「LINE広告を使っていたら移行が必要と表示された」「LINEヤフー広告への移行手順がわからず、配信が止まりそうで不安」とお悩みではありませんか。
2026年4月にYahoo!広告ディスプレイ広告とLINE広告が統合され、LINEヤフー広告ディスプレイ広告として生まれ変わりました。
旧LINE広告は2026年10月下旬に配信停止(読取専用化)となるため、現在LINE広告を運用している方は早めに移行の準備を進める必要があります。
本記事では、LINEヤフー広告ディスプレイ広告の移行スケジュールや配信面・ターゲティング・課金方式・広告フォーマットなど、新サービスの全体像について解説します。
移行の手順や注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
- LINEヤフー広告ディスプレイ広告とは何か・旧サービスからの変更点
- 旧LINE広告からLINEヤフー広告ディスプレイ広告への移行スケジュールと手順
- 検索広告との違いと目的に応じた使い分け方
- 運用型と予約型の違いと使い分け
- ディスプレイ広告(運用型)の配信面・ターゲティング・課金方式
- 広告フォーマットの種類と特徴
- LINE公式アカウントと組み合わせた友だち追加広告への活用法
- LINEヤフー広告のディスプレイ広告とは
- LINE広告からLINEヤフー広告ディスプレイ広告への移行
- ディスプレイ広告と検索広告の違いと使い分け
- LINEヤフー広告ディスプレイ広告の種類|運用型と予約型の違い
- LINEヤフー広告ディスプレイ広告の配信面
- LINEヤフー広告ディスプレイ広告のターゲティング
- LINEヤフー広告ディスプレイ広告の課金方式
- LINEヤフー広告ディスプレイ広告の広告フォーマット
- LINEヤフー広告ディスプレイ広告の費用
- LINEヤフー広告ディスプレイ広告を始める手順
- LINEヤフー広告ディスプレイ広告とLINE公式アカウントを連携して集客を強化する
- まとめ|LINEヤフー広告ディスプレイ広告の特徴と活用ポイントを押さえよう
LINEヤフー広告のディスプレイ広告とは
LINEヤフー広告ディスプレイ広告の概要と特徴を把握しておくことで、自社の目的に合った活用イメージが持ちやすくなります。
まずは基本的な仕組みとリーチ力から確認しましょう。
旧LINE広告・旧Yahoo!広告ディスプレイ広告が統合されて誕生した
LINEヤフー広告ディスプレイ広告は、2026年4月1日にYahoo!広告ディスプレイ広告(運用型・予約型)とLINE広告が統合されて誕生した広告サービスです。
以前はYahoo! JAPANとLINEでそれぞれ別々に運用する必要があった広告を、1つの管理ツールから一元的に出稿・管理できるようになりました。
LINEのトークリストやYahoo! JAPANトップページなど、日本国内の主要なデジタルメディアに横断的に広告を配信できる点が最大の特徴です。
ターゲティングやクリエイティブの設定も1つの管理画面で完結するため、これまで別々に行っていたレポート確認や予算調整の手間も大きく減らせます。
参照:【公式】LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)|LINEヤフー for business
ディスプレイ広告は「見ている人」に届ける広告
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリのコンテンツを見ているユーザーにバナーや動画形式で表示される広告です。
ユーザーが能動的に検索するタイミングを待つのではなく、日常的なコンテンツ閲覧の中で広告を目にしてもらう仕組みのため、まだ商品やサービスを知らない潜在層に幅広くアプローチできます。
認知拡大からリターゲティング(一度サイトを訪れた人に再び広告を表示すること)による購買促進まで、マーケティングファネル(認知から購入までの段階)の複数のステージで活用できるのが特徴です。
とくに新商品の立ち上げ期やブランドイメージの形成を重視する場面で力を発揮します。
LINEヤフーのサービスを通じて日本の人口の約8割にリーチできる
