
タブの枚数分のリッチメニューデザインを用意し、拡張ツールの専用機能を利用してタブの切り替えができるように設定しましょう。
LINE公式アカウントの拡張ツール「L Message(エルメ)」なら、無料プランでも2つまでリッチメニューを作成できるため、2枚タイプのタブ付きリッチメニューが無料で作成可能です。
また、エルメでは、この他にも以下のような運用を効率化する機能が利用できます。
- 予約受付をLINE上で自動化する機能
- アンケートや問診などに幅広く使えるフォームを作成する機能
- 友だち一人ひとりの行動を分析する機能(性別や年齢ごとの反応率など)
これらの機能も無料で使い続けることができるため、ぜひこの機会に詳細をチェックしてみてください。