LINE公式アカウントをスマホで運用していると、引き継ぎが発生した時にどうやってアカウントを引き継ぐのか不安に思う方もいるでしょう。
トーク履歴や友だち、今まで設定したチャットメッセージやプロフィールの設定など、引き継ぎができないと困るデータはたくさんありますが、結論から言うとこれらのデータは特別な操作なしで自動で引き継がれます。
この記事では、LINE公式アカウントの引き継ぎをする時の注意点や具体的な手順を説明しています。
LINE公式アカウントを引き継ぐには?
結論から言うと、LINE公式アカウントを引き継ぐ時には特別な引き継ぎ操作は必要ありません。
ただLINE公式アカウントを引き継ぎたい場面によって、行う手順が異なります。下記の場合別に、簡単な手順をみていきましょう。
- 機種変更をした場合
- 管理者の追加がしたい場合
- 管理者を譲渡したい場合
1.機種変更をした場合
前述した通り、LINE公式アカウントの引き継ぎに特別な操作は必要ありません。LINE公式アカウントのデータはお手持ちのスマホに保管されているわけではなく、登録したアカウントに紐づいてLINEのサーバーに保存されているからです。
新しいスマホに機種変更した時は、LINE公式アカウントのアプリをダウンロードの上、ログインするだけですぐに使うことができるようになります。
いくつか注意点があるので、後述する「LINE公式アカウントを引き継ぐ前に知っておくべきこと」を、具体的な手順は「LINE公式アカウントの具体的な引き継ぎ手順」をそれぞれご覧ください。
またLINE公式アカウントはスマホだけではなくパソコンでも運用・管理が可能です。スマホと違い機種変更などの心配もなく、チャット管理や分析を大きな画面で確認できて便利です。
パソコン版についてもっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。
2.管理者の追加がしたい場合
引き継ぎをしたいという場合にもパターンがあります。たとえばLINE公式アカウントの管理者を引き継ぎたいという場合です。
LINE公式アカウントは複数人でアカウントの管理を行うことができるので、管理者である自分のアカウントを削除せずにそのまま利用することができます。主体の運用は別の担当に引き継いだ上で、引き続き自分も内容を確認できます。
LINE公式アカウントにアクセスするには「LINE BusinessID」の作成が必要ですが、こちらも簡単に作成が可能です。アカウントごとに使える機能の権限を付与することができるので、管理者を引き継ぎたい場合はぜひご利用ください。
複数端末でLINE公式アカウントにログインする方法については、こちらの記事が詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
また管理者権限などの各アカウントの権限については、こちらの記事をご覧ください。
3.管理者を譲渡したい場合
引き継ぎではなく、LINE公式アカウントを譲渡したいという場合も、手順は同様です。
譲渡したい相手を管理者アカウントに設定した上で、自分の管理者権限を削除すれば完了します。
操作の詳細については、ぜひこちらの記事をご覧ください。
LINE公式アカウントを引き継ぐ前に知っておくべきこと
LINE公式アカウントの引き継ぎ時は、いくつか注意点があります。引き継ぎ前に事前に知っておくべきことを、下記の通り順番に説明していきます。
- 友だち情報・トーク履歴はそのまま残っている
- 自分のアカウントの種類を確認する
- トーク履歴のバックアップを取得する
1.友だち情報・トーク履歴はそのまま残っている
LINE公式アカウントの引き継ぎ時に一番気になるのは、友だち情報やトーク履歴、配信したメッセージなどのデータではないでしょうか。
LINE公式アカウントのデータはアカウントに紐づいているため、機種変更をした場合も同アカウントにログインすればデータは消えずに残っております。特別な操作も必要はないので安心です。
ただし、LINE公式アカウントと個人のLINEアカウントの引き継ぎは別物です。
個人のLINEアカウントには引き継ぎの操作が必ず必要なので、混同しないようにご注意ください。
2.自分のアカウントの種類を確認する
LINE公式アカウントを運営するためには通常のLINEアカウントとは別に「LINE BusinessID」が必要です。
機種変更時も同様の「LINE BusinessID」を使ってログインしますが、自身のIDがどれに当てはまるかは事前に確認しておきましょう。