LINEアプリの月間アクティブユーザー数(日本)は1億人(2026年3月末時点)、Yahoo! JAPANの月間ログインユーザーID数は5,400万人(2025年3月末時点)に達しており、LINEヤフーのサービス全体では日本の人口の約8割にリーチできるとされています。
他のメディアでは届かない、幅広いユーザーにも配信できるリーチ力が、LINEヤフー広告ディスプレイ広告の強みのひとつです。
年齢・性別・興味関心などのターゲティングと組み合わせることで、幅広いリーチの中から自社に関心を持ちやすい層に絞り込んだ配信が可能になります。
LINE広告からLINEヤフー広告ディスプレイ広告への移行
旧LINE広告を運用していた方は、移行のスケジュールと手順を把握しておく必要があります。
移行を適切に進めないと、コンバージョン(購入や問い合わせなど、広告で得たい成果)計測が止まるなどの問題が起きることがあるため、事前の確認が重要です。
LINE広告は2026年10月26日に配信停止・2027年3月末に提供終了
LINEヤフー広告ディスプレイ広告の提供開始は2026年4月1日ですが、旧LINE広告はすぐに使えなくなるわけではなく、段階的に提供が終了します。
2026年10月26日にLINE広告の新規作成・編集と広告配信が停止され、管理画面は読み取り専用になります。
読み取り専用の期間はレポートや明細を確認できますが、2027年3月末頃には提供自体が終了する予定です。

現在LINE広告を運用している場合は、2026年10月26日までに移行を完了させましょう。
移行を先送りにしてしまうと対応が間に合わなくなる可能性があるため、早めに準備を進めることをおすすめします。
Yahoo!広告ディスプレイ広告(YDA)利用者は移行作業不要
旧Yahoo!広告ディスプレイ広告(YDA)を利用している方は、2026年4月1日のサービス統合により自動的にLINEヤフー広告ディスプレイ広告に移行済みとなるため、追加の移行作業は必要ありません。
一方、旧LINE広告のアカウント・配信設定は自動移行されないため、移行ツールまたは手動での移行が必要です。
どちらの広告も運用していた場合はLINE広告側の移行対応が必要になる点に注意しましょう。
YDA側の設定はそのまま引き継がれているので、まずLINE広告の移行を優先して進めましょう。
移行サポート機能を使ったアカウント・配信設定の移行手順
LINE広告からLINEヤフー広告ディスプレイ広告へのデータ移行には、「移行ツールを利用した移行」と「手動移行」の2つの方法があります。
移行ツールはLINE広告の管理画面上で提供されるコピー機能で、キャンペーン・広告グループ・広告の設定やオーディエンスデータなどをLINEヤフー広告に自動移行できます。
入稿物が多いアカウントや、審査結果・オーディエンスデータを引き継ぎたい場合におすすめです。
一方、キャンペーン構成がシンプルなアカウントやすぐに移行を開始したい場合は、手動移行のほうが向いています。
移行ツールを利用するには、以下の事前準備が必要です。
- 移行元のLINE広告アカウントと、それに接続されたLINE公式アカウントが、同一の「認証済み」ビジネスマネージャーに接続されていること
- 既存のLINEヤフー広告アカウントを移行先とする場合は、その移行先アカウントも同一のビジネスマネージャーに接続されていること
事前準備が完了したら、LINE広告の管理画面から移行ツールを起動し、以下の5つの移行パターンの中から状況に合ったものを選択して移行を実行します。
- 既存広告アカウントへの移行:現在運用中のYDAアカウントにキャンペーンなどのデータを移行するパターン。既存のタグやオーディエンスを活かしたい場合におすすめ。
- 新規作成アカウントへの移行:手動で新規作成した広告アカウントにデータを移行するパターン。請求先や管理単位を見直したい場合に向いている。
- 複数広告アカウントの移行:グループ配下の複数の広告アカウントをまとめてMCCアカウント(複数の広告アカウントをまとめて管理するための管理用アカウント)配下に移行するパターン。
- グループ構造ごと移行:グループとその配下の広告アカウントをまとめて移行するパターン。
- Yahoo!広告未申込みからの新規移行:Yahoo!広告のアカウントがない状態からアカウント開設と移行を同時に進めるパターン。
