「LINE公式アカウントの料金改定で、どんな変更があったの?」
「実質値上げされたっていう噂だし、料金プランを変更したほうがいいのかな?」
こんな疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
2023年6月にLINE公式アカウントの料金改定が行われました。本記事では、2024年9月時点における料金プランの内容と料金改定の対策を詳しくお伝えしていきます。
LINE公式アカウントの新料金プランの詳細を知り、運営方法を見直すことで、配信の効率化やコストダウンにつながる可能性があるので、ぜひ最後までご覧ください。
LINE公式アカウントの料金改定
LINE公式アカウントは、企業やお店が顧客一人ひとりに本当に必要な情報を届けること、双方向のコミュニケーションを実現することを目指しています。しかし、今までは多くの人に同じメッセージを一斉に送ることが多く、一方的な情報配信、コミュニケーションになっていたことが課題でした。
そこでLINE社では、サービス改善のため、顧客の好みや行動に合わせた適切なメッセージ配信や、より深いコミュニケーションができるように、様々なアップデートを行っており、今後もその方向性で進めていく予定です。
このような背景により、2023年6月にLINE公式アカウントの料金改定が行われました。
それでは、旧プランとの違いを詳しく見ていきましょう。
LINE公式アカウントの3つの料金プラン
旧料金プランと新料金プランを表にして比較してみました。
【旧料金プラン】
プラン名 | 月額固定費 | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ料金 |
フリープラン | 0円 | 1,000通 | 不可 |
ライトプラン | 5,000円 | 15,000通 | 5円/通(税別) |
スタンダードプラン | 15,000円 | 45,000通 | ~3円/通(税別) |
【新料金プラン】
プラン名 | 月額固定費 | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ料金 |
コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | 不可 |
ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 | 不可 |
スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 | ~3円/通(税別) |
今回の改定をまとめると、下記のようになります。
- 「フリープラン」が「コミュニケーションプラン」へ変更
- それぞれのプランで無料メッセージ通数が減少
- ライトプランの追加メッセージが不可になった
- 月額固定費の変更はなし
どのプランでも、以前と同じようにメッセージを送ろうとすると、無料メッセージ通数を超えてしまいコスト増につながってしまう可能性があります。
今回は大きな料金改定ですので、運営方法や料金プランの見直しが必要と言えるでしょう。
ちなみに下記の記事では、料金プランの選び方や月額固定費以外の費用も解説しています。あなたに適した料金プランが分かりますのでぜひこちらもご覧ください。
LINE公式アカウントの料金改定への対策
今回の改定で月額固定費に変更はありませんが、無料メッセージ通数が減少しているので、実質値上げとみなすことができます。
そこで、LINE公式アカウントの料金改定への対策をご紹介します。
単純に配信頻度を減らす
単純にメッセージ配信頻度を減らすことで、無料メッセージの上限に達しないようにできます。
たとえ無料プランを利用している場合でも、メッセージの配信頻度を下げ、重要な情報を厳選することで効率的なメッセージ配信が可能です。
しかし、無料プランは無料メッセージ通数の上限が200通までと少ないので、小規模ビジネス向けの対策と言えます。
より多くの顧客にアプローチしたい場合は、どうしてもプラン変更が必要になりますので注意してください。
リッチメニューに情報を記載する
リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されるボタン形式のメニューで、タップするとリンクやメッセージが表示される機能です。
お知らせやプロモーション情報をリッチメニューに組み込むことで、メッセージの配信回数を減らし、配信数の節約が可能です。
リッチメニューは視覚的にわかりやすく、ユーザーの興味を引きやすいため、効果的に情報を伝えられるのもメリットです。
ちなみにテンプレートを利用すれば、知識が無くても簡単におしゃれで効果的なリッチメニューを作成できます。詳しくは下記の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
自動応答メッセージを利用する
自動応答メッセージは、ユーザーが特定のキーワードを送信すると、設定されたメッセージが自動的に返信される機能です。
重要な情報やお知らせを自動応答メッセージに組み込むことで、メッセージの配信回数を減らしつつ、必要な情報をユーザーに届けることができます。
今回の料金改定に対応するには、この応答メッセージを使いこなすことが重要と言えます。
最初に少し設定が必要ですが、一度適切に設定さえすれば、あとは自動で返信してくれます。メッセージ配信をしなくても、ユーザーが必要な情報にアクセスできる仕組みを作ることがポイントです。
詳しい設定方法や使い方のコツは、下記の記事で解説しています。応答メッセージで作業効率の向上やコストダウンにつなげていきましょう。
絞り込み配信を利用する
絞り込み配信とは、メッセージ配信の機能の1つで、特定の条件を満たしたユーザーにだけメッセージを送信できます。
例えば、チャットタグオーディエンス(ユーザーの特徴をラベリングできる機能)を活用し、ユーザーを好きなグループに分け、それぞれに最適な情報発信をする方法があります。
また、以前のメッセージを開封したユーザーを特定し、そのユーザーにだけ追加のメッセージを送信するといった使い方も可能です。
絞り込み配信を行うことで無駄なメッセージ配信を避け、配信数を効率的に管理できるようになるので、プラン変更が必要なくなる可能性があります。
また、「メッセージが読まれない…最近ブロック数が増えてきたな」という方も、絞り込み配信を使うことで改善する可能性があります。下記の記事で絞り込みメッセージの設定方法やメリットを解説しているので、ぜひご覧ください。
L Message(エルメ)で値上げ対策
L Message(エルメ)は、LINE公式アカウントの運用を効率化するためのツールです。
エルメを利用することで、メッセージ配信の自動化や、より細かいターゲティングが可能になるので、値上げ対策にも効果的です。
具体的には、メッセージ配信やキャンペーン管理が自動化され、ターゲティングやメッセージのカスタマイズがより簡単になります。LINE公式アカウント単体で活用するよりも、さらに細かな絞り込みができるため、より最適化されたメッセージ配信ができます。
さらに、配信後の効果測定や分析機能も搭載されているので、結果をもとにした施策を導き出せます。
初期費用や固定費がかからず、気軽に始められる点も魅力ですよ。
今後、LINE公式アカウントの料金改定の可能性はある?
LINE公式アカウントはこれまでにも料金改定が行われており、今後も同様の改定が行われる可能性があります。
2019年には、LINEが提供するビジネス向けのアカウントが統合し、名称がLINE公式アカウントに統一されたことで、機能やプランにも大きな変更がありました。
このことから考えると、サービスの進化や機能の追加・変更に伴い、料金体系が再び見直される可能性が十分にあります。
最新情報は、LINEヤフー for Bisinessや、管理画面のホーム右上から確認できますので、料金改定や機能の変更、アップデートに関するお知らせを見逃さないようにしましょう。
まとめ|LINE公式アカウントの料金改定の対策をしよう
今回のLINE公式アカウントの料金改定により、月額固定費には変更がないものの、無料メッセージ通数の減少により実質的なコスト負担が増える可能性があります。
本記事でお伝えした対策を講じることで無駄なコストを抑え、効率的な運用が可能になります。
今後も、LINE公式アカウントの料金改定や機能の変更の可能性があるので、最新情報を見逃さないようにしてください。
LINE公式アカウントを賢く運用し、料金改定の影響を最小限に抑えることを目指しましょう。
さらに、LINE公式アカウントの拡張ツール「L Message(エルメ)」の導入で、メッセージ配信の自動化や、細かいターゲティングが可能になり、より効率的な配信やコストダウン、作業効率化が期待できます。
初期費用・月額固定費0円から利用できますので、ぜひL Message(エルメ)を有効活用してください。