「LINE上でネットショップを開設することはできるの?」
「LINEをネットショップの販売促進に役立てられないかな?」
ネットで商品販売を行う個人事業主の方や、企業の担当者の方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
LINE公式アカウントを導入すれば、幅広い客層へ自身のネットショップを告知できるほか、カスタマーサポートの充実なども図れます。
本記事ではLINE公式アカウントをネットショップの販売促進に役立てる具体的な方法を解説します。
LINE公式アカウントで商品の販売はできる?
そもそも、LINE公式アカウントでは商品やサービスの販売ができるのか、気になっている方も多いと思います。
まずはLINE公式アカウント上での物販の方法について見ていきましょう。
LINEショッピングだけではネットショップの開設はできない
LINEの買い物サイトというと、「LINEショッピング」を思い浮かべる方も多いことでしょう。LINEショッピングはLINEからアクセスできるECサービスで、商品を購入することでLINEポイントなどが手に入る、お得なショッピングプラットフォームです。
とはいえLINEショッピング自体には決済機能はありません。利用者はLINEショッピングを通して各ネットショップへ移動し、そのネットショップにて決済を行うことで取引を行います。
言い換えれば、LINEショッピングだけでは、ネットショップを開設することはできません。LINEショッピングに自店を掲載する場合でも、LINE以外のサーバーでECサイトを構築しておく必要があります。
拡張ツールを活用すれば商品販売は可能
LINE公式アカウント自体にも商品の販売・決済機能は備わっていませんが、拡張ツールを利用すれば、商品やサービスの販売自体は可能です。
LINE公式アカウントの拡張ツールとしては、初期費用・月額費用0円から利用でき、集客・決済・分析まで行えるL Message(エルメ)がおすすめです!
L Message(エルメ)を利用すれば、LINE内で商品販売から決済までを一貫して行えるほか、顧客へ関連商品を提案するなど、販売促進につながるさまざまな機能を活用できます。ぜひこの機会に、導入をご検討ください。
LINE公式アカウントをネットショップに活用するメリット
LINE上での販売決済は拡張ツールを利用しなければ不可能ですが、ネットショップやECサイトを運営している方にとって、LINE公式アカウントはたいへん有効な集客ツールとして機能します。
ここではLINE公式アカウントをネットショップの運営に活用するメリットを見ていきましょう。
LINEの利用者数が多い
LINE公式アカウントを販促に利用する最大のメリットとして、多くのユーザーに自身のネットショップをアピールできる点が挙げられます。
LINEのユーザー数はいまや月間9,600万人以上にものぼり、日常的にLINEを使っている「アクティブユーザー」も非常に多いです。
ユーザーの居住地域、性別なども網羅しているほか、ほかのSNSなどでは偏りがちな利用者の年齢層も幅広く、さまざまな顧客層へアプローチすることが可能です。
無料から利用できる
LINE公式アカウントは集客・販促に効果的なツールでありながら、料金は無料から利用できます。友だちが増え、配信するメッセージ数が増えた場合は有料プランも検討すべきですが、無料プランでも十分な機能を活用できます。
費用をかけずに集客や販売促進を図れる点は、小規模なネットショップを運営している方にとっても嬉しいポイントでしょう。
ネットショップに活用できる機能が豊富
LINEと聞くとメッセージツールを連想する方が多いと思いますが、LINE公式アカウントにはネットショップ運営に活用できるさまざまな機能が備わっています。
例えばクーポンの配布機能や、広告のように表示できるリッチメニューなど販促につながるツールを手軽に利用できるほか、施策の効果を分析し、精度を高めていくことも可能です。
LINE公式アカウントの機能については下記の記事でまとめているので、ぜひ併せてチェックしてください。
LINE公式アカウントのネットショップでの活用方法
ここからはLINE公式アカウントをどのようにネットショップの販促に役立てられるか、具体的な活用方法について解説していきます。
LINEの特徴を活かした施策を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
友だちへメッセージやクーポンを配信する
LINE公式アカウントでは顧客に直接メッセージを配信できるため、クーポンやお得情報を送り、購買を促すことができます。
メッセージを利用した集客策といえばほかにメルマガなどが思い当たりますが、LINEは日常的に利用することも多いツールであるため、メルマガ以上の開封率が期待できます。