移行ツールはあくまでコピー機能のため、移行元のLINE広告のデータはそのまま維持されます。
データ移行の処理には最大12営業日程度かかる可能性があり、一度移行したデータを再度移行することはできません。
配信停止日が迫っている場合は、移行ツールの処理が間に合わない可能性が高いため、手動移行での対応を優先しましょう。
また、プラットフォーム間の仕様差分によりすべての設定内容が完全に再現されるわけではないため、移行後は必ずLINEヤフー広告の管理画面で設定内容を確認・調整しましょう。
参照:ディスプレイ広告プラットフォーム統合の詳細|LINEヤフー株式会社
移行ツールで対応できないケースは手動移行が必要
以下に該当する場合は移行ツールが利用できないため、手動での移行が必要です。
- 「商品フィードから販売」目的のキャンペーンのみの広告アカウント
- ビジネスマネージャーへの連携が難しい場合
手動移行では、LINEヤフー広告ディスプレイ広告の管理画面からキャンペーン・広告グループ・広告をゼロから入稿し直す形で対応します。
審査やオーディエンスデータの引き継ぎはできず、入稿・審査をやり直す手間がかかるものの、ビジネスマネージャーへの接続などの事前準備が不要なため、移行ツールの準備が難しい場合の代替手段として活用できます。
旧LINE Tagは利用不可・新たに「計測タグ」の導入が必要
旧LINE広告で使用していた「LINE Tag」はLINEヤフー広告ディスプレイ広告では利用できません。
LINEヤフー広告ディスプレイ広告でコンバージョン計測を行うには、新たに「計測タグ」を自社のWebサイトに設置する必要があります。
なお、旧Yahoo!広告の「サイトジェネラルタグ」「コンバージョン測定タグ」は当面併用できますが、将来的には計測タグへの統合が予定されています。
移行時に計測タグの設置を忘れると広告効果の計測ができなくなるため、移行作業の中で最優先で対応しておきましょう。
ディスプレイ広告と検索広告の違いと使い分け
ディスプレイ広告と検索広告は、それぞれ得意とするシーンが異なります。
どちらを使うべきかを判断するために、違いと使い分けの考え方を整理しておきましょう。
ディスプレイ広告と検索広告の違い
検索広告は、ユーザーがYahoo! JAPANの検索ボックスにキーワードを入力したタイミングで表示されるテキスト広告です。
ユーザーが検索キーワードを入力するという行動そのものが興味・関心や購買意欲を示しているため、「今まさに商品やサービスを探している顕在層」へのアプローチに強みがあります。
一方ディスプレイ広告は、コンテンツを閲覧中のユーザーにバナーや動画で表示され、まだ商品やサービスを知らない潜在層への認知拡大に強みがあります。
主な違いは、以下のとおりです。
| 項目 | ディスプレイ広告(運用型) | 検索広告 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 認知拡大・潜在層へのアプローチ | 顕在層への訴求・コンバージョン |
| 表示タイミング | コンテンツ閲覧中 | キーワード検索時 |
| 広告フォーマット | 画像・動画・テキスト | テキスト |
| ターゲティング | 属性・行動・興味関心など多彩 | 検索キーワード中心 |
| 課金方式 | CPC・CPV・vCPM・友だち追加課金の4種類 | クリック課金(CPC)のみ |
ターゲティングの幅広さという点ではディスプレイ広告が優れており、検索広告では届きにくい潜在層へのリーチが可能です。
購入・問い合わせという行動に近いユーザーを直接捕まえたい場合は、検索広告が向いています。
2つを組み合わせることで効果を最大化できる
ディスプレイ広告と検索広告はそれぞれ得意なフェーズが異なるため、どちらか一方に絞るより組み合わせることで補い合えます。
たとえば、ディスプレイ広告で商品を知ってもらった後、そのユーザーが後日同じ商品を検索したタイミングで検索広告を表示する流れが有効です。
認知から検討・成約までの経路全体をカバーできます。
2つを組み合わせることで、それぞれ単独では届きにくい層にもアプローチでき、広告全体の費用対効果を高めることが可能です。
