LINE公式アカウントには『プレミアムアカウント』『認証済アカウント』『未認証アカウント』の3種類があります。
未認証アカウントは手軽に作成できる一方、名前の横にある盾マークが灰色(グレー)で表示されるなど、認証済アカウントと区別されます。
そのため、「ユーザーに危険なアカウントだと判断されるのでは?」と心配になる方もいるでしょう。
今回の記事では、そんな懸念を解消するため、以下のトピックで解説します。
- 3種類のLINE公式アカウント(プレミアムアカウント・認証済アカウント・未認証アカウント)の違い
- 未認証アカウントのデメリット
- 認証済アカウント(青色)の申請方法
さっそく、詳しくみていきましょう。
LINE公式アカウントの3種類の違い
LINE公式アカウントには、上述のように3種類があります。
それぞれの違いを簡単に表にまとめてみました。
種別 | 概要 |
プレミアムアカウント | 公式LINEの特別な審査を通過した最上位のアカウントで、緑色の盾マークが付与される。また、LINEアプリ内での検索、決済、その他の一部機能が利用可能。 |
認証済アカウント | 公式LINEの審査を通過したアカウントで、青色の盾マークが付与される。プレミアムアカウントと同様、検索、決済、その他一部機能が利用可能。 |
未認証アカウント | 個人・法人問わず、誰でも取得可能なアカウントで、灰色の盾マークが付与される。 |
緑色のプレミアムアカウントと、青色の認証済アカウントは、どちらもLINEの正式な審査に通過したアカウントです。
一方の名前の横のマークが灰色(グレー)の未認証アカウントは、審査なく誰でも取得できます。
使える機能は、認証済アカウントと未認証アカウントでほとんど差はなく、
- メッセージの送信(一括)
- 1対1でのトーク
- ユーザーからの問い合わせへの自動返信
については、どのアカウントでも可能です。
また、LINE公式アカウントの拡張ツール「L Message(エルメ)」を連携すると、LINEの中に予約システムや商品販売機能などを実装できます。「L Message(エルメ)」ならアカウントの種類に関係なく導入できて、かつ、無料プランでほぼ全ての機能が使えるのでぜひお試しください。
灰色の未認証アカウントは「危険」なイメージを持たれる?
2018年以降、LINE公式アカウントの名前の横のマークが灰色(未認証アカウント)のアカウントに迷惑しているユーザーが増えています。
最近、ラインの灰色の公式マークから勝手に友達登録され、メッセージが送られてきて困っています。
何か防ぐ方法はあるのでしょうか?
出典:Yahoo!知恵袋
みなさんも女性アイコンのアカウントや、怪しそうなアカウントに勝手に友だち登録された経験があるかもしれません。
このような迷惑アカウントの多くは、灰色の未認証アカウントです。
そのため、「灰色は危険」とのイメージを持たれやすいのでしょう。
もちろん未認証アカウントのすべてが危険、怪しいといったことはありませんが、不信感につながりやすいのは事実です。
有料プランに移行しても灰色のまま!?
LINE公式アカウントにはメッセージ配信数の制限があるため、有料プランへの移行を検討されている方もいるかもしれません。
「有料プランへと移行すれば、盾マークは青色や緑色になるのでは?」と思われている方は要注意です。
有料プランかどうかは上記の「認証済み」かどうかとは関連がないため、盾マークの色が変わることはありません。
誤解されやすいポイントなので、注意しましょう。
できれば「認証済アカウント」にしよう
ここまでの話をまとめると、LINE公式アカウントの未認証アカウントは灰色の盾マークで表示されるため、できれば認証済アカウントにしたほうがいいということになります。
しかも、認証済アカウントにすると、以下のようなメリットもあります。
- LINE公式アカウントが検索結果に表示される(ユーザーに見つけられやすくなる)
- 無料でダウンロードできるポスターの種類が増える
- 友だち追加を促すためのノベルティを購入できる
- 請求書決済が可能になる
- 「友だち追加広告」を出稿できる
最大のメリットは、LINEアプリの上部にある「検索バー」からLINE公式アカウントを検索してもらいやすくなること。

