LINE公式アカウントのチャットProオプションとは?加入方法も解説

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LINE公式アカウントの「チャットProオプション」は、2025年3月に登場した有料オプションです。

これまで無料で使えていたチャット機能の一部が制限され、「改悪では?」と感じた方も多いかもしれません。

無料のままでは、チャット履歴の保存期間が短くなったり、タグやノートの利用数が制限されたりと、運用に影響が出るケースがあります。

一方、チャットProオプションに加入すれば、履歴の長期保存やダウンロード、顧客管理の強化が可能です。

本記事では、チャットProオプションの概要や使える機能を整理しつつ、加入すべきかの判断ポイントや具体的な加入方法、事前に知っておきたい注意点まで分かりやすく解説します。

本記事でわかること
  • チャットProオプションの概要とできること
  • チャットProオプションに加入すべきか
  • チャットProオプションの加入方法
  • 加入前に知っておきたい注意点とよくある質問
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  • 運用の参考になる
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チャットProオプションとは?

チャットProオプションとは、LINE公式アカウントのチャット機能を拡張できる有料オプションです。

無料版では制限されているチャット履歴の保存期間やバックアップ機能、タグ・ノートの作成数などを拡張することで、顧客対応や顧客管理をより効率的に行えるようになります。

とくに、チャットを使った問い合わせ対応が多い事業者や、タグ・ノートを活用して顧客情報を管理している場合は、運用上ほぼ必須となるケースも少なくありません。

なお、LINE公式アカウント自体の基本的な仕組みや開設方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

【動画付き】LINE公式アカウントは個人・法人問わず開設可能!作り方や料金、メリットを解説
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チャットProオプション登場後のチャット機能の変更点

2025年3月3日以前は、LINE公式アカウントのチャット機能に有料オプションは存在せず、すべて同じ仕様でした。

しかし、2025年3月4日にチャットProオプションが開始されたことで、チャット機能は以下の2つに分かれました。

  • 無料で利用できる範囲
  • チャットProオプションで利用できる範囲

これにより、無料版のままでは一部のチャット関連機能に制限がかかる形となっています。

2025年3月3日以前2025年3月4日以降
無料範囲
2025年3月4日以降
チャットProオプション
月額費用無料無料月額3,000円(税別)
チャット履歴の保存期間1年間(例外あり)6ヶ月5年間
チャット履歴のダウンロード可能不可可能
チャットタグ作成:200個
付与:1チャットルーム10個
作成:5個
付与:1チャットルーム1個
作成:300個
付与:1チャットルーム30個
ノート作成数各チャットルーム10,000件各チャットルーム1件各チャットルーム1,000件
新機能カスタムフィルター
AIチャットボット(β版)
参照元:LINEヤフー for Business

チャットProオプションを利用しない場合、以下の機能が制限されてしまいます。

  • チャット履歴の保存期間
    1年→6ヶ月
  • チャット履歴のバックアップ(ダウンロード)
    可能→不可
  • チャットタグの作成数
    200個→5個
  • チャットタグの付与数
    各チャットルーム10個→1個
  • ノート作成数
    各チャットルーム10,000件→1件

タグやノートを使った顧客管理を行っている場合、これらの制限は運用に大きく影響します。

チャットProオプションに加入すべきか?

チャットProオプションに加入すべきかどうかは、LINE公式アカウントの使い方によって異なります。

大きく分けると、選択肢は次の3つです。

  1. 無料の範囲での利用を続ける
  2. チャットProオプションに加入する
  3. 無料のLINE拡張ツールを導入する

それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。

無料の範囲での利用を続ける

1つ目の選択肢は、引き続き無料の範囲でチャット機能を利用する方法です。

以下のような場合は、無理にチャットProオプションへ加入する必要はありません。

  • チャット機能をほとんど使っていない
  • チャットタグをほぼ利用していない
  • ノートは1つあれば十分

これらに当てはまる場合は、まずは無料のまま運用し、必要になったタイミングでチャットProオプションを検討するのがおすすめです。

チャットProオプションに加入する

2つ目の選択肢は、チャットProオプションに加入する方法です。

以下のような運用をしている、または今後予定している場合は、月額3,000円(税別)の加入を検討する必要があります。

  • チャットタグを使ってセグメント配信(絞り込み配信)を行っている
  • ノートを活用して顧客情報を管理している
  • チャット履歴を半年以上残したい、またはダウンロードしたい

チャット対応が業務の中心になっている場合、作業効率や管理面を考えるとチャットProオプションは現実的な選択肢といえるでしょう。

無料のLINE拡張ツールを入れる

3つ目の選択肢は、LINE拡張ツールを導入する方法です。

たとえば、L Message(エルメ)であれば、無料のフリープランでも以下のような機能が利用できます。

  • タグの作成数が無制限
  • タグの付与数が無制限
  • ノートのような顧客情報の保存が無制限
LINE公式アカウントの無料範囲L Message(エルメ)
チャットタグ作成数5個まで無制限
チャットタグ付与数各チャットルーム1個無制限
チャット履歴の保存期間6ヶ月無制限(無料プランは180日間)
ノート作成数各チャットルーム1件無制限