以下の記事では、LINEヤフー広告の仕組みや検索広告とディスプレイ広告の違い、導入するメリットを解説しています。
LINEヤフー広告の全体像を押さえておきたい方は、あわせてご覧ください。

LINEヤフー広告ディスプレイ広告の種類|運用型と予約型の違い
ディスプレイ広告には「運用型」と「予約型」の2種類があります。
どちらを選ぶかによって、出稿方法や費用感・向いている目的が大きく異なります。
ディスプレイ広告(運用型)
ディスプレイ広告(運用型)は、広告管理ツールから自分で入札価格・ターゲティング・クリエイティブを設定して出稿する形式の広告です。
機械学習による自動最適化が行われるため、コンバージョンしやすいユーザーへの配信が自動的に最適化されていきます。
初期費用・最低出稿金額がなく少額から始められるため、個人事業主から大企業まで幅広く活用されています。
配信しながらデータを見て改善できる点も、運用型の大きな利点です。
ディスプレイ広告(予約型)
ディスプレイ広告(予約型)は、事前に掲載期間・配信面・インプレッション数などを予約して出稿する形式の広告です。
インプレッション数が保証されるため、新商品発売や大型キャンペーンなど、特定の時期に確実に広告を露出させたい場合に適しています。
ただし、出稿には代理店を通じた申し込みが必要で、比較的高い予算が求められます。
「必ずこの期間にこれだけ露出させたい」という確実性を重視する場合に向いている形式です。
一方で予算が固定されるため、小規模な運用や効果を見ながら調整したい場合には運用型のほうが柔軟に対応できます。
運用型と予約型の使い分け
少額から始めてデータを見ながら柔軟に運用したい場合は運用型、特定の期間に大規模な認知拡大を確実に行いたい場合は予約型が向いています。
一般的に中小企業や個人事業主には運用型が現実的な選択肢で、はじめてディスプレイ広告に取り組む場合も運用型からスタートするのがおすすめです。
以降この記事では、運用型を中心に解説します。
LINEヤフー広告ディスプレイ広告の配信面
ディスプレイ広告がどこに表示されるかを把握しておくことで、自社のターゲット層にリーチしやすいかどうかを判断しやすくなります。
ここでは、LINEヤフー広告ディスプレイ広告の主な配信面と、配信面を指定・除外できる機能について解説します。
Yahoo! JAPANの主要な配信面
Yahoo! JAPANでは、以下の面に広告が配信されます。
- Yahoo! JAPANトップページ:月間利用者数が多い日本最大級のポータルサイトのトップ
- Yahoo!ニュース:ニュース記事閲覧面
- Yahoo!天気:天気予報閲覧面
- スポーツナビ:スポーツ情報サイト
- Yahoo!ファイナンス:株価・金融情報サイト
- Yahoo!知恵袋:Q&Aサイト
- Yahoo!乗換案内:交通情報サイト
Yahoo! JAPANのトップページは国内有数のアクセス数を誇る配信面で、幅広い年代への認知拡大に向いています。
ニュース・天気・乗換案内など日常的に利用されるサービスの面にも配信されるため、ユーザーの生活動線に沿ったアプローチが可能です。
どの面に配信するかはプレイスメントターゲティングで調整できるため、自社のターゲット層が多く集まる面に絞った運用も検討してみましょう。
LINEの主要な配信面
LINEでは、以下の面に広告が配信されます。
- トークリスト:LINEを開いた際に最初に表示されるトーク一覧の上部に掲載される最も目立つ配信面
- LINE NEWS:LINEのニュースフィード面
- LINEスタンプショップ:スタンプの購入ページ
- LINEポイントクラブ:ポイント管理画面
- LINEチラシ・LINEクーポン:チラシ・クーポン閲覧面
- LINEマイカード:会員証管理画面
- ホームタブ:LINEホーム画面
とくにトークリストは、LINEを開くたびに目に入る最上部の配信面のため、高いインプレッションが見込める点が特徴です。
日常的に利用頻度の高いLINEの各面に幅広く配信されることで、ユーザーとの接触機会を最大化できます。
LINEのユーザーは日常的にアプリを開く頻度が高いため、繰り返し目にする機会が生まれやすく、認知の定着につながりやすい点が強みです。