さらにLINE公式アカウントでは、クーポンを抽選型にすることが可能です。当選したユーザーは「せっかく当たったし…」という心理になるので、クーポン利用率のアップが見込めます。
下記の記事では、メッセージの配信におけるクーポンの活用方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
リッチメニューを活用する
リッチメニューとは、LINEのトーク画面下に固定表示されるメニュー画像のことです。リッチメニューでセール情報や、売れ筋商品などを紹介すれば、そこを経由して自社のネットショップにユーザーを誘導することができます。
メニュー画像と聞くと、「デザイン作りがむずかしそう」と感じるかもしれませんが、実際は無料のテンプレートなどを利用し簡単に作成できます。詳しくは下記をご参照ください。
このようにLINEの画面上に、自社ネットショップまでの動線を用意しておけば、利用者もIDやパスワードの入力などが不要で、ストレスなく商品閲覧まで誘導できます。
商品購入までの手間を簡略化することで、商品の販売率のアップが見込めるでしょう。
カスタマーサポートとして利用する
LINE公式アカウントは集客ツールとしてだけでなく、利用者とやり取りをする「カスタマーサポート」としても活用することが可能です。
LINEはユーザー一人ひとりとメッセージのやり取りが容易に行えるツールです。「普段から利用しているLINEなら気軽に利用できる」という顧客も多いでしょう。
また、商品の注文状況や購入履歴の照会もLINE上で行えるので、顧客情報の確認などもスムーズです。
多くの問い合わせを受けるネットショップ運営者の方はチャットボット(対話型ボット)の導入もおすすめです。チャットボットを利用すればサポートやFAQの対応を自動化することができ、手間が削減できるほか、ユーザーの待ち時間も減らす効果が見込めます。
チャットボット機能について詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてください。
ネットショップによるLINE公式アカウントの活用事例
ここでは実際にLINE公式アカウントの活用によって成果を上げている企業の成功事例を紹介します。
LINE公式アカウントの導入が大きな効果をもたらした例を取り上げるので、自社のサービスに応用できないか確認してみてください。
株式会社大川 maxplus
株式会社大川 maxplusは、沖縄本島に店舗を構えるインテリアショップです。同社は新型コロナウイルスの影響による客数減少を受け、非対面で対応できるECサイトをオープン。その販促ツールとしてLINE公式アカウントを開設しました。
月に4~5回メッセージを配信するほか、リッチメニューからECサイトへ誘導するリンクも設定。また、オリジナルの動画配信なども組み合わせたところ、売上が3倍にもアップする成果を得ました。
ほかのSNSも利用していた同社ですが、担当者は「LINE公式アカウントは『送客力』が格段に高い」と話しています。
参考:動画配信で売上本数が3倍に! LINEを活用したインテリアショップのEC推進|LINEヤフー for Business
熊本ラーメン 黒亭
熊本ラーメン 黒亭は熊本県内に4店舗を展開するラーメン店で、店舗とともにECショップも展開しています。
同社は店舗のアカウントとは別に、ECサイト専用のLINE公式アカウントを開設。キャンペーン情報やクーポンのほか、自社のブランドイメージを伝えるコンテンツなども配信しています。
同社もリッチメニューからユーザーを自社コンテンツに誘導するなどの施策を加え、ネットショップの注目度アップを図っています。また休日の購買を促す意図で、土曜日に配信を行うなど、リアルタイムな配信ができるLINEの特色を活かした集客策も講じています。
また既存顧客への情報配信に加え、LINE広告を利用した施策で新規顧客へのアプローチも行い、通常の7倍もの友だちを獲得する成果も上げています。
参考:LINE広告で友だち数7倍!顧客メリットを訴求する店舗とECでのLINE公式アカウント活用|LINEヤフー for Business
まとめ|LINE公式アカウントはネットショップの集客・販促にも効果的
本記事では、LINE公式アカウントをネットショップで活用する方法や、その成功事例などについて解説しました。
LINE公式アカウントはメッセージの配信以外にも、クーポンを配布したり、独自コンテンツで情報提供を行ったりと、ネットショップの集客につながるさまざまな機能を備えています。
さらにLINE公式アカウントをフル活用したい場合は、拡張ツール、L Message(エルメ)の導入をご検討ください。L Message(エルメ)は月額無料のプランから利用でき、決済機能などネットショップの販促につながる多くのサービスを活用できます。
LINE公式アカウントを活用し、ネットショップでの販売を活性化させましょう!