チャット履歴の閲覧については、L Message(エルメ)のフリープランでは180日間までですが、スタンダードプラン・プロプランであれば閲覧期間に制限はなく、ダウンロードも可能です。

さらにL Message(エルメ)では、チャット機能に加えて次のような機能も利用できます。

  • 友だち追加後のステップ配信やタグ付けによる顧客管理
  • アンケート配信と回答内容の保存
  • サロンやイベントなどの予約受付・管理
  • 商品販売や決済
  • より精度の高いデータ分析

一部の機能については、チャットProオプション以上の内容を無料で利用できる点も大きな特徴です。

コストを抑えながらチャット運用や顧客管理を強化したい場合は、こうした拡張ツールの活用も有力な選択肢となります。

機能や料金プランの詳細は、L Message(エルメ)公式サイトからご確認ください。

友だち管理にタグ付けを活用している場合は、LINE拡張ツールを使ってタグ付けを自動化する方法もぜひチェックしてみてください。

タグ付けにかかる工数や作業時間を削減できるだけでなく、付け忘れや設定ミスの防止にもつながります。

LINE公式アカウントでタグ付けを自動化!やり方とメリットを解説
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チャットProオプションの加入方法

チャットProオプションは、LINE公式アカウントの管理画面から簡単に申し込みが可能です。

まずは、LINE公式アカウントの管理画面にログインし、画面右上の「設定」をクリックします。

画像引用:LINEヤフー for Business

設定画面が表示されたら、左側メニューから「利用と請求」→「チャットProオプション」 を選択します。

画面右側に表示される「購入」ボタンをクリックしてください。

画像引用:LINEヤフー for Business

なお、チャットProオプションを購入するには、あらかじめ支払い方法の登録が必要です。

支払い方法が未登録の場合は、購入画面に進めないため、案内に従って支払い方法を追加しましょう。

購入内容を確認後、利用規約を確認・同意したうえで「購入」をクリックします。

これでチャットProオプションの申し込みは完了です。

申し込み完了後、最大で5分以内に利用できるようになります。

チャットProオプションに関するよくある質問

LINE公式アカウントのチャットProオプションに関するよくある質問と、導入前に知っておきたい注意点を解説します。

無料のコミュニケーションプランでも利用できる?

はい、無料のコミュニケーションプランでも利用可能です。

ライトプラン・スタンダードプランを含め、すべての料金プランで利用できるオプションとなります。

料金は日割りになる?

日割りは適用されません。

たとえば月末に購入した場合でも、1か月分の料金が発生します。
急ぎでなければ、月初に加入するのがおすすめです。

購入後いつから使える?

購入後、基本的にはすぐに利用可能です。

ただし、反映まで最大で5分程度かかる場合があります。

購入したら過去のチャット履歴を見られる?

閲覧できるのは、2024年1月1日以降のチャット履歴です。

2024年1月1日以前のチャット履歴は、チャットProオプションを購入しても閲覧できません。

まとめ|チャットProオプションの加入は無料の拡張ツールも含めて検討しよう

本記事では、LINE公式アカウントのチャットProオプションの概要から、加入するべきかを検討するポイント、よくある質問までをわかりやすく解説しました。

本記事のまとめ
  • チャットProオプションは、LINE公式アカウントのチャット機能を拡張する有料オプション
  • 2025年3月以降、無料版のチャット機能には保存期間やタグ数などの制限がある
  • チャット履歴を長期保存・ダウンロードしたい場合は加入を検討すべき
  • チャット利用が少ない場合は、無料の範囲でも運用可能
  • 無料で機能を補いたい場合は、LINE拡張ツールの導入も選択肢になる

LINE公式アカウントのチャットProオプションは、チャット履歴の保存期間やタグ・ノート数などの制限を解除できる有料オプションです。

チャット対応が多く、履歴管理や顧客管理を重視する場合は加入検討の価値がありますが、無料で使える拡張ツールも有力な選択肢となります。

たとえば、L Message(エルメ) なら、タグの作成数・付与数に制限はなく、ノートのような顧客情報管理も無制限で利用可能です。さらに、アンケート機能や予約管理、より精度の高いデータ分析も簡単にできるようになります。

月額料金3,000円(税別)のチャットProオプションに加入せず、コストを抑えながらチャット運用を強化したい場合は、こうした拡張ツールの活用も検討するとよいでしょう。

L Message(エルメ)の機能や料金プランの詳細は、こちらの公式サイトからご確認ください。