Yahoo! JAPANの面と同様、どの配信面に出稿するかはプレイスメントターゲティングで制御できるため、自社のターゲット層に合う面を選んで配信することもできます。
プレイスメント機能で配信面を指定・除外できる
プレイスメントターゲティング機能を使えば、広告を配信する・配信対象外とする配信面をURLや配信先名で指定できます。
ブランドセーフティ(ブランドの印象を損なうサイトに広告が出ないようにすること)の観点から特定のカテゴリのサイトを除外したい場合や、効果の高い特定の媒体に集中して配信したい場合に有効です。
配信結果を見ながら反応の薄い面を除外していくことで、予算の使い方を最適化できます。
以下の記事では、ターゲティングの種類と設定手順について詳しく解説しています。
配信面の絞り込みや除外設定をさらに深めたい方は、あわせて参考にしてみてください。

LINEヤフー広告ディスプレイ広告のターゲティング
ディスプレイ広告は検索広告と比べてターゲティングの選択肢が多いのが特徴です。
目的に合わせた設定を選ぶことで、配信の精度と効率を高められます。
属性ターゲティング(性別・年齢・デバイス)
属性ターゲティングでは、性別・年齢・デバイスを指定して配信対象を絞り込めます。
性別は男性・女性・不明から選択でき、年齢は18歳〜70歳以上まで5歳刻みで設定できます。
デバイスはスマートフォン・PC・タブレットなどを指定でき、商品やサービスの特性に合わせた設定が可能です。
なお、性別・年齢はLINEヤフーのサービス上での登録情報や行動履歴などをもとに推定されるため、実際のユーザー属性と完全に一致するとは限りません。
クリック率やコンバージョン率などの配信結果を見て、設定したターゲティングが成果につながっているかを間接的に判断しながら調整することが重要です。
行動・スケジュールターゲティング(曜日・時間帯・地域)
曜日・時間帯ターゲティングでは、指定した曜日・時間帯に絞って広告を配信できます。
時間帯は1時間単位で設定でき、電話での問い合わせが主なコンバージョンであれば営業時間内のみに配信するといった運用が可能です。
地域ターゲティングでは都道府県・市区町村レベルで配信対象を絞り込めるため、実店舗への集客を目的とする場合にとくに役立ちます。
曜日・時間帯ごとのパフォーマンスデータを確認しながら、反応率の高い時間帯に予算を集中させることで、費用対効果の向上を図れます。
オーディエンスリストターゲティング
オーディエンスリストターゲティングでは、ユーザーの行動履歴や興味・関心に基づいて配信対象を絞り込めます。
自社サイトの訪問者に再度アプローチする「サイトリターゲティング」や、LINEヤフーが提供する購買意向・ライフイベントなどのデータに基づく「共通オーディエンスリスト」などが代表例です。
保有する顧客データ(メールアドレス・電話番号など)をアップロードして活用することもできます。
サイトリターゲティングは一度関心を持ったユーザーへの再アプローチになるため、通常の配信と比べてコンバージョン率が高くなりやすい傾向があります。
スマートターゲティング
スマートターゲティングは、キャンペーン目的に応じてコンバージョンまたはサイト誘導に至る可能性が高いユーザーへ配信対象を自動的に拡張・最適化する機能です。
細かいターゲティング設定に迷う場合や、配信機会を広げたい場合に適しています。
コンバージョンデータが蓄積されるほど精度が上がるため、配信初期段階よりもデータが蓄積された段階で効果を発揮しやすい特性があります。
まず基本的なターゲティングで配信を始めてデータを蓄積し、一定の実績が積み上がってからスマートターゲティングを活用するのが効率的な進め方です。
LINEヤフー広告ディスプレイ広告の課金方式
LINEヤフー広告ディスプレイ広告(運用型)の課金方式は、主に4種類あり、キャンペーン目的によって適用される方式が異なります。
広告の目的に応じて、どれが適しているかを把握しておきましょう。
クリック課金(CPC)
クリック課金(CPC)は、広告がクリックされた場合にのみ費用が発生する課金方式です。
広告が表示されてもクリックされなければ料金は発生しないため、サイト誘導やコンバージョン獲得を目的とする場合に適しています。
クリックした人にだけ費用がかかるため費用対効果が把握しやすく、ランディングページへの誘導を重視する場合に向いています。