- メールアドレスを使って「LINE BusinessID」を作成している
- 通常のLINEアカウントを使って(または連携して)「LINE BusinessID」を作成している
どちらを使っているかによって、機種変更時のログイン方法が異なります。
3.トーク履歴のバックアップを取得する
トーク履歴は基本的に引き継がれますが、保存期間があります。LINEチャットではトーク・画像・ファイルなどの送信が可能ですが、保存期間は全て1年です。
また複数人およびグループチャットの場合、画像やビデオなどのコンテンツメッセージの保存期間は2週間、ファイルは1週間となります。
チャット履歴を削除せずに残しておきたいという場合は、CSVでダウンロードすることができます。ただしダウンロードできるデータは直近1年間のチャット履歴に限るので、機種変更に関わりなく、毎年バックアップを取る必要があります。
またチャット履歴のダウンロードはPCからになりますので、注意が必要です。
- 「LINE Official Account Manager」にログインする。
- 上部のメニューから「チャット」を選択し、次に「チャット設定」>「基本」を選択します。一番下の「チャット履歴のバックアップ」から「CSVファイルの作成」を行う。
※チャットルームが10万件以上の場合、最新から10万件までの履歴がファイルにバックアップされます。
※CSVファイルを作成できるのは、1週間に1度までです。
LINE公式アカウント引き継ぎ後のログイン手順
最後に、LINE公式アカウント引き継ぎ後の具体的なログイン手順について解説します。いずれの場合もLINE公式アカウントのアプリを事前にダウンロードしておきましょう。
- LINEアカウントでログインする
- ビジネスアカウントでログインする
順番に解説します。
1.LINEアカウントでログインする場合
LINEアカウントを使って(または連携して)「LINE BusinessID」を作成している場合のログイン方法です。方法は2通りあります。
LINEアプリを使ってログインする場合
LINE公式アプリが起動したら「LINEアプリで登録・ログイン」を押します。
あとは画面の操作手順に従ってログインを行ってください。これで今までと同様LINE公式アカウントが使えるようになります。
またLINEアプリをインストールしていない場合でもログインは可能です。その場合、ブラウザでLINEにログインする必要があります。
メールアドレスを使ってログインする場合
1.LINE公式アプリが起動したら「メールアドレスで登録・ログイン」を押します。
2.「LINEアカウント」を選択します。
あとは画面の操作手順に従ってログインを行ってください。これで今までと同様LINE公式アカウントが使えるようになります。
また、LINE公式アカウントを運用している方には自分のLINEアカウントと紐づけることで、公式LINEアカウントを運営していることが友だちにバレるのではないかと心配になる方もいるかもしれません。
ですが基本的にLINEアカウントからLINE公式アカウントがバレることはありませんのでご安心ください。詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もご覧ください。
2.ビジネスアカウントでログインする場合
LINEアカウントと連携せずに、メールアドレスで「LINE BusinessID」を作成している場合のログイン方法です。
1.LINE公式アプリが起動したら「メールアドレスで登録・ログイン」を押します。
2.「ビジネスアカウント」を選択します。
あとは画面の操作手順に従ってログインを行ってください。これで今までと同様LINE公式アカウントが使えるようになります。
まとめ:LINE公式アカウントの引き継ぎは簡単にできる!
LINE公式アカウントをスマホで運用している方は機種変更などがあったとしても、特別な操作をすることなく簡単に引き継ぎが可能です。
自分のIDが通常LINEアカウントと結びついているかどうかを確認さえすれば、いつでも移行はできますので、ご安心ください。
LINE公式アカウントは誰でも簡単に開設できる、ビジネスツールです。顧客とのメッセージのやり取りや、自動投稿機能などを上手く運用し、新しい顧客の獲得やサービスの発信に役立てていきましょう。
なお、L Message(エルメ)公式LINEではLINE公式アカウントの自動集客や活用術を無料配信中です。以下のリンクから友だち追加してぜひ効果的な運用方法を学んでください