未認証アカウントのままの場合、アカウント名を入力しても検索結果に表示されません。
また、管理画面から無料でダウンロードできるポスターが3種類のデザインから選べるようになります。

未認証アカウントの場合は、LINEキャラクターのない一番右のポスターのみダウンロードできます。
店舗を運営する事業者は、このポスターを店頭に設置し、お客さんにLINE公式アカウントへの友だち登録を促しましょう。
認証済アカウントのメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
より深く理解しておきたい方は、ぜひチェックしてみてください。
LINE公式アカウントを「認証済」にする申請方法
認証済アカウントにするための申請方法について解説します。
まず、LINE公式アカウントの管理画面にログインし、「設定」をクリックしてください。
「アカウント設定」の項目を開き、画面を下にスクロールしましょう。
盾マークが灰色のアカウントの認証ステータスは「未認証」となっているはずなので、すぐ下の「アカウント認証をリクエスト」をクリック。

申し込みフォームに必要事項を記入すれば、申請は完了です。
ただ、認証済アカウントの申請を行ったとしても必ずしも承認されるわけではありません。
認証済アカウントになるためには、LINEヤフー株式会社が定める一定の基準をクリアする必要があります。
その際には、LINE公式アカウントの運用の仕方や、利用規約を守っているかなども細かくチェックされます。日ごろからしっかりと気を使い、真っ当なアカウント運用を心がけましょう。
ビジネスにおける未認証アカウントのデメリット
「認証済アカウントのメリット」は、先ほどお伝えしたとおりです。
より理解を深めるために、「未認証アカウントのデメリット」という観点からも整理しておきましょう。
未認証アカウントの主なデメリットは、以下の3点です。
- ユーザーの不信感に繋がり、ブロックされやすい
- LINEアプリ内の友だち検索で不利になる
- 友だち追加広告(CPF)など一部機能が利用できない
順番に解説していきます。
ユーザーの不信感に繋がり、ブロックされやすい
名前の横の盾マークがグレーの未認証アカウントは、迷惑アカウントの存在も相まって、ユーザーの不信感に繋がりやすいです。
有名企業の多くは認証済アカウントなので、「未認証=公式ではない」と感じる人もいるかもしれません。
不信感を抱かれてしまうと、当然ながらブロックされやすくなります。未認証アカウントの大きなデメリットといえるでしょう。
LINEアプリ内の友だち検索で不利になる
未認証アカウントは、LINEアプリ内の友だち検索結果に表示されません。
友だち追加してもらうためには、QRコードの読み込みやアカウントIDの入力が必要です。
認証済アカウントであれば、完全一致や関連キーワードで検索結果に表示されますし、地域や業種などのカテゴリー別でも表示されます。
LINEアプリ内の友だち検索においては、未認証アカウントが不利になるのは否めません。
友だち追加広告(CPF)など一部機能が利用できない
友だち追加広告(CPF)など一部機能が利用できないことも、未認証アカウントのデメリットです。
具体的には、以下の機能が利用できません。
友だち検索に表示されないことも踏まえると、マーケティングの観点からは機能面でのデメリットが大きいかもしれません。
まとめ|ビジネスで利用するなら「認証済アカウント」がおすすめ
今回は、3種類のLINE公式アカウントの違いを解説しました。
プレミアムアカウントは「緑色」、認証済アカウントは「青色」で表示されますが、未認証アカウントは名前の横の盾マークが「灰色(グレー)」で表示されます。
未認証アカウントは審査の必要なく、誰でも取得できるため、不信感を持つユーザーもいます。
LINE公式アカウントを本気で運用したいなら、できれば認証済アカウントの申請を行いましょう。
- LINE公式アカウントは「プレミアム」「認証済」「未認証」の3種類
- 未認証アカウントにはデメリットがいくつかある
- できれば「認証済アカウント」での運用がおすすめ
また、LINE公式アカウントを利用するなら、拡張ツール「L Message(エルメ)」も試してみてください。
認証済アカウントで信用を得るのも大事ですが、LINE公式アカウントの運営には効率化や機能面の充実も意識すべきだからです。
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