ビューアブルインプレッション課金(vCPM)
ビューアブルインプレッション課金(vCPM)は、広告が実際にユーザーの画面に表示された回数(広告の50%以上が1秒以上連続して表示された場合)に応じて費用が発生する課金方式です。
一般的に1,000回表示されるごとに費用が発生する仕組みで、掲載1,000回あたりの単価を「CPM単価」といいます。
ブランド認知の拡大を目的とする場合に適しており、クリックが発生しにくいブランディング目的の広告でも配信量を管理しやすい点が強みです。
表示回数に応じた課金のため、インプレッションを積み上げたい大規模な認知拡大キャンペーンに向いています。
動画再生課金(CPV)
動画再生課金(CPV)は、動画広告の再生回数に応じて費用が発生する課金方式です。
動画が10秒以上(10秒未満の動画は最後まで)再生された場合に課金され、基準に満たなかった場合は費用が発生しません。
商品の使用感や世界観を動画で届けたい場合や、ブランディングを目的とする場合に適しています。
動画の内容に関心を持ったユーザーにのみ課金されるため、無駄な配信コストを抑えやすい点が特徴です。
友だち追加課金(CPF)
友だち追加課金(CPF)は、LINE公式アカウントの友だち追加が発生したときにのみ費用がかかる課金方式です。
広告管理ツール上では、友だち追加1件を1クリックとして扱います。
友だち獲得を目的とする場合に、1人あたりの獲得費用を把握しやすい方式です。
LINEヤフー広告ディスプレイ広告の広告フォーマット
広告フォーマットは、伝えたいメッセージと配信目的に合わせて選ぶことが重要です。
5つのフォーマットの特徴を確認しておきましょう。
レスポンシブ広告
レスポンシブ広告は、複数の画像やテキストを登録しておくと、配信面に合わせて組み合わせが自動で最適化される広告フォーマットです。
配信面ごとにサイズ違いの素材を用意する手間を減らせるため、はじめてディスプレイ広告を出稿する場合にも取り入れやすい形式です。
静止画(バナー)広告
静止画(バナー)広告は、画像を使ったバナー形式の広告で、最もスタンダードな広告フォーマットです。
配信面に合わせて複数のサイズを入稿することで、より多くの面に配信されやすくなります。
制作コストが低く素材を用意しやすいため、ディスプレイ広告をはじめて出稿する場合に取り組みやすいフォーマットです。
まずバナー広告から始めてデータを蓄積し、効果を確認しながら動画広告などに広げていく進め方をおすすめします。
動画広告
動画広告は動画を使った広告フォーマットで、静止画よりも視覚的なインパクトが大きく、商品の使用感や世界観をより豊かに伝えられます。
インストリーム広告(動画コンテンツの再生前後・途中に表示)やインフィード広告(コンテンツのフィード内に表示)などの形式があります。
動画再生課金との組み合わせで活用されることが多く、ブランディングや商品訴求に効果的です。
静止画に比べると制作コストはかかりますが、記憶に残りやすく、伝えられる情報量が多いとされています。
カルーセル広告
カルーセル広告とは、複数の画像や動画を横スクロールで表示できるフォーマットです。
1つの広告枠で複数の商品・サービス・メッセージを伝えられるため、ECサイトでの商品訴求や複数のサービスメニューの紹介に向いています。
ユーザーが自分で見たいコンテンツを選べる点でエンゲージメント(広告へのクリックや反応)が生まれやすく、クリック率の向上が期待できます。
スクロールする行動を促すことで、ユーザーの積極的な関与を引き出しやすい点も強みです。
複数の切り口で訴求できるため、どのメッセージが反応を得やすいかを一度の出稿で比較できます。
テキスト広告
テキスト広告は、テキストのみで構成されるシンプルな広告フォーマットで、制作コストが低く、クリエイティブの用意が難しい場合でも出稿しやすい点が特徴です。
画像や動画と比べて目立ちにくい面はありますが、メッセージが明確で読みやすいため、特定のターゲット層に刺さる訴求文を試したい場合に活用できます。
他のフォーマットと組み合わせて運用することで、どの表現が反応を得やすいかを比較するうえでも役立ちます。
LINEヤフー広告ディスプレイ広告の費用
LINEヤフー広告ディスプレイ広告の費用の仕組みを把握しておくことで、予算の設計と管理がしやすくなります。
初期費用から課金のタイミング、クリック単価の決まり方まで確認しておきましょう。
初期費用・最低出稿金額はなし
LINEヤフー広告ディスプレイ広告(運用型)は、初期費用・最低出稿金額ともにゼロで始められます。
予算に合わせて1日の予算を100円単位で設定でき、少額から試すことも可能です。
ただし、予算が少なすぎると機械学習に必要なデータが蓄積されにくくなります。
成果につなげるためには、ある程度の予算を確保したうえで配信データを蓄積していくことが重要です。
少額でテストしながら段階的に予算を広げていくなど、クリック率や成果を確認しながら調整していきましょう。
課金のタイミングは課金方式によって異なる
LINEヤフー広告ディスプレイ広告(運用型)の課金は、前払いが基本です。
入金した金額がアカウント残高として管理され、広告が配信されるたびに残高から差し引かれます。
課金のタイミングは、課金方式によって異なります。
- クリック課金:クリックが発生した時点
- 動画再生課金:一定秒数以上再生された時点
- ビューアブルインプレッション課金:広告が視認可能な状態で1,000回表示されるごと
- 友だち追加課金:友だち追加が発生した時点
残高が不足すると広告配信が停止されるため、定期的に残高を確認・チャージする習慣をつけておきましょう。
クリック単価(CPC)は広告オークションで決まる
クリック単価は広告オークションによって決まるため固定されておらず、競合状況・ターゲティングの絞り込み具合・広告の品質などによって変動します。
入札価格が高くても広告の品質が低ければ上位に表示されないため、クリエイティブの質を高めることがコスト効率の改善につながります。
配信を開始したら定期的にクリック単価・クリック率・コンバージョン数を確認し、効果の低いクリエイティブやターゲティングを見直しながら最適化を進めることが重要です。
LINEヤフー広告ディスプレイ広告を始める手順
ここからは、アカウント作成からキャンペーン設定・配信開始までの流れについて解説します。
実際に配信を始めるために、必要なステップを順番に確認しておきましょう。
アカウントを作成する
LINEヤフー広告ディスプレイ広告を始めるには、まずビジネスIDの取得と広告アカウントの作成が必要です。
ビジネスIDの登録方法は「LINEアカウントで登録」と「メールアドレスで登録」の2種類があり、会社用メールアドレスで管理できる「メールアドレスで登録」が推奨されています。
以下は「メールアドレスで登録」の手順です。
- LINEヤフービジネスIDの申し込みページの「メールアドレスで登録」を選択する
- 登録したいメールアドレスを入力し「登録用のリンクを送信」をクリックする
- 届いたメールのリンクをクリックし、名前・パスワードを入力する
- SMSまたは通話による認証を完了する(ビジネスID登録完了)
- ログイン後、所在地を選択しLINE公式アカウントを作成または選択する
- 広告サービス情報の必要項目を入力し、利用規約に同意のうえ「申し込む」をクリックする
- 広告管理ツールにログインできればアカウント作成完了
登録用リンクの有効期限は24時間のため、メールを受け取ったら速やかに手続きを進めましょう。
すでにビジネスIDを持っている場合は、ログインから始められます。
以下の記事では、アカウント作成から配信開始までの手順を詳しく解説しています。
はじめてLINEヤフー広告を開設する方は、ぜひチェックしてみてください。

キャンペーン・広告グループ・広告を設定して配信を開始する
アカウント作成後は、以下の手順でキャンペーン・広告グループ・広告を設定して配信を開始します。
- 広告管理ツールにログインし「キャンペーン」メニューから「キャンペーンを作成」を選択する
- キャンペーンタイプに「ディスプレイ広告(運用型)」を選択する
- キャンペーン名・1日の予算・ターゲティング(地域・曜日・時間帯)・掲載期間を設定して保存する
- 続けて広告グループを作成し、入札価格・詳細なターゲティング条件を設定する
- 広告グループの中にクリエイティブ(バナー画像・動画・テキストなど)を入稿して広告を作成する
- 広告費用をクレジットカードまたは銀行振込で入金する(銀行振込は反映まで3営業日程度)
- 審査が完了し入金が確認されたら広告配信が開始される
広告入稿から配信開始まで1〜3営業日前後かかる場合があるため、配信開始のタイミングを逆算して余裕をもって準備しておきましょう。
以下の記事では、キャンペーンの設定方法と効果的な分け方について詳しく解説しています。
広告配信を開始したばかりで運用設計に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

LINEヤフー広告ディスプレイ広告とLINE公式アカウントを連携して集客を強化する
LINEヤフー広告ディスプレイ広告はLINE公式アカウントと組み合わせることで、新規の友だち獲得から継続的なフォローまでを一貫した仕組みとして設計できます。
広告で集めた友だちをその後どう育てるかまで設計しておくことで、広告投資の費用対効果を高められます。
「友だち追加広告」でLINE公式アカウントの友だちを増やす
LINEヤフー広告ディスプレイ広告では、LINE公式アカウントへの友だち追加を目的とした「友だち追加広告」を配信できます。
LINEのトークリストやYahoo! JAPANなどの配信面に広告を表示し、タップするだけで友だち追加が完了する仕組みです。
課金方式は「友だち追加課金」で、ユーザーが実際に友だち追加を完了したタイミングでのみ費用が発生します。
広告費用を無駄なく友だち獲得に充てられる点が、友だち追加課金の主なメリットです。
広告で友だちを獲得した後は、メッセージ配信・クーポン・ステップ配信などで継続的にアプローチできるため、集客から育成まで一気通貫した運用が実現できます。
拡張ツールと組み合わせて広告経由の友だちを育成する
拡張ツールとは、LINE公式アカウントと連携して使う外部ツールのことです。
標準機能では実現できないステップ配信の細かい条件設定・流入経路別の友だち管理・フォーム機能・予約管理などを備えています。
友だち追加後の自動フォローから顧客情報の収集・セグメント配信まで、一連の流れをLINE上で仕組み化できる点が特徴です。
拡張ツールのひとつである「L Message(エルメ)」では、広告経由で追加した友だちの流入元を識別してタグを自動付与できます。
流入元に合わせたセグメント配信やステップ配信を展開することが可能です。
広告で集客しエルメで育成するという流れを仕組み化することで、広告投資に見合った成果につなげやすくなります。
以下の記事では、拡張ツールでできることや選び方について解説しています。
広告で集客した友だちへの配信精度を高めたい方は、ぜひチェックしてみてください。

まとめ|LINEヤフー広告ディスプレイ広告の特徴と活用ポイントを押さえよう
LINEヤフー広告ディスプレイ広告は、幅広いリーチと多彩なターゲティングを組み合わせることで、潜在層へのアプローチから既存顧客のフォローまで幅広く活用できる広告サービスです。
まずは運用型から少額で始め、データを蓄積しながら改善を重ねていきましょう。
- 旧LINE広告は2026年10月26日に配信停止となるため、移行ツールまたは手動移行で早めに移行を完了させる
- 移行時は旧LINE Tagが利用不可になるため、計測タグの設置を最優先で対応する
- ディスプレイ広告は潜在層への認知拡大に強みがあり、検索広告と組み合わせることで認知から成約まで一気通貫でカバーできる
- 運用型は少額から自動最適化で始められ、予約型はインプレッション数が保証されるが代理店経由の出稿が必要
- 課金は前払いが基本で、クリック課金・ビューアブルインプレッション課金・動画再生課金・友だち追加課金の4種類があり、目的に応じて使い分ける
- 「友だち追加広告」でLINE公式アカウントの友だちを獲得した後、拡張ツールと組み合わせることで集客から育成まで一気通貫した運用が実現できる
さらに踏み込んだ運用を目指すなら、流入経路別の友だち管理・ステップ配信・セグメント配信まで一本化できる拡張ツール「L Message(エルメ)」の活用がおすすめです。
初期費用や月額料金がかからないフリープランから始められるため、まずはコストを抑えながら実際の機能を試してみてはいかがでしょうか。




